これから出産を控えている方は、さまざまなベビー用品を揃える必要がありますが、中でも大きな買い物になるのがベビーベッドですね。
子どもが生まれる際には出費が重り、できるだけ費用は抑えたいところだけに、ベビーベッドはいつまで使う?本当にいる?、買うべきか(レンタルか)など、その必要性に悩みがちではないでしょうか。
今回は、webのアンケート調査結果や掲示板サイトなどの意見を参考に、ベビーベッドはいつからいつまで使うのか、卒業の目安、メリット・デメリットなどを紹介していきます。
また、もしベビーベッドを用意する場合に、選ぶ際の注意点などもまとめたので、ぜひ参考にしてくださいね!
ベビーベッドはいつまで使う?卒業の目安時期は?
ベビーベッドはいつからいつまで使うのか、について、メーカーの推奨年齢やweb上のアンケート結果やYahoo知恵袋などから実際にベビーベッドを使った方の感想をもとに、いつまで使っていたかをまとめてみました。
ベビーベッドの対象は0歳~24か月まで
さまざまなメーカーからベビーベッドが販売されていますが、国内メーカーのヤマサキ(株式会社ヤマサキ)やスリーピー(石崎家具株式会社)などに記載のとおり、一般的には24か月までが対象(※)となっています。
サイズ的に見ると2歳すぎまで使えるようになっていますが、安全のためにも24か月までにベビーベッドは卒業しましょう。
※ベビーベッドのサイズやタイプによっては、生後12か月までが対象の製品もあるため、事前に必ず確認してください。
早くて3か月、遅くとも1歳前後がベビーベッド卒業のタイミングか
ネットのアンケート結果などを見てみると、ベビーベッドは半年でやめた、2歳頃まで使っていたなど家庭によってバラバラでしたが、3か月でやめた人が3割を超え、1歳前後では約7割の人がベビーベッドを卒業しているケースがほとんど。
卒業したきっかけは、
- 「子どもの成長が早く、ベビーベッドが小さくなった」
- 「レンタル期間が終了した」
- 「寝返りが始まって柵で頭をぶつけるようになったから」
- 「つかまり立ちや柵によじ登って危険だと思ったから」
- 「夜間の授乳は添い寝の方がラクだと気付いたから」
つかまり立ちや柵をよじ登ったり、柵の間から手や足を出して遊びはじめて危ないから。
何でも口に入れるようになったから1歳頃まで重宝したなど、危険が増えるのでベビーベッドを卒業したという声が1番多くありました。
ベビーベッド卒業後に寝る場所
ベビーベッドから卒業した場合、どこに寝かせるかも悩みどころですが、
- 布団、またはベッドに寝かせる
- キッズベッドに寝かせる
のどちらかとなります。
布団の場合は、転落の心配がありません。布団をベビーサークルで囲うと大人の布団が赤ちゃんにかからない、寝返りで赤ちゃんに覆いかぶさってしまう心配がないのでおすすめです。
0歳児と一緒にベッドに寝る場合、大人の掛布団が赤ちゃんにかかって窒息死の原因に、大人と一緒に寝ることで体温が上がりすぎてSIDSになることがあるので、1歳半以降が推奨されています。
1歳半以降にベッドに寝かせる場合は、転落防止のサイドガードを設置、やわらかすぎないマットレスにすると安心です。
キッズベッドは2歳以降におすすめです。2歳ごろまでベビーベッドで寝ていた場合は同じ環境で寝られますし、一人で寝る練習にもなりますよ。
参照:0~1歳児の大人用ベッドからの転落事故に御注意ください! 消費者庁より
ベビーベッドのメリットとデメリット。買うべきか必要性に悩む方へ
ベビーベッドはいつまで使うのか調べた結果、多くの方が1年ほどで卒業し、メーカーの対象年齢によると最長でも2年しか使えないことが分かりました。
そのため、数万円以上するベビーベッドをわざわざ買うべきなのか、もしくはレンタルしてでも用意すべきかなど、必要性に悩む方も多いですよね。
ここからはベビーベッドのメリット・デメリットを紹介してきますので、検討の参考にしてくださいね。
メリット
- 赤ちゃんの安全面や衛生面が保てる
- お世話がしやすい
- ベビーゲージとしても使える
