「ラー油が必要だけど家にない」「ラー油は作れる?代わりはある?」など、ちょくちょく使うもののつい買い忘れがちなラー油。
餃子や麻婆豆腐などを食べるときにラー油がないと困りますよね…!
実は、ラー油はごま油と辛みの調味料があれば今すぐにでも簡単に代わりを用意できるんです。
そこで今回は、ラー油の代わりに使える代用アイデアを6つ紹介していきます。また、材料さえあれば本格的な自家製ラー油も手作りできるので、ぜひ参考にしてくださいね!
ラー油の原材料とは?ごま油と辛みがあれば作れる!
ラー油の原材料がわかれば、どの調味料で代用できるかが分かります。
ラー油の原材料は、
- 油
- ごま油
- 唐辛子
- 花椒
- (ネギやニンニク、ショウガなど)
以上のような材料で作られています。
油にネギやショウガ、鷹の爪や花椒を入れて熱して香味油を作ったら、唐辛子と合わせて辛み成分を抽出。市販の有名なラー油は、ごま油が使用されています。
つまり、ラー油は辛い油なので、ごま油の風味と辛みがあれば、ラー油に近い味が作れるということ。
早速、家にある辛い調味料とごま油で代用してみましょう!
ラー油の代用アイデア6選!
ラー油は、ごま油と辛み調味料があれば代用が可能です。
具体的にどんな香辛料や調味料を使えば代用できるかご紹介します。
ごま油+唐辛子(一味・七味)
ごま油と唐辛子を合わせてラー油の代用に使っていきましょう。
唐辛子は、一味唐辛子と七味唐辛子がありますが、一味は唐辛子だけで作られているのに対し、七味は唐辛子に加えて山椒や陳皮、ケシの実などが入っていて風味が豊かなのが特徴です。
作る料理に合わせて、一味か七味かを選びましょう。
ポイント
唐辛子の辛み成分は、油やアルコール、酢に溶けやすい性質があるので、あらかじめごま油につけ込んでおくと良いですよ。
弱火でじっくり加熱して辛みを抽出する方法もあります。油を熱する場合は、ごま油ではなく菜種油やサラダ油がベストです。
ごま油+鷹の爪
鷹の爪を粉末にしたものが一般的に知られている唐辛子なので、唐辛子がないときは鷹の爪で代用が可能です。
鷹の爪は、細かくすればするほど辛み成分が抽出されやすくなるので、辛いのがお好みの方は、できるだけ細かくしてごま油と合わせましょう。
ごま油+豆板醤
豆板醤は、空豆と糀で発酵させ、唐辛子や味噌、砂糖などと合わせて作られた中国の唐辛子味噌です。
ラー油のような透明感を出すことはできないのと、味噌が入っているため料理の仕上げに使うと味が変わってしまうため、つけダレ炒め物に向いています。
ごま油+コチュジャン
コチュジャンは、お米やもち米を糀と唐辛子を合わせて発酵させた韓国の調味料です。
甘みが強いので、炒め物に使うときは焦げ付きに注意が必要です。
豆板醤同様、ラー油のような透明感は出ないので、つけダレや炒め物に向いています。
ごま油+かんずり
かんずりとは、塩漬け唐辛子を雪の上であく抜きし、ゆずや糀と合わせて発酵させて作られた新潟県の調味料です。
唐辛子をメインにして作られているので、ラー油の代用として使うことができます。
ゆずが入っているので、味や風味が変わってしまうのですが、ラー油の代用として餃子のつけダレなどに少し入れるのがおすすめです。
ごま油+タバスコ
タバスコは、唐辛子を発酵させたものに酢を加えて薄めたメキシコの調味料です。
ラー油には入っていない酢が使われているので、料理に酸味が出てしまうのが難点ですが、辛みはプラスできますよ。
本格的な手作りラー油のレシピ
代用ラー油も良いのですが、ラー油は材料さえあればすぐに作ることができます。
自家製ラー油は、市販のと比べても風味が全然違うので、1度作ってみてくださいね!
- 菜種油…500ml
- ネギの青い部分…2~3本分
- ショウガ…5mmスライスを40g
- 鷹の爪…10g
- 花椒…3g
- 唐辛子…100g
- 水…30ml
ショウガは皮付きの方が香りがよく出ますよ。鷹の爪は種も使います。花椒はしびれが必要ない方は入れなくてもOKです。
自家製ラー油の作り方
- 深鍋に油を注いだら、ネギ・ショウガ・半分に切った鷹の爪を種ごと・花椒を入れて火を付けます。
- 油が煮立ってきたら弱火にし、焦がさないようにしてそのまま10分ほど油に香りを移していきましょう。
- 唐辛子を耐熱のボウルに入れたら、焦げ付き防止に水を加えて全体に馴染ませます。軽く握ってお団子ができるくらいの湿り気がベストです。
- 10分ほど煮てネギやショウガの水分が抜けてカリカリになったら火を止め、ネギとショウガ、唐辛子を取り出します。
- 再度、油を熱して180度にしたら、唐辛子が入ったボウルにお玉1杯ずつ入れてダマにならないよう菜箸で馴染ませていきましょう。
- 馴染んだら残りの油を注いで菜箸で混ぜます。
- 冷めたら容器に移して完成です。2~3日置いた方がより馴染んで美味しいラー油になります。
手作りラー油の賞味期限や注意点など
手作りした自家製ラー油の賞味期限は1か月ほど。1か月を超えると酸化した油のにおいが強くなるので、必要な分だけ作るようにしましょう。
油を使う作業なので、火のそばを離れないようにしてください。
ネギやショウガが残っていると水分によりカビの原因になるので、しっかり取り除きましょう。
唐辛子を触った手で目をこすらないようにしましょう。
まとめ
ラー油の代用アイデアを6つご紹介しましたが、1番ラー油に近いのは、唐辛子や鷹の爪。
その他の調味料は、塩気や甘み、酸味が強いため、ラー油のように料理の仕上げに使うと全然違う料理になってしまいます。
甘みや塩気、酸味などを活かせるつけダレとしてや、炒め物に入れるようにして上手に代用してみてくださいね。
もうこれでラー油がなくても大丈夫ですね!
手作りラー油も簡単なので、材料が揃っている方はぜひ作ってみてくださいね!
料理の代用アイデア