何気なく保存容器を買って、冷凍したり加熱したりしたときに保存容器が割れる・変形するなど失敗したことはありませんか?
私の場合、価格だけ見て決めてしまっていたため、冷凍してしょっちゅう容器をダメにして使えなくなるというミスばかり…。
そこで今回は、私の失敗経験をもとに冷凍保存が可能な容器選び方をリサーチし、おすすめの人気保存容器を厳選して8個ご紹介することにしました。
冷凍保存容器の選び方も参考にして、美味しくご飯を冷凍保存しましょう!
冷凍保存容器の選び方
作り置きおかずなどを冷凍保存する容器にはいくつかの種類があります。それぞれの特徴を踏まえながら最適な保存容器を選びましょう。
保存容器の種類
容器 | 特徴 |
プラスチック | 冷凍・電子レンジによる解凍OK 価格が手ごろ 中身がわかりやすい 重ね収納しやすい ニオイや色が移りやすい |
ホーロー | 熱伝導率が高く短時間の解凍向き 直火OK ニオイや色が移りにくい 中身が見えない 電子レンジ不可 |
ガラス | ニオイや色が移りにくい 中身が見やすい 電子レンジはもちろんオーブンOK |
袋 | 水気の多い食品の冷凍保存向き 色やニオイが移りにくい 収納しやすい 解凍時の加熱耐性は低い |
冷凍保存ができる容器の種類とその特徴を簡単にまとめました。我が家の場合は作り置きおかずはプラスチック製のタッパーやガラス製の容器、白菜やもやし、生肉などの冷凍保存にはジップロックのフリーザーバッグを使っています。
ガラス製の保存容器に関する注意点
ダイソーやニトリなどのガラス製の保存容器は冷凍が不可のため気を付けてくださいね。
ただしIKEAのガラス容器は冷凍保存OKのため、安心して使うことができます。
ガラス製の保存容器は、ソース類はOKですが味噌汁などの液体やごはんなど水気が多い食品の冷凍保存はできません。
ごはんの場合、おにぎりにしてガラス面とすき間を作ればOKです。
冷凍・加熱・食洗機使用が可能か「品質表示」を確認
出典:yahoo
冷凍保存容器を選ぶときは、冷凍庫の温度に耐えられる素材のものを選びましょう。
冷凍庫の温度はだいたい-18℃ほどなので、それ以下の-20℃程度まで耐えられる保存容器がおすすめです。
また、冷凍した食品を解凍してそのまま加熱したい、食洗機で洗いたいなどという場合もありますよね。
耐礼温度だけでなく耐熱温度、または電子レンジ加熱OKであるかも確認しておきましょう。
容器以外にもフタの素材もぜひ確認しておいてください。容器は冷凍や加熱に耐えられてもフタが耐えられない場合もあるのです。
加熱した際にフタだけが変形して閉まらなくなるということにならないためにも、容器とフの両方をチェックしておきましょう。
気密性や密閉性が高いか
出典:Amazon
保存容器には、フタにゴムパッキンが付いていて気密性や密閉性に優れているものや、ガラス製のようにニオイ移りがしにくい素材などさまざまな種類があります。
気密性に優れていると酸素に触れることが少なくなるため、食品の鮮度に大きく関わってきます。
さらには、液だれしにくいため、冷蔵庫の中で中身が漏れる心配がほとんどありません。
そして、食品を保存するときに気になるのがニオイ移りや色移り。
カレーのような強いニオイの食品を保存した場合、プラスチック製の保存容器はニオイやカレーの色が移ってしまいますが、ガラス製やホーローなどの場合はあまり気になりません。
(ニオイや色移りが気になる場合、先にラップをしてから食品を入れるという方法もあります。)
ほかにも、保存容器から冷蔵庫にニオイが充満してしまうことも。
このように、保存容器は冷凍するときは、鮮度を保つもの・液だれしにくいもの・ニオイ移りしにくいものなど、何を重要視したいかで選ぶことが大切です。
サイズ感や収納のしやすさ
