普段の生活ではあまり気にならない照明器具の汚れ。しかし、よく見てみると電気の傘(照明カバー)や電球などにはホコリがびっしりと付いていることがほとんど。
照明掃除を始めようにも、ホコリの取り方やハンディモップがいいのか、水拭きは可能なのか、など気になる点が多いですよね。
今回は、照明器具の掃除方法をはじめ、ホコリ防止対策や注意点などをご紹介します!
照明器具は掃除していないと明るさに影響するため、汚れが気になる以外にも部屋の明るさが暗くなったと感じる場合には、照明の掃除を行ってくださいね。
照明掃除のやり方。油汚れには中性洗剤や重曹を使おう!
照明や電気の傘・照明カバーに付いたホコリなどの軽い汚れはハンディモップやハタキなどを使って掃除すればOKです。
しかし、油汚れなどの頑固な汚れが付いている場合には以下の道具を用いて、しっかりと拭き掃除も行ってください。
必要なもの
- ゴム手袋やマスク
- ハンディモップ、またはハタキ
- 雑巾・バケツ
- 洗剤(中性洗剤や重曹など)
- 脚立
事前準備として、換気を行いながら掃除するために部屋の窓を開け、安全のために照明器具の電源を切りましょう。
照明器具(電球や傘、カバーなど)に付いたホコリを取る
ハンディモップ、またはハタキで照明器具に付いているホコリを取ります。
汚れを防ぐために、床に新聞紙やビニールシートを敷いて、照明器具の傘や電球、電源アダプタなど外せるところは外して置きましょう。
照明器具(電球や傘、カバーなど)を拭き上げる
水に濡らして固く絞った雑巾で、電気の傘・カバーや蛍光灯、電球などを拭いていきます。口金部分は水気厳禁なので拭かないでください。
汚れが落ちない場合は、住居用の中性洗剤や重曹水などを使って雑巾で水拭きして落としましょう。洗剤が残らないよう、再度、水拭きします。
コードや外せないパーツも水拭きしましょう。コードのホコリが取れにくいときは、粘着テープで取ると便利です。
電気の傘(照明カバー)は水洗いするのもアリ!
プラスチックやガラス、金属性などの電気の傘・カバーは、水洗いすることが可能です。
特にキッチンに近い場所にある電気の傘・カバーは、ホコリに油が混ざって落ちにくいので、中性洗剤を使って水洗いしましょう。
水気を拭き取り、完全に乾いてから元通りに設置して完了です。
ちなみに、人気照明器具にレクリントというブランドがあります。
ヒダが美しいのが特徴ですが、形が複雑でホコリの掃除が面倒なのでは?と思うかもしれませんが、プラスチック製なら水洗いが可能。
強くこすったり押したりすると変形や傷の原因になるので、やさしくこすり洗いしましょう。
水洗いできない電気の傘(照明カバー)の場合
紙や木・竹・籐製、布製の場合は、水洗いすることができません。
ハンディモップやハタキでホコリを払って、乾いた雑巾で汚れを拭き取りましょう。
細かい細工がしてある場合は、掃除機にすき間ノズルを取り付け、筆を使ってホコリを払い落としながら掃除機で吸うと良いですよ。
照明器具のホコリ防止に柔軟剤やコンディショナーを使おう!
照明器具のホコリ防止対策にプロも使用しているのが、柔軟剤やコンディショナー。
これらには、陽イオン界面活性剤が配合されていて、静電気の発生を抑えてくれる効果があるということは知られていますよね。
衣服や髪の静電気を防ぐだけでなく、照明器具の静電気を抑える効果もあるため、ホコリの付着を防ぐことができるというワケなんです。
やり方は簡単。バケツに水を張って小さじ1杯の柔軟剤を入れるだけです。
ホコリを拭き取った照明器具を、柔軟剤が溶けた水に濡らし、固く絞った雑巾で拭き取りましょう。
照明器具を掃除する際の注意点
照明器具を掃除する際は以下の点に気を付けて行いましょう。
- 掃除前は必ず電源を切ってから行う
- 照明器具が冷めてから掃除する
- 照明器具は水気厳禁
電源を切ったばかりの照明器具はまだ熱いので、少し時間を置いて冷めてから掃除に取り掛かりましょう。
照明器具は水気厳禁です。濡れた手で触らないようにし、電球は漏電の原因になるので、口金部分は水拭きしないようにしてください。
もし、拭いてしまったら完全に乾いてから取り付けるようにしましょう。
照明器具は掃除しないと明るさが低下や風水的に悪い?
照明器具には、ホコリや油汚れ、調理料の飛び跳ねなどで汚れています。照明器具を掃除せずに放置すると、汚れが溜まって明るさが2割も落ちてしまいます。
風水的には、ホコリは邪と捉えられ、照明器具にホコリが溜まっていると邪気の下で暮らしているのと同じことになってしまうんです。
照明は家の中の太陽です。照明はいつもきれいな状態にしておくことで、勝負運や仕事運といった天運が強化されるそうですよ。
参照:蛍光灯の明るさ
照明器具の掃除頻度の目安3か月~半年に1回
照明器具の汚れは、前述のように明るさが2割減になるといわれているため、調光をアップさせないといけなくなるなど電気代アップにもつながってしまいます。
また、シーリングライトのような電気の傘は、ホコリだけでなく虫の死骸やフンなども溜まってしまうので、照明器具は半年に1度の念入り掃除がおすすめです。
キッチンの照明の場合、油で汚れやすいので3か月に1度の頻度がベスト。
照明器具の汚れで部屋が暗くなると、気分も暗くなってしまうので、定期的に掃除して明るく過ごしましょう。
高所の照明掃除はプロに任せよう!
照明がシャンデリアだという場合や、吹き抜けの吊り下げ照明など照明器具が高いところにあったり、階段に設置されている照明で掃除の際に足元が不安定で危険だったりする場所は、プロのハウスクリーニングに依頼するのがおすすめです。
ハウスクリーニングでは、照明器具クリーニングというプランがあり、シャンデリアをはじめ高所作業での照明クリーニングを行ってくれます。
無理して掃除しても転倒などの危険が伴うので、照明の掃除がむずかしいときは迷わずプロに依頼するようにしましょう。
まとめ
長い間掃除していない照明器具は、想像以上にホコリなどで汚れています。
部屋の明るさは、メンタルにも影響を与えるので、汚れで暗くなってしまった照明は、掃除していつも明るい状態にしておきましょう。
おすすめの掃除頻度は、半年に1度。キッチンの近くにある照明は3か月に1度が目安です。
ホコリを予防したいときは、柔軟剤やコンディショナーの静電気防止効果を利用すれば防ぐことができます。
シャンデリアや吊り下げ照明、高所にある照明の掃除は、プロのハウスクリーニングに任せましょう!