- お気に入りの衣類を傷ませたくない
- デリケートな服をどう扱えば良いのか分からない
- クリーニングに出さずに自分で服をお手入れしたい
ブラウスやワンピースなど繊細な洋服を洗濯するときは、特に気を遣いますよね。
こんなときは手洗い洗濯したいですが、洗濯の手洗いするやり方や道具がわからないですよね。。
ここでは、そんな手洗い洗濯のやり方(すすぎや脱水含む)や必要な道具などを紹介していきます。
洗濯機なしの「手洗い洗濯」をすることで、衣類が傷むことを防げます。大切な衣類がキレイに長持ちする、正しい手洗い洗濯の方法を参考にしてくださいね!
手洗い洗濯すべき衣類
手洗い洗濯が必要な衣類は、洗濯タグに「手洗い」表示しか記載されていないものです。
衣類の内側にタグがついているので、「手洗イ/30」や、新表示では水が入った桶に手を入れているマークが描かれている、手洗いマーク付きのものは、基本的に洗濯機は使わず手洗いをするようにしましょう。
手洗いマークが付いている服は、
- ウール
- シルク
などデリケートな素材を使った衣類に多く、洗濯機で洗うと傷んでしまうものがほとんどです。
反対に「ドライOK」のマークや、桶のマークに×と描かれているものは、水洗いが厳禁で手洗い洗濯ができないので注意しましょう。
その他、
- 装飾がついているもの
- 繊細で型崩れを起こしやすいもの
- かさばるもの
- 長く着たいお気に入りの洋服
- デリケートな素材でできた衣類
- 汚れがひどいもの
などは、手洗い洗濯した方がキレイに仕上げることができます。
洗濯機にかけるとどうしても摩擦によって衣類が傷んでしまうので、手洗い洗濯でサッと洗うのがおすすめです。
具体的な衣類の例を挙げると、ニットやセーター・ワンピースは型崩れしやすいもの、ぬいぐるみなどは手洗い洗濯が最適です。
(関連記事:【ふわふわに仕上げる】ぬいぐるみの洗濯方法3選!洗い方から乾かし方まで徹底解説)
また
- 毛
- ポリエステル
- ナイロン
- アクリル
などの素材は、洗濯機で洗うことで縮んでしまうことがあるので、できれば手洗いでやさしく洗うのがベストです。
その他、赤や青・黒など他の服へ色移りする可能性のある濃い色の服や・洗濯機では落ちない泥汚れなどがついた服なども、手洗い洗濯することをおすすめします。
(関連記事:墨汁の落とし方。普段の洗濯じゃ落ちない、時間が経った墨汁にはこれ)
手洗い表示の衣類を普通に洗濯したら…
手洗い表示はあるものの、普通に洗濯できないのか、気になりますよね。
手洗い表示があるモノでも、洗濯機に入れて普段通りに洗濯できることがほとんど。ただし、当然服が伸びたり、傷んだりした場合は自己責任です。
手洗い洗濯に必要な道具
手洗い洗濯に必要な道具は
- 水・お湯
- 洗剤
- 桶
- スポンジや歯ブラシ(たたき洗いのみ)
- ゴム手袋
以上の5つです。
水で洗うかお湯で洗うかは、材質や汚れの種類によります。洗濯タグに水温指定がある場合は、その温度の水を使いましょう。
洗剤は汚れの程度や場所に合わせて選んでいくのですが、その洗剤が手洗い洗濯に使えるかどうかも、取り扱い表示を見て確認しておきましょう。
「中性」と記載されていれば中性洗剤を使用し、汚れがひどいときなど漂白したい場合に、塩素系漂白剤が使用できるかも確認しておくと良いですね。
桶は、ゴム製のバケツや洗面台のシンクなどでも大丈夫です。
水をためられる大きめの容器で、洋服が入るスペースがあるものを用意しましょう。
スポンジや歯ブラシは、たたき洗いする際に使用します。後ほど詳しい洗い方を解説します。
また直接洗剤に触れると手が荒れやすいので、ゴム手袋も用意しておきましょう。
洗剤液の作り方
手洗い洗濯の準備できれば、次に洗剤液を作ります。洗剤液の作り方は、どの手洗いの方法でも同じです。
まず桶に洗いたい洋服が浸かるくらい、ぬるま湯をためます。入れる洗剤の量は、メーカーや水の量によって変わります。
パッケージの裏に入れる量が書いているので、それを参考に水の量と洗剤の量を計算して、洗剤液を作りましょう。
手洗い洗濯の洗剤の選び方
手洗い洗濯する場合は、洗剤の選び方も重要なポイントです。
