計量いらずで汚れないため便利なジェルボールタイプの洗濯洗剤。
液体洗剤や粉末洗剤に慣れている場合、「本当に入れるだけ?」「汚れは落ちるの?」「コスパ悪いよね?」などジェルボールの使い方や効果、デメリットなどが気になりますよね。
そこで今回は、ジェルボールの特徴や我が家が普段使ってるアリエールのジェルボールを用いながら使い方などを紹介していきます!
また、おすすめ人気のジェルボールや噂のコスパ(液体洗剤より高い…?)なんかも調べたので参考にしてくださいね。
ジェルボールとは?
ジェルボールは、凝縮した洗浄成分特殊な透明のフィルムで包まれた洗濯洗剤のこと。
計量いらずでポンッと1つ洗濯機に入れるだけ!詰め替えの必要もなく使い勝手が良いのが特徴です。
水に濡れると1分ほどでフィルムが溶けて洗浄成分が広がります。
洗浄成分やその他の成分が混ざると、効果を打ち消してしまうものもあるそう。
ですが、このジェルボールは水に濡れた瞬間に効果が最大限発揮されるような仕組みとなっているので、液体洗剤よりも汚れ落ち効果が高いといわれているんですよ!
ジェルボールのメリットとデメリット
洗濯機に1つポンッと入れるだけで洗濯洗剤を入れられる便利なジェルボール。
さまざまなメリットがありそうですが、デメリットについてもあわせて見ていきましょう。
メリット1.計量いらず、汚れない
ジェルボールの1番のメリットは、洗濯をするときに計量しなくても良いこと。
液体洗剤の場合は、計量するときにフタが汚れることがあってベタベタしたり、詰め替えの際にこぼしてしまうリスクがあります。
粉末洗剤の場合は、スプーンが粉まみれなので、洗剤を投入したあといちいち手を洗わなければなりません。
ジェルボールなら1つポンッと入れるだけなので簡単です!
メリット2.すすぎ1回でOK
ジェルボールは泡切れが良いので、すすぎを1回で済ませることができます。
洗剤をよく落とすためや、溶け残りの心配からすすぎを2回行っているご家庭も多いと思いますが、すすぎが1回になると水道代も節約になりますし、時間も10分ほど短縮できますよ!
メリット.3詰め替えがラク
メリット1でも軽く触れましたが、ジェルボールは詰め替えの必要がないのがうれしいですよね!
液体洗剤や粉末洗剤を詰め替えるとき、ちょっと油断すると溢れてしまったり、うっかり倒してこぼしてしまったりして、洗剤まみれになるリスクがあります。
ジェルボールも詰め替え用があるのですが、容器からこぼれてしまっても汚れることがないので安心です。
デメリット1.洗濯物が少ないときは不向き
ジェルボールは、計量しなくても良いのが最大のメリットなのですが、計量できないことで少量の洗濯をするときに洗剤が多すぎてしまうというデメリットがあります。
浸け置き洗いや部分洗いもできないんですよね。
洗濯物の量に合わせて洗剤の量を調節するのは当たり前でしたが、ジェルボールの場合は構造上どうしても1つ使うことになります。
ですので、ジェルボールをメイン使いにして、手洗いや洗濯物が少量のときのために、ほかの液体洗剤や粉末洗剤を準備しておく必要があるんです。
洗濯物の量がいつも安定している場合はジェルボール1つで良いのですが、ほかの洗剤も用意する場合、洗剤2つ分の収納スペースが必要になってしまうのもデメリットです。
ジェルボールの使い方
洗濯洗剤は、通常、専用の投入口から入れるのですが、ジェルボールは洗濯槽直接入れて使用します。
縦型洗濯機でもドラム式洗濯機でも同じ簡単1ステップです♪
- 洗濯物を入れる前に、ジェルボールを洗濯槽に1つ入れ、洗濯物を入れて普通に洗濯すればOKです。
洗濯物が6kgを超える場合は、2つ入れるようにしましょう。
洗濯物の下に入れる
ジェルボールは、水に浸かり、洗濯槽が回転して衣類と接触してから約2分ほどで溶けはじめるので、必ず洗濯物の下になるようにして入れてくださいね。
洗濯物の上に入れてしまうと、水や衣類との接触が減り、溶け出すのが遅くなって汚れ落ち効果に影響が出るほか、フィルムが残る可能性があるので注意しましょう。
柔軟剤はいつも通り使える
柔軟剤の使用も可能です。柔軟剤は、専用の投入口に入れて使用しましょう。
ジェルボール自体に柔軟剤が配合されているものもあるので、確認してから使ってくださいね!
