「トイレの水が流れない」「汚水が溢れそう」「ラバーカップ(スッポン)がない…!」などのトイレつまりが発生するとついつい焦りがちですよね。
トイレが詰まったと思ったら、まずはこれ以上絶対にレバーを引き、水を流さないこと、そして、つまりの原因がわかるまではむやみにラバーカップ(スッポン)などの対処をしないこと、の2点に気をつけましょう。
トイレの直し方の基本は、
- 原因をはっきりさせること
- 原因に適したトイレつまりの直し方を試すこと
- 自分で解消できないときは業者へ依頼すること
この3つ。ここでは、トイレつまりの原因をはじめ、原因に合ったトイレつまりの直し方や予兆などをまとめています。※スッポンがなくても家にある道具で解消できる方法も紹介しています!
トイレつまりの原因が、トイレットペーパーの流しすぎ、排泄物など水に溶けるモノの場合は、時間を置くことで自然に水位が下がり流れる場合も多々あるので、焦らずに対処してくださいね。
無理して流そうとすると、便や尿が混じった汚水が便器から溢れて、不衛生かつ後片付けが大変になりますので注意しましょう!
トイレつまりの直し方8選!スッポン不要の方法あり
トイレットペーパーや便といったトイレに流すものがつまった場合の直し方についてみていきましょう。ラバーカップ(スッポン)の代替方法もあるので、持ってない方もぜひ参考にしてくださいね!
作業前の準備
トイレのつまりを解消する前に必要な道具を揃えたり、事前の準備をしておきましょう。
用意するもの
- バケツ
- 灯油ポンプ
- 大きめのビニール袋を複数
- 養生用のビニールシートや新聞紙
- ゴム手袋
- マイナスドライバー
- 雑巾
事前準備
- 自動洗浄機能が付いているトイレはすぐに電源を切る
- 感染症予防のために必ずゴム手袋を着用すること
- ウォシュレットが付いている場合は感電防止に電源を切ること
- 便器内の水が溜まっている場合は絶対に流さず、水をバケツなどに移す
- 便器周りをビニールシートなどで養生する
1.お湯を流す
トイレにつまっているものが異物ではなくトイレットペーパーなど溶けやすいものの場合、お湯を流してみましょう。
熱湯は便器が割れる可能性があるので、40~50℃程度のぬるま湯を使います。
手順
- できるだけ便器内の水を汲み取っておきましょう。
- お湯を高い位置から便器内に注ぎます。
- 2~3回お湯を流すのを繰り返しましょう。
- 1時間ほど置いてふやけるのを待ちます。
水が流れるようになればつまりは解消されているはずです。
2.お湯に重曹やクエン酸を加える
お湯に加えて、重曹やクエン酸を混ぜると炭酸ガスが発生するので、その発泡パワーでトイレにつまった便や尿石汚れやヌメリ汚れなどを落としてみましょう。
手順
- 重曹カップ1/4を便器内の排水口のところへ入れる。
- クエン酸カップ1/2を後から入れる。
- ぬるま湯を便器の半分くらいの量になるまで入れる。
- 1時間ほど放置する。
バケツで水を流してみて排水されているようであれば、つまりは解消されています。
3.洗剤を使う
トイレつまりの原因が紙類である場合や吐しゃ物である場合、そして詰まりの程度が軽いものに限り、食器用洗剤が使えることがあります。
ただし、流すときにひどく泡立つことがあるので注意しなければなりません。
手順
- 食器用洗剤100ccを便器の排水口ところへ入れる。
- ぬるま湯を便器の半分くらいになるまでやさしく注ぎ入れる。
- 20分ほど放置する
便器内の水位が下がっているかを確認し、水をゆっくり流してみましょう。水が流れればトイレのつまりは解消されています。
4.ビニール袋を使う
ビニール袋を使ってトイレに直接手を突っ込む方法なので、かなり抵抗があるかもしれません。
手が抜けなくなることがあるので、手が大きい方は無理せず行ってくださいね。
排水口のところに少し水があった方がやりやすいです。
手順