保存容器を使わないとき、どこかに収納するかと思いますが1つ1つが違う保存容器だと場所をとってしまったり、収納しきれなくなったりしますよね。
保存容器は重ねて収納できるものがおすすめ!同じメーカーで揃えると重ねられる場合が多いですよ。
また、サイズ選びも大切。晩ごはんに残ったおかずや作り置きおかずなどを保存するときは、500ml程度の容量があると便利です。
ごはんの冷凍などちょっとした食品を保存するときは、お茶碗1杯分が入る容器をいくつか揃えておくと良いでしょう。
デザインや価格はどうか
出典:yahoo
中身が見えた方が良いのであれば透明のプラスチックやガラス製の保存容器がおすすめ。
プラスチック製の保存容器は価格も安く、100均やホームセンターなどどこでも売っていて入手しやすく、同じものをたくさん揃えやすいというメリットがあります。
中身が見えなくても構わないという場合、色柄ものやホーロー、ステンレスなど金属製の保存容器があります。
同じ素材で統一すれば、冷蔵庫の中をスタイリッシュに見せることができオシャレですよね。
こうした容器は横からは中身を見ることはできませんが、フタが透明なものを選ぶと上から確認できますよ。
ただし、プラスチック製と比べれば価格が割高。プラスチックは高くても数百円で買えますがホーローの場合は数千円する場合がほとんどです。
冷凍保存容器のおすすめ8選
素材別にプラスチック・ガラス・ホーローの冷凍できるおすすめ保存容器をご紹介します。
密閉性や収納性、デザイン性など総合的に判断してお気に入りのひとつを見つけてみてくださいね!
旭化成の「ジップロックコンテナ」
出典:旭化成ホームプロダクツ
ご存じの方も多いかと思いますが、フリーザーバッグ、食品のストックバッグとして有名なジップロックのコンテナタイプも人気となっています。
複数個パックで重ねて収納できるプラスチック製の保存容器です。
フタを押すだけで簡単に閉めることができ、冷凍だけでなく電子レンジでも加熱もOK。
サイズ展開も豊富で自由自在に組み合わせることができます。
異なるサイズでもフタの上にピッタリ積み重ねられ、冷蔵庫のスペースを有効活用できるのも人気の理由のひとつです。
(関連記事:ジップロックの再利用は危険?使い捨てはもったいない?)
イノマタ化学の「楽ちんパック」
出典:Amazon
イノマタ化学の楽ちんパックはプラスチック製の保存容器で、実際に使用した方の口コミでは冷凍も可能とのこと。
電子レンジを使用する際は、通常、フタを外さなければなりませんが、楽ちんパックは蒸気を逃がすようにできているためフタをしたまま電子レンジでの加熱ができます。
フタにへこみができているのは冷蔵庫内で重ねて収納できるようにするため。
使わないときはコンパクトに収納できるため限られたスペースを有効に利用できるのはうれしいですね。
フチがフラットなのでスポンジで洗いやすいというメリットがありますが、水気が多い食品を入れて傾けると液だれする可能性があるので注意しましょう。
ベストコの「ロック&ロック クラシック」
出典:Amazon
ベストコのロック&ロッククラシックは、ゴムパッキンが付いて気密性、密閉性に優れたプラスチック製の保存容器です。
電子レンジでも加熱や食洗機の使用もOK。
通常ロックは2か所であることが多いのですが、こちらの商品は4か所にすることで均一に圧をかけられ密閉性を高めています。
プラスチック製の保存容器はロック部分が劣化しやすいのですが、口コミを見るとロックが壊れにくいと評判です。
液だれやニオイ漏れを防止するので、たくあんといったニオイが強い食品を保存するのにもおすすめですよ。
クレハの「キチントさん ごはん冷凍保存容器」
出典:クレハ
キチントさんの冷凍保存容器は、ご飯を美味しく冷凍保存できるよう設計にこだわっています。
