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掃除

窓に生えたカビの掃除方法。簡単な取り方と予防法を徹底解説!

窓のカビ掃除

 

暖房器具を使うと窓に結露が発生し、気づいたら窓やサッシにカビが生えてしまった経験はありませんか?

窓に生えたカビを放置するのは、汚いだけでなくアレルギーなど人の健康にも悪影響なので注意が必要です。特に小さなお子さんがいるご家庭は気をつけてください!

そこで今回は、窓に生えたカビの掃除方法や注意点、窓のカビ予防などを紹介していきます。

特に窓枠(サッシ部分)やゴムパッキンなどの箇所に生えたカビは深く根付くと落ちにくいため、見つけたら早急に掃除してくださいね。

 

窓に生えたカビの掃除方法

窓のカビ掃除

 

窓のカビ掃除は、軽ければ住居用などの中性洗剤で拭くだけで落ちますが、頑固なカビは塩素系漂白剤を使うのがおすすめです。

頑固なカビの場合、1度で落とせなかった場合は、日を改めて何度か行うときれいになりますよ!

用意するもの

  • マスク・ゴム手袋
  • 住居用中性洗剤
  • カビ取り剤
  • ティッシュ
  • 拭き取るペーパーなど
  • アルコール除菌スプレー

住居用洗剤の代わりに薄めた台所用洗剤でもOKです。

 

1.窓の汚れ(ホコリや水気など)を取る

窓に汚れやホコリがあると洗剤の効果が薄れてしまいます。

窓のカビ取りを行う前に、ホコリを取り除き、汚れがある場合は拭き取っておきましょう。

結露がある場合も水気をきれいに拭き取っておいてください。

 

2.洗剤でカビを拭き取る

窓に発生したばかりの軽いカビは住宅用中性洗剤(水で薄めた台所用洗剤も可)で落とせます。

5~6倍に薄めて使用するのですが、菌の繁殖防止のため2~3日以内に使い切れる量を作ってくださいね。

カビがあるところにティッシュを置いて塗布したら、5~10分ほど置いて拭き取り、水拭きしましょう。

 

3.アルコールで除菌する

拭いた窓やサッシなどに洗剤が残らないよう何度か水拭きを繰り返したら、しっかり乾燥させましょう。

乾いたらカビ予防のためにアルコールスプレーを吹き付け、拭き取りすれば除菌完了です。

 

窓の頑固なカビには専用のカビ取り剤(塩素系漂白剤)を使う

 

中性洗剤でも落ちない頑固なカビは、必ず換気を行いながらカビキラーなど専用のカビ取り剤(塩素系漂白剤)で拭き取りしていきましょう。

ゴムパッキンならゴムパッキン専用のジェルタイプがおすすめです。

スプレータイプのカビキラーの場合、ティッシュをカビに当ててスプレーしたり、片栗粉を混ぜてペーストにしたりして洗剤が垂れないようにしましょう。

指定された時間置いたら、何度か水拭きして洗剤が残らないように拭き取ってください。

ゴムパッキンのカビ取りは「ゴムパッキンのカビの取り方。取れないときの対処法」のページも参考にしてくださいね。

 

窓のカビ取り掃除に重曹とクエン酸(刺激の強い洗剤を使わない方法)

窓のカビ掃除に重曹とクエン酸を使う

 

赤ちゃんなど小さなお子さんがいて、塩素系漂白剤など強い洗剤を使うのに抵抗がある場合は、重曹とクエン酸で窓のカビを落としましょう。

重曹を水で溶いて垂れない程度のペースト状にし、100mlに小さじ1杯の割合でクエン酸水を作っておきます。

重曹ペーストをカビがある部分に乗せたら10分放置します。次に、クエン酸水をスプレーしてさらに10分置きましょう。

クエン酸をかけると発泡して垂れてくるので、汚れたくない場所は布やペーパーなどを敷いておいてください。拭き掃除をして重曹が取れたら完了です。

ただし、重曹とクエン酸では頑固なカビは落とせないので、その際は換気を行いながら塩素系漂白剤を使用するか、プロの掃除業者に依頼してみてくださいね。

 

窓のカビ掃除の注意点

窓のカビ掃除の注意点

 

窓のカビ掃除を行うときは、注意すべきポイントが3つあります。

 

アルカリ性洗剤は使う場所に気をつけて!

窓枠にアルミサッシが使用されてる場合、アルカリ性剤は使用できません。

アルカリ性洗剤をアルミに使用すると、腐食や変色などの原因になります。

重曹やセスキ炭酸ソーダ、酸素系漂白剤もアルカリ性なので、アルミサッシには使用しないでくださいね。

ほかに、木製品・銅・漆製品・大理石もアルカリ性洗剤は厳禁なので注意してください。

 

塩素系漂白剤と酸性洗剤の同時使用は絶対にしない!