- ゴム手袋の上から大きなビニール袋を2枚被せ、手をじゃんけんのグーの形にします。
- トイレの排水口へ突っ込んで密着させ、圧力を利用して押したり引いたりしてみましょう。
- つまりが取れて水が流れてきたら手を抜きましょう。
5.ペットボトルを使う(スッポンがないときの代用)
いまどきではラバーカップ(スッポン)を持っているご家庭は少ないと思いますが、いざトイレがつまるとないと後悔するアイテム。
しかし、ペットボトルを使えばラバーカップ(スッポン)と同じような働きを期待することができるんですよ。
水が跳ね返ってくる可能性があるので養生したり顔を守ったりして注意しながら作業しましょう。
手順
- 500mlのペットボトルを用意し、底の部分を切り取りラバーカップ(すっぽん)のような形にしましょう。
- ゴム手袋のみで作業するのが気になる方はビニール袋を重ねて被せてください。
- ペットボトルを排水口に突っ込んで、ペットボトルの口を抑えながら押したり引いたりします。
押したり引いたりを繰り返すうちにトイレつまりが解消されてくるはずです。
6.針金ハンガーを使う
パイプクリーナーの代用として使えるのが針金ハンガー。
柔らかめの針金ハンガーを使い、つまっている対象物を突いて穴を開け、水が流れるようにしていきましょう。
無理して作業すると便器が傷付いてしまうので、やさしく行ってくださいね。
手順
- 針金ハンガーの取っ手辺りをペンチで切って分解します。
- 針金ハンガーを伸ばし、便器に傷が付くのを防ぐために先端部分に輪っかを作りましょう。
- 少しずつ排水口の奥へ突っ込んでいきます。
- つまっている対象物に当たったら小刻みに動かしたり、奥へ押し込んだりしましょう。
徐々に水が流れていくようになるとトイレのつまりが解消されてきたサインです。
つまりが解消しない場合は業者へ依頼しましょう。
7.ラバーカップを使う
ここからは、トイレつまり解消専用のアイテムを使用したトイレつまりの直し方です。
ラバーカップ(すっぽん)と呼ばれるゴム製でできた半球のアイテムで、密着させて押したり引いたりすることで、圧力を利用してつまりを解消するというもの。
お湯などを使っても解消しない場合、手を便器内に突っ込みたくない場合は、ラバーカップなどの専用アイテムを使ってつまりを解消していきましょう。
手順
- 水が溢れそうなほど上がってきている場合は、灯油ポンプなどを使ってバケツなどに移動させ、ラバーカップが浸かる程度残しておきます。
- ラバーカップを使うと便器内の汚水が飛び散る可能性があるので、便器の上からビニール袋をかけるか、ラップをしてラバーカップの柄のところだけ穴を開けるなどして床が汚れるのを防ぎましょう。
- ラバーカップを排水口に当ててゆっくり押し付けます。
- しっかり密着したら勢いよくラバーカップを引きましょう。
- 何度か繰り返してつまりを解消していきます。
つまりが解消できたような手ごたえを感じたら、バケツを使って少しずつ水を流してみて、きちんと排水されるようであればつまりは解消されています。
ラバーカップの詳しい使い方は下記記事を参考にしてください。
(関連記事:ラバーカップの使い方を徹底解説!それでも流れないときの対処法まで)
8.真空式パイプクリーナーを使う
出典:Amazon
排水口のところに溜まっている水が少ない場合、ラバーカップを使用しても効果を得られないことがあります。
そんなときは、少ない水でも使える『真空式パイプクリーナー』を使用してみましょう。
手順
- 排水口にパイプクリーナーをセットして密着させます。
- レバーを上下させます。
- つまりが解消してくると、ゴポゴポやコポコポといった音がしてくるはずです。
トイレつまりが解消できたと思ったらパイプクリーナーを外し、バケツなどで水をゆっくり流して確認しましょう。
トイレに異物がつまったときの直し方
紙おむつや生理用ナプキン、スマホ、メガネなどの異物をトイレにつまったときは、早急に取り出すことが重要です。
