洗濯物は裏返して洗った方が良いという事実を知り、ショックを受けるほど驚いてしまいました。
幼少期から裏返して洗濯物を入れると怒られていたため、私も子どもが生まれて同じようにしつけていたのですが、主人の実家に干してあった洗濯物を見てビックリ!
ほとんどの洗濯物が裏返しのまま干してあったのです!
何か理由があると考えていると、そういえば主人の服は、10年着ているTシャツもあまり色あせがなく、生地もしっかりしていることに気付きました。
そこで、洗濯物は裏返した方がメリットがあるのではないかと思ってリサーチしてみると、驚くほどメリットがたくさんあったのです!
洗濯物を裏返して洗うと良いワケ
洗濯物を裏返して洗うとメリットの方が多いことが分かりました。
畳むときに元に戻すのが大変ですが、小さい子どもの分だけ戻してあげて、大人は裏返しのまま畳んで着るときに自分で元に戻してもらうようにするとラクですよ!
生地が傷みにくくなる
洗濯すると衣類が擦れてしまうので、生地の傷みの原因となってしまいます。
裏返しにして洗えば、主に衣類の裏側が擦れることになるので、表側の生地を守ることができるのです。
裏側も擦れるでしょう?と考える方もいるかと思いますが、冒頭でもお伝えしたように、義母が裏返して洗濯していた主人の10年もののTシャツ。
結婚して私が洗濯するようになってからあっという間にボロボロのヨレヨレになってしまったので、裏返して洗うと全く衣類の持ちが違うと身をもって実感しています。
毛玉などができにくくなる
生地が擦れることで、特にセーターなどは毛羽立ったりひどくなると毛玉ができたりしてしまいます。
裏返して洗うことで表側は守られるので、洗濯物が傷む心配がありません
裏返してから洗濯ネットに入れて洗うことで、よりダメージを減らすことができますよ。
毛玉の取り方は下記記事を参考にしてくださいね。
(関連記事:生地が傷まない毛玉の取り方5選!こすりとるはダメ!)
皮脂や汗などの汚れ落ちが良くなる
専用の洗剤を使っても汗や皮脂のニオイがなかなか取れないという場合は、洗濯物を裏返して洗ってみましょう。
裏側の部分は、汗や皮脂を吸収しているので、実は表側よりも汚れているのです。
1番汚れている部分を裏返し表にして洗うことで、衣類同士が擦れて揉み洗いのような効果が生まれるため、汗や皮脂汚れが落ちやすくなります。
皮脂や汗による服の黄ばみの取り方は下記記事をご覧ください。
(関連記事:服の黄ばみをガツンと落とす方法!汚れ度合いに合った落とし方)
色落ちを防げる
裏返しせずに洗濯していてふと洗濯物の裏側を見たとき、裏側の方が色落ちしていないことに気付きました。
この理由も、表側が主に擦れることで色落ちの原因になっていたからなのです。
ジーンズや色の濃い衣類などは、色落ちを防ぐために裏返して洗うと、長く買ったときの色合いを楽しむことができますよ。
裏返しのまま干すと日焼けを防げる
黒やネイビーなど濃い色柄ものの洗濯物を外に干すと、なんだか表面が白くなったように色褪せてしまいませんか?
色褪せた黒いパーカーを着ている主人の後ろ姿は、まるでゴリラのシルバーバックのような渋さ。
買い直しなよ~と大笑いしていたのですが、実は、私の洗濯方法に問題があり、裏返して洗濯していればもっと長く着られたのです。
衣類を直射日光に当てて干すと、生地が傷んで色褪せの原因になってしまいます。
衣類の裏側を見てもらうと分かりますが、表と裏では裏側の方が色褪せていないことがお分かりいただけると思います。
裏返して干せば表側のダメージを軽減することができるうえに長く愛用できるので、ぜひお試しくださいね。
裏返しのまま干すと乾きが早くなる
ポケットが付いたズボンやパーカーなどをふつうに干すと、乾きが遅いと感じませんか?
