洗濯にアロマオイルを使うとどんな効果あるの?
入れるタイミングや何滴たらすの?
洗濯におすすめのアロマオイルはなに?
注意点やデメリットないの?
洗濯にアロマオイルを使うと癒されたり、嫌なニオイ対策になると評判ですが、いざ実践するとなるとやり方がわかりづらいですよね。
ここでは、
- アロマオイルの洗濯への効果
- 目的別のやり方
- おすすめのアロマオイル
- 使うときの注意点
などをわかりやすく紹介していきます。お気に入りのアロマオイルで、洗濯しながら心も癒されてみてくださいね!
アロマオイルの洗濯への効果は3つ
洗濯にアロマオイルを使うと、
- 洗濯物だけでなく洗濯槽の抗菌対策
- 部屋干しの際のニオイの悩みの解決
- 洗濯と同時に癒し効果が得られる
などの効果を得ることができます。
抗菌、防カビなどの効果あり
アロマオイルを洗濯の際に少量入れることで、洗濯物に菌やカビが繁殖するのを抑える効果が期待できます。
さらには、アロマオイルが持つ香りによって、抗菌効果が得られるだけでなく洗濯物に染みついたニオイが気にならなくなるという効果も。
洗濯物だけでなく、洗濯槽の菌やカビにも効果を発揮するので、アロマオイルを洗濯に使うのは洗濯機のお掃除の手間を省くことにもつながります。
洗濯物干しが癒しの時間に
アロマオイルを洗濯に使うと、干すときに程よく香って乾くと香りが消えるのが特徴。
よく、人が着ている衣類の柔軟剤などのニオイで気分が悪くなる方がいますが、アロマオイルを使った洗濯なら迷惑をかけることなく自分だけが香りを楽しむことができます。
ご存じのようにアロマオイルにはさまざまな効果が期待できるので、洗濯物を干しながら香りで癒し効果が得られますよ。
苦痛であることが多い家事を、香りで癒されながらこなせるのはうれしいですよね!
部屋干しの嫌なニオイがなくなる
事情があって洗濯物を部屋干ししかできないという方は、独特の生乾き臭に悩まされていることと思います。
アロマオイルを使った洗濯を行えば、抗菌作用により菌によるニオイの発生が抑えられるので生乾き臭が軽減。
イヤなニオイどころか、アロマオイルの香りが部屋中に広がるので毎日の洗濯でのストレスが減りますね!
部屋干しについて下記記事も参考煮てください。
(関連記事:【臭くならない部屋干しのやり方】早く乾かす方法)
洗濯のときのアロマオイルを入れる量やタイミング
アロマオイルの基本的な使い方は、洗濯の際に3~5滴垂らして使用するのですが、得たい効果によって多少入れるタイミングが異なります。
効果別にアロマオイルを入れるタイミングについてみていきましょう。
衣類の抗菌や消臭が目的の場合
洗濯物にニオイでお困りなら、以下のどちらかを試してみましょう。
- 洗い桶などにアロマオイルを数滴垂らして浸け置きし、洗濯液ごと入れて洗濯する。
- 洗濯の洗いコースのときか、最後のすすぎコースのときに3~5滴入れる。
この方法なら、時間をかけて衣類にアロマオイルの成分を行き渡らせることができるので、主に洗濯物のニオイが気になる方や抗菌効果を得たい人におすすめです。
アロマオイルの香りを楽しみたい場合
アロマオイルの香りを楽しみたい場合は、洗いの際に投入してしまうと香りが弱まってしまうので、柔軟剤が投入されるときに入れましょう。
ただし、香り付きの柔軟剤と一緒に入れてしまうと香りが混ざって、アロマオイル単独の香りを楽しむことができないため、柔軟剤を使用する場合は、無香料タイプを使いましょう。
洗濯槽のカビや菌などを防ぎたい場合
洗濯槽の菌やカビ、ニオイを予防したい場合は、アロマオイルをできるだけ最後の方のコースで投入しましょう。
柔軟剤投入口に入れておく方法が簡単ですが、1番最後のすすぎのときに入れるのが効果的です。
お使いの洗濯機に合わせて、使い勝手良い方法でお試しください。
さらに効果的なのは、過炭酸ナトリウムとの合わせ技。
過炭酸ナトリウムには、除菌や消臭効果に加えて漂白効果も期待できるため、ワイシャツなどの黄ばみを落としながら洗濯槽もキレイにすることができます。
用意するもの
- 過炭酸ナトリウム……大さじ1杯半
- お好みのアロマオイル……1~2滴
- ぬるま湯……100cc
- 溶かす容器
作り方は、容器に過炭酸ナトリウムとぬるま湯を入れて溶かしたら、アロマオイルを入れます。
使うときは、洗剤を入れる際に同じように洗剤投入口から入れましょう。
(関連記事:洗濯機掃除のやり方。洗濯槽やパーツをキレイにする方法)
柔軟剤の代わりにアロマオイルを使う方法
柔軟剤の香りが苦手、、という方はアロマオイルを柔軟剤の代わりにしてみてはいかがでしょうか。
以下のアイテムを揃えれば、簡単に手作り柔軟剤ができます。
用意するもの
- お好きなアロマオイル……15~20滴
- グリセリン……大さじ2杯
- クエン酸……大さじ2杯
- 水……170cc
- 容量が300ml以上ある容器
すべての材料を容器に入れて混ぜるだけで完成です。
アロマオイルは高温になると香りが飛びやすいので、陰干しや部屋干しがおすすめ。作った柔軟剤は2週間ほどで使い切ってくださいね。
洗濯におすすめのアロマオイル5選!
