床拭きロボットを購入する際に、アメリカのアイロボット社が手掛ける有名なブラーバを思い浮かべる方が多いと思います。
ブラーバには数機種あり、さらにブラーバジェットというモデルも存在し、その他国内メーカーの床拭きロボットを合わせるとどれを買えばいいのか迷いますよね。
(価格以外に性能の違いがわかりづらい…)
そこでこの記事では、まずブラーバとブラーバジェットの性能の違いをはじめ、ブラーバと国内人気のローランとの比較を紹介します。
床拭きロボットはどれが自分におすすめなのか、知りたい方は参考にしてください。
またアイロボットやパナソニック以外のエコバックスのDEEBOT OZMO、DibeaやILIFEのロボット掃除機などの性能もまとめたので、比較・検討にご覧ください。
床拭きロボットのブラーバとブラーバジェットを比較
床掃除の家電といえばルンバやブラーバですが、ルンバは自動で掃除機をかけてくれる家電ですが、ブラーバは床を拭いてくれる床拭きロボット。
ブラーバ以外にもブラーバジェットという機種もあり、どう違うの?と感じている方も多いと思います。
ブラーバとブラーバジェットの違いについてみていきましょう。
ブラーバとブラーバジェットの違い
まずは、大きな性能の違いを簡単に紹介します。
ブラーバとブラーバジェット比較表
スペックなど | ブラーバ | ブラーバジェット |
水拭き機能 | 水をシートに染み込ませて拭く | 水をスプレーして拭き取る |
稼働面積 | 広い | 狭い |
市販の使い捨てシート | 〇 | ✕ |
本体サイズ | 大きい | 小さい |
価格 | 高い | 安い※ |
ブラーバはワイパーに水を含ませて掃除するのに対し、ブラーバジェットは霧状に水を前方にスプレーして専用のクロスで拭いていくという仕組み。
水拭き効果が高いのはブラーバジェットなのですが、稼働面積でいうとブラーバの方が圧倒的に広いのが特徴です。
そして、ブラーバは市販の使い捨てシートが使えるのに対し、ブラーバジェットは専用シートしか使えないという点。
大きさも広い面積を得意とするブラーバは大きめサイズになってしまいますが、ブラーバジェットはコンパクトサイズで狭いところも掃除してくれます。
価格もブラーバジェットの方が1万円ほど安くなっています。
※ブラーバジェット250の場合
ブラーバの特徴
発売日:2019/6/7
価格:43,070円(税込)
ブラーバは300シリーズといってさまざまな機種ありますが、どれも掃除方法や人工知能の能力は同じです。
2019年に新型ブラーバ390jが登場しています。
公式サイト:ブラーバ390j
性能
- ほこりや髪の毛などの汚れに最適な「ウェットモード」と皮脂汚れや食べこぼしの汚れに最適な「ドライモード」の2つの清掃モードから選べる。
- 市販のシートが使える。
- クリーニングパッドに水を入れてクロスに水を染み込ませて拭くタイプ。
- ウェットモードは、ていねいに3度拭きして最大20畳の部屋を1度に掃除できる。
- ドライモードは、直線的に動いて最大56畳の部屋を掃除する。
- iAdapt2.0 キューブナビゲーションを搭載し、部屋の形状や家具の位置を把握しながら掃除する。
- 付属のノーススターキューブを使えば、より位置を確認しやすくなるため磨き残しをなくせる。
- カーペットなどに乗り上げないので濡らす心配がない。
- 段差を検知するので落下の心配がない。
- バンパー付きなので家具を傷つけず、騒音も静かなのでいつでも使える。
- 掃除が終わるとスタート位置に戻る。
- 充電時間はブラーバ390jの場合、2時間でフル充電できる。
ブラーバジェットの特徴
発売日:2019/6/7
価格:32,270円(税込)
ブラーバジェットは200シリーズがあり、現在は2019年に発売された新型のブラーバジェット250が登場しています。
ブラーバとは少しだけ違いがあるので、詳しくみていきましょう。
公式サイト:ブラーバジェット250
性能
- ボタンを押すと「ウェット」「ダンプ」「ドライ」の3つのモードから自動で選択して最適な拭き掃除をしてくれる。
- 「ウェットモード」は3度拭きでこびり付いた汚れに最適、「ダンプモード」は、2度拭きで日常の汚れを落とすのに最適。
- 最大稼働面積は、ドライとダンプで15畳、ウェットで12畳。
- ジェットスプレー方式で、汚れを浮かせて拭き取るタイプ。
- 幅17.8cm×奥行17cm×高さ8.4cmというコンパクトボディ。
- iAdapt2.0ナビゲーションシステムで、正確に隈なく掃除できる。
- 家具などに近づくと自動で速度を落とし、ショックを最小限にとどめる。
- カーペットや玄関などの段差を検知するので、濡らしたり落下の心配がない。
- 掃除が終わるとスタート位置に戻って電源が切れる。
- 専用のクリーニングパッドが必要。
- ボタンひとつでクリーニングパッドが外れるから手が汚れない。
- 入ってほしくない場所はバーチャルウォールモードを設定すれば進入を防げる。
- スマートフォンで操作できる。
- 最大2時間でフル充電できる。
追記:m6登場!
