不要になったチャッカマンはそのまま燃えるゴミで捨てていい?
100均のチャッカマンやライターの処分に困ってる…
など、チャッカマンの捨て方に悩む人も多いのではないでしょうか。
チャッカマンは、金属とプラスチックでできた容器にガスが入っているため、正しい分別や捨て方がわからないですよね。
今回は、チャッカマンの正しい捨て方をはじめ、安全に捨てるために必要なガス抜きのやり方などを紹介します。
チャッカマンやライターなどの間違った捨て方により、毎年ゴミ収集車の火災が発生しています。正しい捨て方を理解し、安全に捨ててくださいね!
チャッカマンの正しい捨て方は2通り
チャッカマンの正しい捨て方を2つご紹介します。
チャッカマンのガスを抜いたら、以下の捨て方を参考にして最適な方法で捨ててください。
チャッカマンの分別や捨て方などは自治体によって異なるため、必ず事前に確認しておきましょう。
1.自治体の分別ルールに従い捨てる
チャッカマンの捨て方は、
- 可燃ゴミ
- 不燃ゴミ
- 有害ゴミ
とありますが、自治体によって異なるので事前にホームページか電話で確認しておきましょう。
例として、福岡市・北九州市・鹿児島市・川口市などは、ガスを抜いてから可燃ゴミとして出せるそうです。
さいたま市は不燃ゴミとは別の透明の袋に入れて、不燃ゴミの日にゴミ捨て場の端に置いてから捨てる決まりに。
枚方市では、ゴミ収集車の火災を防ぐために、ライターの出張回収を行っています。
分解や水に浸けるなどの処理が必要な自治体
チャッカマンを分解して捨てるなど、捨てる前に処理を行わなければならない自治体もあります。
例えば、
- 仙台市…水に浸す
- 横浜市…透明袋に入れる
というように、捨て方が異なります。
引越しなど、隣の市でも全然違うことがあるので、事前に確認して安全に捨てるようにしましょう。
2.回収ボックスに捨てる
チャッカマンやライターは、回収ボックス(リサイクルボックス)でも捨てられる場合があります。
自治体によって設置場所は異なりますが、主に、区役所や消防署などに回収ボックスが設置されています。
捨てる際の処理が面倒な場合は、回収ボックスがおすすめですよ!
前述のように、出張回収している自治体もあるので事前に確認してくださいね!
(参照:交野市)
安全にチャッカマンを捨てる前にガス抜きを忘れずに!
チャッカマンを捨てる前に、注意事項を守って中のガスやオイルを抜いておきましょう。
ゴミ収集車の火災の原因とならないよう、完全に中身を空にしておいてくださいね!
必ず使い切ってから捨てる
チャッカマンを捨てるときは、完全に使い切ってから捨てるようにしましょう。
ちなみに、100円ライターの場合で着火回数は1300回ほど。時間にして45分ほど燃え続けるそうです。
たくさん残っている場合、使い切るのは大変なので以下にご紹介するガス抜きがおすすめですが、ほんの少ししか残っていない場合は着火させて使い切って捨てる方が簡単です。
チャッカマンのガス抜きのやり方
チャッカマンやライターなどのガス抜きを行う際は、安全な場所で行ってください。
- 粘着テープ、または輪ゴムを用意しましょう。
- レバーを押して着火させたら、レバーを押したまま火を消します。
- ガスが出たままになるので、レバーを押えたまま粘着テープ、または輪ゴムでレバーが戻らないように固定しましょう。
- ガスが抜けたら、必ず着火確認を行ってください。
チャッカマンの大きさやガスの残量によっても異なりますが、2時間もあればすべてのガスが抜けるはずです。
ガス抜きの際は、ガスを吸わないように注意しながら監視を行い、ほかの人に危険が及ばないようにしましょう。
着火確認を行う際は、その場にまだガスが溜まっている可能性があるので、その場を離れ風上へ行き、数回着火確認を行ってくださいね!
火が付かなければガス抜きは完了です。
チャッカマンのガス抜きを行う場合の注意点
チャッカマンやライターのガス抜きを行うときは以下の点に注意してください。
- 日光が当たらない風通しの良い屋外
- 火の元・可燃物が近くにない屋外
- 人がいない場所
- 静電気を予防したうえで行う
- ガスを吸い込まない
- 大人だけで行い、子どもは絶対に近づけない
ガスが溜まると危険なので、風通しの良い屋外で行いましょう。
通行人がガスを吸ってしまったり、歩きタバコにガスが引火してしまう恐れがあるので人がいないところで行ってください。
静電気によって引火してしまうことがあるので、静電気対策を行ってからガス抜きをしましょう。
まとめ
チャッカマンの捨て方は、ガス抜きを行うなどして中身を完全に抜いてから捨てるようにしなければなりません。
ゴミ収集車の火災も多発しているので、必ず自治体のルールに従って安全に捨てましょう。
ガス抜きを行う際は、安全な場所で抜き、必ず着火確認を行って火が付かないことをチェックしてから捨ててくださいね!