高齢の親が一人暮らししている場合、万が一のことを考えると心配になりますよね。
外出先、屋外の場合は誰かに助けてもらえる可能性がありますが、家の中の場合は異変に気付かれるまで時間がかかってしまう可能性が高いんですよね。
そこで注目されているのが一人暮らしの老人向けの緊急ボタン。
今回は、一人暮らしの老人におすすめしたい緊急ボタンの種類や特徴、おすすめサービスなどを紹介します!
見守りだけではなく、万が一のときに助けが呼べる・話せるシステムやスマホ連動アプリも欲しい方は必見です。
一人暮らしの老人向け緊急ボタンの種類
一人暮らしの老人用緊急ボタンの種類は主に4つあるのですが、それぞれの特徴を見ていきましょう。
警備会社の見守りサービス
警備会社による見守りサービスでは、見守りセンサーや見守り機器、ペンダントタイプなどの緊急ボタンなどが用意されています。
緊急ボタンが押された場合の通報先は警備会社。駆け付けサービスも警備会社が行っていて、24時間365日対応なので安心です。
設置する機器などにより異なりますが、月額料金は3,000~5,000円ほどとなっています。
警備会社以外の見守りサービス
警備会社以外の見守りサービスでも、緊急ボタンで緊急事態を知らせるシステムがあります。
警備会社の見守りサービスと同様に、見守りセンサーや機器などが用意されているのですが、警備会社との違いは通報先が高齢者の家族となっている点。
ほかには、駆け付けサービスがないので、緊急時には家族が対応する必要があります。月額料金は、2,000~5,000円程度です。
市販の緊急ボタン
市販の緊急ボタンもあり、通販でも気軽に購入することができます。
機能的には、緊急事態を家族に知らせるのみで、駆け付けるもないので緊急時にも家族が対応することとなりますが、機器を購入すれば月額料金がかからないというメリットがあります。
高齢者を見守れる家族が多い場合や、高齢者自身が警備会社による駆け付けサービスは大事だと躊躇している場合におすすめのサービスです。
自治体による見守りサービス
自治体による見守りサービスがあり、緊急ボタンを貸し出している地域もあります。自治体の緊急ボタンの通報先は救急や消防で、駆け付けも同様に救急や消防が担います。
家の鍵を開けるのに協力してくれる人を2~3人用意することが利用条件となる場合があるので、事前によく確認しておきましょう。月額料金は無料~1,000円程度とリーズナブルです。
一人暮らしの老人向け緊急ボタンの選び方
一人暮らしの老人用緊急ボタンには、主に4種類のサービスがあることが分かりました。ここからは、この4種類のサービスの中から選ぶポイントをご紹介します。
通報先は「警備会社」or「家族」か
警備会社が提供する見守りサービスは、警備会社に通報が入る仕組みとなっていて、駆け付けも同時に担っています。
警備会社以外の見守りサービスの通報先は、高齢者の家族となることがほとんどです。高齢者は、いつどこで緊急の病気や転倒などの事故が起こるか分かりません。
仕事や家庭の事情などで、通報に気付かない、すぐに駆け付けることができないという場合は、警備会社の見守りサービスが24時間365日対応なので安心です。
緊急ボタンの機器から選ぶ
緊急ボタンにも種類があり、
- 据え置きタイプの緊急ボタン付き通報装置
- ペンダントタイプの緊急ボタン
- スマホ
- GPS端末
以上の4つの種類から選ぶ必要があります。
据え置きタイプの緊急ボタンやペンダントタイプの緊急ボタンは、自宅のみで使うことができるものですが、スマホやGPS端末は外出先でも使うことが可能。
見守る高齢者のライフスタイルや健康状態、環境、操作は簡単かなどを考えて選ぶようにしましょう。
一人暮らしの老人向け緊急ボタンおすすめ8選!
一人暮らしの老人を見守る緊急ボタンのおすすめをご紹介します。
緊急ボタンを押して手動で通報するタイプや、センサーなどで行動を検知し、いつもと行動が違う場合に自動で通報がいく見守りサービス、緊急ボタンがあるスマホアプリなど、8つのサービスを解説しています。
こうしたサービスは介護保険外になるため利用料金は全額負担となります。費用面についてもじっくり比較してみてくださいね!
