真夏にエアコンが冷えないと地獄ですよね、、。
ちなみに我が家では、リモコンの設定ミスで電流カットになっており、猛暑日に汗だくになりながらエアコンが冷えない原因を追及する羽目になったことも…(汗)
ここでは、エアコンが冷えない原因や自分でできる対処法をまとめました。
- エアコンが冷えない…ぬるい風しか出ない…
- エアコンの効きが悪い…
など感じる方は確認してくださいね。
またエアコンが冷えない原因の中には自分では解決できないこともある(故障・冷媒ガス漏れなど)ので、そのときは早急にプロにお願いしましょう!
エアコンが冷えない原因は?考えられる6つのこと
エアコンが冷えないときやぬるい風しか出ないときに考えられる原因を6つご紹介します(参照:パナソニック)。
- リモコンの操作ミス
- 室内機のホコリ・カビなどの汚れ
- 室外機周辺の問題
- 冷媒ガス漏れ
- エアコン能力と部屋の広さのズレ
- 熱が入りやすい環境の部屋
自分で解決できるものから修理が必要な場合もあるので、ひとつひとつみていきましょう。
リモコンの操作ミス
まずは、ちゃんと冷房運転になっているかリモコンの設定を確認してみましょう。
うっかり暖房運転になっていたり、省エネ運転、送風モードなどになっている場合は、ぬるい風しか出ないため冷えない原因になります。
きちんと冷房運転をしたはず!という場合でも、小さなお子さんがいる場合はリモコンを触って運転を切り替えている場合があるので一応確認しておきましょう。
(関連記事:エアコンのリモコンを無くした!探し方や見つからないときの対処法)
室内機のホコリ・カビなどの汚れ
エアコンの室内機は、空気が出入りするので掃除を怠っているとホコリがどんどん溜まっていきます。
ホコリがフィルターやフィン、ファンなどに溜まっていると、詰まりを起こし空気の流れが悪くなるのでエアコンが効きにくくなってしまうのです。
自動運転機能が付いている場合でも、掃除してくれるのはフィルター部分だけなので、フィンやファンにホコリやカビがあると効きにくくなってしまうので、定期的にエアコンクリーニングをしてお手入れしなければなりません。
室外機の回りに問題がある
室外機もファンがあり空気が出入りしています。
ゴミが付いていたり室外機の周りに植木鉢やホースなど物を置いていたりする場合も、空気の流れが悪くなるので物を置かないようにしましょう。
また、室外機が直射日光に当たっていると空気が冷えにくくなる原因となるので、空気の流れを妨げないようにしつつ、直射日光を遮る工夫が必要です。
冷媒ガスの漏れ
室内機や室外機の冷媒ガスが漏れている場合も、温度調節が上手くいかないためエアコンが冷えない原因となります。
室内機の冷媒ガスが漏れているときは、フィン(熱交換器)と呼ばれる部分に霜が付き、室外機の冷媒ガスが漏れている場合は、室外機から出ている管に霜が付きます。
よく見られるケースでは、業者による設置ミスや経年劣化による部品の腐食によるガス漏れ。
冷媒ガスが漏れているときは、業者に依頼して修理してもらう必要があります。
このページ下部にある「エアコンの故障が原因と考えられる場合は修理を検討しよう」をご覧ください。
エアコンの能力と部屋の広さのズレ
エアコンの能力と部屋の広さが合っていないと、当然エアコンの効きに影響するので冷えない原因となります。
部屋の造りが木造と鉄筋コンクリートでも違いがあり、木造の方が空気が外に逃げやすくなっているので、エアコンが冷えにくくなってしまいます。
8~12畳と記載がある場合は、木造が8畳までで鉄筋コンクリートが12畳までという意味です。
畳数が少ないエアコンの方が安いですし、そんなに変わらないだろうと思ってしまいますが、能力の低いエアコンは冷えるのに時間がかかったり冷えにくく感じてしまったりします。
(参照:エアコンの選びかた SHARPより)
熱が入りやすい環境の部屋
そもそも部屋が直射日光を浴びている、屋上階にある、といった場合は、外部の熱を取り込みやすいため、エアコンでどれだけ涼しくしようとしても、部屋を満足に冷やすことは難しいです。
また室内にパソコンが複数台ある場合も、パソコンが熱を発生させるため、エアコンの効きが悪いと感じます。
(関連記事:エアコンの除湿が効かないのはなぜ?理由と解決策を徹底解説)
エアコンが冷えないときに自分でできる4つの対処法
エアコンが冷えないときは、修理を依頼する前にまず自分で対処してみましょう。
掃除するだけでも改善することがあるので、別ページでご紹介している掃除方法と合わせて参考にしてくださいね!
