洗濯ネットの使い時がわからない
洗濯ネットに入れるとき、洗剤つけるの?
ワイシャツやTシャツ、タオルなど入れ方ある?
洗濯ネットのメリットを知らずに「ただなんとなく使っている」人結構多いですよね。
洗濯ネットは正しく使わないと、意味がないどころから汚れが落ちない結果を招きます…。
ここでは、そもそもの洗濯ネットの効果は何かをはじめ、選び方・使い方やアイテム別の入れ方のコツなどをわかりやすく紹介していきます。
単に小物や下着類などを洗濯ネットに詰め込み使っているだけの方は要注意!
洗濯ネットに入れるものは何?
引用:消費者庁
洗濯ネットは大切な洋服や下着、小物類などを入れて使うことはわかりますが、他にも使ったほうがいい衣類があります。
たとえば、
- 飾りがついた服
- 生地が薄い服
- 毛羽立ちやすい素材の服
- 洗濯表示に洗濯ネット仕様の付記があるもの
- 色移りしそうな濃い色の服
- ほかの衣類に糸くずや毛羽などを付けそうなタオル
- 型崩れを防ぎたいワイシャツ
など。
【これが基本】洗濯ネットの正しい使い方
これから洗濯ネットの使い方について紹介します。
- 洋服を裏返してから入れる
- 汚れた部分が外側になるように入れる
- 1つの洗濯ネットに1つの衣類を入れる
以上の3つについてこれから解説します。
洋服を裏返してから入れる
デリケートな素材や刺繍・ボタンがたくさんついた衣類は、裏返しにしてからネットに入れましょう。
こうすることで生地が他の服とこすれることを避けることができ、洋服が傷むのを抑えることができます。
汚れた部分が外側になるように入れる
洗濯する服を畳む時は、汚れが目立つ部分ができるだけ外側になるように畳むのがポイントです。
そうすることで洗剤や水が届きやすくなり、キレイに洋服が仕上がりやすくなりますよ。
1つの洗濯ネットに1つの衣類を入れる
洗濯ネット選びが完了したら、次は洗濯ネットに洗濯物を入れていきます。
ここで守るべきルールとして、1つの洗濯ネットに対し1つの衣類をたたんで入れる、ことです。
1つの洗濯ネットに複数の洗濯物を入れてしまうと、摩擦によるダメージや型崩れなどが起きてしまい、洗濯ネットを使う意味がなくなってしまいます。
ただし干すときに面倒にならないようまとめて入れたい靴下などは、1つの洗濯ネットに複数入れても問題ありません。
【アイテム別】洗濯ネットの使い方
洗濯ネットの基本的な使い方はわかったけど、こんな衣類のときどうするの?という方のために、ここでは洗濯ネットの利用頻度が高めの衣類の入れ方のコツを紹介していきます。
- ワイシャツ
- タオルやバスタオル
- ズボン
- Tシャツ
- 靴下
上記5点の入れ方を紹介します。
ワイシャツ
ワイシャツは、洗濯ネットを使うことで型崩れや毛羽立ちの防止となり、洗濯後のアイロンがけもスムーズになります。
手順
- 袖口や襟などの汚れが気になるときは、あらかじめ洗剤を少量塗っておく
- 裏返してたたみ、洗濯ネットに入れる
- 袖口のボタンは外しておくが、前のボタンは閉じておく
ワイシャツを入れる際は裏返してたたんでおきましょう。内側に付いた汗や皮脂汚れを落とすことが出来ます。
タオル
タオルは、洗濯ネットを利用すると生地の傷みや「パイル抜け」という、タオルの繊維が飛び出してしまうのを防ぎます。
また他の衣類への繊維の付着も防止できるので、タオルは洗濯ネットに入れて洗濯しましょう。
目の細かいネットを使うことです。タオルの繊維が他の衣類に付きにくくなります。
ただしタオルの汚れが酷い場合は、目の粗い洗濯ネットに入れましょう。
ズボン
ズボンも洗濯ネットに入れることで、裾の絡まりや摩擦を防ぐことができます。
手順
- 裾などの汚れが気になるときはその部分にあらかじめ洗剤を少量塗っておく
- 裏返してたたむ
- ファスナーなどは全て閉じる
ただし濃い色の新品のデニムなどは洗濯ネットに入れ、単独で洗ってください。
他の衣類への色移りの可能性が高いので、洗濯ネットに入れたとしても他の衣類と一緒に洗うことは避けて下さい。
Tシャツ
Tシャツは、洗濯ネットを利用することで風合いが長持ちします。
装飾や刺繍がある場合は目の細かいネットを使い、裏返してたたむことで、装飾の破損や劣化防止になります。
靴下
靴下は洗濯ネットに入れると洗濯物内での絡まりや、紛失を防ぐことができます。
入れるときは、裏返しましょう。靴下専用の洗濯ネットもあります。
1つのネットでたくさん洗えるので便利ですね!
