ホワイトボードを長く使っていると、「文字が消えない…」なんて感じたことありませんか?見た目が汚いし、新しく書けないので困りますよね。
もしかしたら、ホワイトボードやペン、イレーザーなどが劣化して、機能が落ちている可能性があります。
ここでは、ホワイトボードに書いた字が消えない原因をはじめ、原因別の対処法を紹介します。
劣化したホワイトボードは表面のコーティングを塗り直したり、専用の道具を使うことで復活させることができますよ!
また、ホワイトボードを油性ペンで書いてしまったときの対処法や、書いた文字を消えないようにする方法などもまとめたので、参考にしてくださいね。
ホワイトボードが消える仕組み
ホワイトボードに書いた字が消えないとき、まずは、消える仕組みを知って対処することが大切です(参照:ホワイトボードの不思議? 一般社団法人 日本化学工業協会)。
ペンに剥離剤が含まれる
ホワイトボード専用のマーカーペンは、着色する成分として顔料が含まれているのですが、同時に剥離剤も配合されています。
書いたときに剥離剤が顔料の下に入り込むので、イレーザーで消したときにスルッと消えるんですね!
ボードの表面にコーティングがされている
マーカーペンだけでなく、ホワイトボードにも秘密があります。
ホワイトボードの表面にはコーティングがされているので、剥離剤を含んだマーカーペンで書くと簡単に消すことができるんです。
ホワイトボードが消えない原因は3つ
つまり、ホワイトボードで書いた字が消えないというときは、
- ホワイトボードに原因がある
- マーカーペンに原因がある
- イレーザーに原因がある
以上の3つの原因が考えられます。原因ごとにホワイトボードに書いた字が消えないときの対処法を解説していきますね。
消えない理由がホワイトボードが原因の場合
ホワイトボードの表面にはコーティングがされているので、書いた字が消える仕組みとなっているのですが、消えないときは以下の理由が考えられます。
- 表面にホコリ/マーカーペンのカス/テープの接着剤などが付着している
- コーティングが定規などで傷付いてしまっている
- 経年劣化でコーティングが剥がれている
以上の3点を順番に対処していきましょう!
STEP.1 水拭きしてみる
まずは、表面にホコリなどのゴミが付いていた場合の対処法からはじめていきましょう!
軽いホコリやマーカーペンのカスが原因であれば、水拭きしてゴミを取り除いてあげることでその上に書かれて消えない文字も一緒に消えてくれます。
固く絞った清潔な布でホワイトボードを拭きましょう。しっかり乾燥させてから使用してくださいね!
STEP.2 ホワイトボードクリーナーで拭く
水拭きでゴミが取れない場合は、ホワイトボードクリーナーで拭いてみましょう。
汚れ部分にスプレーし、ティッシュで拭き取っていきましょう。
ホワイトボードクリーナーが乾いたら、清潔な布で拭き取って完了です。
ホワイトボードクリーナーはダイソーなどの100均でも買えます。
STEP.3 コーティングする
コーティングが傷付いたり剥がれていたりしている場合は、新たにコーティングを塗ることで解決します。
水拭きやクリーナーなどで汚れを落としてから行いましょう。
ホワイトボード用のコーティング剤を、清潔な布に取りホワイトボード全体に塗っていきます。
別のキレイな布を使って表面を拭き取りましょう。しっかり乾いたのを確認してから使用してくださいね!
注意ポイント
ホワイトボードの汚れを取るとき、落ちないからとメラミンスポンジでこするのはやめましょう。
また、除光液やアルコールを多用すると表面のコーティングが剥がれてしまう可能性があります。
ホワイトボードのコーティングが剥がれて、余計に消えない原因になってしまうので、上記アイテムは使用しないようにしましょう。
STEP.4 表面を張り替え、復活させる
出典:楽天市場
ホワイトボードの書き味を復活させるためには、表面を張り替えるのもおすすめです。
会社用など大きなホワイトボードなら業者に依頼すれば張り替えてくれますし、家庭用の小さなホワイトボードであれば、再生シートというものが通販でも入手できるので自分で張り替えることができます。
気泡ができやすいので、慎重に行ってくださいね!
