ハウスクリーニングを依頼するときに気になるのはやはり料金のこと。
ただハウスクリーニングは定価が存在しないため、業者により値段がまちまち…。それだけに相場観を知っとかないと損をすることもあります汗
ここでは、そんなハウスクリーニングの料金相場をはじめ、安くするコツなどを紹介していきます。
さらには、引っ越し時や退去時、中古マンション購入時、アパート経営者などの方が特に気になる「どこまでハウスクリーニングを行うのか、負担するのか」などの疑問にもお答えしているので、ぜひ参考にしてください!
ハウスクリーニングの基礎知識を知りたい方は「ハウスクリーニング業者おすすめ6社と選び方」のページをご覧ください。
ハウスクリーニングの料金相場
ハウスクリーニングの料金相場を基準に汚れ具合、依頼するプラン内容により変動します。
まずは家(1部屋)まるごとの相場を間取り・広さ別に紹介していきますね。
居住中のハウスクリーニング相場
間取り | アパート・マンション | 戸建て |
1R・1K | 30,000~65,000円 | --- |
1DK・1LDK~ 2DK・2LDK |
45,000~80,000円 | 70,000~130,000円 |
3DK・3LDK~ 4DK・4LDK |
75,000~140,000円 | 80,000~170,000円 |
5LDK以上 | 100,000~要見積もり | 140,000~要見積もり |
空室のハウスクリーニング相場
間取り | アパート・マンション | 戸建て |
1R・1K | 15,000~30,000円 | --- |
1DK・1LDK~ 2DK・2LDK |
30,000~70,000円 | 55,000~110,000円 |
3DK・3LDK~ 4DK・4LDK |
50,000~100,000円 | 80,000~130,000円 |
5LDK以上 | 80,000~要見積もり | 100,000~要見積もり |
空室の場合は居住中と比べて家具などの荷物がないため作業しやすく、相場も低くなっています。
ほかにも、養生の必要がない、清掃時間に縛りがないことから価格が安くなる傾向にあるため、アパートを経営している方にとっては、空室になってからハウスクリーニングをした方がお得です。
戸建ての場合は、廊下が長く階段があり、トイレも2つある場合もあるため、マンションやアパートより相場は高くなってしまいます。
基本料金に加えて延長料金や駐車料金が発生する場合があるので、見積もり時によく確認するなど注意しましょう。
場所別のハウスクリーニング相場
次にキッチンや浴室などの水回り、エアコンなど場所ごとのハウスクリーニング料金の相場を紹介します。
場所 | 料金目安 |
ガスコンロ周りやシンク | 15,000円~ |
換気扇・レンジフード | 14,000円~ |
浴室 | 15,000円~ |
トイレ | 8,000円~ |
洗面所 | 7,500円~ |
壁掛けエアコン(お掃除機能なし) | 9,000円~ |
壁掛けエアコン(お掃除機能付き) | 16,000円~ |
以上がハウスクリーニングの料金相場になります。
ちなみに当サイトが紹介するハウスクリーニングおすすめ業者の料金表が以下です。
業者 | 家(1部屋) | キッチン | 浴室 | エアコン |
おそうじ本舗 | 26,400円~ | 18,150円~ | 16,500円~ | 12,100円~ |
おそうじ革命 | 要見積もり | 9,980円~ | 15,120円~ | 9,980円~ |
カジタク | - | 17,105円~ | 17,105円~ | 14,520円~ |
ベアーズ | 30,800円~ | 12,100円~ | 13,200円~ | 14,190円~ |
ダスキン | 25,300円~ | 18,700円~ | 19,800円~ | 14,300円~ |
住まいの地元業者の料金相場を知りたい方は「地域別ハウスクリーニングサービス一覧」よりご覧ください。
おすすめはここ
ハウスクリーニングの費用を安く抑える方法
ハウスクリーニングの相場をみてみると、やや高いなという印象。
プロが行う清掃なので、家事代行サービスと違って若干価格が高くなるのはしょうがないですが、少しでも安く抑えたいですよね。
そこで、ハウスクリーニングにかかる費用を抑えるポイントを4つまとめてみたのでご覧ください。
相見積もりを取る
ハウスクリーニングの業者を選ぶ際は、複数の会社から見積もりをとるのがおすすめ。
3社程度に絞り、料金だけでなくサービス内容など範囲を広げて比較することが大切です。
見積もり時に、他社からも見積もりをとっていると、価格交渉の際に有利に進められる場合があります。
特にアパート経営者など、ハウスクリーニングを頻繁に依頼するような場合は、長期お付き合いできるような業者を選ぶためにもしっかりと比較しておきたいところですね。
閑散期に依頼する
ハウスクリーニングは、繁忙期よりも閑散期に依頼する方が価格も安くなっている傾向にあり、予約もスムーズに取れる可能性があります。
ハウスクリーニングの繁忙期は大掃除シーズンの12月と引っ越しシーズンの3月。
また、エアコンクリーニングでは5~6月、10~11月に繁忙期を迎えるので、アパート経営者以外の方は繁忙期以外の月に依頼するのがベストです。
まとめて依頼する
ハウスクリーニングの相場をご覧いただいて分かったように、個別に掃除を依頼すると割高になってしまいます。
個別に依頼するよりもお得な水回りパックプランなどがあり、まとめて依頼することで費用を抑えられることも。
水回りならキッチンや浴室、トイレなど。
エアコンなら複数台同時に依頼したり室外機も同時に依頼するなどして、賢く費用を抑えましょう。
できるところは自分で掃除する
アパート経営者の方は特に、自分でできる掃除は自分で行うことで大きく費用を抑えることができます。
玄関・廊下や階段・庭などは自分でもできる掃除なので、費用を抑えられるほか、居住者にも管理体制が整っていることをアピールすることができますよ。
また、普段から掃除していれば、修繕が必要なところを見つけられるので、早期に対応できるというメリットもあります。
どっちが費用を負担?ハウスクリーニングの気になる疑問
ここからは、ハウスクリーニングに関する疑問についてまとめています。
賃貸物件に入居している方や退去する方、アパート経営者、中古マンションの購入者やその予定の方はぜひご参考ください。
賃貸物件が入居する前に汚い場合、誰が掃除費用を負担するの?
