「料理が上達しない……」
「一人暮らしをはじめることになったので料理が上手くなりたい。」
「料理初心者だから基本が分からない。」
「料理下手が真似できるレシピサイト、アプリある?」
「料理が上達する資格ある?」
こんなお悩みをお持ちの方へ、料理が上達しないワケと上達する13の方法をご紹介します。
料理は基本を覚えてしまえば、味付けのアレンジなどでレパートリーが増えて料理がどんどん上達していきます!
料理が上達すれば、外食してもどんな味付けなのかが分かるようになるので、お家でレシピを再現して楽しむことも可能です。
まずは料理が上手くならない人の特徴から紹介していきます。
料理が上達しないのにはワケがあった
料理が上達しないのには、どんな理由が考えられるのかをまとめてみました。
料理するのが面倒に感じている
料理が上達しない人は、そもそも料理が面倒だと感じている傾向にあるようです。
一人暮らしの方など料理をする必要がない場合は、外食や惣菜、家事代行サービスを利用すれば良いですね。
しかし、女性の場合は結婚して出産となると料理をする必要が出てくるため、料理は作れた方が良いでしょう。
何か1つでも美味しい料理を作ることができたら、きっと料理が好きになりますよ。
自分の好きな料理、スイーツでも何でも良いのでまずは作ってみてはいかがでしょうか。
下ごしらえができていない
料理は下ごしらえが大切です。
例えば、あく抜きや水にさらすのを怠ると、苦みや辛味が出て味に影響が出てしまいます。
調理を開始する前に、下味をつけたり下茹でするなど、下ごしらえがしっかりとできているか確認するようにしましょう。
段取りが悪い
料理は段取りも大切で、段取りが悪いと火が通り過ぎてしまったり、水にさらし過ぎて栄養分が抜けてしまったりします。
こちらも調理を開始する前に、合わせ調味料はあらかじめ分量を計って用意したり混ぜておく、材料は切ったり下ごしらえしておく、というようにしっかり準備しておきましょう。
テレビの料理番組のようにセッティングしておくと、スムーズに料理を作ることができますよ。
調理は、加熱と味付けに集中できるようにしておくことが大切です。
まずは、下茹でする間にほかの材料を切る、合わせ調味料を作る、など料理の流れをイメージできるようになると段取りが良くなりますよ。
レシピをアレンジしてしまう
料理が得意でない人はよく、
「これも足したら美味しそうだから。」
「この調味料ないけどま、いっか。」
とレシピをアレンジしてしまいがちですが、本などに掲載されているレシピは、プロが試行を重ねてできあがったもの。
仕上がった料理が美味しくないのは当然ですね。
料理初心者は、慣れないうちはレシピ通りに作るようにし、ある程度慣れてからアレンジするようにしましょう。
火加減が調節できていない
料理が上達しない人は、火加減の調節が上手くできないことが多いようです。
揚げ物などは、てんぷらと春巻きでは温度が違いますし、仕上げのときに油切れを良くするために高温にするという方法もあります。
料理に合わせて火加減を調節しないと、それだけで味や食感に違いが出てくるのです。
メニューの作り方が下手
料理が上手でない人は、献立全体のバランスを考えるのが苦手です。
極端な例を挙げると、酸辣湯スープに酢豚、ワカメの酢の物など、全てが酸味のある味付けになってしまうのです。
栄養バランスも大切ですが、彩りや味のバランスも考えて作るようにしましょう。
味見をしない
料理が上達しない人はなぜか味見をしない人が多いのですが、しっかりと味見をしなければ味の微調整ができません。
レシピ通りに作っても、醤油の種類によって塩味や甘味も変わってくるので、味見をしないと甘味が足りないときは、みりんや砂糖を足すということができないのです。
きちんと味見をして、味付けの微調整ができるようになりましょう。
見た目にこだわらないので盛り付けが雑
「レシピ通りに作って味見してバッチリだった!なのに、いざ食べるときになると美味しく感じない……。」
という場合は、盛り付けに問題があるかもしれません。
料理が上達しない人は、見た目にこだわらない人が多いのですが、人はまず見た目で美味しいかを判断しているのです。
盛り付けも意識してみることで、料理がグンと美味しく感じるようになりますよ。
作った料理が映えるようなお皿にこだわってみるのも良い方法ですね。
(関連記事:毎日疲れた…ご飯作りたくないときの対処法・メニューを徹底解説!)
