部屋の片付けをしたいけど、「どこから始めるべきかわからない」「いろいろ考えすぎて結局進まない」など、部屋の片付けは思ったようにいかないことが多いですよね。
しかも、とにかく汚い・散らかった部屋の場合は気分も乗らず放置気味になることも。。
そこで今回は、部屋の片付けが迷わずにスムーズに進められるように、どこから始めるかや片付けの順番、場所別の片付けのコツなどを紹介していきます。
また、部屋の片付けが進まないときにためしたい片付けのポイントもまとめたので、ぜひ参考にしてくださいね!
部屋の片付けはどこからはじめるべき?
あまりにも散らかりすぎていると、部屋の片付けをどこからはじめたら良いか分からなくなりますよね!部屋の片付けはもちろん実家の片付けなども、1番目に付きやすい場所、もしくは、キッチンからはじめるのがおすすめです。
視界に入る場所、よく使う場所からはじめる
家の中で1番目に入る場所はリビングではないでしょうか。一人暮らしでも家族でも1番過ごすことが多い、目にすることが多いのが場所がリビング。
まずは、テーブルの上にある物を、元にあった場所へ片付けてしまいましょう。床に散らばったものを片付けていけば、掃除がしやすい状態に!
視界に入る物の情報量が減り、掃除によって部屋がピカピカになるので、スッキリ見えて気分も良くなりますよ!
思い出の物が多く迷う場合はキッチンからはじめる
リビングにある物が捨てて良いものなのか分からない、思い出の物で捨てようか迷ってしまう、などという場合、部屋の片付けがスムーズに進みません。
そんなときは、一旦リビングの片付けを諦めて、キッチンの片付け(もしくは他の場所)からをはじめましょう!
キッチンのなかでもはじめに行うと良いのが冷蔵庫。冷蔵庫の中身は、捨てるものと捨てないものがハッキリしていて迷うことがないので片付けが簡単です。
テキパキと捨てるクセが付くことで、ほかの場所の片付けもスムーズに進むようになるので、まずはキッチンから片付けはじめるのもおすすめですよ!
一人暮らし・ワンルームの場合は下駄箱(玄関)からはじめる選択肢も!
一人暮らしやワンルームに住んでいる場合は、玄関と部屋がつながっていることが多いので下駄箱からはじめるのがおすすめです。
玄関は、帰宅してすぐ目に入る場所なので、下駄箱がスッキリ片付いていて玄関に靴が散乱していない状態だと、家に帰ってきたときに気持ちが良いですよね!
下駄箱や玄関が片付いたら、きれいに掃除しましょう。玄関は外からの気が入ってくる場所なので、キレイにすると運気が爆上がりするかも!?
極度に散らかった部屋・汚い部屋は玄関と床から
汚すぎる部屋やとにかく散らかった部屋の場合は、玄関と床から片付けをはじめ、ゴミ出しの動線を作りましょう。分別の方法はお住まいの自治体のホームページをご確認ください。
玄関、玄関までの動線、床に直置きしている物から片付けていきます。
部屋をザッと眺めて多いゴミから片付けていきましょう。例えば、ペットボトルが多いなら1番最初に片付けてしまうという感じです。残った細かい物を片付け、整理整頓したら掃除して完了です。
汚部屋レベルだとプロに依頼するのがおすすめですが、1人で行う場合は、不燃・可燃・資源ゴミなど、ゴミ出し日を意識して少しずつ片付けていきましょう。
部屋の片付けの順番
ここからは、片付けの基本をご紹介します。すべての物を取り出して不要な物を捨てる、収納場所を決めるようにするとスッキリ片付いて散らかりにくい部屋になりますよ!
1.すべての物を出す
まずは、片付ける場所のすべての物を取り出して、物と個数を把握しましょう。1人で片付ける際は、大変なので1か所ずつ、少しずつ進めていきましょう。
すべての物を取り出すと言っても、引き出しすべて開けてすべて出すという意味ではありません。引き出しひとつずつ整理して、使う頻度を考え取り出しやすいように収納しましょう。
2.いる物・いらない物・迷う物で分ける
物を取り出したら、いる物・いらない物・迷う物で分けましょう。くれぐれも、使える物と使えない物で分けないようにしてください。
いる物で仕分けるポイントは、1年以内に使ったか。1年以上使っていないものは捨てるようにしましょう。
また、今後使うかもしれないという考えは捨て、今の基準で考えることが大切。今必要かそうでないかを考え、いる物といらない物で分けましょう。
3.よく使う物とあまり使わない物の収納場所を決める
仕分けを行ったら、使う頻度や動線に合わせて取り出しやすいように収納しましょう。
使う人に合わせるのもポイントで、小さなお子さんであれば低いところへ収納するようにし、カテゴリー分けして取り出しやすくしておきましょう。
迷う物は、普段使わない収納場所に入れて、1年経っても不要なものだったら捨てるのがおすすめです。
収納が散らからないためのポイントになるので、
- 使い勝手良く収納する
- 家族別で収納する
- カテゴリー分けして収納する
- 動線を考えて収納する
以上のことを意識して収納し、取り出したら元に戻す習慣を身につければ、いつもきれいな状態をキープできますよ!