しかし場合によっては何もせずに専門業者へ連絡しましょう。
またむやみにラバーカップなどを使って取り出そうとすると、どんどん排水管の奥へ行ってしまうので気をつけてください。
手を突っ込み、取り出す
先ほどもお伝えしましたが、紙おむつやナプキンなどは吸水性ポリマーが使われているため、水をどんどん吸収し膨れ上がり、放置はトイレのつまりを悪化させるだけです。
異物を落としたと思ったら、トイレを流すことをストップして、まずは早急に異物を取り出していきましょう。
ゴム手袋やビニール袋などを手にはめて、便器内に手を突っ込み取り出してください。
運が良ければ「せき」の手前で引っかかって、取り出すことができます。
ただし紙おむつやナプキンなどは破れやすいので、慎重に少しずつ引っ張り出していきましょう。
また手を突っ込みすぎて、抜けなくなるという事態にならないよう注意してください。
異物が取り出せないときはあきらめる
トイレの便器内に手を突っ込んでも異物が取り出せない場合は、あきらめて業者へ依頼してください。
無理にラバーカップやワイヤーブラシ、針金ハンガーなどを用いたとしても、状況を悪化させる可能性が高いです。
自分でつまりを直せるかの判断基準
異物を流したか
つまってから2日以上経過しているか
トイレが2つある場合、どちらもつまっているか
トイレがつまりを起こしたと同時に浴室やキッチンなど他の排水に問題が起きてないか
トイレを使っていないのに便器から汚水が逆流してこないか
もしどれか1つでも該当したら自分で取り除くのはむずかしいので、業者へ依頼するようにしましょう。
自分でトイレつまりを解消できないときは業者へ
トイレがつまったときの直し方をいくつかご紹介してきましたが、なかには自分で解消することができないつまりもあります。
無理やり自分で行って修理が必要になることもありますし、集合住宅の場合は汚水が漏れるなどして多大な迷惑をかけることも。
業者へ依頼するときのポイントや、トイレがつまった際の料金相場などをまとめてみました。
業者へ依頼するときの判断ポイント
- 水位が下がらない場合
- つまったものが異物、または不明の場合
水を流して一旦は水位が上がってもしばらくして水位が下がるようであれば、つまりは軽度である可能性があります。
しかし水位が上がったままの状態が続くということは、つまりが深刻であるということを示しているので、業者へ依頼して解消してもらうしかありません。
つまったものが水に溶けない異物である場合や不明である場合、自分で取り除こうとすることで、かえって便器を傷つけたりさらに奥の方へ突っ込んでしまったりしてしまいます。
排水管の奥の方まで行ってしまうと工事費が余計にかかったり、自分で無理やりやることで便器が傷付き、修理代が発生してしまったりすることもあり得ます。
目に見える範囲や手が触れる範囲であれば自分でも取り除くことができますが、異物がつまると厄介なので、つまりが軽度なうちに業者へ依頼した方が賢明です。
トイレつまりを業者へ依頼する場合の料金相場
トイレのつまり解消を業者へ依頼すると、基本的には『基本料金+作業料金+出張費』がかかってきます。
軽度なつまりであれば8,000円程度、便器を取り外したりなど大掛かりな作業になる場合は、数万円程度かかることもあるなど、つまり具合によって変わります。
ここでトイレつまりを直してくれる業者選びのポイントになりますが、電話で見積もりをしても、実際に現場を見て料金が変わることがあったり、ホームページで提示していた料金よりも上乗せされることも。
まずは、無料で見積もりしてくれるところをできれば3社ほど探し、実際に現場を見てもらって見積もりを出してもらい比較できると安心です。
くわしくは「トイレつまりにおすすめの業者!依頼のタイミングや業者の選び方まで徹底解説」のページをご覧ください。
トイレつまりの症状・サイン!