価格:76,868円(税込)
2019年7月26日に250からさらに進化したm6が発売開始!
250との違いは、掃除する度に家の間取りを学習・記憶する機能が搭載(iAdapt3.0)されたこと、GoogleアシスタントやAmazon アレクサなどのスマートスピーカーとも連携が可能に。
また従来より最大60畳と広範囲の掃除ができるようになりました。
公式サイト:ブラーバジェットm6
どっちがいい?
ブラーバ390jとブラーバジェット250、どちらを買えばいいか迷う~という方のために、それぞれどんな人におすすめかまとめてみました。
ブラーバ390jはこんな人におすすめ
- 日常の汚れを掃除したい
- 掃除箇所が広範囲
- リビング全体の水拭きをしたい
- 市販のシートを使いたい
ブラーバジェット250はこんな人におすすめ
- キッチンなど限定した場所の掃除がしたい
- こびりついた汚れをしっかり水拭きしたい
- コンパクトな拭き掃除ロボットがいい
- 手を汚したくない
- スマホから操作したい
- 初期費用を抑えたい
各家庭のライフスタイルに合ったほうを選んでくださいね。
床拭きロボットのローランとブラーバの性能を比較
ブラーバとブラーバジェットを比較して違いが分かったところで、ほかの人気床拭きロボット、パナソニックのローランについてもみていきましょう。
ブラーバとの大きな違い
発売日:2019/1
価格:53,784円(税込)
ブラーバが1つの面で拭き掃除するのに対し、ローランはローラー式なのでいつもきれいな面で掃除することが可能。
またスポットモード搭載で、汚れた部分を集中的に掃除してくれます。
公式サイト:ローラン
性能
- ローラー式を採用。5分置きに30度(最大11回)回転するため、きれいな面で掃除できる。
- 雑巾がけの基本である「コの字掃除」を行い、往復時には重ね拭きするためていねいな拭き掃除が可能。
- ドライモードとウェットモードで乾拭きと水拭きができる。
- 最大稼働面積はドライとウェットともに最大20畳。
- 市販のシートが使える。(花王クイックルワイパー推奨)
- シートは自動で巻き取ってセットし、捨てるときも自動で排出するため手が汚れない。
- 必要に応じて給水口から水が出る仕組み。
- スポットモードは水拭きのみで、スタート位置から前1.6m右に2mの範囲を集中的に水拭きする。
- 障害物、落下防止センサーがあるのでカーペットに乗り上げず玄関などにも落下しない。
- 幅24cm×奥行24.3cm×高さ8cmでブラーバ360jとほぼ同じサイズ。
- 2.5時間でフル充電になり、約1時間の連続運転が可能。
こんな人におすすめ
- 国内メーカーの床拭きロボットが欲しい
- 市販のシートを利用したい
- シートのセットや処理に手間がかからないのがいい
- 汚れた面で掃除をしてほしくない
その他、床拭きロボットおすすめ3種の性能、特徴
床拭きロボットはほかにもたくさん登場しており、価格もバラバラなためどれを選べば良いか本当に分からなくなりますよね。
ここからは、エコバックスのDEEBOT OZMO、DibeaやILIFEの床拭きロボットの特徴をご紹介します。
エコバックス DEEBOT OZMO930
発売日:2018/4/27
価格:64,800 円 (税込)
エコバックス社のDEEBOTは、掃除機機能に拭き掃除機能がついた床拭きロボットで、OZMOやMINIなどのシリーズが多く登場しています。
なかでも強力な水拭きができるDEEBOT OZMO930をご紹介します。
