キッチン掃除のやり方がわからない!
必要なものはなに?
洗剤はどれを使えばいいの?
効率よく掃除する方法は?
キッチンの掃除は、やるべき場所がたくさんあり、また汚れの種類もいろいろ…。そのため、どの場所に、どんな洗剤を使い、どんなやり方か、などわからなくなりがちですね。
しかしキッチンは同じ汚れがある場所ごとに分けると、必要なもの(洗剤や道具)などがわかりやすく、効率よく掃除が進められます。
ここでは、場所別のキッチン掃除のやり方はもちろん、進め方、洗剤選びのコツ、必要な道具などを紹介していきます。
キッチンの汚れは1つじゃない!
キッチンは、調理の際に使う「油」と食器を洗う際に使う「水と洗剤」などから、油汚れや水垢、石鹸カスの汚れが混在しています。
そこに料理の時に出る食材のカスなど生ゴミや臭い、手垢・皮脂などのたんぱく汚れが加わります。
キッチンはあらゆる汚れが存在する場所のため、1つ1つの汚れに合った洗剤や道具を用意し掃除する必要があります。
キッチンの掃除を始める前にはきちんと計画を立てて、上手に進めていきましょう。
キッチン掃除に必要な道具や洗剤、上手に進めるコツ
キッチンの掃除は、すべての場所に同じ洗剤や道具などが使えるわけではないので、場所ごとに必要なものを分解し、上手に進めていきましょう。
ここでは、キッチンの掃除場所を分解し、どんな汚れが多いのか、そして汚れに合った洗剤選び、これだけあれば間に合うキッチン掃除に必要な道具リストを紹介していきます。
場所別の汚れと進め方
キッチンの掃除場所と主な汚れ | |
換気扇 | 油汚れ |
コンロ(天板・五徳・グリルなど) | |
シンク(蛇口・排水口) | 水垢、石鹸カス汚れ |
食洗機 | 水垢、石鹸カス、油汚れ、カビ |
壁や床 | 油、たんぱく汚れ |
電子レンジ | |
電気ポッド | 水垢汚れ |
冷蔵庫 | たんぱく汚れや雑菌、カビ |
調理器具やカトラリー | たんぱく汚れ |
ふきんやまな板 | 雑菌 |
キッチン掃除をするときは、まずはどの場所をやるのかを決め、どんな汚れが多いのか、を理解し、汚れに合った洗剤、道具などを準備してください。
またキッチン掃除を効率よく進める場合は、同じ汚れが共通する場所はまとめて掃除していきましょう。
特に大掃除のように1度にやりたいときは効果的です。反対に、場所ごとにグルーピングして定期的に掃除を進めるのもアリですね。
たとえば
- 油汚れが多い換気扇やコンロ、壁・床のセット
- 水垢汚れが多いシンク周りや電気ポッドなどのセット
- 電子レンジやトースターなどの調理家電
など、ご家庭のキッチン周りの状況に合ったグルーピングをしてみてください。
汚れに合わせた洗剤選び
キッチンの場所別に主な汚れがわかったところで、簡単にどんな汚れにはどんな洗剤が効果的なのか、を紹介していきます。
油汚れやたんぱく汚れにはアルカリ性洗剤
換気扇やコンロなどに多い油汚れやたんぱく汚れの性質は「酸性」です。酸性の汚れをスムーズに落とすには、反対のアルカリ性の性質を持つ洗剤が必要です。
たとえば市販の洗剤で言うと、キッチン用のマジックリンシリーズなどがアルカリ性になります。
また界面活性剤のない肌や環境にやさしいナチュラル洗剤で言うと、重曹やセスキ炭酸ソーダなどがアルカリ性にあたり、油や食品カス、手垢・皮脂などの酸性汚れに効果的です。
(関連記事:油汚れ洗剤おすすめ9選!キッチン周りの油汚れ場所別の落とし方)
水垢、石鹸カスの汚れには酸性洗剤
水垢、石鹸カスなどは、水道水に含まれるミネラルと空気が混ざり、カルシウムとなってできたモノで(別名:カルキ)、アルカリ性の性質を持ちます。
アルカリ性の汚れには、反対の酸性の性質を持つ酸性洗剤が効果的です。
定番なところで言うと、クエン酸や水回り用ティンクルなどの水垢落とし洗剤が有名ですね。
(関連記事:クエン酸の掃除への使い方21選!作り方や注意点など徹底解説!)
雑菌、カビなどには漂白剤やアルコール
まな板やふきん、冷蔵庫などの雑菌やカビなどの繁殖を抑え、できるだけ清潔な状態を保ちたいところには、漂白剤やアルコール(消毒用エタノール)などが必要です。
アルコールは消毒以外にも、軽い手垢・皮脂汚れなら落とせるので、冷蔵庫や調理台などの掃除におすすめです。
(関連記事:アルコールの掃除への活用法5選!ただし注意点あり)
軽い汚れなら中性洗剤が活躍!