トイレのつまりが発生したときは以下の症状が出ます。
- 水を流したあと、一旦水位が上がって少しずつ下がってくる。
- 便器内の流れが悪い
- タンクからの水の出が悪い
- 水を流したときゴポゴポやコポコポといった異音がする。
いずれかに当てはまる場合は、トイレが詰まっているので流さないように注意してくださいね。
一旦水位が上がって徐々に下がる
水を流すと水位が上がって便器内に水が溜まるけど、数十分したら水位が下がって元に戻っているという場合。
この予兆が出るときは、自然につまりが発生しかけている場合がほとんどで、排水口の先の部分や排水管の辺りでつまりが発生しつつある状態です。
放置するとすぐにつまってしまう状態なので、すぐにつまりを解消する手を打ちましょう。
便器内の流れが悪い
タンク内からはちゃんと水は流れているようなのに、便器内でどうも水の流れが悪いような弱いような気がするという場合は、排水管でつまりが発生しかけている可能性があります。
この状態を放置するとつまりが悪化して、水を流したときに水位が上がって溢れ出す可能性が。
排水管のつまりは自分ではどうしようもできないので、業者に相談してみましょう。
タンクからの水の出が悪い
タンクからの水の出が悪いと、「大」で流さなくてはいけない量を「小」の水の量、またはそれよりも少ない量で流すことになり、排泄物などが流れにくくなるのでつまりの原因となってしまいます。
タンクからの水の出が悪くなるのは、内部の部品が劣化している可能性が高いので、修理や部品の交換が必要になります。
水を流したときに異音がする
水を流したときにゴポゴポやコポコポといった音がする場合は、つまりかけている証拠。
こうした音がしながらでも水が流れることがありますが、完全につまっていないだけで放置すればそのうち完全につまってしまいます。
異音がする場合は排水口の先ではなく、排水管の方でつまりが起こっている可能性があり自分では解消することがむずかしいので、異音がしたら業者へ連絡して対処方法を相談してみましょう。
トイレつまりの原因は?主にこの3つ
トイレのつまりを直すとき、何がつまっている可能性があるか考える必要があります。
また、予防のためにも何が原因でトイレがつまるのかを知っておきましょう。
流す量が多い
トイレで用を足したとき、その汚物は水の勢いで流しています。
しかし、便をしたときやトイレットペーパーをたくさん使ったにもかかわらず「小」で流すと、水流が弱く勢いが足りなくて流れにくくなりつまりの原因となるのです。
水流が弱い
また、節水のためにペットボトルをタンクに入れている場合も、水が足りなくて勢いで流すことができない原因となります。
最近のトイレはもともと節水使用となっている場合が多いので、タンク内にペットボトルを入れて節水するのはやめましょう。
異物を流してしまった
トイレにメガネや携帯、財布などの異物を落としてそのままにしていると当然つまってしまいます。
落としたことに気付いたら、「汚いし捨てても良いからそのままにしておこう……。」ではなく必ずすぐに取り除くようにしてください。
トイレのつまりの原因の1番はトイレットペーパーですが、2番目に多いのは異物です。
異物はトイレットペーパーと違って水に溶けないので、すぐに取り除いて詰まりを予防しましょう。
トイレつまりやすい落としがちな異物
トイレのつまりの原因になりがちな落としやすい異物をみてみましょう。
どんなものが落ちやすいか知っておくことで、トイレの際に気を付けることができますよ。
- 生理用品・介護用品・オムツ
- スマホなど携帯
- メガネ
- カイロ
- トイレの飾り物・置物
- 子どものおもちゃ
- ティッシュ(トイレットペーパーではない)
- ペットのトイレの砂
- タオル
- その他
なんと1番多いのが生理用品!ナプキンがつまってなかなか取れないと業者さんを呼ぶことになってしまい恥をかくことになります。
女性のみなさんはくれぐれも注意し、決して流さないようにしてきちんと処理しましょう。
カイロを腰に貼ってそのままトイレに落ちてしまうこともあり得ますね。なかには入れ歯が落ちてつまっていることもあるそうです…。
トイレに飾ってある置物もちょっとした拍子に便器内に落ちてしまうこともあるので、できるだけ便器の近くには飾らないなどの工夫が必要になります。
自然に流れるトイレつまりと直らないつまりの違い
トイレのつまりは、必ずしもすぐに対処しないといけないわけではありません。
放っておいても自然に治るつまりもあります。
反対に放置してはいけないつまりもありますので、注意してください。
ほったらかしても良いつまり
水に溶ける紙(トイレットペーパーや流せるシートなど)や、便などの排泄物がつまりの原因である場合、放置することでトイレットペーパーが徐々に溶けてつまりが解消する場合があります。
その場合は、つまって便器内に多く溜まった水が引いてきて徐々に少なくなってきます。
半日ほど様子をみれば自然に治ることもあるので、その間にトイレを使用しなくても良い場合はしばらく置いてみるのも1つの方法です。
ゆっくりバケツなどで水を流し入れ、つまりが解消されているか確認してから使用しましょう。
放置してはいけないつまり
生理用品やおむつなどがつまりと考えられる場合は放置してはいけません。
紙ナプキンや紙おむつは、水分を吸収する吸水性ポリマーが使われています。
そのため、紙おむつなどをトイレにうっかり流してしまうと、内部で水分を吸い込んで膨らみ、つまりを悪化させるだけとなってしまうので放置してはいけません。
ナプキンやおむつを便器に落としてしまったら、水を吸わないうちにすぐ取り除きましょう。
トイレのつまりが発生しやすい場所はここ!