- オズモシリーズは、吸引と水拭きを同時に行う足裏の細菌除去率99.26%の床掃除ロボット。
- レーザースキャンで間取りを記憶し、最適なコースで掃除する。
- 専用アプリで、掃除して欲しい部屋として欲しくない部屋を線や枠を引くだけで設定できる。
- 水量を調整しながら汚れに合わせて掃除でき、水量はスマホアプリからも変更できる。
- 段差センサー付きなので水拭き時には乗り上げず、掃き掃除のときは強力吸引。
- 外出先からスマホで掃除ができる。
- 掃除が終わると自動で戻り充電を行う。
- タイマー搭載で決まった時間や曜日を設定することが可能。
- 充電時間は3~4時間でフル充電できる。
国内メーカーなどにこだわりがない方、床拭き機能だけでなく掃除機も行って欲しい方におすすめです。
Dibea ロボット掃除機D960
発売日:-
価格:20,900円(税込)
- Dibea ロボット掃除機D960は、掃除機を拭き掃除ができる床拭きロボットです。
- 7.5cmの薄型で鏡面強化ガラス採用で耐久性に優れ、美しいデザインも魅力。
- サイクロン級の吸引力でゴミを取り除き、HEPAフィルター搭載で空気清浄機並みに細かい粉塵も逃さない。
- 大型の吸水タンクで一定の水圧浸潤を保ち、きれいに水拭きすることが可能。
- 動作音も45㏈と静か。充電が切れたら自動で充電。
- 最大動作時間は150分、最大稼働面積は150~200㎡。
掃除機機能付きでリーズナブルな価格で購入したい方におすすめの床拭きロボットです。
ILIFE V8s ロボット掃除機
発売日:-
価格:29,900円(税込)
- ILIFE V8sの床拭きロボットも、掃除機と拭き掃除の1台2役をこなします。
- 起動点から7m×7mを掃除するので、スタート地点には注意が必要。
- 障害センサー・段差検知センサー・壁検知センサー・充電ドッグ検知センサーはついている。
- コの字掃除ですみずみまできれいに掃除できる。
- 掃除する時間や曜日を予約することができる。
- 水拭きの際にリモコンのMAXボタンを押せば水量を調整することが可能。
国内メーカーにこだわりがない方、手ごろな価格の床拭きロボットが欲しい方、掃除機機能も欲しい方におすすめです。
お掃除ロボット家電選びに困ったら、まずはレンタルでお試ししてみてください。詳しくは「家具家電レンタルサービスおすすめ比較!選び方やメリデメを徹底解説」のページをご覧ください。
まとめ
さまざまなメーカーの床拭きロボットをご紹介しましたが、特徴を比較できましたか?
高機能であるほど価格は高くなりますが、最低限の機能で十分という場合には2万円程度で購入することができます。
価格を比較して選ぶか、性能を比較してできるだけ高機能の床拭きロボットを選ぶか迷うところですが、ブラーバジェットは価格も性能もちょうど良いのでおすすめです。
床拭きの機能だけでなく掃除機の機能も付いていて欲しいという方は、エコバックスが人気ですが、費用を抑えたい方はDibeaもILIFEの床拭きロボットもAmazonや楽天で口コミも良く人気なのでおすすめです。
拭き掃除はかなりの重労働なので、床拭きロボットが1台あれば時短にもなり、家事がひとつ減るので時間にも余裕ができて心にもゆとりが生まれます。
便利な床拭きロボットを上手に利用して、家事をラクに済ませましょう!
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