ご飯を冷凍して食べるとき、ムラなく電子レンジ加熱できるよう底の部分をへこませて加熱ムラを防ぎます。
フタにある蒸気弁を開ければ、フタを付けたまま加熱することができるので、冷凍してフタが開けにくくてストレスを感じることもありません。
丸型なので加熱したらお茶碗にひっくり返すだけで簡単にご飯をよそうことができますよ。食洗機で洗え、収納もコンパクトに重ねられます。
iwakiの「パック&レンジ」
出典:iwaki
iwakiのパック&レンジシリーズは、デザイン性にも優れたガラス製の保存容器です。
2か所のロック付きなのでしっかりフタを閉めることができます。
電子レンジやオーブンのの使用が可能なので、下ごしらえをして冷凍または冷蔵保存しておき、食べるときに加熱調理ができるのもうれしいポイント。
フタのカラーはグリーン・ピンク・ブルーから選べ、サイズ展開も豊富なのでちょうど良い保存容器に出会えますよ。
HARIOの「スクエアコンテナ・クリア」
出典:yahoo
HARIOのスクエアコンテナは、何とフタまでガラスというオールガラス製で、グッドデザイン賞受賞のオシャレな保存容器です。
全面クリアなので、横からも上からも中身を確認することができます。
フタをしたまま電子レンジ加熱もOK。フタを外せばオーブン調理もできますよ。
ゴムパッキンが付いているので液だれしにくいのも高ポイント。
カラーはオリーブグリーンとレッド。サイズもS/Mとあり、収納時はMサイズにSサイズを入れて収納することができますよ。
野田琺瑯のホワイトシリーズ「レクタングル」
出典:野田琺瑯
ホーロー製品といえば野田琺瑯。保存だけでなく下ごしらえや調理にも使える優れもの。
乳白色のやさしい色合いでサイズ展開もレクタングル・スクエア・ラウンド・浅型・深型などと豊富なので、いろいろな種類を揃えたくなりますね。
ホーローは金属にガラスを焼き付けて作られているので熱伝導率がよく、効率よく冷凍や加熱することができます。
ニオイや食品の色が移る心配がないのもうれしいですね。衝撃や落下でヒビが欠けが生じるので取り扱いには十分注意しましょう。
HARIOの「真空琺瑯ストッカー」
出典:Amazon
HARIOの真空琺瑯ストッカーは、付属のポンプを使って容器内の空気を抜いて密閉することができ、食品の鮮度を保つことができる保存容器です。
フタのバルブを押さえて専用ポンプで5~10回ほどプッシュすると密閉状態に。フタのバルブを引き上げると簡単に密閉状態を解除することができます。
サイズはL/Sで、カラーはグレーとイエローのスモーキーカラーなのでとってもオシャレ。
Lサイズは2800mlの大容量タイプなので、冷凍保存したい場合は700mlのSサイズがおすすめです。
保存容器は清潔を維持したいところ。消毒方法については下記記事をご覧ください。
(関連記事:【簡単】保存容器の消毒方法。特別な道具不要!)
まとめ
冷凍できるおすすめの保存容器をご紹介しました。ガラス製やホーローは、オシャレで機能性も高いのが特徴でしたね。
プラスチック製は安価でコンパクトにできるものが多いので、手軽に使いたい方におすすめです。
ガラス製の保存容器は、冷凍する際、そして冷凍から加熱する際に注意が必要でしたが、丈夫でオーブン調理にも使え、そのまま食卓に出せるのでうれしいですね。
このように保存容器には素材ごとに特徴が異なるので、どんな食品を冷凍したいか、求める性能はなんなのかを考えて保存容器を選ぶようにしましょう。
ぜひおすすめの冷凍できる保存容器を参考にして、美味しいご飯の味を損なうことなく上手に冷凍してくださいね!
また冷凍できない食材や見分け方などをまとめたので参考にしてください。
(関連記事:冷凍できない食材13品と冷凍できるできないの見分け方)