一人暮らしの人はどれくらいの頻度で掃除しているのでしょうか。
本記事では、一人暮らしの女性を対象とした掃除の頻度のアンケート結果を元に、水回りや部屋、窓など場所ごとの目安、掃除を習慣付けるコツなどを解説していきます。
仕事が忙しい、休日はゴロゴロしていたい、掃除は苦手…などそんな独身の方にピッタリのサービスも最後に紹介していますので、どうぞ参考にしてくださいね。
部屋が汚いと体の不調の原因、精神的にも暗くなりがちなので、定期的に家を掃除しキレイな状態をキープしましょう!
一人暮らしの女性が掃除をする頻度はどれぐらい?
一人暮らしの人がどれぐらいの頻度で掃除をしているかって気になりますよね。
ここではマイナビウーマンのアンケート結果を元に紹介していきます。
第1位は週に1回が最も多く、
次に毎日、
3位は週に2~3回
という結果が出ています。
週1回の理由は、平日は仕事でほとんど家にいないためあまり汚れない、部屋の掃除は休日になってしまう、というのが1番多かった回答でした。
毎日掃除をするという方は、フローリングでほこりが溜まるからフロアモップは毎日かけている、ルンバなど自動掃除機があるからという声が聞かれました。
2~3日に1回掃除するという方は、これくらいでほこりが目立つようになるから、こまめに掃除するのが苦手、という声が多く聞かれました。
毎日掃除するまではいかなくとも、ほこりが目立ってきたらこまめに掃除し、掃除機などは週に1度行うという掃除方法が一人暮らしにはちょうど良いのかもしれませんね。
実は、毎日掃除をしている人は意外にも少なかったのです。
つぎに場所ごとの掃除の頻度の目安を便利グッズとともに紹介していきますね。
一人暮らしにおすすめの掃除の頻度【場所別】
一人暮らしにおすすめの掃除の頻度を場所別にご紹介します。
- リビング(部屋)
- 窓
- クローゼット
- ベッドや布団
- ベランダ
- キッチン
- お風呂
- トイレ
- 洗濯機
- エアコン
ざっと並べるだけでもこれだけ掃除する場所があります。
おすすめの掃除の頻度を参考にして、ムダを省いて家をキレイにしましょう!
リビング(部屋)は週に1回でも良い
一人暮らしの場合、1Rや1K、または1LDKに住んでいるという方が多いのではないでしょうか。
一人暮らしのお部屋やリビングの掃除は、お仕事で家にいる時間が少ないという場合は週に1度の掃除でもOKです。
広さ的に考えても掃除機は10分もあれば終わりますし、テレビなどのほこり取りもハンディモップを使えば5分ほどで掃除できます。
ほこりは毎日少しずつ溜まるので、できればフローリングモップを毎朝かけるのがベスト。
カーペットなどを敷いている場合、目につくゴミや髪の毛などはコロコロなどを使い、テレビを観ながらこまめに取るようにするのがおすすめです。
フローリング掃除について詳しく知りたい方は「フローリング掃除は毎日やろう!おすすめアイテムや楽にするコツなど一挙紹介」の記事を参考にしてくださいね。
窓の掃除は季節ごとに
一人暮らしで窓の掃除まで行っている方は少ないかもしれませんね。
しかし、窓は掃除しなければサッシに砂埃が入って開きづらくなったり、窓が曇ってると部屋が暗くなったりと意外にも生活に影響を与えている場所なのです。
窓の掃除は最低でも季節ごとに掃除するのがおすすめ。
新聞やポストに投函される広告などをとっておき、少し水で湿らせてから拭くとピカピカになりますよ。
最後は乾いた新聞紙で乾拭きして終わり。雑巾のように洗って絞る必要がなく、汚れたら捨てるだけなので簡単です。
サッシの掃除は、便利な専用ブラシが100円ショップに売られているので、不要になったペットボトルに装着して水洗いしましょう。
水が垂れるので2階以上の方は、階下の方に迷惑がかからないように掃除してくださいね。
詳しくは「窓掃除のやり方まとめ。1枚5分で終わらす方法」のページを参考にしてください。
クローゼットや押し入れは衣替えのときに
クローゼットや押し入れがある場合、衣替えのシーズンごとに掃除するのがおすすめです。
掃除や換気しないでいると、大事な服がカビたり虫食いができたりしてしまいます。
中に入っているものを全部取り出して、掃除機をかけたり衣類は新鮮な空気に触れさせるようにしましょう。
しまうときは、虫食い予防に防虫剤を入れたり、カビ防止アイテムを入れて大事な服などを守ってくださいね。
(関連記事:押入れのホコリ掃除の方法とおすすめカビ防止アイテム)
ベッドや布団は月に1度メンテナンスを
ベッドや布団は、せめて月に1回は干したり立てかけたりしてカビを予防しましょう。
しかし、除湿するだけではダニ退治ができません。
