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キッチンクリーニング 掃除

【簡単】換気扇の掃除方法!重曹・セスキ炭酸ソーダのつけおきが最強!

換気扇の掃除方法

 

換気扇の掃除に重曹やセスキをどう使うの?
つけおきするときの分量やお湯の温度は?
換気扇掃除の手順は?

換気扇(レンジフード)の掃除に重曹やセスキ炭酸ソーダが簡単だと聞いたけど、実際にどうすればいいのかわかりづらいですよね。

ここでは、重曹(またはセスキ炭酸ソーダ)を使った換気扇のつけおき掃除を紹介していきます。掃除自体は簡単です^^

  • 油汚れやこびりつきがひどい
  • ファンやフィルターなどの汚れを簡単に落としたい

といった方におすすめ!ぜひ参考にしてください。

換気扇掃除の頻度については「換気扇掃除の頻度とその理想は?」のページをご覧ください。

 

換気扇の汚れの原因は油とほこり!

換気扇の汚れの原因

 

換気扇の汚れは、調理で跳ねた油にホコリが混ざったもの。

水蒸気や換気によってフィルターやファンなどに付着した汚れを放置しているとさまざまな弊害があります。

  • 油汚れが垂れて調理中の食品に入り食中毒を起こす可能性
  • 換気の効率が悪くなり電気代がアップ、もしくは故障
  • 溜まった油汚れで火災になる可能性

ですので、換気扇の掃除は定期的に行って油汚れの蓄積を防がなければならないのです。

 

【簡単】換気扇の掃除方法(重曹、セスキ炭酸ソーダ編)

換気扇の掃除方法

 

換気扇掃除の方法を紹介していきます。

油汚れにはアルカリ性の重曹やセスキ炭酸ソーダを使うと、簡単に換気扇の掃除ができます。

(ちなみにセスキ炭酸ソーダのほうが重曹より少しアルカリ度が高いため、頑固な油汚れの場合はセスキ炭酸ソーダがおすすめです)

 

用意するもの

換気扇の掃除に必要な道具

 

換気扇掃除に必要な道具は以下の通り。

  • 重曹(またはセスキ炭酸ソーダ)
  • ゴム手袋
  • 新聞紙
  • キッチンペーパー
  • ゴミ袋
  • 歯ブラシ
  • メラミンスポンジ

ゴム手袋は、プロペラやファンなどで怪我をしないよう必ず着用してください。

新聞紙は汚れがほかのところに付着するのを防ぐために養生のときに使用します。

ゴミ袋は、つけおきするために必要なので容器でもよいのですが、ファンやフィルターなどが入る大きめのものを用意してください。

使い古しの歯ブラシや割りばし以外にもゴム製のヘラがあれば、頑固な油汚れを大きく削ぐことができるので時短になります。

 

換気扇掃除の手順

 

換気扇掃除の手順は次のとおり。

  1. 重曹水またはセスキ炭酸ソーダ水を作る
  2. 換気扇の電源を抜き、ブレーカーを落とす
  3. 足場を固定し、汚れ防止に養生
  4. ファンを外す
  5. 重曹水、セスキ炭酸ソーダ水につけおき
  6. 換気扇の外側を拭く
  7. こすり洗い
  8. お湯ですすぐ
  9. 取り付けておしまい

1つずつ解説していきますね。

 

重曹水・セスキ炭酸ソーダ水を作る

重曹水やセスキ炭酸ソーダ水を作る

 

換気扇を外したファンをつけおきするための環境作りから始めます。

ファンが入るような容器があればそちらにゴミ袋を設置します(ない場合はシンクにゴミ袋を設置)。

そこに60度以上になった重曹水(またはセスキ炭酸ソーダ)を投入します。

重曹水、セスキ炭酸ソーダの作り方は、水1Lに対し大さじ3倍程度。水3Lなら大さじ9杯程度、など量に合わせて作ります。

鍋でお湯を沸かす場合は、火にかけてから小さな泡が出始めたらだいたい60度に達したサインです。

温めた重曹水は、換気扇のファンを取り外す間放置になるため、60度より熱めに沸かしておきましょう。

(関連記事:重曹の使い方13選!効果を高める方法や注意点

 

換気扇の電源を抜き、ブレーカーを落とす

換気扇の電源を切り、ブレーカーを落とす

 

掃除中に換気扇が回り出すと大けがに繋がるので、必ず電源を切ってからブレーカーも落としておきましょう。

ほかのブレーカーを落とすと電気が使えなくなるので、換気扇部分のブレーカーだけを落とすようにしてくださいね。

 