1.室内機を掃除する
室内機にホコリやカビがあるとエアコンが冷えない原因になるので、手が届く範囲だけでも自分で掃除して空気の流れを良くしてみましょう。
エアコンカバーを外したら(上に上げたら)フィルターがあるので取り外して掃除機でホコリを吸い取っていきましょう。
ファンやフィンもエアコンクリーニング用の洗剤がホームセンターなどで売っています。
ただし、洗剤が残ってしまうと故障の原因になったり、カビが発生したりしてしまうので使用には注意が必要です。
掃除手順は以下のページをご参考ください。
(関連記事:自分でできるエアコンの掃除方法!道具から手順、カビ予防まで徹底解説!)
お掃除機能付きエアコンの場合は、電装部が濡れたり洗剤がかかってしまうと故障してしまうのでフィルター掃除のみに止めておき、プロに依頼するのが無難です。
エアコンの使用頻度が高い場合は年に1度、普通に使っている場合でも2年に1度はプロのエアコンクリーニングを依頼してキレイにしてもらいましょう。
2.室外機周りの環境を整える
室外機の周りに物があると空気の流れが悪くなるので、付いているゴミを掃除し、物を置いている場合は30cmほど離して置くようにしましょう。
室外機に直射日光が当たっている場合、室外機カバーやすだれを検討するかと思いますが、室外機が完全に覆ってしまったり、すだれの設置が室外機に近くなったりしてしまうと空気の流れを妨げてしまいます。
すだれの場合は室外機から離して設置する、室外機は前後が覆われないものを設置するなどして、空気の流れを妨げずに直射日光を防ぐようにしましょう。
また、早朝や夕方に室外機周りに打ち水をするのも、エアコンの効き改善に効果的です。
室外機の掃除方法を解説しているので以下のページをご参考ください。
(関連記事:エアコンの室外機を自分で掃除する方法!注意点や必要性など徹底解説)
3.部屋の広さに合ったエアコンや最新機に買い替える
部屋の広さに合っていないエアコンを使っている場合は、買い換えを検討されることをおすすめします。
部屋の広さに合わないエアコンを使うと、部屋が冷えるのに時間がかかる・部屋が冷えにくい・フルで運転し続けるため電気代が高くなる、といったデメリットが。
畳数が上がるほどエアコンが高くなるので初期費用はかかってしまいますが、長い目で見ると畳数に合ったエアコンの方が節約につながりますよ。
また10年近く前の古い型のエアコンを使っている場合も最新機への買い替え検討してくださいね。
4.サーキュレーターを回し空気を循環
空気は暖かい空気が上、冷たい空気は下に行くため、部屋全体を効率よく冷やすためにサーキュレーターを併用してみましょう。
サーキュレーターをエアコンの対角線上に設置し、エアコンの吹き出し口に向かって風を送りましょう。
エアコンから出る冷気をサーキュレーターの風で拡散することができるので、部屋全体が冷えやすくなりますよ。
エアコン(クーラー)以外で部屋を涼しくする方法は下記記事に詳しくまとめています。
(関連記事:【エアコンなし】部屋を涼しくする方法11選!)
エアコンの故障が原因と考えられる場合は修理を検討しよう!
エアコンの掃除をしても冷えない、室外機の対策を行っても冷えない、ぬるい風しか出ないという場合は、故障している可能性があります。
故障や冷媒ガスが漏れているという場合は業者に依頼して、修理してもらったり冷媒ガスを入れてもらいましょう。
エアコンが冷えない場合の修理費用の相場
修理の相場はおよそ2万円前後ですが、大掛かりな修理が必要な場合は8~10万円ほどかかるので、エアコンを購入して10年近く経っている場合は買い換えを検討した方が良いかもしれません。
くわしくは「エアコン修理はどこに頼む?業者の選び方や修理費用の相場など徹底解説」のページにまとめたので参考にしてくださいね。
まとめ
エアコンが冷えないときやぬるい風しか出ない原因は、ホコリが溜まって冷気が出にくくなっている、室外機が汚れていたり物が置いてあり空気の流れが悪くなっている、冷媒ガスが漏れている、などが原因でした。
自分でできる対処法は室内機と室外機の掃除、部屋の広さに合っていない場合はエアコンの買い換えを検討しましょう。
修理が必要な場合、相場は2万円前後。部品によっては交換で10万円ほどかかることがあるので、古いエアコンの場合は買い換えを検討してみてくださいね。
エアコンを定期的に掃除するだけでも運転効率が上がったり、電気代の節約につながったり、エアコンの寿命にも関係してくるので、月に1度はホコリ掃除を行い、使わない時期はエアコンカバーをしてホコリの侵入を防ぎましょう。
エアコンの効きについては下記記事も参考にしてくださいね。