- 「浴槽や浴室のところどころに傷や汚れが目立つようになった…」
- 「バスタブの買い替えどき…?」
- 「汚れをつきにくく、防カビの浴槽コーティングがしたい」
そんな方のために、浴槽コーティングの効果、費用や施工時間の目安をお届けします。
浴槽コーティングには、修復目的と保護目的の2つの目的に分かれ、コーティング剤の種類も主に3種類あります。
それぞれの浴槽コーティングの特徴をはじめ、施工業者の選び方も解説しているので、ぜひ参考にしてくださいね!
浴槽コーティングとは?どんな効果があるの?
浴槽コーティングは、傷などを修復して再生させる目的で行われるものと、汚れや傷がつきにくくなるよう保護する目的でおこなわれるものに分かれます。
それぞれの効果について詳しくみていきましょう。
浴槽の修復・再生目的
浴槽に傷・ヒビ・色褪せ・サビがついているとき、コーティングを施すことでバスタブをキレイに修復して再生させることが可能になります。
浴槽に傷やヒビが入っている場合は、パテ埋めするなど下地処理を行い、専用のコーティング剤を塗ることで劣化した浴槽を新品同様にまで修復できます。
最大のメリットは、浴槽を交換するよりも費用が抑えられる点です。
修復・再生目的のコーティング剤は浴槽の素材との相性が重要で、合う合わないがあります。
特に相性が良いといわれている素材は「FRP」。
ユニットバスに使用されている素材は基本FRPであることが多いのでコーティングしやすいのですが、念のため素材を確認しておくと良いですね。
浴槽の保護目的
浴槽の保護目的でコーティングを施す場合、バスタブに傷やヒビがないキレイな状態であることが前提となります。
保護目的で使用されるコーティング剤は透明な膜で覆うので「クリアコーティング」「防カビコーティング」とも呼ばれ、汚れやカビを付きにくくする効果が得られます。
浴槽は掃除したり使っていくうちに表面が傷つき、その傷が増えたり深くなっていくことで汚れが溜まりやすくなってしまうのです。
保護目的の浴槽コーティングは、傷をつきにくくして汚れが付くのを未然に防ぎ、キレイな状態を維持できるというメリットがあります。
浴槽コーティングの費用相場や施工期間
浴槽コーティングは
- 再生か保護か
- 使用するコーティング剤
- コーティングする面積
などにより費用が変わってきます。
ここでは、保護目的の浴槽コーティング(浴室まるごと)の5社の料金を比較してみました。
おそうじ本舗 おそうじレスコーティング | 26,400円(税込)~ |
ダスキン | 1㎡4,180~6,600円(税込)~ |
リファイン | 83,600円(税込)~ |
滴水産業株式会社 | 105,600円(税込)~ |
ファシリティサポート | 66,000円(税込)~ |
浴槽コーティングの費用は6~10万円弱が相場です。
(浴槽のみだともう少し費用が抑えられるかもしれません。)
保護目的の浴槽コーティングは、工期が1日程度と短く済みます。
修復・再生コーティングの場合は、10~20万円前後が一般的で、工期は乾燥も入れて3日ほど要します。
どちらもフッ素系樹脂コーティング、シリコン系樹脂コーティング、ガラス系コーティング(高いけど一番おすすめ)の順に価格が高くなります。
浴槽コーティングの施工例
浴槽にツヤが出ているのが分かりますね。
浴室全体の施工でしょうか。
床のカビのようなものもキレイになって新築物件の浴室のようになっています。
こちらは、クリアコートを施工した浴室。
くすみが取れて清潔感のある浴室と変化しています。
0.5坪タイプの浴槽を研磨コートしました。
古い物件でしたが、さほど劣化しておらず研磨効果で素材が滑らかになり、光沢もましております。
下処理の差は、仕上がりで差が出ます。
経験と知識が活きる処理なのです!#研磨 #浴槽 #コーティング #賃貸 #売買 #リフォーム #水回り #札幌 pic.twitter.com/g7FKlNzDwN— ライフサービス北海道株式会社 (@lifeservice_h) June 26, 2018
光沢の差が一目瞭然です。
プロも、下地処理が仕上がりを左右すると言っているので、やはり経験と実績が豊富な施工業者を選ぶことが重要ですね。
浴槽コーティング施工業者の選び方
浴槽コーティングを業者に依頼する際は以下の5点を確認しましょう。
- 費用だけでなく施工実績もチェック
- 施工できるコーティング剤の種類を確認
- 口コミで顧客満足度を調査
- デメリットも踏まえた上で最大限良い仕事をしようとする業者であるか
- 相見積もりをとって比較する
浴槽コーティングの業者を選ぶ際には、費用の安さだけを重視せず、施工の質とのバランスを考えましょう。
安すぎる業者は、下地処理が甘かったり質の悪いコーティング剤を使用して施工することがあるため注意が必要です。
施工のクオリティが低いと何度も施工しなければならなくなり、結局費用が高くついてしまうこともあります。
浴槽コーティングにかけられる予算と照らし合わせ、技術やコーティング剤の品質が高い業者を選ぶためには、施工実績や口コミなどもチェックし、仕上がりの満足度も調査しましょう。
特に保護コーティングの場合は、施工が比較的容易で職人によって技術の差にばらつきが出てしまいます。
しかも使ってみるまでは良し悪しが分かりにくいため、業者を選ぶ際の見極めがむずかしいというデメリットが。
保護コーティングのメリットだけでなくデメリットもしっかり伝えることができ、そのなかでも最大限良い施工をしようとする業者は、比較的安心できるといえるでしょう。
選ぶ際は複数の業者に来てもらい、相見積もりを取って比較することをおすすめします。
汚れにくい浴室に変えるおそうじレスコーティング
浴槽だけでなく、浴室全体のコーティングならおそうじ本舗の「おそうじレスコーティング」がおすすめ!
