カーペットの普段の掃除は掃除機がけで十分です。
しかし、【嫌なニオイ】【犬や猫などペットの毛】【食べ飲みこぼしのシミ】などのカーペットの汚れは、掃除機ではとれません。
ここでは、カーペットの掃除機がけの仕方をはじめ、カーペットについたニオイやシミ、泥汚れなどの落とし方をわかりやすく紹介していきます。
カーペットは自宅での洗濯が難しいだけに、放っておかずに定期的に掃除して清潔な状態を維持しましょう!
カーペットの掃除は掃除機が基本【週2回】
カーペットは、週に2回程度掃除機でホコリやゴミ取りを行うことがおすすめです。
なぜならカーペットを歩くときには静電気が発生しており、空中に舞っているホコリやゴミまでも吸着してしまうので、こまめな掃除が必要だからです。
カーペットに掃除機をかける際は2点に気をつけたいことがあります。
(参照:カーペットのお手入れ)
カーペットの掃除機のかけ方はゆっくりと
カーペットに掃除機をかける際、ゆっくり軽くかけることでホコリやゴミ取りの効果を高めることが出来ます。
掃除機は絨毯モードか普通モードに設定しておきましょう。
カーペットの毛の流れとは逆方向に、毛をおこすようにしながら軽くゆっくり掃除機がけしてください。
吸引力のが強いモードだとカーペットが傷む原因となります。また、力を入れすぎて押し付けると、空気の流れが悪くなりゴミがとれづらいです。
掃除機をかけるときは換気をすること
カーペットに掃除機がけを行う前に、部屋の湿気を逃すために窓を開けて換気をしておきましょう。
湿気が溜まっていると、カーペットについたゴミやホコリがとれづらくなります。
また掃除機がけをする際は、カーペットを裏返したり、カーペットの下に椅子などを差し込み、風が通す時間も作りましょう。
カーペットの裏側を乾燥すると、ダニの発生を抑えるほか、長持ちさせることができます。
寝具のダニ対策におすすめの布団クリーナーは下記記事をご覧ください。
(関連記事:布団クリーナーおすすめ10選!ダニ・花粉・PM2.5に強いのは?)
カーペットの嫌なニオイ掃除は水拭きで消臭しよう
カーペットのニオイが気になったときや衣替えで収納する前には、水拭き掃除を行いましょう。
用意するもの
雑巾3枚程度
バケツ
水
中性洗剤(台所用洗剤可)
水拭きをする前に、バケツに水かぬるま湯を入れ中性洗剤を数滴たらしておきましょう。
希釈の目安は、雑巾を濡らし揉み洗いしても泡立たないぐらいがいいです。
準備ができたらカーペットの水拭きをしていきましょう。
水拭きの流れ
- 毛並みと逆目に、力を入れて水拭きしていく
- 水またはぬるま湯のみで濡らした雑巾で拭く
- 最後に乾拭きをする
カーペットに洗剤成分が残らないように、拭き上げはしっかりと行いましょう。
水拭き後はカーペットを乾燥させてください。しないとカビの原因になります。
またカーペットの乾燥を早めるためにも、換気はすること、そして天気の良い日だと尚良いですね。
カーペットのシミの落とし方【食べ物や飲み物】
カーペットの食べこぼし、飲みこぼしなどでできたシミの掃除方法を紹介します。
用意するもの
乾いた布かティッシュ
タオル
雑巾3枚程度
水
バケツ
台所用中性洗剤
ベンジン(油性の汚れ用)
カーペットのシミ汚れを落とす前に、まずはバケツに水で薄めた中性洗剤を用意しておきましょう。
掃除の流れ
- 乾いた布(ティッシュ)で汚れを拭き取る(吸い取る)
- 念のため汚れた裏に乾いたタオルを敷いておく
- 水で薄めた中性洗剤を塗らした雑巾でシミ汚れを叩くように拭く
- 雑巾で水拭きと乾拭きをする
クレヨンや油性ペンなどの油汚れのシミの場合は、水で薄めた中性洗剤で拭く前に、少量のベンジンをしみこませた雑巾で叩きながら拭いておきましょう。
シミの掃除は水拭きするため、対処後はカーペットをしっかりと乾燥させてください。
カーペットの泥汚れの落とし方
カーペットについた土、泥汚れの落とし方を紹介します。
用意するもの
スプーンやヘラ
ドライヤー
ブラシ
掃除機
カーペットについた泥は、まずスプーンやヘラを使って取り除きましょう。
残った細かい土、泥には、ドライヤーをあて水分を飛ばしてから、ブラシで強くなり過ぎない程度にかきだしてください。
最後に掃除機を使って吸い込んで終わりです。
もしも泥のシミがカーペットに残ってしまったときは、先ほどの「カーペットのシミの落とし方」と同じく、水で薄めた中性洗剤で拭き取ってください。
カーペットに付いたペットの毛はぱくぱくローラーで掃除
カーペットにからみついたペットの毛は、ペット専用のぱくぱくローラーを使って取り除きましょう。
※身近なコロコロを使いがちですが、粘着クリーナーだとカーペットの繊維もまるごと引きはがしてしまうため、傷みの原因となります。
ぱくぱくローラーは、起毛させた特殊な布がペットの毛を絡み取る構造となっており、カーペットへの負担が少ないです。
またコロコロのように替えが不要なのも嬉しい点ですね。
カーペット掃除に重曹は使わないほうがいい理由
カーペット掃除に消臭効果のある重曹やセスキ炭酸ソーダを用いるケースがありますが、実はおすすめできません。
というのも、アルカリ性の性質をもつ重曹やセスキ炭酸ソーダを使うと、カーペットの素材によってはシミの原因になることもあります。
また撒いて重曹を使った場合、掃除機で取り切れないこともしばしば、そして掃除機の詰まる可能性も。
まとめ
カーペットの普段のお掃除は掃除機がけだけで基本は十分です。
しかしニオイが気になったときは都度中性洗剤を使って水拭きしていきましょう。
またシミや泥、ペットの毛などの汚れは、各々対処法が異なるため注意が必要です。
カーペットの掃除は家にあるものだけでできるため、ご無沙汰な方はいますぐ実践してみてくださいね。