「新築、クリーニング済だけど、入居前の掃除は必要なの?」
「入居前の掃除はいつすべき?どこまでやる?」
入居前の掃除について迷っている方も多いのではないでしょうか。
ここでは、入居前の掃除の必要性をはじめ、掃除の時期ややること、具体的なやり方などを紹介していきます。
我が家も先日引越しをしましたが、入居前の掃除は必要です!
新築だからキレイだろうと思っていましたが、床を拭くと真っ黒…。業者の方が出入りするからかホコリも溜まっていました、、。
入居後に掃除がラクになるキレイを維持するポイントもまとめたので、ぜひご参考くださいね!
入居前の掃除は絶対に必要!
新築の場合は、そこまで汚れていないだろう。賃貸の場合でも、ハウスクリーニングが入っているはずだから、入居前の掃除は必要ないと考える方もいらっしゃるかもしれません。
結論から言えば、たとえ新築でも入居前は掃除はした方が良いです。その理由を見ていきましょう。
新築、クリーニング後でも汚れがあることも…
新築の場合、すべてが新しいものなのでそのまま使えると思いきや、建築現場のホコリっぽい中で設置が行われるので、どうしても汚れてしまいます。
引き渡し前に掃除を行ってくれますが、我が家の場合、一見きれいに見えたのですが、ていねいに拭き掃除をすると白い雑巾が黒くなりました。
賃貸の新居の場合、前住人が退去したときにハウスクリーニングが入るのが一般的ですが、入居までに期間が空いてしまうとホコリや湿気が溜まってしまいます。
稀にですが、悪質なハウスクリーニング業者の場合、トイレもキッチンも同じ雑巾で掃除するというのを直接聞いたことがあります。
ですので、念のためすべての箇所を徹底的に掃除することをおすすめします!
傷や不具合を確認できる
入居前にしっかり掃除しておくと、内覧のときにはわからなかった傷や不具合に気付くことができます。
もし、傷や不具合が見つかったら、写真にとってすぐに大家さんや管理会社に連絡しましょう。
掃除しながらあらゆる傷や不具合を確認して大家さんや管理会社に伝えておけば、賃貸の場合、退去する際にトラブルを防ぐことができますよ!
(関連記事:引越し退去時の掃除はどこまでやる?場所別の掃除のコツ)
入居前の掃除の流れややること
入居前の掃除の時期ややること、手順などをご紹介します。引越しまではバタバタするので、計画的に行っていきましょう!
いつやる?入居前の掃除のタイミング
入居前の掃除のタイミングは以下を目安に進めましょう。
- 入居の数日から1週間前までに掃除
- 入居当日、引越し搬入前に簡易掃除
引越ししてからでは荷物があって隅々まで掃除することができなくなるので、荷物を搬入する前までがベストです。
新居が遠い場合は、引越し業者さんが搬入する予定時間の2~3時間には到着できるようにしておき、搬入前に掃除を済ませておきましょう。
スケジュール的に厳しい場合は、契約日に掃除を行い翌日に引越し、というように日を分けて計画を立てるとバタバタせずに済み、体力的にも時間的にも余裕が持てますよ。
入居前の掃除場所リスト、順番
- 換気
- 害虫掃除(バルサンなど)
- 天井、壁、床
- 水回り
- 玄関
- 窓
- エアコン
入居前の掃除は上記の流れで進めましょう。
害虫掃除を行う場合は、掃除前がベスト。掃除後にバルサンなどを焚いてしまうと、また拭き掃除を行わなければならないので注意しましょう。
どこまでやる?入居前の掃除のやり方
新居に入ったら、ホコリや湿気を逃すためにまずは換気を行いましょう。入居前に掃除するところとくわしい掃除のやり方を順番にご紹介します。
害虫掃除(バルサンを炊く)
新居の場所にもよりますが、虫対策をしなければならないところもありますよね。
ゴキブリが苦手な方は、バルサンなどの駆除剤を引越し前にしておくと安心です。
引越し後に行ってしまうと、家具など何から何まで拭かないといけなくなるので、荷物を入れる前、掃除する前にやっておくことをおすすめします。
事前に各所に確認・許可をとる
バルサンやアースレッドなどの駆除剤を使うと、火災報知器などの警報機が作動するため、カバーをしてから行ってください。
また、マンションやアパートなどの集合住宅の場合、万が一警報機が誤作動した場合近隣に迷惑となるため、事前に大家さんや管理会社などに確認・許可をとってから行いましょう。
天井・壁・床
掃除は高いところから低いところへ向かって行うのが基本です。まずは、天井から行い、壁、床と掃除していきましょう。
天井や壁の高い部分は、フローリングワイパーを使って水拭きするとラクですよ。フローリングも洗剤を使う場合は、床材との相性を確認してから行ってくださいね!
キッチンまわり
キッチンは換気扇フィルター、コンロ周り、調理台、シンク周りと掃除していきましょう。
アルコール除菌スプレーを使えば掃除も除菌もできて、引越し後に清潔な状態で使うことができますよ!