部屋・場所ごとの片付け方のコツ
ここからは、部屋ごと、場所ごとの片付け方のポイントをご紹介します。
冷蔵庫
冷蔵庫は、いる物といらない物との区別が付きやすいので片付けやすい場所。
冷蔵庫→野菜室→冷凍庫の順に片付けていきましょう。賞味期限切れ、傷んでいる野菜などを処分していきます。
よく使う調味料などは取りやすい場所へ。野菜室は、野菜をビニール袋に入れたり、根菜と葉物を分けたりして整理しましょう。
冷凍室のものは、ジップロックに入れているものは立てて収納する、レンジ調理のものや調理が必要なものと分けて整理するとスッキリしますよ!
玄関・下駄箱
下駄箱は、背が小さいお子さんは低い方へ、お父さんは上の段へというように、使う人ごとに場所を決めてそれぞれが使いやすいように収納しましょう。
また、年中履く靴、春夏用、秋冬用というように、シーズンごとに分けておくと整理できます。玄関には、なるべく靴がない状態にしておくのがきれいに見えるポイントです。
キッチン
キッチンもいる物といらない物が仕分けやすい場所。まずは、いらない物を捨てるために食品からはじめ、容器、調理器具などを整理していきましょう。
食品
食品は、お茶・お菓子・麺類・缶詰など種類別に分け、賞味期限や使う頻度に合わせて収納していきます。
保存容器
タッパーなどの容器も、使う頻度が高いものを取りやすい場所に収納し、しばらく使っていないものは処分しましょう。
カトラリー
カトラリー類も、フォーク・ナイフ・スプーン・お箸できちんと分けて収納し、引き出しを開けてどこに何があるか一目で分かるように収納するのがポイントです。
割り箸やプラスチック製のスプーンなど、いつか使うかもと取っておく方も多いと思いますが、数か月使っていないのならこの先も使うことはほとんどないので捨ててしまいましょう。
食器
食器棚ですが、食器もしばらく使っていないものは処分して、使う頻度の高いもの、子どもが使うコップなどを取り出しやすい場所へ収納しましょう。
リビング
リビングは家族が集まる場所、家にいるときに多く目にする場所なので、散らかっていると過ごしにくくなりますよね。
リビングには個人のものは置かないようにする、どうしても置く必要がある場合は収納場所を作るようにしましょう。
リビングはみんなが過ごす場所なので、片付けはそれぞれが気付いたときに行うようにすると散らかりにくくなります。
我が家の場合、子どもがテーブルに私物を置きっぱなしにするのが悩みの種でした。テーブルに物があると拭きにくくて、毎日となるとストレスになるんですよね。
そこで、子どもをテーブルを拭く係にしたところ、こちらが言わなくても片付けるようになったのでおすすめですよ!
洗面所
不要な物を出し、必要な物だけをしまうようにしましょう。歯ブラシ用品、洗剤、ストック、コンタクト、ヘアケア用品など、用途別に仕分けます。
家族がいる場合は、それぞれが使いやすいよう収納場所を分けて整理するのもおすすめです。
寝室
寝室は休むための場所なので、余計なものは置かないのがポイントです。寝るためのもの、起きるためのもの以外の物は置かないようにしましょう。
子ども部屋の場合は、教科書類などと漫画などをきちんと仕分けし、整理して収納します。何年も使っていない教科書、読んでいない漫画は処分しましょう。
寝室などそれぞれの部屋は物が溜まりやすいので、定期的に見直して片付けるようにすると散らかりにくいですよ!
部屋の片付けが進まないときの片付けのポイント
部屋を片付けなきゃと思ってはいても、重い腰を上げるのにもひと苦労で進まないことも多いですよね。部屋の片付けは、イヤイヤするのではなく、楽しくできるようにするのがおすすめです!
ここからは、部屋の片付けが楽しくなるようなコツや片付けのポイントをご紹介します。
時間を決めるなどその日のゴールを決める
部屋の片付けは、一気に行うのではなく、時間を決めて行うのがおすすめです。
一気にやってしまおうとすると、やはり疲労につながり、次に片付けるのが余計に億劫になってしまうからです。
アラームをかけておいて、まずは1時間だけ片付けをすると決めて集中して行い、時間がきたらスッパリ片付けをやめましょう。
まだ余裕がある場合は、またアラームをセットするようにして、繰り返し行ってください。
ノリノリで片付けられるように音楽をかける
無音状態で片付けを行うのも良いのですが、できれば自分が好きな曲をかけて楽しく片付けができる方が良いですよね!
