キッチンのシンクには、毎日の料理や皿洗いなどによる水垢や石鹸カス、油汚れなどがいっぱい…。
そのためちょっとサボると、シンクにくすみ、排水口にはヌメリ汚れや臭いなどが発生しちゃいますね。
ここでは、基本的なシンク掃除のやり方をはじめ、毎日たった3分でできるシンクのキレイを保つコツなどを紹介していきます。
また重曹やクエン酸などを使うシンクのナチュラルクリーニングやくすみやサビなどの対処法もまとめていますので、どうぞ参考にしてくださいね。
シンク掃除のやり方【シンク内(流し台)・排水口・蛇口】
シンクは、シンク内(流し台)と排水口、蛇口周りを掃除しましょう。
以下にご紹介する基本の掃除方法を定期的に行っていけば、シンクの清潔を維持することができますよ。
普段の掃除は中性洗剤を使う!
用意するもの
中性洗剤
スポンジ
布
お皿などを洗う台所用洗剤(中性洗剤)とスポンジを使ってシンクを掃除してみましょう。
軽い汚れであれば中性洗剤で十分キレイにすることができますよ。洗剤が残ると新たな汚れの原因になるので、掃除後はしっかりと水で洗い流しましょう。
最後に布やキッチンペーパーなどで水気を拭き取って完了です。
排水口には塩素系漂白剤をスプレー!
用意するもの
塩素系漂白剤
ブラシ
排水口は、キッチン用ハイターなどの排水口専用の洗剤を使ってヌメリを取っていきましょう。
排水口は食べかすや油が溜まり、さらに水分があることで雑菌が繁殖しやすい場所となっています。
キッチン用ハイターなど塩素系漂白剤を使えば、ヌメリを取りながら除菌することが可能です。
塩素系漂白剤は特有の刺激臭があるので、換気しながら行いましょう。排水口をシンクに取り出したら、洗剤をスプレーして15分ほど置いてください。
水でよく洗い流して完了です。
(関連記事:キッチンの排水溝の掃除方法。おすすめ洗剤や汚れを防ぐコツ)
蛇口周りは拭き掃除
蛇口周りは水滴が残りやすいので、白いうろこ状の汚れでくもりやすくなっています。
ほかにも、調理中の手で触ることで油が付いたり、レバー部分には皮脂が付着して汚れていますよね。
よほど古タイプの蛇口でなければ、昨今の蛇口は水垢などの汚れが付きにくい素材となっているので、乾いた布などで拭き取るだけでピカピカに!
水垢だけでなく手垢などの油汚れや雑菌が気になる場合は、アルコールをスプレーしてから拭き取ると、消毒と油汚れの掃除が同時にできますよ。
(関連記事:蛇口の掃除方法。重曹やクエン酸があると簡単!)
シンクのくすみやサビなどの汚れにはクレンザーを使う!
用意するもの
クレンザー
スポンジ
ラップ
ゴム手袋
中性洗剤で落ちないシンクのくすみ汚れは、石鹸カスや水垢、サビなどが蓄積している場合があります。
そのためジフなどの研磨作用のあるクレンザーを使って、シンクのしつこい汚れをこすり落としていきましょう。
スポンジを使ってもいいですが、クレンザーを吸収して研磨作用が落ちるので、ラップを丸めたモノも効果的です。
力を入れすぎるとシンクに傷が付くので、やさしくクルクルと円を描くようにこすっていきましょう。
洗い終わったら、しっかりと水ですすいで、水気を拭き取ったら終わりです。
(関連記事:【茂木和哉の使い方】実際にシンク周りの水垢を落としてみた!)
重曹やクエン酸などナチュラル洗剤を使ったシンクの掃除方法
シンクは、洗剤を使えば当然キレイになりますが、重曹やセスキ炭酸ソーダ、クエン酸などを使ったナチュラルクリーニングも可能なんです。
人にも環境にもやさしいエコ洗剤を利用したい、小さな子どもがいるので安全な洗剤を使いたい、などという場合は以下の掃除方法をお試しくださいね!
油汚れ、石鹸カスには重曹やセスキ炭酸ソーダ
シンクの中は油汚れや石けんカスで汚れており、これらは酸性の汚れなのでアルカリ性の洗剤を使って落とす必要があります。
重曹やセスキ炭酸ソーダは弱アルカリ性なので、シンクの油汚れなどの掃除にピッタリなんですよ。
重曹は粉のまま振りかけて、スポンジなどを使ってやさしくこすりましょう。
水で洗い流して最後に水気を拭き取ります。
重曹はpH8程度、セスキ炭酸ソーダはpH9程度なので、重曹で落ちない場合はやや強いセスキ炭酸ソーダを試してみて下さい。
セスキ炭酸ソーダ小さじ1杯を500mlの水に溶かしてスプレーボトルに入れ、シンクにスプレーしてキッチンペーパーを貼り付けて15分ほどパックしましょう。
キッチンペーパーを剥がしたらスポンジで磨き、水で洗い流して水気を拭き取ってください。
(関連記事:重曹の掃除への使い方13選!効果を高める方法や注意点など)
水垢にはクエン酸
重曹などを使っても落ちない場合、石けんカスではなく水垢である可能性があります。
水垢は酸性の洗剤でゆるめる必要があるので、クエン酸を使って掃除していきましょう。
クエン酸小さじ1杯を水200mlで溶かしスプレーボトルに入れ、シンクの水垢が気になるところへスプレーしたらキッチンペーパーでパックします。
乾燥防止のために、キッチンペーパーの上からラップを覆いましょう。
1~2時間ほど置いたらラップを丸め、スポンジ代わりにしてゆるんだ水垢をこすり落としていきます。
頑固な水垢の場合、1度で落ちることはほとんどありません。気長に回数を重ねて徐々に落としていきましょう!