お風呂
お風呂も天井から壁、床と掃除していきましょう。
天井は、フローリングワイパーにアルコールスプレーをして拭けば、カビの予防になるのでおすすめです。換気扇も忘れずに行ってください。
バスタブは中性洗剤で、蛇口周りの水垢は、専用洗剤、またはクエン酸水で落としましょう。
排水口は、重曹とクエン酸、しっかり除菌も行いたい場合は、塩素系漂白剤を使って掃除しましょう。
トイレ
トイレも天井、換気扇、壁、床、便器の順に行います。
タンクやフタ、便座など肌が触れる部分は、中性洗剤やアルコールを使って掃除するのがおすすめです。
便器内は、塩素系漂白剤で黒ずみを除去したり除菌し、もし尿石が付いているようであればサンポールなどの酸性洗剤で落としましょう。
洗面所
洗面所もほかの場所と同じで上から下に向かって掃除します。
洗面所の鏡や蛇口周りの水垢は、専用洗剤かクエン酸水で落としましょう。シンク内は、中性洗剤でキレイになります。
排水口からイヤなニオイがする場合は、パイプユニッシュなどの洗浄剤を使いましょう。
玄関・靴箱
靴箱は棚の砂埃を払い、水拭きしてしっかり乾燥させましょう。
玄関はたたき部分のゴミをほうきで掃き、汚れがあれば重曹などで落とします。水拭きして洗剤を落とし、しっかり乾燥させてください。
大理石など、水を使ってはいけない素材もあるので、掃除前に確認しておきましょう。
窓
窓も内側が汚れているということは少ないはずですが、外側が砂埃で汚れていることがあります。
入居してから窓ガラスが曇っていたらイヤですよね。水拭きと乾拭きで、拭き跡が残らないように仕上げましょう。
エアコン
エアコンが設置している場合、フィルター部分など内部が汚れている可能性があります。
エアコンを使用するシーズンで、いざ使おうとしてホコリっぽかったら気分が下がりますね。
フィルターのホコリだけでも、掃除機で吸ってキレイに掃除しておきましょう。
最初が肝心!入居時のキレイを保つためのグッズ
引越ししてから「コレやっておけば良かった…!」と後悔することがないよう、入居時のキレイを保つポイント、グッズをお届けします!
カビ予防
新居はいつまでもキレイな状態で住みたいものですよね!
ですが、立地環境によっては大発生してしまうことがあります。
特にお風呂はカビが発生しやすい場所なので、燻煙剤などを使って予防しておくとgood◎
あとは、定期的な掃除と燻煙剤の使用でカビを防いでいけば、いつもキレイな状態を保てます。
消臭・除湿対策
カビ予防にもつながるのでぜひやっておいて欲しい除湿対策。
特に下駄箱やクローゼットは湿気が溜まりやすく、ニオイもこもりやすいので、あらかじめ除湿剤や消臭剤を置いておくと良いですよ!
写真は、シートタイプの消臭・除湿剤で、繰り返し使うことができます。
重曹も消臭効果、吸湿効果があるのでおすすめです。
汚れ防止コーティング
キッチンのシンクや洗面所のシンク、トイレやお風呂のバスタブなど、水垢や汚れが付きやすいところは、コーティング施工しておくのもgood◎
新築の場合は、すでにコーティングがされていることが多いので、自分でやる前に確認しておきましょう。
換気扇にフィルターを付ける
意外と忘れがちなのが換気扇フィルター。
入居前に換気扇フィルターを付けておくと、引っ越してすぐにご飯を作ってもフィルター本体が汚れないので安心。
我が家の場合、取り付け忘れて早速汚してしまい、すごく後悔したので、いつまでも新品の状態で使いたい方は、忘れずに取り付けておきましょう。
IH周辺カバーやガラストップの汚れ予防
IHの場合、周辺やガラストップが汚れてしまい、しかも、汚れるとなかなか落ちないんです!
フレームのところにはゴミが詰まるわ、ガラストップの汚れはこびり付くわで掃除が大変です。
排気口に油や調味料の飛び散りを防ぐ排気口カバーだけは購入しておいたので、ずっと新品の状態を保てています。
IHのフレームカバーやガラストップの汚れを防ぐIHマットがあると掃除がラクになりますよ!
傷防止アイテムの設置
冷蔵庫など大型家電や家具を設置する際のヘコみを防ぐアイテムや、食器棚などが傷付きにくくなるシート、扉が壁に当たっても傷が付かない傷防止シールをぜひ準備しておいてください。
家具家電のヘコみは、模様替えするときに不格好ですし、引っかかってケガする可能性もあるため、専用アイテムでヘコみを防ぎましょう。
食器棚が傷付きにくくなるシートは、汚れ予防にもなります。年に1度取り替えるだけで、キレイな状態を保てます。
扉が壁に当たってしまう場合、壁が汚れたり破損してしまう場合があるので、傷防止シールを貼って衝撃を軽減させましょう。
洗濯機の下にかさ上げ台を設置
特にドラム式洗濯機の場合、すごく重たいので設置後はなかなか移動ができないので大変です。
洗濯パンの上に直接置いてしまうと、掃除機が入らなくて洗濯機の下の掃除ができなくなってしまいます。
掃除しやすくするためには、高さのある洗濯機かさ上げ台を用意しておくのがおすすめです。
移動して掃除したい場合は、キャスターが付いたかさ上げ台を用意しましょう。
まとめ
これまでに10回以上は引越しを行ってきましたが、入居前に掃除が必要なかった物件は1件もありませんでした。
誰も住んでいなくても湿気やホコリは溜まるので掃除は必須です!掃除道具や洗剤は、ダイソーなどの100均でも入手できます。
掃除のポイントは、高いところから低いところへ。アルコールがあれば、油汚れや皮脂汚れも落ちますし、除菌にもなるのでおすすめです。
気持ち良く新居生活をスタートするためにも、本ページを参考にして掃除してみてくださいね!