友人・知人の家に行ったときに、部屋が散らかっていてギョッとした経験はありませんか?もしくは、ご自身が片付けられずに困っているのではないでしょうか。
そこでは今回は、家や部屋を片付けられない人の特徴(性格や心理状態など)をまとめました!
片付けられない人(片付けのできない人)の特徴・原因には、性格やクセのほかに、病気が隠れている可能性もあるため要注意…!
散らかった家で生活し続けることは、心身に良い影響を与えるとはいえませんよね。
片付けたくても片付けられない人のために、片付けられるようになるコツ、対処法をピックアップしたので、ぜひ参考にしてくださいね!
片付けられない人の特徴とは?7つのパターン
片付けられない人(片付けのできない人)の特徴や家には、心理や性格にどのような共通点があるのか見ていきましょう。
単に面倒くさがりのイメージになりますが、中には病気にあてはまる場合も…。
もったいないと思って物が捨てられない
物が捨てられない人は「いつか使うかもしれない」などと、もったいないと思って何でも取っておく特徴があります。
身内にもいるのですが、「壊れていないから」とか、使う予定もないのに「今度使う」といって溜め込んでしまうんです。
もったいない精神を持っている人は、どんどん不要なものが溜まっていくばかりなので、部屋に物が溢れて散らかって片付けられない状態になります。
もらえる物は何でももらう
街中でもらうティッシュ、化粧品など無料のサンプル品、おまけなど、何かと無料のものに飛びついてしまうタイプ。
特に必要な訳でもないのに、おまけで付いてくるからと買い集めてしまい、結局部屋が散らかるパターンです。
あとは、頂き物の箱や包装紙、リボンなどや、スーパーや惣菜屋さんのちょっと頑丈な容器を洗って取っておくタイプも、部屋が片付けられない人にとても多いです。
計画的に買い物ができない
部屋が物でいっぱいになって片付けられない人は、計画的に買い物ができないことが多い印象です。
日用品のストックを、在庫を確認せずに買ってしまったり、クローゼットに同じような洋服ばっかりあるようなタイプの方は要注意。
あと、限定品に弱いなど衝動買いしてしまう方も注意が必要です。
片付けを後回しにしてしまう
片付けを後回しにしてしまう癖があると、どんどん部屋が散らかってしまいます。
片付けはじめても、ふと、ほかのことに気を取られて作業をやめてしまうといった注意力散漫タイプは、部屋が散らかっていることが多いです。
周りからマイペースだといわれる人は要注意です。
一気に片付けてしまいたい完璧主義者
実は、完璧主義者も片付けられない人であることもあるんです。
失敗することを極端に恐れ、理想が高く妥協ができない完璧主義者タイプは、一気に片付けてしまいたいと考える人が多いので、時間ができたときに完璧にやろう!と考えて片付けを後回しにしてしまうんです。
ほかにも、片付けている最中に収納の細かい部分などが気になってしまい、全体の片付けができないというパターンもあります。
さみしがり屋
汚部屋になるほど片付けられない人は、寂しさを物で埋めている可能性があります。
一人暮らしをはじめたばかりの人や、友人や職場の人間と上手くいかないときなど、最近では若い女性にもこうした片付けられない人が増えているんです。
物だけでなく、ゴミも捨てられないまま、多くの物に囲まれて過ごすことで心を満たしている可能性があります。
病気が隠れているケース
部屋を片付けられない人の中には、ADHDといった発達障害などの病気が隠れている場合があります(参照:片付けられない症候群(ADHD/ADD)より)。
日常生活で優先順位を考えて行動できないという場合は、インターネットのチェックリストを利用し、多く当てはまった場合は専門医に相談しましょう。
また、発達障害でなくても、うつ病や自律神経失調症にかかると部屋を片付けられなくなる場合があります。
片付けられない以外にも気になる症状がある場合は、タンパク質、ビタミンやミネラルなどの栄養を摂ると同時に心と身体の休息を取り、専門医に相談することをおすすめします。
片付けられないとこんなデメリットが!
部屋を片付けられないと、以下のようなデメリットを受ける可能性があります。
片付けられない人のなかには、部屋が汚くても影響はないと考えている方も多いかと思いますが、本当にそうでしょうか?
物がすぐなくなる
片付けられない人は、使った物を元の場所へ戻すことをしないので、次に使うとき物がなくて困るということになってしまいます。
忙しい朝に探し物をするというのはとても焦ってしまいますし、探す時間も労力もムダになってしまうので、使った物はちゃんと片付けるという習慣は付けておきたいものですね。
健康面の影響
部屋を片付けられない人は、食べたものをそのまま放置したり洗濯物を溜め込んだり、窓を開けて換気しないという方が多いです。
こうした環境では、カビやダニが発生しやすく、アレルギーの発症につながってしまいます。
もし、家に入ってから鼻づまりが起こったり痒みを感じたりする場合は、アレルギーをすでに発症している可能性があるので注意が必要です。
心が安定しない
散らかった部屋で過ごしていると、視覚的に情報過多になってしまうため、心が安定しづらくなります。
よく分からないけれどイライラしてしまうという場合は、部屋が散らかっていることが原因かもしれません。
また、部屋を片付けられないことで、無意識に自己否定してしまっている可能性も。
自己肯定感を高めることは、健康的に過ごすために大切です。
整理整頓や片付けは、自分のことは自分で決めて自分の思い通りの結果を出すことができるという、自己肯定感を高められる素晴らしい作業なんですよ!