布団やベッドカバー、掛けカバーや枕カバーなどもダニのエサとなる皮脂がつきやすいので、洗濯は3日に1回こまめに洗うのがおすすめです。
マットレスやベッドの掃除方法は「マットレスの掃除方法!カビ除去、シミ取りなど徹底解説!」の記事を参考にしてくださいね。
ベランダは週に1~2回
ベランダは、風の強い日などには枯れ葉などが飛んできたり、鳥のフンが付着したりする場所なので、週に1~2回は掃除したいところ。
特に汚れないのであれば月に1度チェックし、汚れていたら掃除しましょう。
ベランダは物置きになったりゴミを置いたりして汚れやすいので、なるべくベランダには物を置かないようにしてゴミは忘れずに出してキレイにしておきましょう。
詳しくは「ベランダの掃除方法まとめ。水なしでキレイにしよう!」のページを参考にしてください。
キッチンは自炊の頻度にもよる
キッチンは、
などがあります。
ご飯は自炊しているという場合は、料理して汚れる度に拭き掃除をすれば、こびりつきにくくなるので掃除が楽になりますよ。
油跳ねなどはコンロ周りや壁、換気扇にも付着するので、料理が終わったら「3分掃除する」など時間を決めて掃除するとキレイを保てますよ。
キッチンの油汚れには、100円ショップにも売られているアルカリ電解水がおすすめです。
シュッとスプレーして拭き上げるだけで、油汚れがキレイに落ちますよ。
シンクは洗い物をする度に洗ってしまいましょう。
排水溝は、排水溝ネットをつけてこまめに取り換え、掃除は週1回、最低でも2週間に1回は掃除するとイヤなニオイを防ぐことができます。
排水溝のヌメリを取る専用の洗剤を使えば、掃除が楽になるのでおすすめです。
キッチン掃除のやり方は下記記事にまとめました。
(関連記事:【キッチン掃除マニュアル】場所別のやり方から必要なモノなど徹底解説!)
お風呂は入浴する度に掃除しよう
お風呂の掃除の頻度は、入浴する度に行いましょう。
湯船にお湯を溜めると、浴室全体が温まってカビが繁殖しやすい温度となります。
お風呂から出るときに栓を抜き、バスタブをサッと洗いましょう。シャワーだけという方の場合は、週に1度のカビ取り掃除でも大丈夫。
ですが、お風呂から上がるとき浴室内に、カビの繁殖の原因となる泡などが残らないようシャワーでキレイに洗い流すようにしましょう。
温度は45℃のお湯を5秒以上かけることで死滅するといわれていますが、危ないので無理はしないようにしましょう。
毎日熱湯をかけてカビ予防をせずとも、週に1度カビを除去できる洗剤で洗えばカビを除去することが可能です。
煙でカビを予防するアイテムも定期的に利用して、カビが繁殖するのを防ぎましょう。詳しくは「お風呂のカビ防止おすすめ7選!浴室にカビが生えない方法」のページをご覧ください。
また、排水溝は髪の毛などが詰まらないよう、こまめに取り除くことが大切です。
お風呂の排水溝ですが、ヌルヌルして気持ち悪いという方へ、できるだけ手を使わずに掃除できる方法は「お風呂の排水溝のつまりに重曹とクエン酸を使おう!」の記事でまとめていますので参考にしてください。
トイレは週に1回は掃除したいところ
トイレは毎日排泄する場所なので、できれば毎日掃除したいところですが、せめて週に1度は殺菌効果のある次亜塩素酸ナトリウムのような洗剤を使用して掃除しましょう。
洗剤をかけてしばらく置き、あとは流すだけでキレイになることがほとんどなので、こまめに掃除する習慣をつけておきたいものです。
また、便座などは流すタイプの拭き取りシートを置いておけば、気になったときにいつでも拭いて掃除できるのでおすすめ。
放置すると黒ずみや尿石の原因となるほか、ニオイも発生しやすい場所なので、トイレは常に清潔にしておきましょう。
詳しくは「トイレ掃除のやり方まとめ!簡単1日3分から始めよう」のページを参考にしてください。
洗濯機は月1回洗濯槽を掃除しよう
忘れてはいけないのが洗濯機の掃除。
洗濯機は洗濯槽とゴミ取りネット、乾燥機付きの洗濯機の場合はほこりが溜まるボックスや排水の際に糸くずなどをキャッチするところなど、かなり汚れやすい家電のひとつなのです。
ほこりが溜まるボックスやゴミ取りネットに溜まったゴミは、溜まり過ぎると故障の原因にもなるので洗濯の度に取り除きましょう。
(関連記事:ドラム式洗濯機の掃除方法!頻度やカビないキレイを保つコツ)
洗濯槽はカビが繁殖しやすいので、月に1度洗濯槽クリーナーを使ってカビを除去する掃除を行うのがベスト。
お使いの洗濯機のタイプによっては使えない洗濯槽クリーナーもあるので、以下のページを参考にして洗濯槽クリーナーを選んでみてくださいね!