【手動】ALSOK みまもりサポート
警備会社で有名なALSOKからホームセキュリティーとしてみまもりサービスが登場。
据え置きタイプの緊急通報装置を設置するだけで、緊急ボタンを押せばすぐに駆け付け対応、相談ボタンでは、看護師の資格保持者にいつでも相談が可能です。
熱中症や災害時の危険を音声で警告し、家族にもメールで知らせてくれるサービスも基本料金で利用が可能。
オプションで見守りペンダントもあるので、通報装置まで行けないような緊急事態に安心です。
お買い上げプラン | レンタルプラン | ゼロスタートプラン |
月額1,870円(税込) | 月額2,838円(税込) | 月額3,069円(税込) |
初期費用70,565円(税込) | 初期費用13,365円(税込) | 初期費用0円 |
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【自動】セコム ホームセキュリティ スマートNEO 親の見守りプラン
警備会社でおなじみのセコムから、一人暮らしの老人用の見守りプランが登場。
急な体調不良でも、ペンダントタイプの緊急ボタンを押せばすぐに駆け付けてくれ、起き上がれなくても自動で通報される仕組みなので、親御さんと離れていても安心です。
見守り側も、親御さんの様子をいつでも確認でき、様子が分からないときはいつでもセコムに駆け付けを依頼することができます(別途料金必要)。
また、オプションではセコムマイドクターウォッチというリストバンド型の見守りアイテムもあり、防水性にも優れているので雨の日の屋外やお風呂場での装着も可能。
屋内でも屋外でも見守りが必要なときにおすすめです。(月額990円。)
レンタルプラン | 買い取りプラン |
月額5,060円(税込) | 月額3,410円(税込) |
初期費用 工事料:税込48,400円 保証金:20,000円(非課税・契約満了時返却) |
初期費用 買取システム料金 :税込219,890円 |
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【手動】 LASHIC-call
LASHIC-callは、簡単操作で家族に通報できる見守りサービスです。
緊急ボタンをタッチすれば、登録したスマホに電話をかけられるので、見守り側と通話することができます。
通常時では、短縮ダイヤルを押せば通話が可能。見守り側が異変を感じた場合、スマホから発信すれば装置のスピーカーから声が出るようになっています。
工事なしで設置でき、利用料は月額2,178円(税込)。Wi-Fiがなくても月額1,188円(税込)で通信端末をレンタルできますよ。
【緊急ボタンがあるスマホアプリ】みまもるん
みまもるんは、初期設定以外の操作が一切不要の、世界初の見守りアプリです。
通常の見守りアプリは、アプリを開かないと起動しないため手間と感じる人も多いのではないでしょうか。
みまもるんは、毎日アプリを起動させる必要がなく、初期設定を終えればいつも通りスマホを使うだけでOKなんです。
みまもるんは2つの機能があり、「自動通報機能」の場合、スマホの無充電状態や長時間歩数に変化が無い状態が続くと、自動で登録先の家族にメールで通報。
「緊急通報機能」は、1クリックするだけで緊急事態を登録先の家族に通報される仕組みとなっています。
1か月は無料で使えますが、それ以降は月額280円となるのでご注意ください。
【緊急ボタンがあるスマホアプリ】ラクホン
ラクホンは、iPhoneにもAndroidにも対応している見守りアプリです。ボタンがタイル状に並んでいるので、スマホ操作が苦手な高齢者でも直感的な操作が可能。
緊急メール、緊急ブザー、SOS緊急電話、ワンタッチダイヤルのボタンを選んで押すだけの簡単な操作が魅力です。
無動作検知機能もあり、Androidの場合は緊急メールが通知され、iPhoneでは大音量でブザーが鳴るようになっています。料金は2017年より無料で使えるようになっていますよ。
【ペンダントタイプ】ミマモーレ
ミマモーレは、スマホと連動して簡単に家族や身近な人、介助者へ通報できる機器です。
握るだけで電話・メール・SMS通報が可能。万が一、屋外で倒れた場合でも、スマホと連動しているので通報された場所が分かるようになっています。
生活防水仕様なので、ヒートショックや転倒事故が多いお風呂場での仕様も可能です。スマホとインターネット環境(Wi-Fi・4G・5G)があればすぐに使えますよ。
【ペンダントタイプ】SINGCALL 緊急連絡ベル
SINGCALL 緊急連絡ベルは、通販で購入できる緊急ボタンです。
壁にテープで貼り付けたりペンダントにして首から掛けることもできますが、屋内のみの使用となっていて、Wi-Fi環境が必要となっています。
料金は本体料金の2,659円のみで月額利用料などは一切かかりません。
【緊急ボタン貸し出し】自治体による見守り
各自治体では高齢者の見守りにも力を入れているので、一人暮らしの老人用緊急ボタンを貸し出している地域もあります。
ホームセキュリティー会社へ委託していることがほとんどですが、警備会社の見守りサービス同様のサービスが受けられるとは限りません。
一部地域では、利用条件が定められていて、慢性疾患など日常生活を送ることがむずかしい高齢者限定ということもあるので注意しましょう。
利用料金は無料~1,000円ほどですが、住民税非課税者や生活保護受給者などによって異なるので、利用前に確認しておいてくださいね。
問い合わせは、自治体の役場、高齢福祉課などで相談することができます。
まとめ
一人暮らしの老人用緊急ボタンには、警備会社のサービスか家族による駆け付けか、自治体のサービスか、利用する際はどのサービスが合っているかをよく確認してから選びましょう。
緊急ボタンのタイプも、簡単操作なものや、スマホと連動したアプリなどアプリ操作が必要なものがあるので、見守りたい高齢者の使い勝手もあわせて考えてあげられると良いですね!
ご紹介した8つのおすすめサービスを参考に、最適な見守りサービスを選んでくださいね!