さらには生乾きの臭いがしてまた洗濯しなければならない羽目に。
乾きが遅い衣類は、裏側部分の縫い目付近の生地が分厚くなっていたり、ポケットのせいで乾きにくくなっています。
裏返して干すことでポケットなど生地が厚い部分が早く乾いたり、乾きが早くなることで雑菌の繁殖も防げるので生乾き臭の防止にもなりますよ。
(関連記事:臭くならない部屋干しのコツ・やり方。早く乾かす方法)
裏返しして洗濯した方が良い衣類
- 濃い色のTシャツ
- プリントTシャツ
- ニットやセーター
- ジーンズ
- 装飾が付いているもの
- 靴下
濃い色のTシャツ・ニットやセーター・ジーンズは、上記で説明したように、色落ちや色褪せ、生地の傷み、生乾きを防ぐことができます。
プリントTシャツやスパンコールなどの装飾が付いている衣類も、裏返して洗うことで洗濯による摩擦から守ることができ、剥がれを予防することができるのです。
そして、靴下も裏側部分の方が汗や皮脂を吸っているので、裏返して洗うのがベスト。
毛玉の予防にもなるのでおすすめですよ。
ただしこんなときは裏返しで洗濯しないほうがいい
洗濯物のほとんどは裏返して洗った方が良いのですが、そのまま洗った方が良い場合もあります。
表側に汚れがあるとき
食べこぼしや泥汚れなど、衣類の表面に目立った汚れがある場合はこちらを優先して落としましょう。
食べこぼしの場合は、すぐに中性洗剤を染み込ませてやさしく揉み洗いし、よくすすいでから洗濯します。
泥汚れの場合は、乾かして洗うのが基本。乾かしてから叩いて泥を落とし、それでも落ちないときは歯ブラシなどで擦って落として洗濯しましょう。
「汚れている方を表にして洗濯する」ということを頭に入れておくと良いですね。
(関連記事:泥汚れがよく落ちる洗剤おすすめランキング!)
花粉シーズンのとき
花粉シーズンのときは、裏返して干すことで着るときに花粉が皮膚に付着しやすくなってしまい、症状が悪化する可能性があります。
家族のなかに花粉症の症状がひどい方がいる場合、花粉のシーズン中に裏返して干すのは控えましょう。
洗濯物を外に干して取り込むときは軽くゆすったりブラシなどで払ったりすると、花粉の付着を軽減することができますよ。
くわしくは「花粉が舞う季節の洗濯物はどうしてる?外干しのコツや花粉の落とし方」のページをご覧ください。
洗濯物の裏返しはパートナーの理解がないと揉める…
出典:発言小町より
発言小町の上記のような質問がある通り、【衣類を裏返したまま洗濯物に出す】という行為に対して、嫌悪感や不快感などを表す方もいます。
(私もかつてそうでした…)
そのため、結婚や同棲、ルームシェアなど同居人がいて洗濯などの家事を分担する場合は、前もって同居人に対する理解、説明が必要かと思います。
洗濯物の裏返し問題で、相手をイライラさせないためにも、お互いのやり方などの話し合いはしておきたいですね。
まとめ
洗濯物は裏返して洗う方が良いということがお分かりいただけたと思います。
筆者と同様に、裏返して洗濯機に入れた家族に怒りを向けた方も多いのではないでしょうか。
ですが、裏返して洗濯機に入れてもらうことで、こちらが裏返す手間も省けますしメリットもたくさんあるので、これからはどんどん裏返して!とお願いしようと思います。
畳むときに元に戻すのがめんどくさいというデメリットはありますが、裏返しのまま畳んで着るときに家族自身で元に戻してもらえば良いのです。
メリットの方が多いので、ぜひ洗濯物は裏返して洗って干していただき、大事な衣類を長く愛用してくださいね!
(関連記事:洗濯物・洗濯機のティッシュの取り方。きれいに取れる方法)