(関連記事:クエン酸の掃除への使い方21選!クエン酸スプレーの作り方や注意点など)
排水口には重曹とクエン酸
排水口のヌメリは、重曹とクエン酸の発泡作用を利用して落としていきましょう。
先に重曹を排水口にまんべんなく振りかけ、次に重曹の半量のクエン酸を上から振りかけてください。
ぬるま湯をカップ1杯ほど流していくと、炭酸ガスが発生して発泡するのでそのまま30分ほど置きます。
ぬるま湯でしっかり流して完了です。
汚れが取れていない場合、最終手段として塩素系漂白剤を使うことがあるかと思いますが、クエン酸など酸性の洗剤と塩素系漂白剤が混ざると有毒ガスが発生して大変危険です。
念入りに流してから使用するようにして、酸性洗剤と塩素系漂白剤が絶対に混ざらないようにしましょう。
(関連記事:お風呂の排水溝のつまりに重曹とクエン酸を使おう!)
毎日したいシンク掃除のコツ。たった3分キレイ!
シンクの掃除を怠ると、石けんカスなどの汚れでくすんだり、頑固な水垢汚れが付着して落としにくくなってしまい、掃除が大変になってしまいます。
以下の3項目合わせて毎日のたった3分でできるちょこっと掃除でシンクをキレイに保ち、掃除の手間を省いていきましょう!
排水口のゴミは毎日捨てる
排水口には、調理ゴミやお皿を洗った際に流れた食べかすや油などが溜まりますよね。
これらのゴミを排水口にずっと放置していると、雑菌の発生や繁殖につながり排水口のヌメリ汚れの原因となってしまいます。
排水口はゴミ取りネットなどを使ってゴミをキャッチし、ネットは毎日取り換えて衛生的に保ちましょう。
(関連記事:ディスポーザーの掃除方法。重曹・クエン酸の泡の力が汚れを落とす)
1日の終わりにシンクを洗おう
夜にお皿洗いをしたついでにシンクも一緒に洗ってしまいましょう。
特にシンクの壁部分は、鍋などを入れた際に付着する油汚れや、お皿洗いのときに跳ねた泡が付着しやすくなっています。
放置すると汚れが蓄積し、これらをエサにカビが発生してしまうことも。
お皿洗いのついでなら、1分もあればシンク内を磨くことができるので、ぜひ毎日取り入れてキレイを保ちましょう!
排水口も一緒に洗ってくださいね。
こまめな掃除でもシンクのくすみや汚れが目立つようになったらシンクのコーティングも検討してみてはいかがでしょうか。
詳しくは「シンクのセルフコーティングのやり方。失敗しないコツや注意点」のページをご覧ください。
使った後は水気の拭き取りを徹底!
シンク内に水滴を残しっぱなしにしてしまうと、乾燥したときに水道水に含まれるミネラル分が残って小さな水垢ができてしまいます。
毎日水滴を残すとどんどん蓄積して頑固な水垢となり、こすり洗いなど大変な作業がまっています。
水垢を防ぐためには、シンク内に水滴を残さなければ良いのです。
1日の終わりにシンクを掃除したら、水気を拭き取ってしっかり乾燥させましょう。
水垢だけでなく、雑菌の発生や繁殖も抑えられて衛生的ですよ。
シンク下の掃除は下記記事を参考にしてくださいね。
(関連記事:シンク下がカビ臭いときの掃除方法。アルコールがあれば簡単OK)
まとめ
どんな汚れも放置すれば掃除するのが大変になってしまいます。
特にシンクは食品を扱う場所なので、掃除せず不衛生にしてしまうと食中毒などの危険性が出てきますよね。
シンクの汚れにお困りの方は、洗剤を使った基本のシンク掃除の方法や、重曹やクエン酸を使ったナチュラルクリーニングの方法をぜひ試してくださいね。
排水口のゴミを捨てる、シンクや排水口をお皿洗いのついでに洗う、水気を拭き取る、これらは3分もあればできてしまいます。
毎日のちょこっと掃除と週に1度基本の掃除方法を行って、シンクをピカピカに保ちましょう!
キッチン掃除のやり方は下記記事にまとめたので、参考にしてください。
(関連記事:【キッチン掃除マニュアル】場所別のやり方から必要なモノまで徹底解説!)