PS4を使っているとき、ファンの音が気になって通気口に溜まったホコリを見て驚いた方も多いのではないでしょうか。
もしも、PS4本体から掃除機みたいなうるさい異音が聞こえている場合、お手入れ不足が原因の可能性があるので、すぐに掃除してくださいね(分解する必要はなし)。
そこで今回は、PS4の掃除方法や通気口周りにホコリを溜めない予防法などを紹介します。
また、中古品やジャンク品のPS4を分解清掃したい方のために、参考になりそうな動画もまとめたので、ぜひ参考にしてください。※ただし自己責任で!
PS4の掃除機並みにうるさい音の対処法
PS4から掃除機みたいな音が聞こえていませんか?
PS4のファンうるさいから、中身キレイに掃除したいわ(˙꒳˙ )
— 柑 橘 類 。 (@Jeremiah_bb) October 26, 2022
このような現象は、HDDの動作音、または通気口にホコリが溜まっていることが原因で起こります。
HDDに空き容量を作るか、SSDに換装する
HDDの動作音である場合、HDDの空き容量が少なることで処理が大きくなるため、起動時に動作音が発生するようになります。
HDDに空き容量を作るか、SSDに換装して騒音を解決しましょう。
通気口に溜まったホコリ除去掃除をする
PS4®本体の通風孔は、熱を逃がす役割を担っています。通風孔に埃が溜まっている時は掃除機などで取り除いてください。また、通気性の悪い場所でPS4®を使うと本体に熱がこもり、温度を下げるため冷却ファンが高速回転します。冷却ファンの音が気になる方は、風通しの良い場所にPS4®を置いてください。 pic.twitter.com/uSgB1c4774
— Ask PlayStation JP (@AskPS_JP) August 31, 2021
PS4公式のツイートにもあるように、通気口にホコリが溜まっている場合、空気の循環が悪くなって内部に熱がこもりやすくなり、この熱を追い出そうと冷却ファンがフル稼働するため、掃除機のような音が発生してしまうんです。
ホコリが溜まった状態を放置すると、熱暴走といって注意文が表示されるとともに、フリーズしてしまう現象が起きるなど不具合の原因になるので、PS4は掃除していつもキレイな状態にしておくことが大切です。
PS4の掃除方法(分解なし!)
PS4で快適にゲームをするためには、ホコリや手あかなどの汚れを掃除しておく必要があります。
本体やコントローラー、配線周りなど、PS4全体の掃除方法をご紹介します。
掃除する際は、電源コードを抜いてからメンテナンスしましょう。
本体
まずは、ハンディモップで表面のホコリをやさしく撫でるように取りましょう。
次に、エタノールをしみこませた布などで、手あかなどの汚れを拭き取っていきます。
OA機器専用の除菌ウェットクリーナーでもOKです。
用意するもの
- エタノールとやわらかい布(OA機器除菌クリーナーでもOK)
- 掃除機
- ハンディモップ
- 綿棒
- つまようじ
コントローラー
コントローラーは、たくさん手あかが付く場所なので、エタノールをしみこませた布などで汚れを拭き取ってください。
ボタンのところにゴミがある場合は、綿棒やつまようじを使って取り除きましょう。
ベイカバー
本体をいろいろなカラーに変更できるベイカバーと呼ばれる部分。
ここは、指紋などの手あかが付きやすい場所なので、エタノールを含ませたやわらかい布で汚れを拭き取りましょう。
通気口周り
通気口は、ハンディモップよりも掃除機で吸うことで簡単にホコリ掃除ができます。
傷める原因になるので、弱いモードでやさしく吸い取りましょう。
接続部分
USBポートの部分などはデリケートなので、柔らかい布でやさしくホコリを掃除していきましょう。
細かい部分は綿棒でやさしく掃除してください。
配線周り
PS4の配線周りもチェックしてホコリが溜まっていないか確認しましょう。
特に、コンセント付近にホコリが溜まっていると、火災の原因になるのですぐにホコリを掃除してください。
まずは、安全のために必ずコンセントを抜けているか確認しましょう。
掃除機でホコリを吸い取ったら、エタノールをしみこませた布などで拭き取ってください。
PS4の分解掃除は自己責任!