内覧時に物件が汚かった場合、清掃日を確認し、どこをどのように清掃・張替えする予定なのか聞いておきましょう。
現在ハウスクリーニングは、借主が退去時に行うという契約が多いのですが、念のため契約前に確認しておくと安心です。
もし、敷金など初期費用としてハウスクリーニング代を支払っていて契約後に部屋が汚れていることに気付いたら、不動産会社など管理会社や大家さんに交渉しましょう。
特約でハウスクリーニング代について明記されていない場合や、「原状回復費用の負担は賃借人とする」というような文言がある場合、入居者の負担になる場合があるので誰が費用を負担するのか確認が必要です。
退去時のハウスクリーニングはどこまでやれば良い?
まず、敷金から説明しましょう。
敷金は、家賃滞納や退去時に原状回復するための費用が発生した場合に備えて、貸主に預けておくお金のこと。
たいてい原状回復のためにかかった費用分が差し引かれて返還されるのですが、そうすると掃除をして退去すれば敷金が多く返還されるのかといえばそうでもないのです。
ガイドラインの定義があいまい
国交省が原状回復におけるガイドライン指針を発表しているのですが法的強制力がないため、掃除をどこまでやれば良いのかや掃除の有無が敷金の返還に関係するのかなど定義があいまいで一口では言いきれません。
ですので、後々トラブルにならないよう原状回復についての契約を大家さんや不動産管理会社などに確認しておくことが大切です。
ハウスクリーニングをすれば敷金が多く返還される場合も
ただハウスクリーニングなどの掃除をしておくことで返還される敷金が増える可能性もあります。
通常の生活を送る中で発生する消耗についての費用は借主が負担することはないとされています。
つまり、畳や壁紙の変色・フローリングの色焼けやカーペットの凹みなどは修復しなくても良いので、変に修復して余計にひどくなると原状回復費用が発生する可能性があるので注意が必要です。
しかし、借主は汚れたら掃除をする義務があり、掃除をしないことで汚れがこびりついてしまった場合などは故意に汚損したと判断され、原状回復義務が発生してしまいます。
ですので、水回りの頑固な油汚れやカビ、水垢などは退去するまでにキレイにしておくと良いでしょう。
キレイな状態で貸主の財産を借りたのですから、キレイな状態でお返しするというのがマナーというものです。
引越しする際のハウスクリーニングについてまとめました↓
(関連記事:引越しハウスクリーニングの費用はいくら?安く抑えたい方必見)
中古マンション売買時、修繕・修理の負担範囲は?
中古マンションを購入する際に、もし気になる汚れがあるまま引き渡される可能性があるとき、売主が負担する修繕などの負担範囲は契約書で定めるため、契約前では答えることができません。
汚れなどが気になる場合は、契約前に契約書を確認することが大切。一般的には、
買主は、売主が標記(I)において瑕疵担保責任を負担する場合は、本物件中、専有部分に隠れた瑕疵があり、この契約を締結した目的が達せられない場合は契約の解除を、その他の場合は損害賠償の請求を、売主に対してすることができる。
となっていることが多く、簡単に言えば、注意を払ってみても発見できないような本来ならばあるべきの機能や品質、状態が備わっていない場合以外なら売主は責任を負わないということ。
例えば、クロスが汚れている程度であれば、住めないことはないので売主が負担する必要はないということになります。
もし、物件状況報告書や設備表などに、悪い箇所が記載されていれば「隠れた瑕疵」とはならないので売主は免責ということになるので、書類を細かく確認した上で状態や設備等納得してから契約することが大切です。
ハウスクリーニングも契約書で定められていない場合は、売主が負担する義務はありません。
しかし、汚いまま引き渡すのは常識に欠けるので、できればハウスクリーニングを依頼するとか自分で念入りに掃除するなどして引き渡すのがマナーですね。
まとめ
以上、ハウスクリーニングの相場、おすすめの業者と料金プラン比較、費用を安く抑えるためのポイント、ハウスクリーニングの疑問についてでした。
ハウスクリーニングは、相場表を見ると分かるように、居住中よりも空室、1か所依頼するよりもまとめて依頼する方が費用を抑えられます。
閑散期を狙うなどしてできるだけ低コストで家をキレイにしましょう。
賃貸物件や中古物件の売買時などのときには、部屋の状態によってはハウスクリーニングに関するトラブルが起こることもしばしば。
事前に原状回復についてやハウスクリーニングの有無、状態や設備についての負担などよく契約書を確することが大切です。
掃除のプロが行うハウスクリーニングで、ぜひ気持ちよく過ごしてくださいね!
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