このページでは、鍋やフライパンの焦げつきを重曹で落とす方法を紹介しています。
重曹が使える鍋はどれ?
重曹の浸け置き、煮洗いのやり方は?
など、重曹を使った鍋の外側や内側の場所別の焦げの落とし方をまとめました。
食品カスや固まった油が原因の焦げつきは時間が経ったものほど落ちにくいですよね。
だけど実際にやってみるとわかりますが、クレンザーなどを使って力技でこすり落とすよりも、重曹を使うほうがはるかに簡単に焦げを落とすことができました。
鍋の焦げのビフォーアフター写真ものせたので参考にしてくださいね。
重曹が使える鍋の素材一覧表
鍋の焦げを重曹で落とす前に、まずは焦げを落としたい鍋の素材に重曹が使えるか、を確認しておきましょう。
ステンレス | ○ |
鉄 | ○ |
ホーロー | ○ |
土鍋 | ○ |
テフロン加工 | △ |
アルミや銅 | ✕ |
焦げを落としたい鍋やフライパンがアルミ、銅などの場合は重曹は使えません(黒く変色します)。アルミや鍋の焦げ落としは後述する「アルミや銅の鍋の焦げつきはクレンザーを使う」をご覧ください。
テフロン加工の場合は、重曹によるこすり洗いは加工が剥がれるため避けるべきですが、重曹の煮洗いや浸け置きは可能です。
調理直後の鍋の焦げを落とすとき
調理直後についた鍋の焦げは、重曹を焦げのところに軽く振り、布でこするだけで簡単に落ちます。
用意するもの
重曹
布
ゴム手袋
肌が弱い人、手荒れが心配な人はゴム手袋を着用してください。
調理後だけど焦げが落ちない場合は、これまでの焦げが蓄積している状態なので、これから紹介していく重曹の浸け置きや煮洗いを試してください。
鍋の外側の焦げは重曹水に浸け置き
鍋やフライパンの外側や底に付いた焦げは、重曹水に浸け置きしましょう。
用意するもの
重曹
焦げのある鍋より大きな鍋
ゴミ袋(大きな鍋がないとき)
ゴム手袋
スポンジ
歯ブラシ
焦げを落したい鍋より大きな鍋がないときは、シンクにゴミ袋を設置し、その中に重曹水を作り、そこに焦げのある鍋を入れましょう。
大きめの鍋に重曹水を作る
大きめの鍋に水1Lに対し重曹3杯程度で、適量の重曹水を作ります。
重曹水を60℃程度まで温めます(鍋の底から小さい泡が立ち始めたら60℃ぐらい)。
焦げのある鍋を投入し、30分ほど放置
焦げのある鍋を入れます。このとき、鍋の外側の焦げ部分が重曹水にしっかりと浸かるようにしましょう。
30分ほど浸け置きしてください。
スポンジや歯ブラシで焦げを落とす
鍋やお湯が冷めたら、ゴム手袋を着用し、焦げをスポンジや歯ブラシなどでこすり落とします。
最後に水でしっかりとすすいだら終わりです。
(関連記事:土鍋の洗い方。初めてのお手入れから注意点、保管まで徹底解説)
鍋の内側の焦げは重曹で煮洗い
鍋の内側の焦げは重曹で煮洗いしていきましょう。
用意するもの
重曹
水
スポンジ
ゴム手袋
鍋に水と重曹を入れお湯を沸かす
焦げを落としたい鍋に水1Lと重曹大さじ3杯程度入れて、沸騰させましょう。
※重曹は必ず水の状態で入れてください。
沸騰してから重曹を入れると「突沸」という現象が起き、吹きこぼれて大変危険なので注意しましょう。
沸騰後、10分ほど煮る
お湯が沸いたら火を弱め、10分ほど煮ましょう。
10分経ったら火を止め、鍋やお湯が冷めるのを待ちます。
残った焦げをスポンジでこすり落とす
鍋のお湯が冷めたら流して、焦げの様子を確認しましょう。
焦げが残っていたらスポンジでこすって落としてください。
焦げがとれたら水でしっかりすすいで終わりです。
焦げやこびりつきが酷い五徳も重曹の煮洗いで落とせます。詳しくは下記記事を参考にしてください。
(関連記事:ガスコンロの掃除方法まとめ。重曹・アルカリ電解水が焦げ・こびりつきを落とす)
鍋の取っ手部分は重曹パック
鍋に取っ手周りに付いた焦げは、煮洗い・浸け置きともに難しいため、重曹ペーストを作りパックして落としていきましょう。
用意するもの
重曹
水
ラップ
ゴム手袋
スポンジ
歯ブラシ
重曹ペーストを作る
重曹3:水1ぐらいの割合で混ぜ合わせます。
焦げ部分に重曹パックする
重曹ペーストを取っ手などの焦げ部分に塗り、ラップして10分ほど放置します。
こすり洗いする
時間が経ったら、ラップを外してスポンジや歯ブラシなどで取っ手部分をこすり洗いしていきましょう。
落ちないときは再度重曹パックをして、放置時間を伸ばしていきましょう。
仕上げに水拭きして終わりです。
(関連記事:五徳の掃除方法。重曹を使うと落ちやすい!)
アルミや銅の鍋の焦げつきはクレンザーを使う
アルミや銅などの素材の都合上、重曹が使えない鍋の焦げつきを落とすときにはクレンザーを使いましょう。
クレンザーをスポンジに適量付け、鍋の焦げに対し円を描くように磨いていきます。泡が黒くなると焦げが落ちている証拠です。
鍋の焦げが取れたら、仕上げに中性洗剤で汚れを落として終わりです。
IHクッキングヒーターの焦げは「IHの焦げの落とし方。洗剤や汚れに合った掃除方法を徹底解説」のページをご覧ください。
まとめ
鍋の焦げには重曹が効果的であることを、身をもって体験しました!
重曹水で煮たり浸け込んだりするだけで、簡単に焦げが落とせるなんで夢のようですね。
今まで苦労して焦げ落とししていたのは一体何だったのだろう……と思うほど簡単に落とせました。
自信を持っておすすめできる方法なので、ぜひ本記事を参考にして鍋やフライパンの焦げを重曹でピカピカにしてみてはいかがでしょうか?
重曹の使い道は下記記事にまとめていますので、参考にしてくださいね。