ホワイトボードが消えない原因がマーカーペンの場合
マーカーペンが劣化して消えなくなっているかもしれません。購入して1年以上経っている場合は、買い直して解決しましょう!
マーカーペンには、水性/ケトン性/アルコール性の3種類があり、アルコール性が1番消えやすいという特徴があります。
消しやすさを求めるのであれば、断然アルコール性のマーカーペンがおすすめですよ!
ホワイトボードが消えない原因がイレーザーの場合
ホワイトボードにもマーカーペンにも異常がないのに文字が消えない場合、イレーザーを確認してみましょう。
使いすぎてゴワついているとか汚れがひどい場合は、文字が消えないだけでなく、消すたびにホワイトボードの表面に小傷が付いてしまうことも。
まずは洗ってみて対処し、汚れが取れない、または洗えないイレーザーは買い直しましょう!
STEP.1 洗う
イレーザーを分解したら、スポンジ部分を水洗いしましょう。
マーカーペンのほとんどは水性なので、水洗いで簡単に落とせますよ!
STEP.2 買い直す
イレーザーも消耗品。汚れが付いたままだとホワイトボードに傷が付く原因に。
イレーザーのスポンジを洗っても汚れが落ちない場合は、新しいものに買い直してください。
汚れたらめくるだけでまた新しい面を使える『めくれるホワイトボード用イレーザー』がおすすめです!
ダイソーにも売られていたのでチェックしてみてくださいね。
ホワイトボードをキレイに使う方法
ホワイトボードに書いた文字が消えにくくなるのには、使い方も関係しています。
- 書いてすぐに消している
- 書いてから24時間以上経過している
このような場合、どちらも消えにくくなってしまうんです。
書いてからすぐは、まだインクがホワイトボードに定着しないため、イレーザーで消すと文字を引きずって上手く消せないんですね。
また、書いてから24時間以上経過してしまうと、今度は顔料がホワイトボードに染みついてしまうため、消しにくくなってしまうんです。
ホワイトボードをキレイに使いたいときは、以上のポイントに注意して、時間に気を付けながら消しましょう!
またホワイトボードの普段のお手入れもサボらずに行いたいですね。
油性ペンが付いてしまった時の対処法
ホワイトボード専用のマーカーペンと間違えて、油性ペンを使ってしまうときってありますよね。
当然イレーザーを使っても消えないので対処に困ってしまいますが、実は、書いてしまってすぐなら消せる可能性があるんです!
それは、油性ペンで書いた文字の上から、ホワイトボード専用マーカーペンでなぞるだけ!
マーカーペンには、文字が剥がれやすいよう剥離剤が入っているので、上からなぞると油性ペンで書いた文字の下に入り込んで落とせるようになるんです。
書いてから時間が経ち、乾いてしまった油性ペンは落とすことができないので注意しましょう。
予防策として、マーカーペンの近くに油性ペンを置かないようにすると良いですよ!
ホワイトボードに消えない字を書きたいときの方法
逆に、ホワイトボードに消えない字を書きたいという場合もありますよね!
そんなときには、
- ホワイトボード専用罫線引きテープ
- 剥がせる線引き塗料
- 罫線が引かれた透明シート
などがあるので活用してみましょう。
線引き塗料なら、罫線だけでなく文字も消せるのでおすすめです。
また、会社用の大きなホワイトボードなど半永久的に使用したい場合、業者に依頼すればレーザーで罫線を書いて施工してくれますよ。
まとめ
ホワイトボードに書いた字が消えないときの原因と対処法をお届けしました。
ホワイトボードの字が消えないのは、ホワイトボード・マーカーペン・イレーザーにさまざまな原因があるので、順番に原因を探って対処していきましょう!
ホワイトボードには使えないメラミンスポンジ、アルコール、除光液などのアイテムの使用にも注意してくださいね!
油性ペンで書いてしまったときの対処法や、逆に消えないようにしたいときの方法もあわせて参考にして、ホワイトボードをいつもキレイな状態で使いましょう!