(関連記事:スリッパの洗い方。手洗いから洗濯機を使う方法まで!)
洗濯ネットを使うときの注意点
洗濯ネットを使う時のNG例や注意点などを紹介します。
洗濯物の詰め込み過ぎはNG!
洗濯ネットを使う際の基本ルールとして、1つのネットに1つの衣類を入れましょう。
「まだ入りそう~」と思いついついやりがちな衣類の詰め込みは、肝心の汚れが落ちない原因になります。
また衣類によっては、型崩れやシワなどにもつながってしまい、洗濯ネットの使用が無意味の結果に…。
ブラジャーを洗う時は洗濯ネットに入れるだけじゃだめ!
ブラジャーは洗濯ネットに入れ、「ソフト洗い」などのコースを設定し、通常の洗濯物とは分けて洗うようにしましょう。
(お気に入りだったり、高価なブラジャーは特に)
また中には型崩れを防ぐブラジャー専用の円柱・丸形などの洗濯ネットもあります。
ブラジャーを通常の洗濯物と一緒に洗うと、ダメージが大きく型崩れはもちろん、へたり・ヨレ・破損などがしやすくなるため注意してくださいね。
洗濯ネットの洗濯後のお手入れの仕方※乾燥機には入れない
洗濯ネットは洗濯後、他の洗濯物と同じように干して乾かしましょう。
洗濯ネットを乾かさずに保管すると、カビが発生する原因になるので気をつけてください。
また乾燥機を使って洗濯物を乾かす際は注意が必要です。
乾燥機を使う場合は洗濯ネットから衣類を出す
乾燥機を使う場合、洗濯物は乾燥機に入れる前に洗濯ネットから出しましょう。
なぜなら、洗濯ネットにいれたまま乾燥してしまうと風が一部分のみにしか当たらず、生乾きになってしまうからです。型崩れやシワの原因ともなります。
そのため、面倒でも乾燥の前に一旦洗濯ネットから取り出しましょう。
洗濯ネットもファスナーを閉め、そのまま乾燥機で乾燥させるとカビ防止になります。
(関連記事:洗濯ネットの収納はどうする?おしゃれな収納アイデアまとめ!)
洗濯ネットはどこで買える?ダイソー(100均)にあります!
洗濯ネットはダイソーやセリアなどでも手に入りますが、正直100均の洗濯ネットは大丈夫なの?と気になりますよね。
100均をはじめ洗濯ネットを買える場所や100均の洗濯ネットの"質"などを紹介します。
洗濯ネットは色々なとこで売ってる
洗濯ネットは、下記をはじめ様々なところで買うことが出来ます。
- ダイソーなどの100円ショップ
- ウエルシアなどのドラッグストア
- カインズなどのホームセンター
- ニトリなどの生活雑貨店
- アマゾンや楽天などネットショップ
洗濯ネットは100円から、大きさによっては~1,000円程度で購入できます。
100均の洗濯ネットの質は問題ない?
