家事代行サービスの利用者は年々増加しています。
- 他人を家に入れるの問題ない?
- 破損や盗難など大丈夫?
私も利用してみようかな…とはじめて家事代行サービスの利用をお考えの方は、トラブルが起こらないか不安になってしまいますよね…
そこで、今回は家事代行サービスを利用する際に起こり得るトラブルについてまとめてみました。トラブルを防止するための対処法も合わせてご覧ください。
家事代行サービス利用時に起こり得るトラブルの対処法を知っておけば、安心して利用でき、とても便利なサービスであることがお分かりいただけると思います。
家事代行サービスによくあるトラブル
家事代行を依頼したとき、起こり得るトラブルを5つにまとめてご紹介します。
- 料金のトラブル
- スタッフとのトラブル
- 作業のトラブル
- 故障や破損トラブル
- 紛失、盗難トラブル
などの家事代行のよくあるトラブルについて詳しく説明しているのでご覧ください。
料金についてのトラブル
家事代行サービス利用時に、1番多いトラブルはやはり料金についてのトラブルです。
1時間あたりの価格で表示されていることが多く、しかし利用は2時間~となっているところがほとんどなので、倍の値段を請求されて驚く利用者も多いとか。
ほかにもオプションなど家庭によって違うため、ネットで見た料金体制とは違う値段を提示されることもあります。
追加でかかってくる主な料金は、
- 税抜き料金の場合は税込の価格
- 延長料金
- 鍵の預かり金
- スタッフの交通費
- キャンセル料
主にこれらの料金が追加となって提示されることがあります。
家事代行サービスを利用する際には、内訳などしっかり把握してから契約しましょう。
スタッフとのトラブル
家事代行サービスのトラブルで次に多いのが、派遣されるスタッフとのトラブル。
コミュニケーション不足で依頼内容をスタッフが理解できておらず、思っていた仕上がりと違うということが度々起こっています。
また、遅刻や欠勤といった急なトラブルもあるので、お子さんの送迎など時間が決められているものも大変困りますね。
こうした場合もあると頭の隅に入れておかなくてはなりません。
担当していたスタッフが変更になるときも、依頼主からすれば信頼関係をまた築いていかなくてはならないのでストレスになります。
担当者が変わる要因として挙げられるのは、
- スタッフの個人的な事情
- 依頼主との相性
- スタッフの家から遠いため通いにくい
- 極端に依頼主の家が汚い
- 会社都合による配置換え
- スタッフ固定制で契約していない
以上のような理由でスタッフが変更となることがあるようです。
作業に関するトラブル
こちらもコミュニケーション不足によって起こるトラブルで、依頼内容を守らない・時間内にできていないというケース。
例えば「ある程度きれいになっていればOK」というのは、はじめて伺うスタッフ側にとっては分からないことですし、人によって「きれいにすること」というのは、大きく違いがあります。
そのほか、優先して行って欲しい箇所を伝えていなかったために、想像以上に時間がかかってしまい時間内に依頼された全ての家事ができなかったということも起こっています。
家具などの破損
掃除機を頼んだら壁や家具を傷つけられた、食器洗いを依頼したらコップを割られたというトラブルも起こり得ます。
研修をしっかり受けたスタッフでも、人間ですから稀に家具を傷つけてしまったり、お皿を割ってしまうということも十分あり得る話です。
どうしても傷つけて欲しくないところは依頼しないようにするなど、依頼する側も注意が必要です。
紛失・盗難トラブル
家事代行サービスを利用する際に1番心配なのが紛失や盗難のトラブルではないでしょうか。
他人を家に入れる訳ですし、ましてや不在時に依頼するときなど盗難のリスクは上がりますよね。
物がなくなった場合に、自分自身が嫌な思いをせずに済むように、スタッフを疑わないようにするためにも、トラブルを未然に防ぐことが大切になってきます。
以下のトラブルを防ぐ対処法を参考にしてみましょう。
家事代行サービスの利用時にトラブルが起きた時の対処法
家事代行の主なトラブル、そして対処法までお届けしましたが、それでもトラブルが起こってしまった!という場合に備えての対処法をお届けします。
間違っても派遣されたスタッフに対して、抗議しないようにしましょう(こじれる原因になります)。
家事代行業者へ連絡
思ったようなサービスが受けられなかった、スタッフを変えて欲しい、物がなくなったというとき、まずは、利用した家事代行業者へ連絡してください。
サービスを受けた日時、どんなトラブルか内容を伝え、問題解決のために動いてもらいましょう。
クーリングオフ制度の利用
契約を結んだあとでもクーリングオフ制度を利用できる場合があります。
しかし、クーリングオフ制度は、訪問販売など強引に契約させられたときに消費者を守るためにできた制度なので、当てはまるかどうか確認しなければなりません。
クーリングオフ制度についても契約書に明記されているはずなので、必ず契約前に確認しておきましょう。
国民生活センターまたは消費生活センターへ相談
家事代行業者との話し合いが上手くいかない場合、国民生活センターまたは消費生活センターへ連絡しましょう。
家事代行サービスが広まるにつれてトラブルの件数も増加しているので、まずは電話で相談して適切なアドバイスを受けることが大切です。
家事代行サービスのトラブルを防ぐ方法