それぞれの洗剤の特徴を知り、衣類の汚れに合わせて洗剤を選んで洗濯できると、余計なダメージを与えずにすみます。
これから
- 粉末洗剤
- 液体洗剤
- 固形洗剤
- おしゃれ着用洗剤
以上4つの洗剤について、特徴やどんな時に使いたいかなど順に解説します。
粉末洗剤
粉末洗剤は洗浄力が高いので、衣類の汚れがひどいときに使えます。
ただ粉末状で水に溶けにくい性質があるので、冬など水温が低いときは粉が溶けきれずに固まってしまいます。
1度ぬるま湯で溶かしてから、手洗い洗濯に使用しましょう。
液体洗剤
液体洗剤は粉末洗剤より洗浄力は落ちますが、普通の生活でつくような衣類の軽い汚れを落としたい場合は、液体洗剤で十分です。
水に溶けやすく使い勝手が良いので、粉末洗剤のように水で溶かす手間もかかりません。
最近では洗濯洗剤といえば液体といったように、主流の洗剤になっています。
固形洗剤
- 襟
- 袖
- 靴下
などの部分汚れをピンポイントで落としたい時に使えるのが、適度な硬さのある石鹸のような固形洗剤です。
汚れに対して力を入れて直接塗りこめるので、シミなどを落とすときにも最適です。
おしゃれ着用洗剤
おしゃれ着用洗剤は、大切な服をやさしく洗うことを目的に作られています。
中性洗剤のものを使用すれば
- 色落ち
- 繊維への負担
を軽減できるので、デリケートな衣類の手洗いにおすすめです。
普段着でも色落ちさせたくない衣類や、汚れていない衣類を洗うときに使用すると長持ちしますよ。
国内でもかなり種類が増えてきましたが、最近では海外のおしゃれ着用洗剤も香りが良いと人気です。
- 静電気防止
- 毛玉防止
- 香り
など、スペックや自分の好みに合うものを選んでみましょう。
手洗い洗濯は洗剤なし(水だけ)の場合、汚れや臭いはとれる?
4種類の洗剤について解説しましたが、少しでも節約したい方は洗剤なしの水だけで汚れやニオイは取れるのか、気になる方も多いと思います。
まず汚れに関して、衣類に汚れがこびり付いているようであれば、50℃程度のお湯に30分以上つけて、ある程度汚れを落としてから手洗い洗濯すれば、水洗いだけでもしっかり落ちますよ。
臭いについても50℃程度のお湯につけていれば、洗剤を使用しなくても取れます。
(関連記事:泥汚れがよく落ちるおすすめ洗剤。頑固な泥汚れをしっかり落とす洗濯のコツとは?)
手洗い洗濯におすすめの洗剤
これから手洗い洗濯でおすすめの洗剤について、3つの商品を紹介します。
洗剤の特徴や種類・価格・内容量など、詳しく解説しています。
エコベール デリケートウォッシュ(おしゃれ着用洗剤)
出典:amazon
こちらの洗剤「エコベール デリケートウォッシュ」は、植物とミネラルから作られたベルギー生まれの手洗い用洗濯洗剤。
手肌や環境に優しく、衣類の色合いやシルエットもしっかりキープしてくれます。
蛍光増白剤・溶剤・シリコーンなどを一切配合していないので、
- シルク
- ウール
- 赤ちゃん用の肌着
などを優しく洗うことができますよ。
植物由来成分の働きで、ふんわり風合いよく仕上げます。
やさしいウォーターリリーの香り。
赤ちゃんや敏感肌の方でも安心して使用できます。
商品名 | エコベール デリケートウォッシュ |
洗剤の種類 | おしゃれ着用洗剤 |
価格 | amazon:1,318円 楽天:1,650円 |
内容量 | 1000ml |
ブランドケア ウールシャンプー
出典:amazon
こちらはプロ向けに開発された、手洗い用洗濯洗剤「ブランドケア ウールシャンプー」。
- ウール
- カシミア
- シルク
などの高級繊維をはじめ、他のおしゃれ着洗いでは難しかった、キュプラ裏地のスーツも洗うことができます。
防縮剤や色止め剤が、一般的なおしゃれ着洗剤の10~15倍配合されているので、洋服を傷めませんし、シワになりにくく型崩れしません。
また衣類の縮みも少なく、アイロンをかけなくても着られるメリットもあります。
天然由来成分なので、安心して使用することができますよ。
商品名 | ブランドケア ウールシャンプー |
洗剤の種類 | おしゃれ着用洗剤 |