小さなきょうだいがいる場合は、ベビーベッドがあった方が誤って赤ちゃんの上に転倒したり踏んでしまったりといった心配がありません。犬や猫などのペットを飼っている場合も、ベビーベッドがあった方が安全です。
また、布団だとホコリやアレルゲンが気になりますが、そういった衛生面でも安心です。
おむつ替えの際もかがまなくて済むので、腰の負担を減らすことができますよ。
ベビーゲージの代わりとしても使えるので、家事や仕事などで目を離すときも、ベビーベッドに寝かせておくと安心です
デメリット
- 部屋が狭くなる
- 値段が高い
- 添い寝ができない
- 処分時に困る、手間
一般的な大きさのベビーベッドは120cm×70cmくらいなので、日本の住宅は狭いのでかなり圧迫感があります。ベビーベッドを検討している場合はスペースをよく考えてから設置しましょう。
ベビーベッドは値段が高いのがネック。安全性や機能性を考慮して作られているのでそれなりの値段設定になっているのですが、赤ちゃんが嫌がって使わなかったという場合も。
2人目3人目と希望しているご家庭ならば、このデメリットは解消されますね!
私もそうだったのですが、夜間授乳のときに添い寝しながら授乳できないのはつらかったです。
2~3時間おきに毎回授乳やおむつ替えをわざわざ起き上がって行うのは相当体力を消耗するので、この点もよく考慮してみましょう。
そして、ベビーベッドの処分にも粗大ごみ費用がかかる点も。次の子に…と解体して取っておくにも、それなりのスペースが必要になってしまいます。
ベビーベッドは購入かレンタルか、どっちがいい?
ベビーベッドをいつまで使うか、ベビーベッドもメリットとデメリットを踏まえたうえで検討された場合、購入かレンタルかで迷いますよね。
ここからは、ベビーベッドを購入する場合とレンタルする場合のメリットをそれぞれご紹介します。
購入する場合のメリット
- 2人目以上を希望している
- デザインにこだわりたい
2人以上希望している場合、ベビーベッドをその都度レンタルすると、購入するよりも高くついてしまいます。
また、ベビーベッドをインテリアの一部として考え、デザインにこだわりたい方もいらっしゃるかと思います。
レンタルだとデザインが豊富ではないので部屋に置くと浮いてしまうことも多いもの。
購入なら海外製のベビーベッドなどおしゃれなデザインのものを自由に選ぶことができます。
レンタルする場合のメリット
- 購入するより安く済む
- 必要な期間だけレンタルできる
- 処分に困らない
レギュラーサイズのベビーベッドの価格を例に挙げると3~4万円ほど。6か月レンタルした場合は1か月2,970円×6か月=17,820円と安く済みます。
レンタルサービス会社によっては、長期レンタルすることで割引になるところもあるので比較してみましょう。
レンタルする場合は必要な期間だけレンタルできるので、赤ちゃんが嫌がって使わなかった、成長スピードが早く使わなくなったなど、不要になったらすぐに返却できるのもポイントです。
購入すると、置くにしても解体して収納するにしてもかなりのスペースを要し、捨てるにしても費用がかかってしまいますが、レンタルなら返却するだけなので処分方法に困らないのも魅力です。
レンタルサービスのおすすめは「ベビーベッドレンタルおすすめサービス!買うかレンタルか迷ったらここ」のページをご覧ください。
失敗しないベビーベッドの選び方
購入する場合でもレンタルする場合でもどんなベビーベッドを選んだら良いか分からないですよね。
ここからは、選ぶポイントとなるベビーベッドのサイズの種類、機能性、安全性などについて解説していきます。
ベビーベッドのサイズを決めよう
ベビーベッドのサイズ | 月齢の目安 |
レギュラーサイズ…120×70cm | 0~24か月 |
小型サイズ…100×63cm | 0~12か月 |
ミニサイズ…90×60cm | 0~12か月 |
ハーフサイズ…70×60cm | 0~3か月 |
ベビーベッドは以上の4種類のサイズがあります。いつまで使うか、お部屋のスペースなどを考慮して選びましょう。
