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掃除

自転車チェーン掃除のやり方。おすすめメンテナンスグッズなど徹底解説!

自転車のチェーン掃除のやり方

 

自転車に乗っていると、パンツの裾が汚れることはありませんか?

つい先日、自転車に乗って買い物から帰ると裾に汚れが付いていて、どうやら自転車チェーンの汚れが原因だったんです。

自転車チェーンを掃除するという概念がなかったので購入から数年間ほったらかしに。泥汚れやホコリ、油っぽい汚れも付いていました…。

ここでは、そんな自転車チェーン掃除のやり方やメンテナンスにおすすめグッズなどを紹介していきます。

自転車チェーンをメンテナンスすることはいつまでもキレイな状態で乗れるだけでなく、走行性や寿命にも関わってくるので大切です(参照:自転車の思わぬ事故に注意

自転車チェーンの掃除を検討している方はぜひ参考にしてくださいね!

 

自転車チェーン掃除に必要な道具

自転車チェーン掃除に必要な道具

 

自転車チェーンの掃除を始める前に、下記の道具を用意しておきましょう。

用意するもの

  • ウエス
  • チェーンクリーナー
  • ブラシ(ナイロンまたは豚毛)
  • 潤滑油(KURE 5-56など)

ウエスとは

出典:Amazon

ウエスは、チェーン掃除だけでなく自転車全体を掃除するのにも使えます。

キッチンペーパーなどで代用すると破けたり挟まったりするので、丈夫な不織布であるウエスがあると便利です。

タオルで拭いていると汚れている部分で拭いてしまい、さらに汚れが付いてしまうことがあるので、使い捨てできるウエスで常にキレイな面で拭き取るようにしましょう。

 

チェーンクリーナーとは

チェーンクリーナーは、スプレー・泡・液体(浸け置き)の3タイプがあります。

タイプ 特徴
スプレー チェーンをつけたままスプレー勢いで汚れを落とし、ウエスなどの布で拭き取るだけで完了。ほかのパーツにかからないよう注意が必要。
垂れずに密着して落とし、水洗い不要なので、マンションなどのベランダでも掃除が可能。チェーンだけでなくほかのパーツも洗浄できる。洗浄力はマイルドなので、ママチャリやお子さんの自転車の掃除に向いている。
液体(浸け置き) チェーンを外して浸け置きして汚れを落とす。頑固な汚れ向き。専用のクリーニングマシンと併用すればチェーンを装着したまま掃除できる(以下に紹介)。

 

自転車チェーン掃除のやり方

自転車のチェーン掃除のやり方

 

自転車チェーン掃除の流れややり方を紹介していきます。

 

作業スペースを確保

作業スペースの確保

 

まずは作業スペースを確保しましょう。

屋外で自転車チェーン掃除をする場合は通行人に注意してください。

屋内で掃除する場合は、クリーナーが垂れても良いように新聞紙や段ボールなどを敷いておきましょう。

 

チェーンクリーナーを塗布し拭き取る

チェーンクリーナーを塗布

 

ウエスを自転車チェーンの下に当て、チェーンクリーナーを塗布します。

内側の汚れが落ちにくい場合は、ブラシでこすっておとしましょう。

ウエスで拭いて完了です。

ポイント

金属ブラシを使うと傷が付いてしまうので、ナイロンブラシか豚毛がおすすめです。

ナイロンは柔らかく傷つきにくいのですが、使い続けるうちに毛先が広がり細かい部分が掃除しにくくなります。

豚毛は、使い続けても毛先が広がらず、抜けていくだけなので最後まで使いやすいとプロも愛用しています。

 

最後に注油し仕上げる

最後に注油して仕上げる

 

スプレータイプの潤滑剤は、自転車チェーン以外の場所に付かないよう注意しながら注油しましょう。

  • リム
  • ブレーキシュー
  • ボトムブラケット
  • ハブ
  • タイヤ

これらに潤滑剤が付いてしまうと、ブレーキが効かなくなるのでていねいに注油を行ってください。

シマノのロードバイクは、チェーンの一部分のピンが黒くなっているので、そこを目安にして1周ぐるっと注油しましょう。

目印となるピンがなければ、糸を結んで目印にすると分かりやすいですよ。

ボトルタイプの潤滑剤の場合は、チェーンのリンク1つ1つにていねいに差していきましょう。

ベダルを持ってチェーンを1分ほど回して油を行き渡らせたら、余分な油をウエスで拭き取り完了です。

 