賃貸の場合、退去に費用がかかる
ゴミ屋敷レベルになると、1人では片付けられなくなります。
引越しする場合は、便利屋さんなどの片付け業者に依頼しなければならず、ゴミの処分費用や運搬費用などもかかってしまいます。
また、掃除ができなかったことで、壁や床などを汚したり破損したりしてしまった場合、莫大な修繕費用がかかることもあるので注意が必要です。
(参照:賃貸住宅の退去トラブルに注意!)
(関連記事:実家の片付けをスムーズに進める方法。揉める・うんざり・疲れたにならないコツ!)
誰でも片付けられるようになるコツ、対処法
片付けられない人というのは、その人の性格やさまざまな心理が働いていることが分かりました。
ここからは、誰でも片付けられるようになるコツ、対処法をまとめてみたのでご覧ください。
片付け前にその日のゴールを設定する
片付けをするときは、部屋全体を行おうとせず、「今日はキッチン」「次の休みにはリビング」「次はクローゼット」というようにその日のゴールを設定しましょう。
もっと小さく区切ってもOKです。テーブルの上とか引き出しの中など、簡単にできるところを毎日していくと、自信にもつながります。
片付けのモチベーションを持ち続けるために大切なことなので、ぜひ実践してみてくださいね!
一気に片付けようとしない
片付けや掃除は、時間をかけるほどきれいになるのは当然。
ですが、一気にやってしまおうとすると、1日では時間が足りなくて、結果片付けられずにやる気がなくなってしまいます。
片付けられない人がいきなり完璧にやるのはむずかしいので、一気にやらず少しずつはじめていきましょう。
タイマーで時間を決めて片付けを行うのもおすすめです。
いらない物を捨てる
必要な物といらない物を分けましょう。どうしても捨てるのに迷った物は一応取っておいてもOKです。
本当に自分に必要なものか判断していきましょう。
「半年使っていない物は捨てる」というように判断していくと捨てやすいですよ。
捨てるのに迷った物は隠して生活してみる
捨てるのに迷った物は、しばらく隠して生活してみましょう。
半年ほど生活してみて、その物がなくても生活できた場合は捨てることができますよね!
収納する物の場所を決め、使ったら元に戻す
必要な物を収納していきましょう。
まず、物の定位置を決めることが大切。使いやすい場所に収納し、使ったら元に戻す習慣をつけましょう。
頻繁に使うものは、引き出しやクローゼットにしまうと取り出しにくいので、出しっぱなし収納や見せる収納がおすすめです。
無計画に物が増えるのを防ぐ
せっかく片付いても、不必要なものを買い続けては部屋が散らかる原因になってしまいます。
買うときに本当に必要なものか、本当にこれを買うことで心が満たされるか、家にストックはなかったか、などきちんと考えて無計画に物が増えるのを防ぎましょう。
衣類は買ったら古いのを捨てる
気が付くと増えてしまいがちなのが衣類。
わたしもそうなのですが、捨てた服に限って数年後に流行ったり、今着られないくせに痩せたら着られるし!と思って捨てられなかったりするんです。
ですが、このままでは服が増えていく一方なので、「流行ったとしてもデザインが古い場合もある」「どうせ痩せれない。もし痩せたらほかのを買えばいい」と自分に言い聞かせて処分するようにしています。
新しい服を買ったら古い服は処分するようにし、服が増えすぎないようにしましょう。
定期的に人を家に呼ぶ
人を家に呼ぶときって、何でも話せる友人でも少しくらい片付けたり掃除したりしますよね。
片付けに対しての意識が上がるので、定期的に人に来てもらうことはすごくおすすめです。
部屋がいつもきれいな友人に来てもらい、片付けに関するアドバイスをもらうのも良いですね。
(関連記事:部屋の片付けはどこから始める?汚い散らかった部屋を簡単に片付けるコツ)
自分では片付けられない人はプロにお任せしよう!
毎日が忙しくて片付けや掃除ができなかったり、散らかりすぎて自分では片付けられないという場合もあったりしますよね。
そういうときは、家事代行がおすすめです。
家事代行のプランには、片付けや整理収納コースがあるところもあります。
そうしたところは、整理収納の資格を持っていることが多いので、片付けながらアドバイスも受けることができますよ!
まとめ
片付けられない人(片付けのできない人)の特徴をみると、それぞれ事情があることが分かりました。
私は片付けられるタイプだと思っていたのですが、完璧主義者のように一気にやろうとするタイプであることが分かって、もっとラクに片付けてもいいんだ!と新発見でした。
部屋が散らかっていると、心身ともに悪影響を受けることがあるので、毎日少しでも片付けたり、使ったものは元に戻す習慣を付けていくことが大切です。
一気に片付けようとせず、時間や場所を決めて少しずつ片付けていきましょう。もし自分で片付けられないときは、家事代行のような外部サービスに頼るのがおすすめですよ!