本体内部のホコリも気になるところ。ネットでは、PS4の分解清掃の方法が掲載されていますが、分解して掃除するのはおすすめできません。
分解して『分解禁止シール』を剥がしてしまうとサポート対象外になってしまい、万が一故障しても修理してもらえなくなってしまいます。
もし、分解清掃を行うなら自己責任で!
リスクの高い分解清掃を行うよりも、PS4を掃除するのは外側やその周辺に留め、内部にホコリが溜まらないよう日頃から掃除してキレイを保ちましょう。
どうしても分解清掃が必要な場合は、PS4のサポートセンターがあるので、専用の修理業者さんに依頼することをおすすめします。
PS4の分解掃除の参考動画
Youtubeで「PS4 掃除」や「PS4 分解清掃」などで検索するとたくさん参考になる動画が出てくるので、どうしても分解して掃除したい人は自己責任でチャレンジしてみてください。
(そもそもすでに公式サポート対象外だったり、ジャンク品・中古品の方はアリかも?)
参考動画:【解説】爆音PS4の静音化。分解清掃・グリス交換【初期型 CUH-1000】
PS4初期型の分解掃除のやり方は上記動画が参考になるかと!初めての素人でもわかりやすいですよ!
PS4は掃除しないとゴキブリの住処になる!?
PS4は、ゴキブリが侵入できる穴がたくさんある上に、暗くて熱がこもって暖かくなるためゴキブリが過ごしやすい環境になってしまいます。
加えてホコリなどのゴミが多いと、ゴキブリの住処になることがあるので注意が必要です。
PS4の修理業者によると、ゴキブリが原因での故障は約半数の例で起きているとのこと。
PS4の内部で卵から子どもが孵っている場合、内部はゴキブリでいっぱいで、ハードウェア上でゴキブリの子どもと糞が溶けていることもあるそうです。
参照:Console Repairmen Explain Why Cockroaches Love PS4s
こうした事態を防ぐには、本体周りの通気性を良くし、部屋を掃除して清潔に保つことが重要です。
PS4のホコリを溜めない予防法
PS4のホコリは、故障やゲーム中の不具合の原因になります。
掃除することも大切ですが、ホコリが付着しないよう予防対策も行っておきましょう。
月に1度本体掃除を行う
PS4自体の掃除頻度は、月に1度がおすすめ。
ハンディモップやOA機器専用のウェットクリーナーなどの掃除セットをそばに置いておくと、すぐに掃除できるので苦になりませんよ。
部屋の掃除や通気性の良い場所に置く
PS4のホコリを防ぐには、PS4を設置している部屋も清潔にしておく必要があります。
PS4は、通気を良くして高い場所に置き、部屋を清潔に保つとゴキブリも防げますし、安定してゲームを楽しむことができますよ。
フィルターやキャップを取り付ける
PS4本体とコントローラーをホコリから守るフィルターやキャップがあるので、こうしたアイテムを利用してみるのもおすすめです。
通気口部分にはフィルター、USBポートやコントローラーへ取り付けるキャップが入っているので、これらを取り付けることでホコリを入り込ませないようにすることができます。
ただし、フィルター自体にホコリが溜まってしまうと、放熱できずに不具合が起きてしまうことがあるので、フィルターを取り付けたからといって掃除しなくて済むわけではありません。
こうしたアイテムを使ってホコリを予防している場合でも、定期的な掃除は欠かさないようにしましょう。
まとめ
PS4を掃除しないと、熱暴走といった不具合などが起きる可能性があるので、定期的な掃除が必要です。
月に1度は本体やコントローラー、配線周りなどの掃除を行ってくださいね。PS4だけでなく、PS4を設置している部屋の掃除も行いましょう。
説明したように、PS4はゴキブリが住むのに好環境の場所なので、部屋やPS4をキレイにしておくことでゴキブリを防ぎ、故障リスクも軽減させることができます。
ホコリがコンセント周りにあると火災の原因にもなるので、PS4周辺はいつもキレイな状態にしておき、ホコリが付かないよう予防対策してきましょう。