価格 | amazon:2,002円 楽天:2,002円 |
内容量 | 400ml |
サラヤ アラウベビー 洗濯用せっけん
出典:amazon
こちらの洗剤「サラヤ アラウベビー 洗濯用せっけん」は、植物原料の無添加液体せっけんです。
合成界面活性剤をはじめ、合成香料・着色料・保存料・漂白剤・蛍光剤など一切無添加なので、安心して使用することができます。
柔軟剤なしでも優しく洗い上げ、繊維本来のふっくら感と吸水性を取り戻します。
赤ちゃんの衣類用に作られた洗剤ですが、デリケートな衣類の手洗いにもおすすめです。
アロエの植物エキス(うるおい成分)が配合されているので手肌に優しく、ラベンダー&スペアミントの天然ハーブオイル配合で、さわやかに手洗い洗濯ができますよ。
値段もリーズナブルなので、節約家にも嬉しい商品です。
商品名 | サラヤ アラウベビー 洗濯用せっけん |
洗剤の種類 | 植物原料の無添加せっけん |
価格 | amazon:456円 楽天:502円 |
内容量 | 800ml |
手洗い洗濯の丸洗いするやり方
次は具体的な手洗い洗濯のやり方についてご紹介します。
手洗いの方法にはいくか種類がありますが、
- 衣類の素材
- 汚れの程度
に合わせて適切な方法を選びましょう。
まずは衣類を丸洗いしたい場合の手洗い洗濯のやり方について、ご紹介します。
- 押し洗い
- 振り洗い
- つけ込み洗い
以上の3種類があるので、順番に解説しますね!
押し洗い
押し洗いはニットやウール素材のパンツ・セーターなど、かさがある衣類を洗う場合に適しています。
伸びやすい素材の服でも、伸びを防ぎながら汚れを落とすことができます。
具体的な手洗い洗濯のやり方は、
- えり
- 袖口
など汚れた部分を外側にしてたたんで水を洗い桶に張り、洗剤を溶かしてその中に衣類を入れます。
水の中で両方の手のひらで服を押して浮かせる、また押して浮かせるという動作を20~30回ほど繰り返して洗います(5分以内が目安)。
絶対に強く押したり、揉んだりこすったりはせずに、押して浮かせるを繰り返すのがポイント。
繊維がからみあって衣類が縮むのを防ぐためです。
振り洗い
シワになりやすい薄手のワイシャツや
- ブラウス
- ワンピース
- シルクのスカーフ
など、繊細な素材の衣類を洗うときは、振り洗いがおすすめ。
服をこすることがないので、衣類を最もやさしく洗える方法です。
具体的な手洗い洗濯の方法は、衣類の肩や襟の両端を持って洗剤液につけて、素早く振るように洗います。
強く振ると衣類が伸びてしまうことがあるので、軽く行いましょう。
つけ込み洗い
型崩れが心配なセーターやニットなどは、つけ込み洗いがおすすめです。
具体的な手洗い洗濯のやり方は、押し洗いと同じように汚れが気になる部分を外側にしてたたみ、洗浄液に浸けて10~15分ほど置いておきます。
そのままにしておくと、すっきりと汚れが落ちますよ。
上から押したり揉んだりせず、絶対に動かさないように注意して下さい。
手洗い洗濯の部分洗いする方法
袖口や襟周りの汚れだけを集中して洗いたい場合など、洋服全体ではなく部分的に衣類を洗えるのも手洗い洗濯のメリットです。
部分洗いには
- つかみ洗い
- 揉み洗い
- たたき洗い
- つまみ洗い
以上の4つがあるので、これから順に解説します。
つかみ洗い
- ウール素材やセーターなどの厚みがあるもの
- 生地の柔らかいもの
の首元や袖口などの汚れや、ソックスのゴム部分の汚れ落としたい場合は、つかみ洗いがおすすめです。
具体的な手洗い洗濯のやり方は、まず汚れた部分が上にくるように衣類をたたみ、洗浄液に浸します。
そして汚れが気になるところを掴んで離す、また掴んで離すという動作を繰り返して汚れを落としましょう。
揉み洗い
普通~厚手の綿や麻などの丈夫な衣類や、ジャージなどの化学繊繊のニット類で、汚れがひどいものを洗う場合には揉み洗いがおすすめです。
靴下が例に挙げられますが、洗浄液に浸けて両手で強く揉むようにして、汚れを落としていきます。
薄手のデリケートな繊維の服には使用できないので、注意しましょう!
