キーボードを近くでよく見てみると、間にホコリや糸くず、食べカスが落ちていたり、キートップ部分は手垢などの油汚れで汚くなったりしていますよね。
当然、こんなに汚れていては雑菌が繁殖するので、触った手で目をこすったり口に手を当てたりすると衛生的にも良くありません。
実は、パソコンのキーボードは恐ろしい数の雑菌が繁殖していることが分かっているのです!
「キーボードって自分で掃除できるの?」
「キーボードってどうやって掃除すればいいの?」
とお悩みの方へ今回は、自分でできるキーボードの掃除方法についてお届けします。
キーボードを汚さないポイントもあわせて参考にしてみてくださいね!
もくじ[表示]
掃除していないキーボードは便座よりも汚い!
パソコンのキーボードは、便座よりも菌の数が多いということが判明しています。
イギリスの微生物学者によると、掃除していないキーボードは便座の5倍もの雑菌が繁殖していることが分かったのです(参考:ロイター)。
冒頭でも伝えしたように、キーボードには食べカス・ホコリ・人の垢などが付着しており、これらは雑菌のエサになるほか、パソコンの熱が好環境となりどんどん繁殖してしまいます。
掃除していないキーボードを使いながら何かを食べるというのは、トイレで食事をしているようなものですね。
この事実を知った今、すぐにでもキーボードの掃除したくなったのではないでしょうか。
キーボードが汚れる原因
雑菌が繁殖しているという衝撃の事実がありましたが、目に見える汚れでは、
- ホコリ汚れ
- 食べカスが付いている
- 皮脂などの手垢汚れ
これらがキーボードに付着したり挟まったりしているので、キーボードがベタついたりキートップが押しにくくなったりしてしまいます。
手垢などの油汚れも、毎日キーボードを触ると防ぐことができないため、定期的な掃除が必要になってくるのです。
キーボードの掃除方法。今すぐやろう!
早速キーボードを掃除していきましょう。取り外せるタイプと取り外せないタイプに分けて解説していきます。
ボタンが取り外せるキーボードの掃除
まずはボタンが取り外せるタイプのキーボードの掃除方法から紹介します。
少々面倒くさいですが、一度全部外してきれいにしておきましょう。
用意するもの
- エアダスター
- アルコールウェットティッシュ
- 無水エタノール
- 綿棒
- メラミンスポンジ
- あれば工具
掃除方法
- キートップを取り外すため、取り付ける際に間違えないよう掃除する前に写真を撮っておく。
- 手でキートップを1つずつていねいに外す。取りにくい場合は工具で取る。針金が付いている場合は針金も外す。
- メラミンスポンジでキートップの表面を拭く。
- エアダスターを使い、キートップの裏のホコリを掃除する。
- ウェットティッシュでキーボードの汚れを拭き取る。
- ウェットティッシュでキートップを拭く。落ちにくい汚れがある場合は綿棒に無水エタノールを少量浸して拭く。
- 元の通りにキートップを取り付ける。
以上が基本の掃除方法になりますが、キートップを一気に水洗いする方法もあります。
【頑固な汚れ】キーボードを水洗いする方法
キーボードの汚れが頑固な場合は水洗いしましょう!
用意するもの
- マジックリンや食器用などの油汚れに強い中性洗剤
- 洗濯ネット
- 洗面器やバケツなどの容器
掃除方法
- キートップをすべて外したら洗濯ネットに入れる。
- 洗面器などの容器に水と中性洗剤を入れて溶かし、キートップが入ったネットを入れて揉み洗いする。
- しっかりと水洗いして洗剤をよくすすぐ。
- 濡れたまま取り付けると故障の原因となるため、キートップの表面と裏側に風を当ててしっかりと乾燥させる。
- ボードに取り付ける。
取り外しできるキーボードの場合は、隅々までキレイに掃除することができるので本格的なお掃除が可能です。
ボタンが取り外しできないキーボードの掃除
ボタンが取り外しできない、または取り外さずにキーボードの掃除をする方法を紹介します。
手間はかかりにくいですが、汚れがとれる範囲に限界があります。
用意するもの
- エアダスター
- アルコールウェットティッシュ
- 無水エタノール
- 綿棒
掃除方法
- エアダスターを使ってキーボードのホコリを掃除する。
- ウェットティッシュでキーボードを拭く。
- 綿棒に無水エタノールを少量浸し、細かい部分の汚れも拭き取っていく。
アルコールには、除菌効果があるほか油汚れを落とす効果もあるので、アルコールウェットティッシュでこまめにキーボードを拭き掃除すると良いですね。
エアーダスターに関する記事は下記をご覧くださいね。
(関連記事:100均エアダスターおすすめはこれ!代用品グッズまとめ)
キーボード掃除の便利アイテム
ちょっと汚れが気になったときに、サッとお手入れできるキーボード掃除の便利アイテムをご紹介します。
ホコリを舞い上げないホコリ取り:サイバークリーン
サイバークリーンという商品は、キーボードなどに詰まったホコリなどの汚れを張り付けてスッキリ取り除けるアイテムです。