機能性から選ぶ
- 床板の高さ調整ができるか
- 柵の開閉ができるか
- キャスター付きか
- ベビーゲージにもなるか
ベビーベッドの床板の高さ調整ができると、ラクな姿勢でおむつ替えができるので腰の負担軽減につながります。
柵が上下に開閉ができると、レイアウトの選択肢がひろがるので、省スペースでも置きやすいというメリットが。2オープンタイプだとおむつ替えなどより便利に使うことができますよ。
キャスター付きのベビーベッドなら、寝室からリビングへの移動もラクラク。掃除の際も移動が簡単なので便利です。
床板を外してベビーゲージ(ベビーサークル)としても使える場合は、ちょっと目を離さないといけないとき、赤ちゃんが動き回るようになったときなど、さまざまな危険から赤ちゃんを守ることができます。
安全性が確かか確認する
サイズ選びや機能性をチェックしたら、ベビーベッドの安全面についてもしっかり確認しておきましょう。
安全面については、国の基準を満たしているものが安心です。
以上2つの認定マークが付いているベビーベッドならより安心ですよ。
また、マットレス選びも重要で、やわらかすぎるマットレスだとSIDS(乳幼児突然死症候群)という事故の原因になることがあるので、赤ちゃん用のマットレスは固めのものを選ぶことが重要です。
ベビーベッドの処分方法
ベビーベッドを卒業すると困るのが処分方法ですよね。ここからは、5つの処分方法についてご紹介します。
粗大ごみに出す
ベビーベッドは粗大ごみ扱いになるので、費用はかかってしまいますが自治体の処理方法に従って出しましょう。
解体して家庭ごみに出せるなら、ゴミ袋代だけで済むので、ちょっと手間はかかりますがおすすめです。
知人や親戚などに譲る
出産を控えている知人や親戚がいるならベビーベッドをぜひ譲りましょう。
周りにそういった方がいない場合でも、ジモティーのようなサイトで欲しい人が見つかるかもしれません。
役所に問い合わせると譲り合いの場を設けている場合もありますし、市民に向けて発信してくれる場合もあるので活用してみましょう。
リサイクルショップや不用品回収に出す
ベビーベッドが比較的きれいな状態の場合は、リサイクルショップや不用品回収を利用することで買い取ってくれます。
ベビー用品は需要が高いので積極的に買い取ってくれ、割と高く買い取ってくれますよ。
フリマアプリやオークションに出品する
出品の手間を惜しまない、有名メーカーやブランドのベビーベッドの場合、オークションなどで高く売れる可能性があります。
リサイクルショップなどと違って、出品者の使用状況を落札者が知ることができるので、フリマアプリやオークションを利用する方も多いんですよ。
傷や劣化した部分、どんな環境で使用していたか、使用期間などを細かく記載すると、早めに買い手が見つかることが多いのでやってみてくださいね。
DIYでリメイクする
DIYが得意な方は、ベビーベッドをリメイクしてみましょう。
どんなものにリメイクできるかインスタグラムを見てみると、
- ベビーゲート(ベビーサークル)
- ハンガーラック
- ソファー
- 子ども用のテーブル・勉強机
- ディスプレイラック
など、すてきな家具に変身していましたよ!
思い出の詰まったベビーベッド。どうしても捨てられないという場合は、おしゃれで実用的なアイテムに変身させて長く愛用していきましょう。
(関連記事:家具の引き取りサービス!古い家具や大型家具の処分に困った方必見)
まとめ
ベビーベッドをいつまで使うか悩みどころですが、SIDS(乳幼児突然死症候群)を防ぐために最低6か月までは赤ちゃんと同室で、赤ちゃんとは異なるベッドで寝ることが推奨されています。
実際にベビーベッドを利用した方の声からも1歳前後まで使っていたケースが多いので、ベビーベッドを検討している方は購入かレンタルかするかを、本記事を参考にじっくり検討してみてくださいね。
赤ちゃんの安全を第一に、使い勝手やお住まいの環境などを考慮して、ベビーベッドを選びましょう!