花粉症のシーズンが到来すると憂鬱ですよね…。アレルギー症状に加え、洗濯物も外干しできなくなるので本当に困ります。
ですが、日光に当ててお洗濯すると気持ちが良いので、ときどき外干ししたくなりますよね。
今回は、花粉症の方はどうしてる?と思いがちな外干しする際の洗濯物の花粉対策や洗濯物についた花粉の落とし方などを紹介していきます。
外干しする際は天候や時間帯に気をつけつつ、取り込む際に最善の注意を払うことである程度花粉対策できますよ!
ただ、花粉シーズン中は極力部屋干しがおすすめので、生乾きを防ぐ部屋干しの方法もあわせてご参考ください。
洗濯物の花粉対策どうしてる?外干しのポイント!
花粉シーズン真っ盛りのときに衣類を外干しするのは、花粉を室内に取り込んでしまう可能性が高いのでおすすめできません。
ですが、日光に当てたり外気に当てたりして干した衣類は気持ちが良いですよね!
どうしても外干ししたいというときのために、花粉が付きにくくなる外干しのポイントを8つご紹介します。
花粉が少ない日に干す
花粉は日によって飛散量が異なるので、天気を見極めながら飛散量が少ない日に外干しすると良いでしょう。
花粉の飛散量を見極めるポイントは、
- 晴天で気温が高く、乾燥している日
- 風が強い日
- 雨が降った翌日
- 『正午ごろ』と『日没ごろ』
空気が乾燥していると花粉が飛びやすくなりますし、風が強いと大量の花粉が飛散します。雨が降った翌日は、雨によって地面に落ちた花粉が舞い上がるため注意が必要です。
また、都市部では、正午ごろと日没ごろに花粉の飛散量が多くなる傾向にあるので、このような天気のときは外干しを控えましょう。
夜から早朝など花粉が少ない時間帯に干す
花粉が多い時間帯というのは、地域によっても異なりますが1日に2回ピークがあるとされています。
前述のように都市部では、正午ごろと日没ごろの2回がピークだといわれています。
11時から15時は、山の方から都市部に向けて花粉が飛来するので1度目のピークを迎えます。
2回目は、気温が下がって空気の対流が起こり、花粉が舞い上がったり落ちてきたりすることで日没ごろに再度ピークを迎えるので、早朝から遅くとも11時までには衣類を取り込むようにしましょう。
柔軟剤を使用する
衣類が静電気を帯びていると、花粉を寄せ付けやすくなってしまいます。
柔軟剤には、静電気を抑制する成分が配合されているので、花粉対策に使うと効果的。
柔軟剤を過剰に使用するのは、カビの原因になるほか、洗濯機の詰まりや故障を引き起こすことがあるので、洗濯の仕上げに適量を使用しましょう。
洗濯物カバーを使う
雨よけカバーや物干しカバーとも呼ばれていますが、洗濯物カバーを使用することで、花粉の付着を軽減させることができます。
洗濯物の上からカバーを被せるだけで、簡単に花粉やホコリ、雨などから衣類をガードしてくれますよ。
シートタイプやテントタイプなどさまざまな種類があるので、使いやすいものを選びましょう。
洗濯物の素材に注意する
前述のように、花粉が付着しやすい素材があります。
静電気が発生しやすいのは、ウールやポリエステルなど。衣類の凹凸が大きいのは、ウールやコーデュロイで、花粉が入り込んで落としにくくなってしまいます。
静電気が起こりにくい素材は、凹凸のない生地や綿素材がおすすめ。花粉シーズンのときは、着る素材にも注意し、洗濯して外干しする際に花粉の付着を防ぎましょう。
乾燥機に軽くかけてから干す
衣類が濡れていると花粉が付きやすくなってしまいます。
乾燥機がある場合は、外干しする前に軽く乾燥機にかけてから干すと、衣類の表面が少し乾いているので花粉が付きにくくなるのでおすすめです。
また、干す時間も短縮できるということは、花粉と接触する時間も短くなるので、15分ほど乾燥機にかけてから外干ししましょう。
サンルームなら外干しと同じように干せる
サンルームなら、外干しと同じように日光に当てて衣類を干すことができます。
花粉だけでなく、排気ガスや砂埃などが気になる場合は、設置を検討してみてはいかがでしょうか。
サンルームに干す場合でも、空気の循環は必要なので、花粉やホコリなどが少ない時間帯に、適度に換気を行うようにしましょう。
外干しした洗濯物についた花粉の落とし方
外干しによる洗濯物についた花粉は取り込む際と取り込んだ後に注意を払いましょう!