足場を固定し、汚れ防止に養生する

足場を固定して養生

 

換気扇掃除は高所での作業になるので、しっかりと足場を作ることが大切です。

決してコンロの上によじ登って作業しないようにしましょう。

換気扇の油汚れがほかのところに付かないよう、新聞紙でガスコンロ周りや床を新聞紙を敷くなどして養生してください。

手を守るためにもゴム手袋や気になる方は軍手も着用して準備しましょう。

 

ファンを外す

換気扇のファンを外す

 

ファンを外していくのですが、換気扇は2種類あって、プロペラタイプとシロッコファンタイプに分かれます。

プロペラタイプの外し方

手順

  • プロペラの中央にあるネジを反時計回りに回して外し、プロペラを取りましょう。
  • 周りのプラスチックカバーは持ち上げて手前に引くと簡単に取り外すことができます。

 

シロッコファン

手順

  • 換気扇をふさぐように付いているもの(整流板)を、ネジを取って前後にずらして取り外します。
  • フィルタ―を外しましょう。ネジを回せば簡単に取り外しができるはずです。
  • ベルマウスという円盤状の部品をネジを取って取り外しましょう。
  • シロッコファンの中央部分のネジをゆるめるとシロッコファンが外れるようになっているのですが、落ちてくる可能性があるので片手でしっかり押さえながら取り外してください。

シロッコファンの外し方はこちらの動画が分かりやすくておすすめです。

 

取り外したファンやフィルターを重曹水につけおき

換気扇の浸け置き

 

取り外したファンやフィルターなどは、重曹水またはセスキ炭酸ソーダ水と一緒に袋などに入れて1~2時間つけおきしましょう。

このときの温度は火傷しない程度の45~50度くらいが理想です。

 

換気扇の外側を拭き掃除

換気扇の外側を拭く

 

つけおきしている間に、換気扇の外側部分や整流板の油汚れも掃除していきましょう。

重曹は水100mlに対して小さじ1杯、セスキ炭酸ソーダの場合は水500mlに対して小さじ1杯入れて混ぜてスプレーボトルに入れます。

高所なので直接スプレーすると垂れて目に入って危険なので、キッチンペーパーや布にスプレーしてから拭き取るようにしてくださいね。

頑固な油汚れが溝やファンの内側に溜まっている場合は、スプレー水では落ちないことも。

そういうときは、重曹を水と合わせて歯磨き粉のようなペーストを作って、気になる汚れに塗って落としていくとgood◎

こすりすぎて傷がつくことがあるので、無理して落とそうとせず注意しながら行ってくださいね。

最後は水拭きしたあと乾拭きで仕上げます。

 

こすり洗い

換気扇のフィルターを歯ブラシでこすり洗い

 

ファンやフィルターをつけおきして時間が経ったら、浮いた油汚れを袋のなかに入れたまま、メラミンスポンジや歯ブラシなどを使って汚れをこすり落としていきましょう。

 

お湯でしっかりすすぐ

お湯ですすぐ

 

ファンやフィルターの汚れがキレイに取り除けたら、お湯を使ってしっかりと洗い流していきます。

洗剤が残ると部品が傷む可能性があるので、洗剤が残らないよう念入りに洗ってくださいね。

取り付ける前に水気を拭き取り、新聞紙などの上できちんと乾かしましょう。

 

取り付けて完了

取り付けて完了

 

ファンやフィルターが乾燥していることを確認したら、取り外した手順と逆手順で取り付けます。

取り付けの際も足場をしっかり確認し、ケガすることのないよう注意してくださいね。

 

換気扇フィルターの頑固な汚れは濡らさず落とす!

換気扇フィルター掃除

 

換気扇フィルターの目に汚れが詰まっている場合は、つけおきしてもなかなか落ちないことがあります。

そんなときは、フィルターは濡らさないで粉の重曹をそのまま振りかけて、頑固な汚れを落していきましょう。

重曹をたっぷりまんべんなくフィルターに振りかけて、そのまま3時間ほど放置します。

重曹が油を吸着するため、歯ブラシを使ってこすると簡単に汚れが落ちていきます。

最後に水で洗い流して乾燥させてたら終わりです。

くわしくは「換気扇フィルターの掃除方法。ベタベタ油汚れには浸け置きが簡単!」の記事を参考にしてくださいね。

 

換気扇掃除に重曹を使うときの注意点

換気扇掃除をするときの注意点

 

換気扇の掃除に重曹やセスキ炭酸ソーダなどを使うと、変色する素材があります。

たとえば、アルミや銅、真鍮などのモノは、白っぽくなったり黒ずんだり…と変色するため、重曹やセスキ炭酸ソーダの使用は避けてください。

また特殊コーティングされている場合は、コーティングが剥がれることもあるので、注意が必要です。

換気扇の掃除に重曹を使って失敗しないためにも、事前に部品の材質を確認してから掃除を始めてくださいね。

 

換気扇掃除にはアルカリ性の洗剤もおすすめ!