料理が上達する方法13選
では、料理初心者さんが上手に料理を作れるようになるためには、どのようなポイントに気を付けていけば良いのでしょうか。
料理が上達する13の方法をご紹介します。
1.初心者用の料理本を買ってレシピ通りに作る
料理が上達しない人は、作る工程を間違えてしまったり、調味料を目分量で入れてしまったりしています。
いちいち計るのは面倒なので目分量で入れたい気持ちも良く分かりますが、何度も分量通りに入れる練習をすることで、そのうち目や味覚で覚えてできるようになります。
何事も基本を覚えることが大切なので、以下のような初心者用の料理本を購入し、しっかりと基本を学びましょう。
料理本以外にもレシピサイトや料理練習アプリなんかを利用するのもありですね。
世界一わかりやすい料理の基本では、材料ごとの下ごしらえの方法や1番美味しく食べられるレシピを紹介しています。
くわしい写真付きで説明されているので、料理初心者にもぴったり。
料理が上達したい人は1冊持っておきたい本です。
レシピサイトやアプリなら、
などがおすすめ!どれもウェブサイトで閲覧はもちろん、アプリにも対応しているため活用しやすいです。
特にデリッシュキッチンは、動画で料理の工程を学ぶことができるので、料理が初心者な人ほど感覚を掴むのにも良いです。
2.外食で料理を学ぶ
料理が上手くなりたい人は、味を覚えることが大切です。
外食したときも、ただ食事を楽しむのではなく、どんな盛り付けで出てきたか、どんな風に食材をカットしているか、酸味や甘味など味のバランスなど意識して勉強するようにしましょう。
味を覚えることで「ちょっと甘味が足りない」「塩が多い」と分かるようになるので、目標とする味に近づけることができますよ。
3.火の通りを考えて材料を切る
食材の大きさを揃えることはとても大切です。
例えば、キャベツを炒めるときに葉の部分と芯の部分では厚さが違うので、芯も薄く切るようにしなければ均一に火が通らず、葉はしんなりしているけれど芯がやたらと固いという状態になります。
肉じゃがを作るときも、じゃがいもや人参の大きさがバラバラだと火の通りが均一にならないので、大きなものに火を通している間に小さなものが煮崩れしてしまいます。
食材の大きさを揃えて切るという作業も基本中の基本ですので、ぜひ注意して切るようにしてみてくださいね。
4.出来上がりの味をイメージする
料理を作るとき、出来上がりの味をイメージすることが重要です。
同じレシピでも本によって分量が違うこともあります。
関東の方が作ったレシピでは、九州の人にとっては醤油の味が濃く感じ、甘味が足りないような味に仕上がることがあるからです。
例えば、カレーを作りたいというとき、甘味・酸味・辛味のバランスや香り・コクをイメージし、甘味が足りないならチャツネやリンゴを入れるとか、酸味が足りないならケチャップ、辛味が足りないならスパイスを足す、というように「自分の味のイメージ」に近づけることが大切です。
5.アレンジでレパートリーを増やす
料理の基本が分かれば、どんどんアレンジすることができます。
例えば炒め物で塩コショウの味付けが基本だとすると、カレー味にしたり、油の種類を変えるだけで中華にもなったりイタリアンにもなったりします。
唐揚げもしょうがやニンニク、塩コショウを基本とすると、醤油味にしたりカレー味にしたり、唐揚げと野菜を炒めて餡を絡めるなどと、アレンジすることも可能です。
アレンジを楽しめるようになったらしめたもの。料理がどんどん好きになってきますよ!