洗濯に使うアロマオイルは、香りだけでなく抗菌効果が期待できるのがおすすめです。
洗濯に適したアロマオイルを5つご紹介します。
ラベンダー
ラベンダーには、抗菌効果以外にも抗真菌作用・抗ウイルス作用などがあります。
香りを嗅ぐことでの心への作用もあり、緊張を取る作用・感情のバランスを取る・心を落ち着かせる・ストレス解消などの効果が期待できるので、普段言いたいことを溜めこんでいる方におすすめのアロマオイルです。
ペパーミント
ペパーミントも抗菌・抗真菌作用があります。
心に元気と活力を与えてくれ、集中力が高まるので常に新しいひらめきが必要な方におすすめです。
脳の活性化にも役立つので、神経衰弱のときにペパーミントを使用すると効果的です。
ティーツリー
ティーツリーは、抗菌・抗真菌・抗ウイルス作用があります。
精神的な不安を和らげてプラスに物事を捉えられるようになるので、ネガティブ思考になりがちな方におすすめです。
免疫力の低下によって起こる神経衰弱や神経性疲労にも効果があるといわれています。
ユーカリ
ユーカリは、抗菌・抗真菌・抗ウイルス作用だけでなく、殺菌効果などもあります。
現代人はパソコンやスマホで目を駆使したり姿勢が悪くなったりするせいで呼吸が浅くなりがち。
ユーカリは呼吸を楽にして、憂うつな気分を変えてくれる効果が期待できます。
レモングラス
レモングラスは抗菌・抗真菌作用に加えて防虫作用などがあります。
レモンのようにスッキリと刺激を与えてくれる香りが、心や身体の疲労を元気にしてくれてポジティブに導きます。
虫よけにも使用されるほど防虫効果にも優れているため、洗濯での使用もおすすめです。
洗濯にアロマオイルを使うときの注意点
洗濯にアロマオイルを使うことは、メリットばかりではありません。
使用時の注意点を守らないと衣類にシミができたり、火災などの原因になります。
色付きアロマオイルはシミの原因になる
アロマオイルはさまざまなものがありますが、色が付いたアロマオイルを洗濯に使うとシミになる可能性があるのでやめましょう。
また、アロマオイルと謳っている商品でも100均に売っているアロマオイルなどは、実際は合成香料で精油100%でないものもあります。
本物のアロマオイルの見分け方は、
- アロマオイルが茶色・青・緑のガラス製の遮光瓶に入っているか
- ラベルに「エッセンシャルオイル」「精油」「Pure Essential Oil」との表記があるか
を見てチェックしましょう。
一般的には、「植物の学名」「抽出部位」「抽出方法」などがも書かれています。
アロマオイルは高価なものなので、絶対に100円で売られることはありません。
アロマオイルの種類によって異なりますが、アロマオイルの抽出には大量の原料や手間が必要なため、数千円するのが当たり前。
価格にも注目して、効果を実感できる本物のアロマオイルを選んでくださいね。
体質に合わない・服薬中・妊娠中の方は避ける
アロマオイルによっては、体質や肌に合わない場合もあります。
異常がみられたらすぐに使用を中止してくださいね。
アロマオイルにより服薬中の方はお薬の効果に影響が出る可能性が。
ラベンダーなど妊娠中には避けた方が良いアロマオイルもあるので、使用する際は医師の判断を仰ぎましょう。
乾燥機は使わない
アロマオイルを使って洗濯した衣類は、乾燥機にかけることは避けましょう。
洗濯物に染み込んだ衣類が、乾燥機の熱風により酸化され自然発火するトラブルが報告されています。
(参考:東京消防庁 マッサージオイルなどを含んだタオル等が自然発火!)
乾燥機を使いたい場合は、酸化熱が発生しづらいホホバオイルを使うようにしましょう。
安全面を考えると、アロマオイルを使用した洗濯物は乾燥機は絶対に使わない!が一番です。
まとめ
アロマオイルを洗濯に使うと、部屋干しの際のニオイを軽減できるほか、アロマオイルが持つ抗菌効果で菌やカビの繁殖を抑えられるというメリットもあります。
使い方も簡単で、得たい効果に合わせて洗濯の最初に入れるか、最後の方に入れるかを決めましょう。
洗濯に使用できて抗菌効果が期待できるおすすめのアロマオイルを5つご紹介しましたが、ほかにもたくさんあるので注意点を踏まえながらお好きな香りや効能で選んでみてくださいね。
ぜひアロマオイルを使った「アロマ洗濯」で、癒し効果を得ながらお洗濯を楽しんでみてはいかがでしょうか。
アロマが使えない場合の部屋干しに使う洗剤は下記記事を参考にしてくださいね。