 

換気扇掃除には重曹やセスキ炭酸ソーダ以外にも市販のアルカリ性の洗剤も効果的です。

たとえば、花王のマジックリンなどを使えば、換気扇の油汚れもしっかり落とすことができます。

ただしキッチンという場所柄、できればやさしい洗剤を使いたいという方も多いはず。

100均でも販売されている重曹やセスキ炭酸ソーダも弱アルカリ性なので、油汚れをやさしく落とすことができますよ。

頑固な油汚れには、お湯に溶かしてアルカリ度を高めてから使うと効果的です。

(関連記事:油汚れ洗剤おすすめ9選!キッチン周りの油汚れ場所の落とし方を徹底解説

 

換気扇の汚れを防ぐには?

換気扇の汚れを防ぐコツ

 

油汚れがこびりつくとなかなか厄介な換気扇の掃除。

換気扇の掃除の頻度を減らすためにも、汚れを防ぐ方法を日々取り入れていきましょう。

 

こまめに拭き取る

換気扇をこまめに拭く

 

換気扇は、調理すると必ず油が跳ねて汚れてしまいます。

調理後に3分だけと時間を決めて拭き掃除するだけでも、換気扇の油汚れの蓄積を防ぐことができます。

ご紹介した分解しての換気扇掃除の頻度は、外側を念入りに掃除するのは週に1度、分解掃除は3~6か月に1度がおすすめです。

 

換気扇カバーで油汚れをシャットアウト

換気扇カバーで汚れ予防

 

換気扇の掃除で1番大変なのは、フィルタ―掃除です。

フィルタ―に油汚れが詰まってしまうと、どうしても歯ブラシなどでこすり落とすなどの労力が必要になります。

換気扇カバーというものが販売されているので、お使いの換気扇の種類を確認し、カバーを取り付けることでフィルターへの油汚れの付着を軽減することができます。

(関連記事:換気口の掃除方法。カバーの外し方や外せないときの対処法

 

換気扇掃除ができない、面倒だ…そんな場合には

換気扇の掃除を外注しよう

 

換気扇の掃除は高所作業であることや、油汚れが蓄積していると素人ではなかなかキレイに掃除することができません。

換気扇の掃除はハウスクリーニングが行ってくれます。換気扇の掃除をハウスクリーニングに依頼する最大のメリットは、汚いギトギトの油汚れを触らずに済むことではないでしょうか(参考:おそうじ本舗の換気扇クリーニングの口コミ)。

油汚れが蓄積すると感触も気持ち悪いですし、ニオイもすえた酸化臭で参ってしまいます。

ハウスクリーニングは、プロの洗剤や機器を使用してキレイにしてくれるので、換気扇の吸い込みが良くなったりして結果的に寿命にも繋がってくるのです。

料金相場は、換気扇(レンジフード)の掃除で14,000円~となっています。所要時間は、およそ2~3時間。

忙しくて換気扇掃除まで手が回らない、掃除したけど汚れが全然落ちないなどという方におすすめです。

詳しくは「換気扇掃除業者おすすめ6社の料金を比較!」のページをご覧ください。

 

まとめ

換気扇掃除の方法まとめ

 

換気扇の掃除は、浸け置きが1番簡単な方法です。

頑固な汚れにはこすり洗いが必要になってきますが、汚れが付着するのを防止するためのカバーを取り付ければ、掃除する頻度を少なくすることができます。

重曹やセスキ炭酸ソーダは自然にやさしい洗剤ですが、重曹は食品グレードのものを使うとより安心ですね。

温めて使うことでアルカリ度が高まり、強力に油汚れを浮かせてくれますよ。

自分で換気扇の掃除ができないという場合は、ハウスクリーニングなどプロに依頼するという方法もあります。

換気扇を掃除すると電気代や寿命にも好影響を与えるので、ぜひ本記事の掃除方法を参考にしてキレイを保ってくださいね!

テレビで紹介された以下の換気扇掃除もおすすめです。

(関連記事:家事えもん流の換気扇掃除の方法を実際にやってみた!

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