風が強く吹いたときや、毎年秋頃から増える落ち葉。
毎日掃除をしていてもどんどん落ちてきてキリがないですし、うまく掃除できなくて時間がかかってしまう…とお困りの方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、落ち葉掃除におすすめの道具と効率よく掃除する方法、コツなどを紹介していきます!
落ち葉掃除のコツは、落ち葉を集めやすい道具が使えているか、が大きなポイント!
うまく落ち葉掃除ができない場合は、その場所に適した道具が使えてないのかもしれないので、ぜひ参考にしてくださいね。
落ち葉掃除におすすめの道具
落ち葉掃除には、場所ごとに適した掃除道具が使えているかが大切です。
効率よく落ち葉をかき集められる掃除道具を場所別にご紹介します。
アスファルトなど固い地面には竹箒
細かい竹を集めて作られた竹箒(たかぼうき)は、アスファルトなどの固い地面を掃いても壊れにくく、木や雑草の根にも引っかかりにくいので、効率よく落ち葉を集められますよ。
ふつうの箒で掃いてしまうと、軽い落ち葉は箒をすり抜けたり砕けて細かくなったりと厄介なので、コンクリートの場所を掃くときは竹箒が最適です。
竹箒は、濡れた落ち葉も掃くことができます。ちりとりなどにかき集めるのには不向きなので、別の箒を用意しましょう。
使い方は、地面に対して斜め45度の状態で掃くのがポイント。
地面に押しつけて掃くのではなく、軽い力で撫でるようにして掃きましょう。
土や芝生などやわらかい地面には熊手
土や芝生など地面がやわらかい場所は熊手がおすすめです。
やわらかい地面に竹箒を使うと、土まで一緒に掃いて集めてしまいますが、熊手なら土はすき間から逃げていって落ち葉だけをかき集めることができます。
草木や雑草、特にツル性の植物が多いところは、熊手が引っかかってしまうので不向きです。
熊手を軽く地面に押しつけながら手前に掃いていきましょう。
狭い場所や砂利のところはブロア
落ち葉掃除で1番大変な場所が砂利があるところ。防犯上、砂利があると良いのですが、落ち葉が砂利の間に入り込むと、手で拾わなければならなくなります。
竹箒や熊手を使って掃除すると、砂利に埋まっていってしまうので不向き。ですので、費用はかかってしまいますが、砂利の上の落ち葉掃除にはブロアがおすすめです。
風の力で落ち葉を吹き飛ばしてくれるので、ラクに掃除することができます。
コード付きよりもコードレスが使いやすく、吸い込み機能が付いたものがおすすめです。
ある程度、風の力で1か所に集めておき、集めた落ち葉を適した箒でちりとりなどに入れ、細かく残った落ち葉をブロアで吸うとラクに掃除できますよ!
最初から最後まで落ち葉をすべてブロアで吸い取るのは、おそろしく時間がかかるので箒との併用がおすすめです。
仕上げに箒を使う
PPホウキと呼ばれる箒(ほうき)や毛がプラスチックになっているものなど、ちりとりとセットになったような一般的な箒は、毛がやわらかいのと箒の毛の幅が狭いので、落ち葉をかき集めるのには不向きなんです。
強引に掃くと、落ち葉が砕けて細かくなり、余計に掃きにくくなって時間がかかってしまいます。
ふつうの箒は、竹箒や熊手などの道具でかき集めた落ち葉を捨てるときや、細かく砕けた落ち葉を掃除するなど最後の仕上げのときに使いましょう。
効率重視の落ち葉掃除のやり方
落ち葉掃除は、ほうきで掃いて集めて捨てる、という流れが基本ですが、ここでは、先ほど挙げたおすすめの道具を使いながら効率を意識した落ち葉掃除の方法を紹介していきます。
1.ブロアを使い、落ち葉を飛ばす
ブロアで庭木の根元など、箒で掃きづらい場所にある落ち葉を吹き飛ばしましょう。
特に箒を使いにくい場所に落ち葉がない場合はブロアは不要です。
2.竹箒や熊手などを使い、落ち葉をかき集めゴミ袋に入れる
竹箒や熊手など、場所に適した道具を使って落ち葉を1か所にかき集めましょう。
広い場合は、何か所かに分けて集めてください。
集めた落ち葉をちりとりや箕(み:ドジョウすくいのときのような竹カゴ)を使ってゴミ袋に入れましょう。
3.最後に残った落ち葉を箒で掃き集める
落ち葉をゴミ袋に入れたら、細かく砕けた落ち葉が残るので、ふつうの箒で集めてゴミ袋に捨てましょう。
吸い込み機能が付いたブロアなら、ここで一気に吸い取るとラクにきれいに掃除できますよ。
落ち葉掃除のコツ。実行するタイミングは重要
落ち葉掃除は、ただ気が向いたときに適当に行えば良いというわけではありません。
ここからは、落ち葉を効率よく掃除できるコツやポイントをご紹介します。
晴れが続き、風が穏やかな日に行う
落ち葉掃除は、晴れが続いて、風が穏やかな日に行うのがベストです。
落ち葉が雨に濡れて湿っていると、こびり付いて箒で掃くのがむずかしくなりますし、風が強いとせっかく集めた落ち葉が飛んでいってしまいます。
晴れが続き、落ち葉がしっかり乾燥している状態で風がない日に掃除を行いましょう。
落ちそうな葉は落とす
せっかく落ち葉掃除をしても、直後にはまた葉っぱが落ちてきていてキリがない…ということも多いですよね。
落ち葉掃除をする際は、はじめに枝を揺らすなどして落ちそうな葉を落としてから行うと、掃除後に葉が落ちてくることもなくなりますよ。
落ち葉を掃く方向や集める場所を考える
落ち葉は、四方から中央に向かって集めていくのが基本です。
風が吹いて集めた落ち葉が飛んでいかないように、風が当たりにくい場所へ集めるようにしましょう。
また、吹きだまりといって落ち葉が自然と1か所に集まっている場所がある場合は、吹きだまりに集めるようにすると風の影響を受けにくいですよ。
排水溝や側溝などの掃除を忘れずにする
排水溝や側溝、雨樋に溜まった落ち葉も忘れずに掃除しておきましょう。
これらの場所に落ち葉が溜まっていると、大雨や台風のときに重みで破損するなどの被害が出る恐れがあるので、忘れずに掃除を行って未然に被害を防ぎましょう。
(関連記事:側溝の掃除は自分でやる?側溝掃除のやり方を徹底解説!)