カビキラーやハイターのような塩素系漂白剤と、クエン酸といった酸性のものを混ぜると有害ガスが発生して大変危険です。

これらの洗剤は、絶対に同時使用しないようにしましょう。

塩素系製品が酸性のものと混じると、有害な塩素ガスが発生します。混ぜてしまったらすぐにその場を離れ、ガスを吸ったり、目や皮膚にガスが触れたりしないようにしてください。目、のど、皮膚に痛みや刺激を感じた場合、気分が悪くなった場合は、すぐに医師の診察を受けてください。また、刺激臭がなくなるまでガスが発生した場所には立ち入らないようにしてください。

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アルコールを使用する際は火気厳禁

アルコールは引火性なので、近くで調理したりタバコを吸おうとライターで火をつけたりすると、引火して爆発する恐れがあります。

アルコール除菌スプレーを使用する際は、火の元に十分注意してから窓のカビ掃除をしましょう。

 

窓にカビが生える原因

窓にカビが生える原因

 

窓にカビが発生する原因は、

  • 結露といった水分(湿気)
  • 部屋の温度
  • カビの養分(ホコリや皮脂など)

これら3つの条件が揃うとカビが発生してしまいます。

梅雨の時期や、加湿器を使っている場合、暖房を使う時期は結露が発生しやすくなるので要注意です。

カビを放置すると、人体に悪影響を与えるだけでなく、建材の腐食やサビの原因にもなるので、見つけたらすぐに掃除して予防していくことが大切です。

参照:窓の結露が原因で受けるダメージ

 

窓にカビを生えさせない予防方法

窓のカビが生えない予防方法

 

カビを放置することは、人体や建材に悪影響を与えることが分かりました。

ここからは、窓のカビを防ぐためのポイントを5つご紹介します。

 

こまめに掃除を行う

カビの養分となるホコリなどを掃除すれば、カビの発生を抑えることができます。

カビは雑食なので、ホコリ・皮脂・フケ・髪の毛などがあれば、これらをエサにどんどん繁殖していくので、こまめに窓掃除しておくことが大切です。

また、結露によって濡れたカーテンもそのままにせず、都度洗濯や乾燥を行いましょう。

(関連記事:窓掃除のやり方。窓拭きからゴム、サッシの汚れを簡単に落とす方法

 

部屋の温度と湿度を上げすぎない

カビが発生する条件のなかに、温度と湿度が関係しています。

カビが好む環境は、気温15~30℃、湿度70%以上といわれています。

梅雨や暖房を使う時期は、湿度が上がりやすいので、サーキュレーターなどで空気を循環させて、一部分に湿気が溜まらないようにしましょう。

 

結露があれば拭き取る

窓の結露を放置すると、あっという間にカビが発生してしまいます。

特に窓を触っていなくても、調理中の油などが水蒸気とともに窓に付着して、この養分と結露の水分で繁殖してしまうからです。

結露を放置することは、周りの壁紙が剥がれたりカビが生えたりすることにもつながるので、結露はこまめにチェックして拭き取るようにしましょう。

こまめに拭き取ることがむずかしい場合は、結露吸水シートや結露防止スプレーなどを利用してみましょう。

また、100均のダイソーにある防水マスキングテープをゴムパッキン部分に貼っておくと、カビ予防になるので掃除後にぜひお試しくださいね。

(関連記事:結露対策おすすめグッズ。原因と予防法を徹底解説!

 

暖房器具に注意

灯油やガスを燃焼させるファンヒーターといった暖房器具は、大量の水蒸気を発生させるため、窓の結露の原因となってしまいます。

乾燥対策には良い暖房器具なのですが、結露があまりにもひどい場合は、こまめに換気して室温と湿度を上げすぎないようにしましょう。

サーキュレーターなどを使って部屋の空気を循環させるのもおすすめです。

温かい空気は上に溜まるので、下に流れるように暖気を対流させましょう。

 

ペアガラス、または2重サッシにする

頻繁に結露が発生してしまう場合、窓の断熱性を高めることで結露を防ぐことができます。

窓の断熱性を高めるにはペアガラス(複合ガラス)に変えるか、2重サッシにする方法があります。

結露は、外気と内気の温度差が大きいほど発生しやすくなるのですが、ガラスとガラスの間に空気が含まれていると室内の方の窓ガラスに温度差が発生しにくくなり、結露を予防することができるんです。

費用はかかってしまいますが、窓の断熱性を高めると結露予防だけでなく、冷暖房の効きも良くなって電気代を抑えることができるのでおすすめですよ。

 

まとめ

窓のカビは、軽ければ中性洗剤で落とすことができますが、時間が経った頑固なカビやゴムパッキンに発生したカビは落ちにくいので塩素系漂白剤を使って掃除するのがおすすめです。

アルミや木製のサッシ、窓枠の場合、重曹などのアルカリ性洗剤を使うと腐食や変色の原因になるので使用しないようにしましょう。

塩素系漂白剤と酸性洗剤の同時使用や、アルコール使用時の火気にはくれぐれもご注意ください。

カビは、気温・湿度・養分で発生し繁殖するので、これらを経つことが予防につながります。

自分で落とせない窓のカビは、プロのハウスクリーニングに依頼するのがおすすめですよ!

くわしくは「窓掃除おすすめ業者!選び方から料金相場まで徹底解説」のページをご覧ください。

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