洗濯物の夜干しを考えているけど、いいのか悪いのかわからない…という方に、夜干しのメリットとデメリットを紹介します。
夜の洗濯は、忙しい朝の負担を減らせたり、節約になるなど良い面がありますが、ゴキブリの侵入や犯罪に巻き込まれるなどのリスクもあります。
ここでは、洗濯物の夜干しのメリット、デメリットを踏まえながら、あなたにとってどっちが正解なのか、を解説していきますね!
洗濯物の夜干しのメリット
洗濯物の夜干しのメリットは以下の6つが挙げられます。
- 朝が苦手は人、日中に干せない人は夜干しが便利
- 室内干しするよりも乾きやすい
- 夜に洗濯すると電気代が安い
- 夜に洗濯すると残り湯を使えるので汚れ落ちが良い
- 洗濯物が日焼けしない
- 夜の方が排気ガスや花粉が少ない
朝の時間を有意義に使える
朝は出勤前の用意や子どもの準備などで追われるため、洗濯などの家事を行うと余計にバタバタしてしまいますよね。
夜に洗濯することで朝の時間を有意義に使えますし、脱いだ服をすぐに洗えるので雑菌の繁殖を防ぐことができます。
夜の洗濯は節約になる
夜に洗濯機をまわすと電気代がお得になったり、お風呂の残り湯が使えたり、など節約面のメリットがあります。
また残り湯は節水以外にも、温かい分洗濯物の汚れ落ちが格段に上がりますよ。
※電気代がお得になる時間帯は電力会社により異なる(参照:関西電力 時間帯別電灯より)
衣類を日焼けや排気ガスから守れる
夜干しすると日光による日焼けを防ぐことができます。
また夜は日中に比べ交通量も減るため、排気ガスなどが衣類に付着することも防げますね。
(関連記事:花粉の時期は洗濯物はどうしてる?外干しのコツや花粉の落とし方)
夜干しのデメリット
反対に夜干しのデメリットを紹介します。
- 近所迷惑になることがある
- 天候の変化に気付きにくい
- 洗濯物が生乾きになることがある
- ゴキブリが卵を産み付ける可能性がある
- 盗難や放火など防災の問題がある
騒音による近所迷惑、トラブルなど
夜に洗濯するとなると、洗濯機の動作音や干す際の音、などにより近隣住民との騒音トラブルになる可能性があります。
特にマンションやアパートなどの場合、隣や上下階の部屋に結構音が響きます。
そのため、夜に洗濯するときは、21時までに洗濯機や干すことを終わらせる、など時間が遅くならないように気をつける必要があります。
雨が降っても取り込めない
夜干しして寝ると、就寝中の天候の変化に気づけないため、雨が降っても洗濯物を取り込むことができません。
毎晩、天気予報チェックする必要があったり、絶対に雨が降らないという日でないと夜干しが難しいというデメリットがあります。
生乾きになりやすく臭い原因に
夜干しは寒い季節や梅雨の時期などの場合、洗濯物の乾きが悪く、雑菌が繁殖し生乾きになりやすいです。
また生乾きは悪臭の原因になるため注意が必要です。
対策として、除菌効果の高い部屋干し用洗剤に変えること、風通しを良くする・扇風機をあてて乾かすなどがあります。
(関連記事:部屋干し洗剤おすすめ5選!生乾き・カビ臭を防ぐ洗剤の選び方)
虫がついたり、ゴキブリに卵をつけられる
洗濯物の夜干しで怖いのが、靴下やフードなどの中に虫が入り込むことやゴキブリに卵を産み付けられる、などですね。
(私はまだ経験ないけど想像しただけで恐怖…)
夜干しする際は、ゴキブリ除けアイテムを駆使するしかありません…。
泥棒や放火など防犯上のリスク
洗濯物の夜干しは、日中不在である、ことが泥棒へのアピールになる可能性があります。
また寝ている間に洗濯物を盗まれたり(特に下着など)、放火されるリスクも…(参照:連続不審火事件)。
どっちが正解?→自分(家庭)と住まいの環境次第