(関連記事:洗濯槽クリーナーのおすすめ11選!酸素系と塩素系の違い)
エアコン掃除は年に1回の掃除がおすすめ
エアコンも掃除しなければ故障やニオイの原因となるので、年に1度はエアコンクリーニングを行いましょう。
プロによるエアコンクリーニングの方が断然おすすめなのですが、予算や時間の都合が合わないという方は自分で掃除してメンテナンスしましょう。
自分で掃除を行う場合は、年に2回、本格的にエアコンを使用する前の5月や10月など気候の良い時期がおすすめです。
エアコン掃除をするなら室外機も一緒に掃除しましょう。合わせて掃除することで、電気代の節約にもなるんですよ!
自分でエアコン掃除をする方法は下記記事にまとめました。
(関連記事:自分でできるエアコンの掃除方法!道具から手順、カビ予防まで徹底解説!)
一人暮らしの方必見!掃除を習慣付けするコツ
小さな掃除を習慣にすれば、いつもの掃除がグンと楽になりますよ。
週間スケジュールを作って月曜はココというようにローテーションを組んだり、何かをしながら掃除したりすると一人暮らしの場合は特にキレイな部屋をキープすることができますよ。
掃除が習慣になる3つのポイントをお届けします。
週間スケジュールを作成しよう
掃除するとなると面倒な気持ちになってしまいますが、平日に掃除するのは5~10分程度でOKなのです。
掃除が面倒だな、と感じてしまうのは、汚れが溜まって時間と手間がかかってしまうから。
こまめに掃除しておけば汚れが溜まらないので掃除するのが楽になるというわけなのです。
そこでおすすめなのが、週間スケジュールを作って曜日ごとに掃除する場所を決める方法。
例えば、
- 月曜日……リビング
- 火曜日……キッチン
- 水曜日……洗面所
- 木曜日……お風呂
- 金曜日……トイレ
- 土曜日……リビング
- 日曜日……何もしない
というように、曜日ごとに決めて掃除してみましょう。
1番大変そうなお風呂場やキッチンの掃除もやってみると10分もかからないので、お風呂や料理のついでに、洗濯機を回している間などにサクっと終わらせることができますよ。
(関連記事:掃除のスケジュールの作り方と注意点)
「ながら掃除」でこまめに掃除
こまめに掃除するコツは、「ながら掃除」「ついで掃除」がおすすめです。
テレビを観ながらカーペットのゴミをコロコロで取り除いたり、食器を洗うついでにシンクも掃除したりと、何かをしながらついでに掃除することで、気が付くとキレイになっているという掃除方法。
ながら掃除やついで掃除を続けることで、いつもの掃除時間を短縮することができ、結果的に掃除が楽になるというわけなのです。
掃除グッズは使いやすように設置しておく
こまめに掃除するためには、掃除アイテムを近くに置いておくなど使いやすいようセットしておきましょう。
例えば、
- パックをしている間に水垢掃除ができるようメラミンスポンジを浴室や洗面所に置いておく
- トイレには流せるお掃除シートを置いておく
- すぐに掃除できるようコロコロ、掃除機やフロアモップを置いておく
というように、すぐに掃除できるようセットしておくと、ながら掃除やついで掃除ができるようになります。
いつでも掃除機がかけられるよう、床には何も置かない工夫をしておくと、部屋が散らかりにくくなり掃除もしやすくなりますよ。
掃除が苦手、忙しい時間がない…そんな方にはこれ!
特に掃除や自炊が苦手な男性におすすめなのが家事代行サービス。
掃除が苦手、忙しくて掃除ができないという方は、家事代行サービスを利用してみるのも部屋をキレイに保つひとつの方法です。
独身の方向けの家事代行サービスについては「一人暮らし向け家事代行サービスおすすめ8社」のページにまとめていますのでどうぞ参考にしてください。
部屋の掃除だけお願いしたい!という場合には「汚部屋の掃除におすすめの家事代行サービス3選」のページをご覧ください。
まとめ
一人暮らしにおすすめの掃除の頻度は、だいたいの場所でも週に1回です。
こまめにながら掃除やついで掃除を行っていれば、いつもの掃除がグンと楽になります。
一人暮らしで誰にも見られないとはいえ、掃除を怠れば自身の健康にも影響が出てきます。
掃除の頻度がおすすめする頻度よりも少ないという方は、掃除の習慣を見直してこまめに掃除するようにしましょう。
部屋がキレイだと心にも良い影響を与えて運気もアップするといわれています。
ぜひ、本記事を参考にして掃除を習慣にし、キレイな部屋をキープしてみてくださいね!