このページでは、お風呂の排水溝のつまりを重曹とクエン酸を使って解消する方法を紹介していきます。
- 排水溝の掃除の仕方がわからない
- 排水溝のヌメリや臭いをとりたい
- 排水溝の流れが悪い
- つまりをなくす方法が知りたい
といった方はぜひ参考にしてください。
お風呂の排水溝はちょっと掃除をしないだけで、髪の毛や石鹸カス、ホコリなどのゴミが溜まり、悪臭やつまりの原因になります。
ここでは、お風呂の排水溝のつまりがとれる掃除の仕方や汚れを防ぐ方法などをわかりやすく解説しています。
排水溝のゴミを取り、重曹・クエン酸を振りかけ、ぬるま湯を投入して待つだけ、なので簡単に掃除ができます!
お風呂の排水溝のつまりは何が原因?
お風呂の排水溝がつまる原因は、髪の毛・皮脂によるヌメリ・石鹸カス・カビなどが考えられます。
いずれも定期的に掃除をしていないとすぐに溜まり、排水溝の流れが悪くなりますね。また排水溝に汚れが溜まると、菌が繁殖し悪臭を発生させる原因にも…。
お風呂の排水溝のつまりには重曹とクエン酸を使う
お風呂の排水溝のつまりは、重曹とクエン酸を併用するとヌメリや石鹸カスなどのヘドロ汚れをすっきり洗い流すことできます。
用意するもの
重曹
クエン酸
歯ブラシ
スポンジ
ゴム手袋
ゴミ袋
ぬるま湯
重曹とクエン酸はどちらも粉末状のものを用意してください。
重曹水やクエン酸水を使っても、つまりの解消には効果がいまひとつなので注意しましょう。
排水溝の掃除する前に、粉末の重曹とクエン酸を3:1の分量で準備しておいてください。
(使い捨てのコップなどに入れておくとわかりやすいです)
排水溝の部品を外し、ゴミを取り除く
排水溝のフタをとり目皿や排水トラップなどの外し、髪の毛やホコリなどの大きめのゴミを取り除きましょう。
排水溝の内部も目皿部分についたゴミは歯ブラシに絡ませると取りやすいです。
とれたゴミはそのままゴミ袋に入れて捨てましょう。
重曹90gとクエン酸30gをふりかけ、ぬるま湯を流す
排水溝に重曹90gを先に、そのあとにクエン酸の粉をふりかけます。
コップ1杯程度のぬるま湯を注ぐと発泡が始まりますので、30分~小1時間ほど放置しておきましょう。
排水溝のつまりの原因となる汚れが配管内部で浮き上がってきます。
取り外した部品に重曹をかけ、こすり洗い
その間に取り外した排水溝の部品に重曹をふりかけ、歯ブラシやスポンジなどを使ってこすり洗いしておきましょう。
排水溝のフタや排水トラップなどはスポンジで、目皿などの細かい部分は歯ブラシで磨くと汚れをキレイに落とすことができます。
そのほか浴槽や風呂椅子の掃除をパパっと進めてもいいですね。
部品を元の位置に戻し、排水溝の流れを確認する
目安の時間が経過したら、水を流して排水溝の流れを確認しましょう。
つまりが気にならずスムーズに流れたら、取り外した部品を元に戻して終わりです。
このように重曹とクエン酸を使うだけで、軽いヌメリ汚れや臭いなどは簡単に解消できます。
お風呂掃除の進め方は下記記事にまとめました。
(関連記事:お風呂掃除のやり方まとめ。順番を意識し効率よくキレイにしよう!)
もしもまだ排水溝の流れが悪い場合には、次の「排水溝の頑固なつまりを解消する3つの方法」を参考にしてくださいね。
排水溝の頑固なつまりを解消する3つの方法
重曹とクエン酸で排水溝のつまりが解消できない場合は、これから紹介する3つの方法を検討してください。
おそらく考えられる原因は、髪の毛のつまりが酷いか、何かしらの固形物がつまっているケースです。
それぞれに対処できる方法を紹介していきます。
髪の毛のつまりにはパイプユニッシュ
髪の毛は多い人で1日100本抜けるといわれ、そのほとんどが頭を洗うときに落とされます。
そのため排水溝の流れが悪いときに真っ先に疑うのは髪の毛のつまりです。
そんな髪の毛のつまりはパイプユニッシュがあれば一瞬で解決します。パイプユニッシュの有効成分は髪の毛を溶かして洗い流せます。
やり方は簡単。排水溝にパイプユニッシュを規定量ドボドボと投入し、30分ほど放置するだけ。
その後、たっぷりの水で洗い流せばOKです。
詳しくは「パイプユニッシュの使い方と注意点」のページをご覧ください。
パイプユニッシュを使った後も詰まりがある場合は、水が溢れるのに注意しながら、次に紹介するワイヤーブラシやラバーカップなどを使った方法もあわせて実践してみてくださいね。
ワイヤーブラシで掻き出す
パイプユニッシュだけだと解消できなかったつまりは、原因が髪の毛だけでなく石鹸カスやホコリが溜まっていることも考えられます。
その場合には、ワイヤーブラシを使って物理的につまりの原因である汚れを掻き出していきましょう。
やり方はシンプルで、排水溝にワイヤーブラシを突っ込んで、回転させながら引き抜いてください。
数回繰り返して汚れを掻き出しましょう。掻き出せたら、排水溝の流れを確認して、問題なければおわりです。
固形物にはラバーカップを使う!