洗濯物の夜干しをしていいのか、悪いのかで悩んでいる方は、自分(家族)と住まいの環境を考えましょう。
例えば、汗をかく仕事なのに制服が足りないという場合は、仕事が終わってすぐに洗濯しなければなりませんよね。
こういった場合は夜にしか洗濯できないので夜干しすべきです。
ただ洗濯物は、天気が良いときに干した方が殺菌効果もあり取り込んだときに気持ちが良いので、朝の時間に余裕のある方は昼干しが良いですね。
次に住まいの環境をみてみましょう。
以下に当てはまる方は夜干しはやめたほうがいいですよ。
- 1階に住んでいる(または1階に干す)
- 近くに交通量の多い道路がある
- 工場からの排気がある
- 自然が多いので虫も多い(ゴキブリが出たことある、など)
- 山が近いので花粉が多い
- 治安があまり良くない
このような環境だと、夜に洗濯物を干してはいけない理由だらけのため注意が必要です。
自分(家族)と住まいの環境を踏まえて、夜に干すか昼に干すか考えてみましょう。
夜干しするときの上手な干し方
どうしても夜干しでしか洗濯できないという方は、以下の3つのポイントを抑えてみてください。
大前提ですが、特に集合住宅の方は近所の方のご迷惑にならないよう、洗濯する時間帯には注意しましょう。
しっかり脱水してから干す
夜は気温が低く湿度が上がるので、洗濯物が乾きにくくなってしまいます。
できるだけ水分を取って干すことが、生乾き臭を防いで早く乾かすコツです。
- 脱水が終わったらザっとアイロンをかけて水分を蒸発させる
- 乾燥機にかける際は水分を吸収させるように乾いたバスタオルを1枚入れる
というように、水分をできるだけ飛ばしてから干すと、夜干しでも乾きやすくなりますよ。
風通しを考えて乾きやすい工夫を
洗濯物を適当に干していては乾くものも乾きにくくなります。
夜干しでも乾きやすくするには、風通しを良くするのがポイント。
ポイント
- 連結ハンガーで干す場合は、丈の長いものと短いものを交互に干して風通しを良くする
- できれば生地の暑いものと薄いものを交互にする
- バスタオルなどを干す場合は、縦に長く干すのではなく斜めに干して水分のキレを良くする
- スカートやズボンなどは筒干しして風通しを良くする
- パーカーは逆さにして干す
- ジーンズなどはポケット部分が乾きにくいので裏返しして干す
このように干し方のポイントを抑えるだけで、夜干しでもしっかり乾かすことができます。
外から洗濯物が見えないようにする
出典:洗濯物カバー
夜干しで1番怖いのが犯罪に巻き込まれること。
洗濯物の状況から部屋の主を割り出して、留守中に泥棒に入る人、下着泥棒する人がいます。
もっと悪質なのは、誰かれ構わず干してある洗濯物に放火して自身の鬱憤を晴らそうとする人も。
日中はほとんどに人が洗濯物を干しているため夜より危険性は低いのですが、夜干しする場合は、外から洗濯物が見えないようにする工夫をしておくことが重要です。
まとめ
朝バタバタしたくない人、どうしても夜にしか洗濯できない人は、夜干ししかできません。
しかし、夜干しにはメリットだけでなくデメリットも多くあるので、これらを踏まえながら自身の環境と周りの環境とも照らし合わせて考えていきましょう。
夜干しする方は、できれば部屋干しがおすすめです。
部屋干しする際の生乾き臭が気になる方も多いと思いますが、除菌効果の高い洗剤を使ったり、扇風機を当てて乾かす、お風呂の乾燥機能で乾かすようにするとニオイは気になりませんよ。
どうしても外に夜干ししたい場合は、干し方のポイントを参考にしてみてくださいね。
洗濯物を夜干しする場合は、自身も周りも気持ちよく過ごせるよう配慮していきましょう!