我が家の場合、子どもが片付けを嫌がることが多いのですが、子どもが好きな歌を歌うと、楽しそうに片付けをしてくれるようになるんです。
ノリノリでテキパキ動けるような音楽をかけて、鼻歌でも歌いながら片付けるのもおすすめですよ!
ビフォー写真を撮っておく
片付ける前の状態と片付いた後の状態を見比べるために、ビフォー写真を撮ってみましょう。
テレビ番組でも、よくリフォームの番組でビフォーアフターが紹介されますが、他人の家でもちょっとスッキリした感覚を覚えませんか?
ぜひ、片付け前のビフォー写真を撮って、見比べてみてスッキリとした快感を味わってみてはいかがでしょうか。
そうすることで、片付けは楽しいものなんだ!気持ち良いものなんだ!と理解でき、片付けが苦にならなくなりますよ!
片付けに必要な道具を準備しておく
片付けのときは、ゴミが出てくるので、ゴミ袋など片付けに必要なものをあらかじめ準備しておきましょう。
いざ片付けはじめて、ゴミ袋がないと、仕分けているその場所でゴミが溜まることになり、余計に片付けが面倒になってしまいます。
片付けながらゴミを捨てることで、スムーズに部屋がきれいになるので、ゴミ袋は必ず手元に準備しておくのがおすすめです。
また、不要な段ボールや雑誌などが出てきたときのために、紐やはさみを準備しておくと万全です。
収納グッズはあとで買う
片付けの際に、ついやってしまいがちなのが、先に収納グッズを買ってしまうこと。
私もやってしまっていたのですが、100均に行ってこの収納ボックスに入れて片付けよう!と先に買ってしまうんです。
実際に片付けると、買った収納ボックスが不要になってしまうこともしばしば。まずは、先に片付けを行い、本当に必要だと思った場合に収納グッズを必要な分だけ買うようにしましょう。
片付け後の自分へのご褒美を考えておく
片付けを行うときは、終わったあとに自分へのご褒美を用意しておきましょう。
片付けている最中に集中力が途切れてしまいそうなときでも、ご褒美があると思えばモチベーションアップにつながります。
例えば、好きなスイーツを食べる、好きな映画を観る、ゲームするなど。特にお子さんの場合、ご褒美があると張り切って片付けはじめるので効果的ですよ!
部屋が散らからないようにするための習慣
部屋が散らかる人は、所有物が多い傾向にあるので、まずは不要な物を片付けましょう。
せっかく片付けた部屋を散らからないようにするためには、使ったら元に戻す、用事のついでに片付ける、家族協力して片付けるというような習慣を身につけることが大切です。
使ったら決めた場所に収納するようにする
まずは、物の定位置を決めましょう。よく使うものは取り出しやすいところへ収納します。
洗剤などの日用品のストックは、何個までと数を決めておき、買いすぎて決めた場所以外に収納しないようにするのがポイントです。
何かのついでに片付けるようにする
家の中を移動するときは、ついでに散らかっているものを片付けるようにしましょう。
例えば、トイレに行く際に散らかった服などを脱衣所へ持っていく、キッチンへ行くときは空いたグラスや食器を持っていくなど、何かのついでに片付けると散らかりにくくなりますよ。
家族で片付ける時間を作る
寝る前やお出掛け前に、家族全員で片付ける時間を作るのは本当におすすめです。
寝る前は、いろいろな物が散らかりがち。そのまま寝てしまうと朝を乱雑な部屋で迎えることになり、気持ち良く1日のスタートを切ることができません。
お出掛けから帰宅して部屋が散らかっていると、余計に疲れてしまいますよね。家族みんなで片付ければすぐに終わりますし、自身の負担を減らすことができますよ!
部屋の片付けが手に負えない場合はプロにお任せ!
自分で片付けるのがむずかしい、片付けの習慣がなかなか身につかないという場合は、1度プロに相談してみましょう。
家事代行では、整理整頓など片付けや収納に関するサービスを行っているところがあり、資格を持ったスタッフが整理収納の方法やポイントを教えてくれますよ!
プロに1度整理収納をやってもらえば、あとは維持するだけ。維持できなくてもまた依頼すればリセットできるのでおすすめです。
まとめ
散らかっている部屋の片付けは、どこからはじめたら良いか分からなくなりますよね。
まずは、目に付きやすいリビングのテーブルから。スムーズに進まない場合は、冷蔵庫からはじめましょう。
汚部屋レベルの場合は、玄関までの動線をまず片付けて、1番多いゴミから順番に片付けていくのがポイントです。ここまでの状態にならないよう、片付けたあとの習慣づけはとても大切。
物の定位置を決めて、使ったら必ず元に戻す。次いでに片付ける。家族全員で片付ける時間を設けるようにすると散らかりにくくなります。
どうしても片付けが苦手だという場合は、プロの力を借りるのがおすすめですよ!