自転車チェーンを掃除する際の注意点

自転車チェーン掃除の注意点

 

チェーン掃除を行う際は、ケガ防止のため手袋を着用して行ってください。

チェーンを浸け置きしたり、クリーニングマシンを使って汚れた洗浄液は、そのまま排水溝に流さないようにしましょう。

新聞紙などに吸わせてから捨てるようにしてくださいね。

前述しましたが、チェーン掃除と注油はセット。

潤滑油を注油するときはブレーキに支障が出ないよう、チェーンからはみ出さないように塗りましょう。

 

自転車のチェーン掃除におすすめグッズ

自転車チェーン掃除グッズ

 

自転車のチェーンを掃除するときにおすすめのアイテムをご紹介します。

 

エーゼット(AZ)  折り畳み式 自転車用メンテナンススタンド

出典:Amazon

チェーン掃除を行うときは、タイヤを回転させながら行うので、メンテナンススタンドがあると両手が使えて便利です。

メンテナンススタンドがない場合は、片手で車体を支えながら後輪を持ち上げて掃除する必要があるので、1人で掃除するのがむずかしくなります。

定期的に掃除する場合は揃えておくと良いでしょう。

 

【スプレータイプ】KURE(呉工業) 自転車専用チェーンクリーナージェット No.1604

出典:Amazon

スプレータイプでおすすめのチェーンクリーナーは、KUREのチェーンクリーナージェットです。

呉のチェーンクリーナージェットは、強力ジェット噴射でチェーンの汚れの隅々までキレイにできます。

グリースなどの油汚れも洗浄力が高いので素早く落とせますよ。

さらには、防錆剤配合で洗浄後のサビを防いでくれるので、つい注油し忘れたときも安心です。

 

【液体タイプ】WAKO'S(ワコーズ) パーツディグリーザー(PD)V461

出典:Amazon

液体(浸け置き)タイプのおすすめは、WAKO’Sのパーツディグリーザーです。

原液タイプなので浸け置き洗いができますが、ハケ塗りでチェーンを装着したままのチェーン掃除も可能となっています。

ニオイが少ないので使う場所を選ばないので、屋内でも掃除ができますよ。

防錆剤配合で、水洗いしてもチェーンに防錆剤が残るためサビの発生を抑制。

OECD301C法(生分解度試験)では約80%という高い生分解度をほこり、環境にもやさしいアイテムとなっています。

 

【泡タイプ】AZ 自転車用チェーンディグリーザー500ml

出典:Amazon

泡タイプでおすすめなのは、AZの自転車用チェーンディグリーザーです。

液だれしにくいムースタイプの中性クリーナーで、環境にやさしい植物性の洗剤を使用しています。

チェーンのすき間にも入り込んで留まるので、汚れや油汚れもスッキリ落とせますよ。

Oリングを侵さないのでシールチェーンも使用が可能。防錆剤配合で、掃除後のサビを防いでくれますよ。

 

BIKEHAND(バイクハンド) チェーンクリーニング

出典:Amazon

こちらのチェーンクリーニングマシンは、チェーン洗浄液を入れてチェーンを挟み、チェーンを回すだけで中のブラシによってキレイになる仕組み。

はじめにご紹介したメンテナンススタンドと、液体タイプの洗浄液があればすぐにチェーン掃除に取りかかれます。

1度で汚れが落ちない場合は、新しい洗浄液に替えて再度やると落ちますよ。

クルクル回すだけで汚れが簡単に落ちる!と口コミでも評判です。

 

AZ自転車オールメンテナンスセット

出典:Amazon

自転車全体を定期的に掃除したいなら、チェーンクリーナーだけでなくあらゆるパーツに対応したクリーニングセットを購入しましょう。

こちらは、メンテナンススタンド・洗浄液・クリーニングマシン・ブラシ・潤滑油などが入ったセットで自転車のパーツすべてを掃除することができます。

はじめて購入する方にもオールメンテナンスセットはおすすめですよ。

 