(関連記事:部屋干し用柔軟剤おすすめ10選!いい匂いが続く選び方のポイント)
乾燥機の使用もOK
また、乾燥機を使用しても良いか心配になりますが、ジェルボールは普通の洗濯洗剤と一緒なので、洗濯が終わってそのまま乾燥機を使用しても問題ありません。
熱で香りが飛んでしまう可能性があるので、気になる方は、乾燥機用の柔軟剤を使用するなど工夫してみてくださいね!
ジェルボール同様、計量や詰め替えの手間が省けるのでおすすめですよ。
ジェルボールを使う際の注意点
ジェルボールを使用する際にはいくつかの注意点があります。
特に小さなお子さんがいるご家庭には、保管場所にくれぐれもご注意くださいね。
高温多湿の場所には置かない
我が家の場合も、高温多湿の場所で保管してしまい、ジェルボールが破けたりくっついたりして大失敗したことがありました。
ジェルボールの耐熱温度は35℃。
浴室の近くなど高温多湿になりやすい場所で保管すると、我が家の失敗のように破けたりくっついたりして使えなくなってしまうので注意しましょう。
濡れた手で触らない
濡れた手で触ってしまうと、ジェルを包んでいる特殊フィルムが溶けてしまいます。
すぐに洗濯機に入れて使用するのであれば、ほんの少しであれば手が濡れていても大丈夫ですが、もし、少しでも水分がほかののジェルボールに付着してしまうと、フィルムが溶けて洗剤が漏れてしまいます。
湿気が多い環境で保管しただけでも、フィルムが溶けてジェルボール同士がくっついてしまうので、濡れた手で触らないようにしましょう。
淡い色の衣類は洗わない
ジェルボールには、蛍光増白剤という成分が配合されています。
この蛍光増白剤というのは、より白く見せるための成分で、白いシャツを真っ白に洗い上げたいときにはうれしい成分です。
しかし、淡い色の衣類を蛍光増白剤入りの洗剤で洗ってしまうと、白っぽい色味になってしまうので、ジェルボールを使用する際は洗濯物の色に注意して使用しましょう。
子どもの手が届かないところで保管する
ジェルボールは、子どもにとっては、グミのようなお菓子や、オモチャのように見えてしまいます。
食べてしまったり、洗剤が溶けてしまい洗剤を触った手で目をこすったりしまうなどの事案も発生しています。
万が一、お子さんが食べてしまった場合は、吐かせずに水を飲ませて病院を受診しましょう。
目に入った場合は、すぐに水でこすらないようにして洗い流し、病院を受診してください。
ジェルボールが溶け残ったときの対処法
まれに、ジェルボールが溶け残り、衣類に付いてしまったという声を見かけます。
我が家の場合、ジェルボールを使って溶け残ったということはなかったので、口コミで解消法をyahoo!知恵袋で調べてみました。
原因としては、水や衣類に触れる機会が少なかったので溶け残ってしまったというもの。
ジェルボールを衣類の上に入れてしまったのか、ドラム式洗濯機の使用で、たまたま衣類に包まれて上手く溶けきることができなかったのが原因として考えられます。
解消法については、ぬるま湯でもう1度洗濯するというもの。
乾燥までしてしまった場合、衣類にフィルムが固まってくっついているので、無理に剥がすと傷みの原因になってしまいます。
ぬるま湯に浸けてじっくり乾燥して硬くなったフィルムを溶かしてから再度洗濯して落としてみてくださいね!