家事代行サービスで起こり得るトラブルについてお届けしましたが、それらを未然に防ぐための対処法をご紹介します。
- 料金やサービス内容について
- 契約内容について
- 依頼内容について
- 依頼前の部屋の状態について
- スタッフについて
- 損害賠償制度について
- お試し利用について
- 貴重品の保管について
- 紛失盗難防止について
それぞれのトラブルを防止するためのポイントを詳しく説明しているので、ご利用前にぜひ参考にしてみてくださいね。
料金などサービスを事前にしっかりチェック
家事代行スタッフ側と依頼主との間で認識のズレを防ぐためにも、事前にサービス内容や料金の内訳、キャンセル料についてや延長料金の発生についても確認しておきましょう。
例えば、前述のように「きれい」というのは人によって大きく違いがあります。
お風呂場で例えると、ゴミや髪の毛などが落ちてない状態をきれいだという人もいれば、蛇口や鏡などまでピカピカな状態をきれいだという人もいます。
細かく作業内容の品質についても、どこまでやって欲しいのかきちんと話し合っておきましょう。
契約などを細かく確認
契約を結ぶ前には、しっかりと契約書を隅々まで確認し、規約もきっちり読み込んでおくようにしましょう。
見積書も同じように細かいところまで確認してくださいね。
分からないことがあれば業者へ確認して理解しておくことが大切です。
依頼内容を明確にしておく
家事代行のトラブルは、依頼主とスタッフ側との認識のズレが問題となることが多いので、ここを明確にしておきましょう。
優先的に行って欲しい家事は何か、どのレベルまで掃除して欲しいのか、作業中に注意して欲しいことなどを事前に紙などにまとめておくと良いですね。
指示が明確であればスタッフも仕事がしやすくなるので、お互いに明確な依頼内容を共有しておくことは重要です。
部屋は普段通りのままで見積もりしてもらう
家事代行サービスを受ける前に、一般的には見積もりといって事前に業者が依頼主の家を訪ねて作業内容や料金などの擦り合わせを行います。
その際に、少しでも安くしようと部屋をきれいにしてしまうと、間違った見積もりが完成してしまい、当日に時間が足りなかったなどといったトラブルの原因になることも。
普段通りの部屋のまま、正しい見積もりを出してもらうことが、トラブルを防ぐポイントになります。
スタッフの研修体制などを確認
家事代行サービスは需要が高まってきており、人手不足の問題があります。
業者によっては研修のレベルを下げて人手を確保したり、最悪の場合、研修を行っていない業者もあるくらいです。
外国人をスタッフとして雇用している業者もあるので、しっかりと研修を受けてコミュニケーションがとれるかどうかも確認しておきたいところ。
どんな採用基準を設けているのかや、研修制度についても調べておくことがトラブル防止につながります。
損害賠償保険に加入しているかなどをチェック
作業中に家の物がなくなったり壊されたりした場合、補償してくれるかどうかも重要なポイントです。
損害賠償制度に加入しているかどうかも確認しておきましょう。
基本的に家事代行業者は加入していることがほとんどですが、小さな業者では未加入のことがあるので注意してください。
どこまでを補償してくれるのかについても、約款などを確認しておくことが大切です。
まずはスポット利用で試す
いきなり契約を結ぶのではなく、まずはお試しとして1回利用してみることも、家事代行のトラブルを防ぐ重要なポイントです。
スポット利用といって1回のみ利用できるプランを用意しているところがほとんどなので、まずはお試しで利用してみることをおすすめします。
複数の業者を試してみて、1番良かったところで契約を結ぶと安心です。
盗難防止のために貴重品はきちんと保管しておく
お話を聞いてみると、皆さん貴重品は金庫に保管したり、持ち歩いてるようです☺️
お金、貴重品の管理は家事代行をトラブルなく快適に使うための大事なマナーですね✨
— 時短家事のススメ編集部 (@jitankaji_susum) July 16, 2019
貴重品は万が一に備えて自身できちんと保管しておきましょう。
金庫を用意して保管したり、人目につかないところへ一時的に保管するなど自分で守りましょう。
家具など動かせないものであれば、その場所へ立ち入らないように指示しておくなど、事前にスタッフに伝えておくことが大切です。
作業前の部屋を写真に撮っておく
どうしても不安がある場合は、事前に部屋の状態を写真を撮って記録しておきましょう。
もし、トラブルが発生した場合でも証拠として残っているので安心です。
カメラを設置しておく
不安な場合、カメラを設置しておくのもトラブルを防止するためのひとつの手段です。
スマホからリアルタイムで部屋の様子を確認することもできますし、トラブルが起こってしまった場合の証拠となるので、心配な方は防犯カメラなどの設置をおすすめします。
まとめ
スタッフの研修制度により、さまざまな家事代行トラブルは減少しているようですが、トラブルをゼロにすることは不可能に近いでしょう。
トラブルが起こる最も大きな要因は、「依頼者と家事代行業者またはスタッフとの間に認識のズレがある」こと。
家事代行サービスの比較や事前のコミュニケーションをしっかりとり、トラブルを防止していくことが大切です。
本記事を参考にしてトラブルを防止し、快適に家事代行サービスを利用してみてくださいね!
おすすめの家事代行サービスの比較や検討は「家事代行サービスの口コミおすすめ比較!選び方、注意点など徹底解説」のページをご覧ください。