取り込む際に服を払う、掃除機をかける
衣類を室内に取り込む際は、衣類をはたいて花粉を落としてから取り込みましょう。花粉をしっかり落としておけば、家に持ち込む花粉の量を減らすことができます。
衣類をはたく際に、花粉を吸い込んでしまうため、マスクやゴーグルをすき間なく着用するのがおすすめです。
室内に取り込んだあとは、できれば掃除機をかけておくと、よりしっかりと花粉を取り除けますよ。
取り込んだ後は床を水拭きする
衣類を室内に取り込んだら、水拭きして花粉を拭き取りましょう。外で花粉をはたいても、完全に花粉を落としきれるわけではありません。
床に落ちた花粉が、家族が移動することで舞い上がると、花粉症の人は症状が出てしまう可能性があります。
洗濯物をはたく→取り込む→掃除機で吸い取る→床を水拭きする。面倒かもしれませんが、花粉症でお困りの場合は、花粉が舞い上がらないよう注意しましょう。
洗濯物の花粉対策は外干ししないこと?部屋干しのポイント
花粉が多く飛散するシーズンは、外干しすると衣類に大量の花粉が付いて室内に持ち込んでしまうことになるため、花粉症の家族がいたり赤ちゃんがいたりするなら念のために干さない方がいいでしょう。
花粉症対策での洗濯方法は、部屋干しがおすすめです!ここからは、部屋干しのポイントについてご紹介します。
部屋干し専用の洗剤を使う
外干しすると、日光による殺菌効果を得ることができますが、部屋干しにはこうした効果を得ることはできません。
そのため、部屋干し専用の洗剤には、除菌・抗菌・消臭効果がある成分が配合されているのでおすすめです。
部屋干しすると、生乾きになって悪臭を放つことがありますが、専用の部屋干し洗剤なら消臭効果も期待できるのでニオイを抑えることができます。
部屋干し専用洗剤がない場合は、酸素系漂白剤に浸け置きしてから洗濯すると、ニオイが気になりにくくなりますよ!
干し方にひと工夫を
部屋干しする場合は、干し方に工夫が必要です。
洗濯物を密着させないよう空間をあけて干す、フード付きなどの衣類は生地が重ならないように干すようにしましょう。
角ハンガーを使って干す場合は、両端に面積の大きな衣類を干し、真ん中になるにつれて小さな衣類を干してアーチ状にして、空気の通り道を作るのがポイントです。
風通しの良い場所に干す
干す場所は、風通しの良い場所に干しましょう。リビングなどの部屋に干す場合は、中央付近が空気が流れやすいのでおすすめ。
浴室なら、換気扇を回しながら干しましょう。浴室乾燥機がある場合は、換気機能や乾燥機能、暖房機能を上手に使い分けて干しましょう。
干すスペースが限られているという場合は、サーキュレーターや扇風機を活用し、衣類に空気を送り込むと洗濯物が早く乾きますよ!
外干しすると花粉がつきやすいのはなぜ?
外干しした洗濯物に花粉が付きやすくなる理由は、静電気と衣類の繊維の凹凸が原因です。
衣類がこすれると静電気が発生し、花粉が吸い寄せられやすくなります。特に、ウールやポリエステルなどの素材は静電気が発生しやすいので要注意です。
また、繊維の凹凸が大きいと花粉が付着しやすくなってしまいます。
ウールやコーデュロイなどは、凹凸が大きいため花粉が入り込みやすく落ちにくくなっているので、花粉症の場合は、シーズン中の着用は控えた方がよさそうです。
まとめ
花粉症の家族や赤ちゃんがいる場合は、念のために洗濯物は部屋干しするのがおすすめです。
洗濯物を外干しすると、日光の殺菌効果もありますし、何より気持ちが良いので干したくなる気持ちは分かりますが、飛散量が多いときは部屋干しに切り替えた方が安心です。
外干しする場合は、花粉が少ない日や時間帯に短時間だけ干すようにしましょう。
洗濯物カバーを利用したり、取り込む際は花粉をしっかりはたいたりして、室内に花粉を入れないように注意が必要です。
花粉シーズンには部屋干しがおすすめですが、生乾き臭が発生しやすいので、部屋干しのポイントもぜひご参考ください。