6.市販の合わせ調味料を利用する
どうしても味付けが上手くできないという方は、市販の合わせ調味料を使ってみましょう。
めんつゆ、ガラスープ(中華だし)の素、焼き肉のタレ各種、デミグラスソースやホワイトソース、ドレッシングなどを使えば、簡単に美味しい料理に仕上げることができます。
炒め物であれば焼き肉のタレやドレッシング、またはごま油と中華だし、煮物はめんつゆというように、1つでたくさんの料理が作ることが可能。
煮物であれば砂糖やみりん、醤油や酒などが必要になりますが、めんつゆなら1本で事足りるので調味料の節約にもなりますね。
7.料理を作ってあげたい人をイメージして作る
自分に作るよりも、誰かのために作る方が作り甲斐がありますし、緊張感を持って料理することができるので上達につながります。
本気で料理が上達したい!と考えているなら、家族や恋人、友人などをイメージして作ったり、家に招いて料理を振る舞う機会を積極的に作りましょう。
誰かに食べてもらうことで、美味しいと言ってもらえて自信につながったり、味の評価をしてもらえることで次に料理を作るときの参考にしたりできますよ。
8.きちんと味見する
料理を成功させるためには味見が最重要です。
熱すぎたり冷えすぎたりすると、薄味に感じたり甘味を感じにくくなるので、味見するときは食べるときの温度で行うことがポイント。
また、味見する量が少ないと舌の先でしか味わえません。
舌は場所によって感じる味覚が違うので、食べるときと同じ量をしっかり取り、舌全体を使って味見をすることが大切です。
9.たくさん料理を作る
週に1度作る程度では、料理は上達しません。
毎日料理を作ることで食材を切るスピードが上がったり、何から手をつけたら良いか分かるようになるので段取りが良くなり、次第に料理が上達してきます。
たくさん失敗することも大切。たくさんの失敗から多くを学べば、その分、料理が上手になりますよ。
ぜひ、料理を毎日の習慣にしましょう!
10.鉄板料理を持つ
この料理は失敗しないし、お店の味にも負けないくらい絶対に美味しい!というような「鉄板料理」を1つ持っておくと良いでしょう。
鉄板料理を持っておくと、料理ができるという自信にもつながります。
盛り付けや食材の彩り、カットの方法などこだわってみて、これだという一品を持っておきましょう。
また、調理済みでひと手間だけで作れるミールキットもおすすめ!
(関連記事:ミールキットおすすめランキング!比較と選び方を徹底解説)
11.SNSに投稿する
英語を覚えて喋って身につけるように、料理も上達するにはインプットしてSNSでアウトプットすれば上達することができます。
匿名のアカウントは、どんな写真を投稿しても知り合いに知られることはなく、恥ずかしい思いをしなくて済むのでおすすめです。
たくさんの人に見られると緊張感が生まれるので、次第に料理を必死に作ることに加えて、盛り付けや配膳の位置、お皿や彩りなどにもこだわりが出てきます。
SNSへの投稿は、絶好のアウトプットの場。料理の上達スピードが速いのでおすすめですよ。
12.料理が上手い人に習う
どうしても料理が好きになれない、苦手、忙しくて作る時間がとれない、という方は、家事代行の料理サービスを利用してみてはいかがでしょうか。
家事代行サービスのスタッフが、家にある食材を使ってあらゆる料理に変身させてくれるので、作る工程やどんな材料からどんな料理ができるのか勉強することもできます。
忙しくて外食ばかりになっている方も、家事のプロが作る手作りのごはんなので栄養バランスもばっちりです。
詳しくは「料理代行サービスおすすめ8選!作り置きや下ごしらえ、後片付け全部お任せ」のページを参考にしてくださいね。
13.料理に関する資格取得を目指す
料理が今よりもっと上手くなりたい、という方には、料理(食材や栄養など)に関する資格取得を目標にすることが上達のカギになるかもしれません。
たとえば
- 食生活アドバイザー
- 薬膳コーディネーター
- 調理師、栄養士
など、資格の種類や難易度はさまざまありますが、料理に関する資格取得を目指すことで、より広い視野と食材などに対する知識が深まるため、料理上達にも繋がります。
まとめ
料理を上達させるためには、基本をまずしっかりと学んで、レシピ通りに作ることが大切です。
味見は絶対に必要なので、出来上がりの味をイメージし、その味に近づけるよう調味料を工夫してみましょう。
家族や恋人などへ作ることやSNSへの投稿は、料理を上達させるための近道です。
味だけではく見た目の評価も大事になってくるので、総合的に料理が上手くなること間違いなし!
料理を作る時間がない方は、家事代行サービスを利用してみてくださいね。
料理はアイデア次第で無限に広がります。料理を上達させてたくさんアレンジに挑戦し、美味しい料理を作って楽しんでくださいね!
また調理が簡単な作り置きレシピ集は下記記事にまとめました。