布団にカビを発見したら、すぐにカビ取りを行いましょう!カビのそのまま放置は健康に悪影響しかないです。
でも、布団のカビ取りは普段の洗濯と違う?、黒いポツポツが落ちない、など、いまいち布団のカビ取り方法がわからないですよね。
ここでは、布団のカビの原因をはじめ、除去する方法や最悪の場合の処分方法、カビが生えない予防法などを紹介していきます。
自分ではどうしても取れない・落ちない布団のカビへの対処法もまとめたので、ぜひ参考にしてくださいね!
布団にカビが発生する原因
カビが発生する原因は、湿気・温度・養分の3つの条件が揃ったとき。
布団は、私たちが寝ているとき、体温によって暖まり、汗で湿度が上がります。
そして、人の髪の毛や皮脂、垢、ダニなどが養分となるため、布団は3つの条件にあてはまりやすく、カビが発生しやすい環境なのです…!
布団のカビをそのまま放置は害しかない…!
カビの胞子を吸うと、呼吸器疾患やアレルギーを発症する原因にもなり、健康に悪影響のため、布団にカビを発見したらすぐにカビ取りを行いましょう。
間違ってもカビを放置した布団で寝ることはしないでくださいね…!
布団のカビを除去する方法【パターン別】
布団のカビを落とすには、除菌がポイントです。残ってしまったカビには漂白剤を使用しましょう。
布団だけでなく、カバーやシーツも忘れずにカビ取りを行いましょう!
布団のカビは重曹で洗いエタノールで除菌する
用意するもの
- 重曹水スプレー…(重曹大さじ2杯に水200ml)
- エタノール
- 拭き取り用の布
手順
- カビに重曹水をスプレーしましょう。
- 5分ほど置いたら布でカビを摘まみ取るようにして拭き取ります。
- エタノールをスプレーし、5分ほど置いて除菌しましょう。
- 最後に布でエタノールの水分を拭き取る
- 天日干しなどで布団を乾燥させる
布団の除菌後はドライヤーを使って早く乾燥させるのもOKですよ!
カビの黒いポツポツ汚れには漂白剤を使う
重曹でカビ取りを行っても、黒いポツポツとした汚れは落ちないことがあります。
その際は布団用の漂白剤がおすすめです。
我が家はいつも布団にも使用できて、乾燥すると人畜無害になるというカビホワイトという商品を利用しています。
カビがあるところにスプレーして乾燥させるだけなので簡単ですよ!カビが落ちるまで繰り返し行いましょう。
ただし、色柄物は色落ちしてしまうので使用できません。
布団カバーやシーツのカビ取りには酸素系漂白剤に浸け置き
布団カバーやシーツにもカビが発生してしまている場合は、酸素系漂白剤に浸け置きして除菌しましょう。
規定の量の酸素系漂白剤をぬるま湯に溶かしたら、布団カバーとシーツを浸け込み1時間ほど放置します。
浸け置き後、いつものお洗濯をして完了です。
布団のカビがフローリングにも発生した場合
布団にカビが発生しているということは、フローリングにもカビが付いている可能性が高いので除菌しましょう。
エタノールをスプレーし、カビを広げないように外から内側へ向かって拭いてください。
エタノールの使用により、フローリングが変色してしまうこともあるので、目立たないところで試してから使用しましょう。
エタノールでも落ちない場合は、カビの根が深く張っているのかもしれないので、ハウスクリーニングを検討してみましょう。
プロのテクニックで安全にカビを除去してもらえますよ。
(関連記事:フローリングのカビ取り掃除のやり方。頑固な黒カビを徹底除去!)