トイレが詰まったときに使用するイメージが強いラバーカップは、お風呂の排水溝のつまりにも使えます。
ラバーカップは圧をかけて汚れを吸引するので、空気が漏れることがないように、特にユニットバスの場合は洗面台の排水溝をタオルでふさぐなどの処置をしておきましょう。
排水溝に水を溜めて、ラバーカップの縁から空気が漏れないようにします。
排水溝にラバーカップを密着させたら、押したり引いたりして汚れを吸引します。
つまりがとれてくると水が引いてくるので、解消するまで続けましょう。
万が一、ラバーカップでの吸引を続けても排水溝のつまりが解消されない場合は、配管の奥までいってる可能性があるため専門業者へ連絡することをおすすめします。
(関連記事:ラバーカップの使い方。流れないときの対処法)
排水溝のつまり防止は日々の対策が必要!
お風呂の排水溝は1度につまると厄介なので、つまりが酷くならないように日ごろから対策しておきたいですね。
ここでは今から毎日できる排水溝のつまりや汚れを防ぐ方法を紹介します。
髪の毛を溜めない
排水溝の目皿に髪の毛を溜めたままにしておくと、石鹸カスや皮脂汚れが付着してつまりの原因になります。
1度のシャンプーで意外と髪の毛がたくさん抜けているので、毎日捨てる習慣をつけましょう。
直接触りたくないという場合は、排水溝のゴミをキャッチするネットなどを使用したり、ティッシュを使って取り除いてくださいね。
アルミホイルや10円玉を置こう
アルミホイルを丸めたものや、10円玉を排水溝に置いておきましょう。
アルミホイルに水がかかると金属イオンが発生して、ヌメリを予防してくれるというもの。
これはキッチンでも使える方法で、手軽にキレイを保てるのでおすすめですよ。
決してアルミホイルなどが、排水溝がつまらないように注意してくださいね。
こまめに掃除をする
面倒くさいですが、排水溝をこまめに掃除をすることが1番効果的です。
週に1回程度、排水溝のゴミを取り、重曹とクエン酸を使ったつまりを解消する方法を実践するのがおすすめです。
またパイプユニッシュをつまる前から予防の形で、定期的にやっておくのもいいですね。
見える範囲の排水溝の掃除ができても、その先の排水管の汚れは落ちていない可能性もありますので、下記記事も参考にしてくださいね。
(関連記事:排水管の掃除方法7選!ブラシや洗剤、必要な道具を徹底解説)
排水溝のカビ退治はカビ取り剤を使おう
お風呂の排水溝にカビが発生していたら、お風呂用のカビハイターやカビキラーなどを使用して除去します。
まずは換気をしましょう。必ず手袋をはめてから掃除してくださいね。できればゴーグルもしましょう。
お風呂の排水溝のカバー・髪の毛をキャッチする目皿・排水トラップなど部品を取り外し、カビが生えているところにスプレーします。
約3分、最大でも5分ほど放置すればカビの根まで届くはずです。
念入りに洗い流して完了ですが、もしカビが落ちきれていない場合は、再度スプレーしてカビを除去してくださいね。
(関連記事:カビキラーの効果的な使い方は?)
まとめ
お風呂の排水溝のつまりを解消する方法を紹介しました。
排水溝は、髪の毛や皮脂汚れ、石鹸カスが溜まりやすくカビの繁殖に適した場所なので、キレイにしておかなければ健康に悪影響を与える可能性もあります。
髪の毛をこまめに取り除くだけでも、排水溝を清潔に保つことができます。
できれば週に1度、簡単なクエン酸水と重曹を使った掃除して、2週間に1度はカビ取りや排水パイプなどのていねいな掃除ができると良いですね。
排水溝のキレイを保つコツもぜひ参考にしてみてくださいね!
お風呂掃除の理想の頻度を下記記事にまとめました。