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- KeePerと共同開発された最新独自コーティング技術を採用
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浴槽コーティングの種類
浴槽コーティングに使用される塗料は、主にフッ素系・シリコン系・ガラス系の3種類があります。
種類 | フッ素系 | シリコン系 | ガラス系 |
効果 | △ | 〇 | ◎ |
持続 | △ | △ | ◎ |
費用 | 〇 | 〇 | △ |
浴槽コーティングへの作用はざっくり上記のイメージです。
それぞれの特徴と得られる効果について詳しく説明します。
フッ素系樹脂コーティング
フライパン加工や歯の保護に使用されるフッ素。
フッ素系樹脂コーティングは、最も一般的なコーティング剤で取り扱っている施工業者が多く、依頼先を見つけやすいというメリットがあります。
価格も3種類のコーティング剤のなかでもリーズナブルで、施工費用を抑えたいという方におすすめです。
効果が持続するといわれる期間は、3か月~2年といわれています。
フッ素系樹脂コーティングは保護目的で使用されるのが一般的で、薄く塗って簡単に施工を済ませることが多いため、効果の持続期間が短めとなっています。
厚くコーティングすればその分効果持続期間も長くなりますが、そこまでしっかり施工する業者は多くないのが実情です。
シリコン系樹脂コーティング
シリコンを使用し、ほかのコーテイング剤よりも硬く厚い膜を形成するため、効果の持続期間は2~5年と長く続きます。
施工後は、光沢が強めに出るので違いがはっきりと実感できるのが特徴。
施工できる業者もフッ素系樹脂コーティングと同様に多くいるので、探しやすく依頼しやすいでしょう。
こちらも効果持続期間に開きがありますが、職人の技術によるものが大きいので、選ぶときは腕の良い業者に依頼するのがおすすめです。
ガラス系コーティング
ガラス系コーティングは、上記の樹脂系コーティングとは違ってガラスの被膜を吸着させてコーティングするので、カビが付着するのを防ぐ効果が期待できます。
ガラスなので、撥水・汚れ防止・カビ予防・耐熱・抗菌などの効果があり、浴槽をキレイな状態で長くキープすることが可能。
効果の持続期間は最も長く、5年ほど持続するといわれています。
しかし、ガラス素材なので水垢がつきやすいのがデメリット。
お風呂から上がるときは、しっかり水気を拭き取って水垢が蓄積するのを防いだり、こまめな水垢対策をとったりしなければなりません。
ガラス系コーティングは施工がむずかしく、対応できる業者が少ないということや、もし小さなサンプルを見せられたとしても浴槽全体に同じようなクオリティで施工できるか分からないというデメリットもあります。
施工してみないと分からないため、選ぶ際はこれまでのガラスコーティングを行った実績が多い業者を選ぶようにしましょう。
\汚れにくい浴室が叶う/
浴槽コーティング後のお手入れ
特に浴槽コーティング施工後は、やわらかいスポンジを使って傷がつかないようにやさしく掃除するのがポイント。
浴槽の傷は、実は普段の掃除道具ややり方が間違っているために付いたものがほとんど。
浴槽コーティングの効果を持続させるためにも、金たわしなど硬いブラシは使わずやわらかいスポンジでやさしくこすりましょう。
(関連記事:お風呂掃除のやり方。効率の良い順番と方法を徹底解説)
浴槽コーティングはこんな人におすすめ!
浴槽コーティングは、以下のような項目に当てはまる人に特におすすめです。
- 以前のようなツルツルピカピカの浴槽を取り戻したい。
- 20年以上経っているので浴槽の在庫がなく交換できない。
- 中古物件を売却・購入してリフォームしたい場合。
- 賃貸物件に空きが出て浴槽をキレイにしたい場合。
- 浴室コーティングが高額なので浴槽だけでもキレイにしたい。
- 新築の状態をキープしたい。
- 仕事が忙しく楽にお手入れできるようにしたい。
- カビ掃除がめんどくさい。
- お気に入りの浴槽を長く愛用していきたい。
以上のような方は、修復・再生コーティングや、保護コーティングをおすすめします。
まとめ
浴槽コーティングの種類や費用・施工期間などについて解説しました。
浴槽コーティングは、浴槽を交換しようと思っていた人には費用を抑えらえるという最大のメリットが得られます。
保護コーティングも、汚れや傷、カビなどがつきにくくなるため、掃除がラクになりますよ。
施工業者を選ぶ際は、費用・クオリティ・施工実績・口コミなどをチェックし相見積もりを取って比較しましょう。
せっかく浴槽コーティングしてもらったあとは、お手入れ方法を参考にしてキレイな状態をキープしてくださいね。
浴槽コーティングでピカピカの気持ちよいお風呂で疲れを癒しましょう!
お風呂掃除も業者にお願いしたい人は「お風呂掃除業者の料金相場とおすすめ5社」のページも参考にしてくださいね。