自分で取れない布団のカビの対処法
頑固なカビが落ちない、広範囲で自分では取れる気がしない、などの場合は、布団を処分するか、クリーニング店に出すか、を検討しましょう。
カビが生えた布団を処分する
カビ取りするのも手遅れなほど汚れがひどい場合は、処分してしまった方が健康のためにも良いですよね。
処分方法は2通りあり、市町村の粗大ゴミ受付へ連絡して引き取りにきてもらう方法と、自分で布団を切ってゴミ袋に入れて可燃ゴミとして処分する方法があります。
自治体に任せる場合
市町村に依頼する場合は、処分費用が少々かかってしまいますが、ラクに処分することができます。オペレーターの方の指示に従って処分しましょう。
たとえば神戸市では、布団は大型ごみに分類され、案内されたシール券を購入し貼り付けた後、取り決めた収集日・場所に出すだけです(参照:神戸市の大型ごみの出し方)。
自分で処分する場合
自分で処分する場合は、綿布団の場合におすすめです。ほこりが舞う中、切ってゴミ袋に入れて捨てるのは大変ですが、費用は安く済みます。
羽毛布団の場合は、切ると羽毛が飛んで大変なことになるのでおすすめできません。市町村の粗大ゴミで捨てるようにしましょう。
カビ対応の布団クリーニングに出す
自分では取れないカビだけど、捨てるのはちょっと…という方には、クリーニングに出すのもありですね。
布団クリーニングの場合、水洗いと高温による乾燥で徹底的にカビを除去してもらえます。ただし、水洗いではカビによる黒いポツポツは取れないので注意してください。
また、中にはカビの生えた布団には対応していないクリーニング店もあるので、事前に確認しておきましょう。
布団のカビ対策!生やさない予防法
布団にカビが発生してしまうと、就寝中にカビの胞子を吸い込んで健康に悪影響を与えるだけでなく、押し入れなどに収納してしまうと、押し入れにもカビの発生リスクが上がってしまいます。
布団のカビ対策に効果的な4つの予防方法でいつもきれいな布団をキープしましょう!
布団をフローリング(床)に直接敷かない
布団をフローリングに直接敷いてしまうと、熱や湿気の逃げ場がなくなってしまい、カビが発生しやすくなってしまいます。
布団の下に除湿マットやすのこなどを敷いて、熱や湿気がこもらないようにしましょう。
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(関連記事:すのこベッドに生えたカビを取る方法。生えない予防法)
布団を天日干し・乾燥機(コインランドリー)にかける
こまめに布団を干すことで、布団の中の湿気を逃すことができます。
また、天日干しすると養分となるダニの死滅にもつながりますし、サッと払うことで髪の毛や垢なども落とすことができ、カビの発生を押さえられますよ!
ついでに寝室の換気も行って、熱と湿気を逃しましょう。なかなか干せない場合は、コインランドリーを利用するのがおすすめです。
(関連記事:初めて向け!コインランドリーに洗剤は不要!正しい使い方を徹底解説!)
定期的に布団カバーやシーツを洗濯する
布団のカバーやシーツは、週に1回洗濯するのがおすすめです。
布団カバーやシーツは、1番カビの温床になりやすいので、布団にカビが移ってしまう前に洗濯することでカビを予防できます。
万年床はやめ、布団はきちんと収納する
布団を収納するときに、起き抜けにすぐ押し入れに入れてしまうと、熱も湿気も一緒に入れてしまうことになります。
押し入れの中は密室になるため熱や湿気が逃げにくく、カビが繁殖しやすくなってしまうんです。
布団は起きたらすぐに収納せず、布団を裏返した状態で1時間ほど置いてから押し入れに収納するようにしましょう。
押し入れなどに布団を収納しない場合、たたんで隅に寄せている方が多いかと思いますが、その際は壁に密着させないようにしましょう。
実は、壁は結露などで水分が付いていることがあるため、湿気を布団に吸わせないためにも、壁から離しておくようにしてくださいね!
まとめ
布団のカビをそのままにしておくと、呼吸器疾患やアレルギーなどの原因になるので、見つけたらすぐに取り除いてください。
カビ取りは、除菌効果のある重曹やエタノールを使用して落としましょう。
ただし、漂白効果はないので、重曹を使っても黒いポツポツとしたカビが落ちない場合は、専用の漂白剤を使用して落としてくださいね!
布団は、カビが発生しやすい条件が整っているので、予防対策も参考にしてカビを発生させないようにしましょう。
ぜひクリーニングに出す前に試してみてくださいね!
(関連記事:マットレスの掃除方法。カビやシミ、ダニなどの取り方)