落ち葉の処分方法は?意外な活用法あり
昔は、落ち葉掃除をしたら、自宅の庭で燃やして処分できていましたが、最近ではご近所の迷惑になったり自治体で禁止されていたりするので、適切に処分するようにしましょう。
ここからは、落ち葉の処分方法と活用方法をご紹介します。
自治体のルールに従い廃棄
多くの自治体での落ち葉の処分方法は、燃えるゴミの袋に入れて指定日に捨てるというルールになっていますが、念のためにホームページや電話などで確認しておきましょう。
また、落ち葉の量が多すぎて指定日まで捨てられず、大量のゴミ袋が邪魔になってしまうという場合は、ゴミ収集場に直接持っていくこともできます。
持ち込みの際のルールや料金なども、事前に確認しておいてくださいね!
フリマアプリで売る
フリマアプリでは、落ち葉が売られていることが多く、調べてみると、工作用やペットの冬眠用として販売されていました。
イチョウや紅葉、柿の葉など形や色がきれいな落ち葉や、土などが付いていない見た目がきれいな落ち葉は出品してみても良いかもしれませんね!
腐葉土にする
実家の庭掃除で集めた落ち葉を使って腐葉土づくり
米ぬかとコーヒーかすも入れて
堆肥も肥料もできるだけ自家製でできるようにチャレンジ😚#家庭菜園 pic.twitter.com/Iztq21NojE
— 智子tomo (@ts_mimi205) July 24, 2022
集めた落ち葉を発酵させれば、腐葉土という堆肥にして再利用することができますよ。
庭の水はけが良い場所に穴を掘ったら、落ち葉を入れたらバケツ1杯の水をかけて葉を湿らせます。
米ぬかなどの発酵促進するものをひとつかみかけて混ぜ込んでもOK。
土をかぶせ、雨除けにビニールシートで覆いましょう。雨除けがなくても良いのですが、あった方が温度が高くなって発酵が進みやすくなります。
発酵に必要な菌は空気を好むので、月に1度シートを外し、よく混ぜましょう。
5~9か月かかりますが、最終的に黒っぽくなって土から森の香りがすれば成功、ドブ臭くなれば空気が少なかったり水分が多かったりが原因の失敗です。
落ち葉掃除をしないとどうなる?
そもそも落ち葉は自然のものなので、放置していてもいずれは土に還るから良いのではないかと考える方もいるでしょう。
ここからは、落ち葉を放置することで起こりうる問題点を解説していきます。
近所迷惑になる
紅葉など少量の落ち葉は風情があって良いのですが、あまりにも多いと景観を損ないますし、ご近所さんからもだらしがないと思われるかもしれません。
また、落ち葉は飛んでいってしまうので、隣近所に迷惑がかかることも。
トラブル防止のためにも、落ち葉は定期的に掃除して景観を守り、ご近所にも迷惑がかからないようにしましょう。
害虫の繁殖につながる
落ち葉を放置することは害虫の発生や繁殖にもつながってしまいます。
家を破壊することで有名な害虫シロアリは、落ち葉もエサにするので、もし繁殖してしまうと家にも被害がでる恐れがあるので、落ち葉は放置しないようにしましょう。
雨樋や排水溝が詰まる
日曜日、今年最後の人足作業。水路の落ち葉をさらい、水路の詰まりを防ぐ。これでまた春に掃除して、農業用水がトラブルなく使えるようになる訳ですね。田植え、稲刈りの華やかな作業とは対照的な、地味で地道な手作業。 pic.twitter.com/Q8KJhYDHrj
— おコメ博士 (@riceiscorrect) November 21, 2021
落ち葉は、庭に落ちるだけでなく、雨樋や排水溝などにも溜まっています。
これらの場所の落ち葉を放置すると、大雨や台風などのときに落ち葉が水を吸った重みで破損したり、水が流れなくなって詰まったり雨漏りしてしまうので、定期的に点検するようにしましょう。
(関連記事:雨樋掃除のやり方と注意点を徹底解説)
自分で落ち葉掃除ができない場合はプロにお任せ!
庭が広すぎる、高所の落ち葉掃除ができない、などというときはハウスクリーニングなどのプロに任せるのがおすすめです。
庭の掃除だけでなく、庭木のお手入れや害虫防除なども行っているところもありますよ。
(関連記事:庭の掃除におすすめの業者。料金相場や選び方を徹底解説)
まとめ
落ち葉掃除は、道具を誤ればとんでもない労力と時間がかかってしまうので、場所に適した掃除道具を使うことが大切だということが分かりました。
ご紹介した道具と使い方を参考にし、庭の状態に適した掃除道具を揃えてぜひきれいにしてみてくださいね!
落ち葉を掃除しないと、景観を損なうだけでなく家にも被害が出る可能性があるので、定期的に掃除して家を守っていきましょう。
自分で落ち葉を掃除するのがむずかしいときは、ハウスクリーニングなどのプロにお任せしましょう!