ジェルボールと液体洗剤との料金比較。正直コスパ悪い…!
ジェルボールは、量が調整できないことからコスパが悪いようなイメージがありますが、実際に比べたところ、液体洗剤のコスパを超えることはないです…。
しかし、洗濯物の量次第では、コスパはそこまで気にならず、使い勝手がいい分(計量いらず、汚れない)選択肢に入ってきます。
気になる液体洗剤とジェルボールの料金比較は以下の通り。
ジェルボール | 液体洗剤 | |
30L(2kg分) | 約24円 | 約12円 |
60L(6kg分) | 約24円 | 約23円 |
※ジェルボール…アリエールジェルボール4D86個入りの2022年2月10日時点Amazon価格より算出
※液体洗剤…アリエールバイオサイエンスつめかえ用1.8kgの2022年2月10日時点Amazon価格より算出
衣類2kg分を洗うときは、液体洗剤の方が少量で済むのでジェルボールよりもコスパが良くなります。
衣類6kg分を洗うときは、ほぼ変わらないのでジェルボールがそこまでコスパが悪いということにはなりません。
ジェルボールは、少量洗うときはコスパが悪く、たくさん洗うときは液体洗剤と変わらないということ。
ファミリー世帯・一人暮らしでも洗濯物をまとめて洗うという方にジェルボールは向いているということになりますね!
ジェルボール洗剤のおすすめ人気3選
Amazonの売上ランキングから、人気のジェルボールを3つご紹介します!
第1位 ボールド
出典:P&G マイレピ
第1位は、ボールドの爽やかフレッシュフラワーサボンの香り。
ボールドのジェルボールは、2022年春にリニューアルし、パッケージや4D構造になって新しくなりました。
ボールドのジェルボールの特徴は、柔軟成分が配合されている点。
洗濯と同時に柔軟効果もジェルボール1つで得られるのは、より手軽でうれしいですね!
また、洗浄成分を活性化する炭酸機能を搭載し、食べ物や飲み物、油汚れなどに対して高い効果を発揮できるようになっています。
長続きする香りにも定評があり、ほかにも癒やしのプレミアムブロッサムの香りから選べますよ。
第2位 アリエール バイオサイエンスジェルボール 4D
出典:Amazon
アリエールのバイオサイエンスジェルボール4Dは、レノアとファブリーズと共同開発された製品。
部屋干し専用の緑のジェルボールが第2位にランクインとなっていました。
気になる部屋干しのニオイの原因を徹底抗菌し、生乾き臭を防ぎます。部分洗いが必要だった襟や袖の汚れも落ちる洗浄力。
99%もウイルス除去効果や洗濯槽の防カビ効果もうれしいポイントですね!
部屋干し用以外のほかにも、青いパッケージの通常のバイオサイエンス、黒のパッケージの微香タイプ、漂白剤を超えた洗浄力のプロクリーンが揃っています。
さらさ
出典:Amazon
第3位に、漂白剤や着色料無添加のさらさがランクイン。少しでも合成成分を抑えたいという方に人気のジェルボール洗剤です。
柔軟成分の一部には植物由来の成分が配合され、天然酵素の働きにより厚手のタオルもふんわりとやさしい仕上がりになります。
口コミでは、香りキツすぎるという意見もあったので、気になる方は購入の際、テスターで香りを確認するようにしてみてくださいね!
まとめ
ジェルボールの使い方はとっても簡単でしたね!
洗濯物を入れる前に1個ポンッと入れるだけなので、誰でも簡単に洗濯をすることが可能です。
ジェルボールは、少量の洗濯には向かないので、一人暮らしの方などはまとめて洗うか、ほかの洗濯洗剤を用意しておきましょう。
コスパも、たくさん洗うほど良くなるので、毎日安定して洗濯物が多いご家庭は、手軽なジェルボールがおすすめですよ!
ファミリー世帯の方は、小さなお子さんがいる場合、くれぐれも保管場所にはご注意くださいね。
使い方も簡単なので、手軽で汚れ落ち効果も高いジェルボールを、ぜひ使ってみませんか?