たたき洗い
こすると縮んだりダメージを受けてしまう、ニットなどの洋服に付いた頑固な汚れやシミには、たたき洗いがおすすめです。
具体的な手洗い洗濯の方法は、水を含ませたスポンジや歯ブラシに液体洗剤の原液をつけて、汚れやシミの部分に軽くポンポンとたたくようにして汚れを落とします。
つまみ洗い
つまみ洗いは、衣類に付いた
- 食べこぼし
- シミ
などの範囲が狭い汚れにおすすめです。
具体的な手洗い洗濯のやり方は、汚れた部分を洗剤液に浸して指にギュッと力を入れて、汚れている部分をつまみながらこするようにして洗います。
手洗い洗濯のすすぎのやり方
手洗い洗濯の後は、洗剤をよく落とすためにすすぎもしっかりと行いましょう。
具体的なやり方は、まず洗剤液をきれいな水に替えて、2~3回くらいよくすすぎます。
手洗いでのすすぎの方法は、洗う時の洗剤液が水かぬるま湯に変わったものと考えましょう。
例えば押し洗いであれば、脱水した後に洗濯液を水かぬるま湯に替えて、押し洗いと同じ方法を何度か繰り返してすすぎます。
手洗い洗濯の脱水方法
手洗い洗濯の一連の流れは洗濯機と同じで、
- 洗い
- すすぎ
- 脱水
- 乾燥
の4ステップです。
脱水のやり方には、洗濯機を使う方法と使わない方法があります。
これから順番に紹介します!
洗濯機を使った脱水の方法
セーターなどの衣類を手洗い洗濯した場合は、洗濯機で素早く脱水することをおすすめします。
必要なもの
- 洗濯ネット
- バスタオル
衣類をバスタオルに挟む
繊細な素材の衣類はまず、バスタオルに挟みます。
二ットなどの型崩れがしやすいものは、きれいに畳んでからバスタオルに挟みましょう。
振り洗いした薄手の服は、バスタオルの上に一度広げて端から丸めます。
シワにならないように注意して丸めるのがポイントです。
洗濯ネットに入れる
畳んだ洋服やバスタオルに挟んだ衣類は、洗濯ネットにキレイに入れます。
15~30秒ほど脱水する
洗濯機の脱水機能を選んで、時間を1番短い時間に設定しましょう。
15~30秒ほどの短い時間の設定がない場合は、自分で時間を測るようにします。
脱水の時間を長くすると、衣類にシワがよってしまいます。
衣類から水が滴り落ちない状態であれば大丈夫なので、状態を確認しながら脱水しましょう。
洗濯機なしの脱水のやり方
洗濯物の数が少なかったり、部分洗いしたものや薄手の衣類は、洗濯機の脱水機能を使わなくても簡単に脱水することができます。
必要なもの
- バスタオル
バスタオルに挟む
まず衣類がシワにならないように、バスタオルの上に丁寧に広げて挟みます。
部分洗いした衣類は、濡れている部分をバスタオルで挟みましょう。
軽くたたく
バスタオルの上から水分を押し出すように、軽くポンポンと叩きます。
衣類から水が滴り落ちなくなるまで、乾燥させれば完了です。
服を絞ると摩擦で衣類にダメージを与えてしまうので、注意しましょう。
また、脱水が不十分だと臭いがしたり衣類が伸びる原因になるので、気を付けましょう。
手洗い洗濯をする際の注意点
基本の手洗い洗濯の方法が分かったところで、手洗い洗濯をする際の注意点についても紹介します。
- ゴム手袋を着用する
- 正しい水温で手洗いする
- 正しい割合で洗剤液を作る
- 柔軟剤を入れるタイミングに気を付ける
以上の順に解説します。
ゴム手袋を着用する
洗剤の成分は、手に付くと手が荒れる原因になります。
皮膚が弱い方はもちろんですが、洗剤を使用する場合は必ずゴム手袋を着用し、肌を保護するようにしましょう。
手洗い洗濯が終わった後は、クリームなどで手を保湿することを忘れずに。
正しい水温による手洗い
手洗い洗濯する場合は、服の手洗い表示に記載されている数字をチェックして、正しい水温で洗うことが大切です。
30と表示されていれば、30℃以内で手洗いします。水温が高すぎると
- 生地の色落ち
- 縮み
の原因になります。