洗濯ネットは、一時的に使うのなら100均のもの、長く使いたいのなら少し高くてもメーカー品がおすすめです。
なぜならメーカー品の洗濯ネットは、100均のものと比べて生地の厚さと耐久性が優れているからです。
そのため、洗濯物の型崩れやシワ、ダメージなどをしっかりと防ぐことができます。
ただし最近の100均は商品のクオリティも高く、目の粗さや大きさもたくさんの種類から選ぶことが出来ます。
↓近所のダイソーでも、こんなにたくさん売っていました。
少し前まで100円均の洗濯ネットのファスナーは金属で出来ており、耐久性に難がありました。
しかし現在販売されているものの多くはプラスチックになっており、耐久性が向上しています。
ですので、100円均の選滝ネットでも試しに使ってみたり、一時的に使う場合にはとても便利です。
洗濯以外の洗濯ネットの使い方
洗濯ネットは洗濯以外にも、いくつかおすすめの使い方があります。
余ったり、どこか穴が空いた場合は捨てずに活用すると便利ですよ。
お風呂のおもちゃの収納に使う
お風呂のおもちゃの収納に、洗濯ネットはとても便利です。
タオルハンガーなどに引っ掛ければ、自然と水が切れるので清潔な状態をキープすることができます。
床にものを置かないので、掃除もしやすいですよ。
洗濯ばさみなどの小物の保管に使う
洗濯ネットは、洗濯ばさみなどのランドリーグッズを保管するときに、使用することもできます。
1つにまとめることで持ち運びも楽ちんですし、干す際はこれを持ち運ぶだけですみます。
旅行時の小分けの袋に使う
洗濯ネットは、旅行する際に洋服をきちんと分けるためにも使えます。
下着や洋服などを分けて収納するだけで、スーツケースの中をスッキリきれいに整理できますよ。
中身が透けて見えるので何が入っているのか一目で分かりますし、通気性が良いのもポイントです。
洗濯ネットの選び方
洗濯ネットを選ぶポイントは、大きさと目の粗さの2点です。まずは大きさから。
大きさ
洗濯ネットといっても小さいものから大きいものまでたくさんありますね。
どれを選ぶかは、洗濯ネットに入れる衣類の大きさに合わせる、が正解です。
(洗濯物を入れたときに少しだけ余裕がある程度が望ましい)
洗濯物の汚れが落ちやすく、摩擦によるダメージも少ない、何より型崩れを防ぐことができます。
反対に、洗濯ネットと衣類の大きさが合っていないと、汚れが落ちにくかったり、型崩れが起きやすかったり、、など、マイナスの結果しか生みません。
目の粗さ
次に洗濯ネットの目の粗さ(網目の大きさ)を選ぶ際には、入れる洗濯物の素材と汚れ具合を見て判断しましょう。
目の粗いものと細かいもの特徴を簡単に説明すると
目が粗い…水や洗剤が通りやすく汚れは落ちやすい。ただし毛羽や糸くずなどが付きやすく、絡まり、型崩れなども起きやすい
目が細かい…衣類の色移りやダメージ、型崩れなどはしっかり防げるが、洗浄力が弱い
それぞれメリット、デメリットを考慮した上で、洗濯ネットを選びましょう。
特殊性
布団や下着など、何を洗うかが決まっている場合は、専用のネットを使うのもおすすめです。
- ブラジャー専用
- 枕専用
など、大きさや形が調整されているので使い勝手がよく、保護力も高いです。
洗濯ネットの効果
洗濯ネットは、洗濯の際に洗濯物を入れる洗濯ネットですが、一番重要な働きは「洗濯物を守る」という点です。
これから洗濯ネットにはどのような効果があるか、詳しく紹介します。
生地の劣化や毛玉を防ぐ
洗濯機の中に衣類を入れて洗濯すると、摩擦が生じて洋服の劣化につながります。
デリケートな衣類は洗濯ネットに入れることで、生地の摩擦を減らし傷みにくくすることができます。
また、摩擦が軽減することでセーターやニット類などの毛玉防止にも繋がりますよ!
衣類に付いた金具や装飾を保護する
洗濯ネットには、衣類の飾りやブラジャーのホックなどが、洗濯中に取れないように保護する効果があります。
他の洗濯物を傷つけないように守る効果もありますよ。
繊維が付くことを防ぐ
洗濯ネットに衣類を入れることで、衣類の繊維のようなものが付くことを防ぐ効果があります。
また、素材的に糸がほつれやすいものや毛羽立ちやすいものを、洗濯ネットに入れることで他の衣服に糸や毛が付くことを防ぐことができます。
まとめ
この記事では洗濯ネットの使い方について、下記のポイントをまとめました。
- 基本的な使い方やアイテムごとの使い方
- 洗濯ネットの洗濯後の取扱い方法
- 洗濯ネットを買える場所や、おすすめ商品
普段何気なく使っている洗濯ネットですが、サイズや大きさ、目の粗さなどを間違えてしまうと摩擦を起こし、生地の傷みや型崩れ、色移りを起こしてしまうこともあります。
しかし一方で、適切な使い方をすると衣類の形や風合いを守り、長持ちさせてくれます。
大事な衣類も普段使うタオルも、ぜひ一度洗濯ネットを使ってみて下さいね。