毎日何度も開け閉めする食器棚は、ホコリがたくさん舞い込んだり、調理中に跳ねた油や食材カスなどにより、意外に結構汚れています。
こまめに掃除をしないと、ホコリをエサにダニが発生したり、湿気が溜まりやすい場所だと食器棚の内部や食器にカビが生えることも…!
今回は、食器棚の掃除方法を中心に、おすすめの効果的な洗剤や掃除頻度、防臭対策などについて紹介していきます。
食器棚の清潔さを維持するためにも、定期的に食器を全部取り出して掃除してくださいね!
食器棚に付着する汚れ
食器棚の外側に付く汚れは、油・手あか・食材のカス・ホコリ・ダニ。さらに湿気が溜まりやすい環境の場合、カビが生えている場合もあります。
内側に付く汚れは、ホコリ、ダニ。湿気や汚れがひどいとカビが内側まで入り込んで、食器にまでカビが生えてしまうこともあるので注意が必要です。
食器棚はこまめに掃除して、食器を清潔に保ちましょう。
食器棚を掃除する方法
食器棚の掃除に必要な道具や手順を紹介していきます。乾燥までしっかり行って、カビを生えさせないように気をつけましょう!
用意するもの
- 清潔なハンディモップ。またはノズル付き掃除機
- 洗剤
- 清潔なふきん
食器棚を掃除するときは、健康被害が出るような洗剤の使用はやめましょう。
外側から掃除する
ハンディモップや掃除機でホコリを取りましょう。
水に濡らして固くしぼったふきんで水拭きします。
手あかや油跳ね、食材のカスなどが付いていたら、洗剤を使って落としてください。
食器をすべて取り出す
食器棚に入っている食器をすべて取り出しましょう。
テーブルなどに清潔な布や包装紙などを敷いて、食器を乗せてください。
取り出した食器類を置くスペースがない場合、掃除の基本は上から下に向かって行うので、上の棚から1段ずつ食器を取り出して順番に掃除していきましょう。
ホコリをハンディモップなどで掃除する
ハンディモップや掃除機を使って、上の段から食器棚のホコリを掃除していきましょう。
引き出しのホコリやゴミは掃除機で吸い取るのが簡単。引き出しを取り外し、逆さにしてホコリを落とす方法でもOKです。
水拭きでベタベタ汚れを拭き取る
汚れが軽い場合、水に濡らして固く絞ったふきんで棚や引き出しの中を拭いていきましょう。
頑固な汚れやベタベタな油汚れがある場合は、ゴム手袋を着用して洗剤を使って拭き掃除し、汚れが落ちたら水拭きして洗剤を拭き取ってください。
無垢材など木製の食器棚や、食器棚の引き出しが何も塗られていない木材の場合、水拭きは行えないので乾拭きで仕上げましょう。
乾拭きでしっかり乾燥させる
水拭きを終えたら、乾いたふきんで食器棚の水気をしっかり拭き取りましょう。
乾拭きの後は扉を開放して、食器棚の中に水気が残らないようしっかり乾燥させて湿気をためないようにしてください。
食器棚の掃除におすすめしたい洗剤
食器棚を掃除するときに使う洗剤は、口に入っても大丈夫なものを選ぶと万が一のときも安心ですね。
中性洗剤 | 台所用洗剤などの中性洗剤を200倍に薄めて使う。2度拭きが必要。 |
ウタマロクリーナー | アミノ酸系の洗浄成分で手肌にやさしい中性洗剤。そのままスプレーして使う。基本的に2度拭きは必要ない。 |
重曹水 セスキ炭酸ソーダ水 |
重曹小さじ1杯:水100ml。セスキ炭酸ソーダ小さじ1杯:水500ml。拭き跡が残るので2度拭きが必要。 |
アルカリ電解水 | 重曹やセスキに比べ強アルカリなので油汚れに強い。除菌も可能。拭き跡が残らない。目線より高い場所はふきんにスプレーして使う。 |
アルコール除菌スプレー | 除菌しながら手あかなどの油汚れを落とせる。目線より高い場所はふきんにスプレーしてから使う。 |
食器棚掃除の注意点
食器棚は食器を入れるところ。洗剤を使う際は、口に入っても安全なものを使用しましょう。
湿気が残っているとカビの原因になってしまいます。
食器棚を水拭きしたら必ず乾拭きして、扉を開けてしっかり内部を乾燥させて湿気を逃してください。
食器棚がきれいになったところで、新聞紙などの紙類を敷くのはやめましょう。
紙には吸湿効果がありますが、湿気が溜まるとカビや害虫の隠れ家になることがあるので、食器棚専用のシートがおすすめです。
もしも食器にカビ汚れが発生していたら「食器に生えたカビの落とし方。原因や予防策を徹底解説」のページを参考にしてくださいね。
食器棚の掃除頻度の目安
こまめにホコリ掃除を行うだけでも、食器棚を清潔に保つことができます。ホコリを見つけたら、清潔なハンディモップを使って拭き取っていきましょう。
水拭きや洗剤を使った念入り掃除は、月1回程度で十分です。定期的に拭き掃除まで行っておけば、大掃除がグンと楽になりますよ。
食器棚のニオイが気になる?消臭対策!
重曹やセスキ炭酸ソーダ、アルカリ電解水には、消臭効果が期待できるので、食器棚の掃除と同時に消臭が叶います。
これらの洗剤を使わず、ほかの方法で消臭できる方法をご紹介します。
コーヒー・お茶殻
コーヒーやお茶をよく飲む方に試して欲しい方法です。
コーヒーやお茶を飲んだあとの粉(かす)や殻などを、天日干しなどで乾燥させてから瓶などに詰めて食器棚に入れておくと、扉を開くたびにコーヒーやお茶の香りがするようになります。
乾燥が甘いとカビが生えてしまうので、2~3日に1度交換を。しっかり乾燥させれば1か月以上使用することができますよ。
備長炭
備長炭は、表面にミクロの穴が開いているため、抜群のニオイ吸着効果が期待できます。
ちなみにコーヒー殻も備長炭と同様に多孔質なので、ニオイをよく吸収できるんですよ!
コーヒー殻と違い備長炭のニオイ吸着効果は、半永久的に持続するのが特徴。
ホコリが溜まりやすいので、掃除のついでに取りましょう。効果が薄れてきたら煮沸させて天日干しすると効果が復活しますよ!
重曹
重曹を粉のまま瓶に詰めて食器棚に置いておくのも消臭に効果的です。
倒れてこぼれないよう、ティッシュに包んで瓶に詰めるのもおすすめです。
重曹には、ニオイ吸着効果以外にも湿気を吸い取る効果、静菌効果も期待できますよ!
ハーブ
ハーブを食器棚の隅に置いておくのも消臭効果が期待できるのでおすすめ。
消臭効果だけでなく、ゴキブリなどの害虫の忌避効果も期待できますよ!
おすすめのハーブは、ラベンダー・スペアミント・タイム・クローブです。ハーブを瓶に入れたら、ガーゼをフタにして輪ゴムで留めましょう。
まとめ
食器棚は一見汚れていないように見えても、ホコリや油、手あかなどで汚れています。
汚れがあるとダニやカビのエサになり、アレルギーなどの心配があるのでこまめにホコリ掃除を行い、定期的に拭き掃除をするようにしましょう。
食器棚の汚れだけでなくニオイが気になる場合は、お茶殻や備長炭、重曹やハーブを試してみてください。
手に負えない汚れがある、ニオイが取れないというような場合は、ハウスクリーニングがおすすめです。
キッチンクリーニングがあるので、食器棚も一緒にピカピカにしてもらいましょう!