ゲル素材なので、キーボードなどの細かい部分にも入り込んで汚れを吸着します。
さらには、エタノールが含まれているので、ホコリを吸着しながら除菌効果も同時に叶う便利な掃除アイテムです。
Amazon:サイバークリーン
キーボードクリーニングスティック
キーボードクリーニングスティックは、綿棒と違ってスポンジ素材なのでやわらかく、細かい部分にも入り込んでホコリをかき出すことができます。
こびり付いた汚れも拭き取って落とすことが可能です。
ノートパソコン・キートップの間隔が狭いキーボード・アイソレーション式キーボードには使用できませんが、驚くほど汚れが取れたと口コミでも好評ですよ。
Amazon:キーボードクリーニングスティック
キーボードを掃除する際の注意点
キーボードを掃除するときはホコリが舞うので注意が必要です。
電化製品のため扱いにも気を遣わなければなりません。
キーボードを掃除する際は、以下の注意点を守って行いましょう。
換気しながら行う
キーボードを掃除するとき、エアダスターを使って掃除するとホコリが舞ってしまいます。
ホコリには花粉やダニなどのハウスダストが含まれていることがあり、ホコリが舞うと吸い込んだりアレルゲン物質をまき散らしたりしてしまいます。
キーボードのホコリを掃除するときは、換気をしながら行いましょう。
細心の注意を払いながら掃除する
キーボードは電化製品なので、掃除する際に水分は厳禁です。
本記事でおすすめしている水が入っていない無水エタノールを使用してくださいね。
キートップを取り外す際は、取り外せるタイプなのかをしっかり確認し、取れない場合は無理やり外さないようにしましょう。
メラミンスポンジで汚れを拭くときや綿棒で細かい部分を拭くときは、こすり過ぎや押し付けすぎに注意し、やり過ぎないようにすることがポイントです。
キーボードが汚れない工夫をしよう
キーボードを扱うとき、汚れないように工夫すれば汚れも軽く済み、掃除の手間も省けます。
キーボードが汚れにくくなるポイントを5つご紹介します。
キレイな手で扱おう
キーボードを掃除し、次にパソコンを扱うときは、キレイな手で触るようにしましょう。
触る前に手を洗ったり、アルコールなどで除菌した手で扱うと、雑菌がキーボードに付着するとを防ぐことができます。
週に1度は掃除しよう
キーボードの汚れで1番多いのはホコリ汚れ。
パソコンは電化製品なので、静電気でホコリが吸着されやすくなっているのです。
毎日ホコリを掃除し、週に1度はアルコールウェットティッシュなどでキーボードを掃除すると清潔をキープすることができます。
お菓子は素手で食べない
出典:ポテトトング
仕事中などで小腹がすくと、ついパソコンしながらお菓子などをつまみがち。
その手でキーボードを触ると、お菓子の油分がベットリとついてしまい、雑菌のエサとなり繁殖する原因となってしまいます。
素手で食べなくて済むよう専用のトングを使う、お箸で食べるようにする、などの工夫をして、素手で食べないようにしましょう。
道具が用意できない場合は、素手で食べたあとにしっかり手を洗ってからキーボードに触るようにしましょう。
キーボードカバーをつける
出典:キーボードカバー
キーボードの上にカバーを設置すれば、ホコリなどの汚れが入り込むのを防ぐことができます。
ほかにも、仕事中にドリンクなどをついこぼしてしまうことがあると思いますが、カバーがあると水分の侵入を防ぐことも可能です。
こちらのカバーの場合、外して水洗いすれば接着力が復活するので何度でも繰り返し使うことができます。
ほかにもいろいろなメーカーからカバーが販売されているので、薄さやキートップの文字が見やすいかなど使い勝手が良いものを選んでみてくださいね。
フラットなキーボードを使う
キーボードの凹凸の差が大きいと、それだけホコリなどの汚れが入り込みやすくなり、汚れが取れにくくなってしまいます。
奥の方が雑菌の温床になってしまいやすくなるので、打感など特にこだわりがないのであれば、次回購入する際には凹凸の差が少ないフラットなキーボードを選びましょう。
洗えるキーボードを使う
衛生的で画期的な洗えるキーボードもいくつか販売されています。
防水効果が高いものやシリコーンでできているものなどがあり、価格帯もさまざま。
シリコーン製のキーボードは折りたたみが可能なので持ち運びにも便利ですよ。
いちいちキートップを外さなくても良いので、掃除がグンと楽になり、いつでも清潔な状態をキープすることができます。
まとめ
自分でできるキーボードの掃除方法についてお届けしました。
キーボードを掃除するとき、キートップは無理に外さないようにしましょう。
外せないものを無理に外してしまうと、キーボード全体の交換になり、交換費用も高いので注意してくださいね。
キーボードを掃除しないと、おぞましいほどの雑菌が繁殖してしまいます。
週に1度はアルコールで除菌&掃除して、キーボードの清潔を保ちましょう。
キーボードが汚れないためのポイントも参考にして、キレイなパソコンでお仕事してくださいね!
(関連記事:パソコンの掃除方法!注意点や頻度など徹底解説)