FINISH LINE セラミックウェット ルーブ

出典:Amazon

潤滑剤にもさまざまな種類があるのですが、ここでは、通勤通学やツーリングにおすすめの「ウェットタイプ」をご紹介します。

ロードバイカーに人気のフィニッシュライン。

ウェットタイプなのに驚くほどクリーンで、ホコリが付きにくいと評判です。

回転がなめらかになるのでギアチェンジの際の摩擦音もなく、スパッと切り替わります。

雨の日でも潤滑油が落ちにくいので、通勤通学などの普段使いやツーリングで活躍してくれますよ。

ポイント

潤滑油は、晴れた日にしか乗らないのであれば「ドライタイプ」を。レース用の場合は「ワックスタイプ」を。

また、注油方式では手軽なスプレータイプや、ピンポイントで注油できるボトルタイプ。

ほかにもセラミック配合、フッ素配合など成分によっても異なるので、用途に合わせて潤滑剤を選んでくださいね!

 

自転車のチェーン掃除の頻度は?

自転車チェーン掃除の頻度

 

チェーンの掃除頻度は、自転車の使用頻度によって異なりますが、目安は10~20km走ったらチェーン掃除と注油を行ってください。

通勤通学などで毎日乗るという場合は、週1で注油して2週間~1か月に1回チェーン掃除&注油を行いましょう。

レースなど長距離を走って汚れた場合は、その日にチェーン掃除と注油でメンテナンスしてくださいね。

 

自転車チェーンの汚れが落ちないときは…

自転車チェーンの汚れが落ちないとき

 

チェーンの汚れがひどい場合はチェーン交換を検討しましょう。

チェーンをお手入れしないで放置すると、チェーンが伸びて変速機能に影響を及ぼしたり、チェーンが切れそうになっていったり、ギア歯の摩耗を加速させてしまったりということに気づけずトラブルの元に。

チェーンは消耗品なので、どうしても汚れが取れないときはあきらめてチェーン交換しましょう。

ちなみに、走行距離での交換目安は3,000~4,000kmです。

(参照:自転車修理工賃

 

放置はだめ?自転車チェーンの掃除の必要性

自転車のチェーン掃除しないとどうなる?

 

自転車のチェーンにつく汚れは、摩擦による金属の粉や、オイルまたはグリスの汚れ、泥はねや砂埃、サビなどさまざま。

チェーンはペダルをこいだときの力を後輪に伝える重要なパーツ。

 

スピードが出なくなる

このチェーンの汚れを放置してしまうと、動きが悪くなって後輪に力を伝えにくくなり、速度が出ないなどの問題が出てきてしまうんです。

そして、ただチェーンを掃除すれば良いというわけではなく、注油もセットで行わなければなりません。

 

サビになる

チェーン掃除だけではサビが発生しやすくなり、注油だけではさらに汚れが付きやすくなってしまいます。

チェーン掃除は汚れや古くなった油などをキレイにする、注油はチェーンの動きをなめらかにするもの、と覚えておき、必ずセットで行いましょう。

 

まとめ:自転車のチェーンはこまめに掃除しよう

自転車のチェーン掃除はこまめに行う

 

乗る頻度にもよりますが、自転車のチェーンは2週間~1か月に1度は掃除しないといけないということが分かりましたね。

そんな知識を持っていなかったため、我が家のロードバイクは購入してから5年間1度も掃除しておらず、お気に入りの白いパンツの裾が汚れてしまう羽目になりました。

こまめに掃除してメンテナンスすることで、愛車に長く乗ることが可能になるので、まだ持っていない方は掃除セットを用意しておきましょう。

チェーン掃除と注油だけなら30分もあればできてしまうので、こまめに掃除して愛車をチェックし、快適なライドを楽しんでくださいね!

自転車のサビ取りは下記記事を参考にしてください。

(関連記事:自転車のサビ落としのやり方。サビ取り剤があると簡単!

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