トイレがつまったときに対処できるよう、つまりやすい場所を知っておきましょう。
1か所目は「せき」と呼ばれる部分で、水が溜まっているところ(排水口)の先にあり、少し山のようになってニオイが上がってこないようにしているところ。
通常の量なら水の勢いで上に持ち上がって流れていくのですが、流すものが大量にあったり水流が弱いと汚物が持ち上がらずせきの部分で止まりつまってしまうのです。
2か所目は、1番下の排水路から下水管に向かって行くまでのところ。
ここにつまりが発生してしまうと、便器を外すなど大掛かりな工事が必要になり自分では取り除くことはできないので、業者さんにお願いすることになります。
トイレのつまりを予防するポイント
トイレがつまると、もう2度とこんなヒヤヒヤする思いはしたくないと思いますよね。
普段からトイレのつまりを予防するポイントに気をつけて、安心してトイレを使えるようにしたいですね。
異物を落とさない
異物が詰まってしまうと自分で取り除くしかなく、手を突っ込むことになるのでかなりのストレスが発生してしまいます。
そして、もし異物が奥へ入り込んでしまっている場合は業者へ依頼することになり、便器を取り外さなければならなくなるため高額な料金が発生してしまうことも。
このような事態を防ぐためにも、トイレに入る際はポケットに物を入れない、できるだけトイレに物を飾らない、流してはいけないものは流さない、などに注意していきましょう。
また、トイレで嘔吐したり残飯を捨てる方もいらっしゃいますが、油分が固まってつまりの原因になることもあります。
トイレットペーパー以外は基本的に流してはいけないということを覚えておきましょう。
大量のトイレットペーパーを流さない
トイレットペーパーの使用量が多いと感じる方は控えるようにしましょう。
特に1人でトイレができるようになったお子さんの使いすぎには注意が必要です。(我が家は子どもに大量のトイレットペーパーを使用されて詰まりかけました。)
大量に流すことになってしまう場合は1度ではなく、2~3度に分けて流すようにしつまりを予防していきましょう。
流せるシートなどの流し過ぎに注意
流せる○○~といった商品も要注意です。
流せるトイレシートなどは、流せても溶けにくく作られているものが多いので、1度にたくさん流し過ぎるとつまりの原因となってしまいます。
流す場合は少量にする、大量にある場合は可燃ゴミで捨てるようにするなどの工夫をしてつまりを予防してくださいね。
「大」か「小」をきちんと使い分けよう
流すものの量に合わせた水の量で流さないと、水の勢いが足りずにつまってしまいます。
便をした場合やたくさんトイレットペーパーを使った場合は「大」を使う、もしくは流す回数を増やすなどしてつまるのを防いでいきましょう。
タンク内にペットボトルを入れるのはやめよう
節水のためにタンクの中にペットボトルを入れているご家庭も多いのではないでしょうか。
しかし、タンク内に溜められる水の量というのは、排泄物などがしっかりと詰まらずに流れるように計算されたもの。
ペットボトルを入れて流す水の量を減らしてしまっては、流れるものも流れなくなってしまいますよね。
また、タンク内にペットボトルを入れることで、内部の部品が破損してしまうこともあるのです。
環境のためにもお財布のためにも節水も大切だとは思いますが、その節水目的でつまりが発生し、解消するために手間がかかったり業者へ依頼して高額な料金を支払う羽目になったりしては本末転倒ですよね。
最近のトイレは元から節水機能が付いているものが多いので、さらに節水してしまってはつまりの原因になることは目に見えています。
トイレの水を節水するのではなく、ほかのところで節水を心がけるようにしたいですね。
まとめ
異物を落とす以外、ふつうに使っていてトイレが急につまってしまうことはありません。
トイレがつまったときは必ずサインがあるので、ご紹介したような症状・サインがある場合はすぐに対策をとりましょう。
水に溶けるものの詰まり、排泄物によるつまりはご紹介した8つの詰まりの直し方で取り除くことが可能です。
自分でもむずかしい場合や、異物が詰まってしまった場合、つまったものが分からない場合は業者へ依頼してくださいね。
トイレのつまりは、日々の心がけで十分予防することができます。
トイレがつまって水位が上がってきたときのヒヤヒヤ感を2度と経験しないためにも、ぜひ本記事を参考にして予防し、つまったときは直し方を参考にして解消してくださいね!