また、洗ってからすすぐまでの水温を、できるだけ一定に保つようにしましょう。水の温度差が激しいと、衣類が縮む原因になるからです。
洗浄液は正しい割合に
手洗い洗濯をする際は、洗剤のパッケージに書かれている濃度を守って、正しい割合で洗濯液を作ることが大切です。
洗剤が濃すぎると服の繊維を弱めてしまったり、洗剤が衣類に残って黄ばんでしまう原因になるからです。
せっかく手洗いで洗濯しても、服が傷んでしまっては意味がないので十分注意しましょう。
柔軟剤を入れるタイミングに気を付ける
柔軟剤を使いたい場合は、すすぎが終わってから入れるのがポイントです。
手洗いやすすぎの段階で柔軟剤を入れてしまうと、柔軟剤が流れてしまって、
- 衣類を柔らかくする効果
- 香り
- 静電気防止効果
などが薄れてしまうことがあるからです。
具体的なやり方は、すすぎの後にシンクに新しくぬるま湯を入れて、柔軟剤を2~3滴垂らし馴染ませます。
柔軟剤は残すものなので、すすぎ洗いはしなくてOKですよ。
(関連記事:柔軟剤はデメリットだらけ?柔軟剤を使わない場合の洗濯方法)
手洗い洗濯した衣類の正しい干し方
大事な衣類を手洗い洗濯したのに、干し方が間違っていると
- 型崩れ
- 色褪せ
など、服を傷めてしまうことになります。
衣類の種類によって干し方が変わるので、注意しましょう。
これから
- セーターやニット
- 襟付きのシャツ
- ボトムス
以上の衣類の干し方について解説します。
セーターやニット
セーターやニットなどはハンガーにかけると、重みで肩周りの型崩れの原因になるので、洋服を広げて干す「平干し」が最適です。
平干しは洋服を広げて、地面と平行な形で干すことをいいます。
専用の干し竿などもありますが、袖が垂れないように地面に平行に広げることができれば大丈夫です。ピンチハンガーの上にかけるなど、家にあるものでも代用できますよ。
衣類は室内で干すか陰干しにします。
陰干しは衣類の
- 日焼け
- 黄変
- 変色
- 劣化
を防ぎます。
襟付きのシャツ
襟付きのシャツは生地が重なると風通しが悪くなり、生乾きの原因になります。
襟の付いたシャツはハンガーにかけて、襟をたてます。
前にボタンなどが付いている場合は、ボタンを開けてかけましょう。
ボトムス
スカートやズボンなどのボトムスは、筒状に干すようにしましょう。
ウエスト部分をピンチハンガーで細かくとめて、空気が入るように立体的に干すことを意識しましょう。
部屋干しのコツや早く乾かす方法は下記記事をご覧ください。
(関連記事:臭くならない!部屋干しのコツ、やり方。早く乾かす方法を徹底解説!)
洗濯機の手洗いコースとの違い
洗濯機には、
- 手洗いコース
- ドライコース
- ソフトコース
- おうちクリーニング
など、やさしく衣類を洗える機能が搭載されているものもあります。
(関連記事:洗濯機のドライコースとは?通常との違いは?どんな衣類を洗う時に使うの?)
手洗いコースは標準モードより水流や脱水が軽めに設定されていて、通常の洗濯に比べて洋服にあまり負担をかけずに、やさしく洗えるのが特徴です。
なので「わざわざ手洗いしなくても良いのでは?」と思ってしまいますよね。
しかし、やはり洗濯機で洗うと服同士の摩擦は避けることはできません。
- 毛玉を防ぎたい
- 衣類の縮みを防ぎたい
など大事な衣類を洗うときこそ、手洗い洗濯がおすすめなのです。
自分の手で洗った方が服を傷めにくく、縮みや変色を防ぐことができます。
まとめ
今回は手洗い洗濯の方法や必要な道具・洗剤の選び方などご紹介しました。
衣類の素材や汚れの程度に合わせて洗剤を選んだり、洗濯のやり方を変えることが大切です。
手洗い洗濯は手間暇がかかりますが、正しい使い方をすればクリーニング代や水道代の節約にもなりますし、お気に入りの服を長持ちさせることもできるので、メリットだらけですね。
大切な衣類はぜひ、手洗い洗濯で傷みから守りましょう!