ここまでキッチンの汚れの性質に合った洗剤を使いましょう、と話しを進めてきましたが、どんな汚れでも一定の効果を発揮するのが「中性洗剤」です。
たとえばキュキュット(食器用洗剤)やウタマロクリーナーなどです。
中性洗剤は「中性」だけに、汚れの性質を問わず使うことができるため、キッチン掃除に限らず家中の掃除のときに1本持っておくと便利です。
しかし軽い汚れのみ。頑固な油汚れ、しつこい水垢汚れ…などには効きません。
(関連記事:ウタマロクリーナーの使い方まとめ)
キッチン掃除に必要な道具リスト
キッチンの掃除を始めるにあたり、とりあえずこれだけあれば間に合うよ!、という必要な道具をリスト化しました。
これからキッチン掃除の道具を揃える方は参考にしてくださいね。
洗剤類 | |
アルカリ性洗剤 | 重曹 セスキ炭酸ソーダ アルカリ電解水 マジックリン |
酸性洗剤 | クエン酸 ティンクル |
中性洗剤 | 食器用洗剤 ウタマロクリーナー |
塩素系漂白剤 | キッチン用ハイター |
消毒、除菌 | 酸素系漂白剤 アルコール |
道具類 | |
ゴム手袋 | スポンジ(メラミンスポンジなど) |
キッチンペーパー、布 | 歯ブラシ |
スプレーボトル | ヘラ(不要なカードなど) |
ラップ | ゴミ袋(大きなビニール袋) |
キッチン掃除の洗剤類は、性質ごとに複数の候補を書きましたが、全部揃える必要はありません。
アルカリ性洗剤ならマジックリン1つでもいいですし、ナチュラルクリーニングで行くなら重曹1つでも問題ないです。
(私は汚れのレベルで使い分けるので、アルカリ性洗剤の場合、重曹とセスキ炭酸ソーダを用意してます。)
中性洗剤や塩素系漂白剤、消毒などはいずれも1つは用意しておきたいですね。
キッチン掃除に使う道具は場所ごとに変わってきますので、掃除前に確認し準備するといいです。
【場所別】キッチン掃除のやり方
キッチン掃除の場所別のやり方を紹介していきます。ここでは、場所ごとに必要な道具や掃除方法などを簡潔にまとめています。
詳しく知りたい場合は詳細記事を参考にしてくださいね。
換気扇
用意するもの
- 重曹またはセスキ炭酸ソーダ
- ゴム手袋
- ゴミ袋
- 歯ブラシ
- スポンジ
- ヘラ
換気扇はカバーをはじめ、フィルターやファンなどに油とホコリが混ざったギトギトな汚れが溜まっています。
酷い汚れのときは、大きな汚れからあらかじめヘラを使って削り落としておきましょう。
フィルタ―
換気扇のフィルターを外したら、水にぬらさず粉末の重曹を振りかけておきましょう。
しばらく置いたら重曹が油汚れを吸い、目に詰まった油汚れが歯ブラシで簡単に落とすことができます。
ファン
換気扇のファンの掃除は、先にシンク内にゴミ袋を設置し、その中に50~60℃ほどに温めた重曹水を入れ、そこに取り外したファンやその他部品などを入れ浸け置きしましょう。
重曹が油汚れを浮かすため、浸け置き後に歯ブラシやスポンジなどでこすると簡単に汚れが落ちていきます。
換気扇の掃除方法の詳細は下記記事にまとめたので参考にしてください。
(関連記事:【簡単】換気扇の掃除方法!重曹・セスキ炭酸ソーダの浸け置きが最強!)
コンロ(天板・五徳・魚焼きグリル)
用意するもの
重曹
アルカリ電解水
スポンジ
歯ブラシ
キッチンペーパー
ラップ
ゴミ袋
ゴム手袋
マスク
ゴーグル
コンロの掃除は部品を分解するところから始めます。コンロも換気扇のときと同様に、取り外した部品を先に浸け置きしておきましょう。
その間に天板やバーナー部分などを掃除していくと効率的に進められます。
五徳
コンロの掃除はまず五徳など部品を分解、取り外して、浸け置きしましょう。
先ほどの換気扇と同じく、シンク内にゴミ袋設置し、50~60℃の重曹水を入れ、その中に五徳や部品などを浸け置きしてください。
汚れが浮きあがってくるので、冷めたら歯ブラシやスポンジなどで汚れをこすり落とし、水ですすぎましょう。
(関連記事:五徳の掃除方法。こびりつき汚れに重曹をフル活用!)
天板
コンロの天板には油汚れや焦げ付きなどが多いです。先に大まかな汚れだけヘラを使って落としておきましょう。
重曹水やアルカリ電解水などアルカリ性洗剤を塗布しながら、拭き取りましょう。
頑固な汚れのところは洗剤を塗布して、5分ほど放置しておくと汚れが落ちやすくなります。
またアルカリ性洗剤は肌に触れたり、目に入ると危険なので、ゴム手袋やゴーグルなどをしておくと安心です。
五徳や天板などコンロ周りの掃除方法は下記記事にまとめています。
(関連記事:ガスコンロの掃除方法まとめ。重曹・アルカリ電解水が焦げ・こびりつきを落とす!)
魚焼きグリル
魚焼きグリルも五徳と同じように先に取り外し、温めた重曹水に浸け置きしましょう。
汚れが浮いたら、スポンジや歯ブラシなどでこすり落としていきます。また庫内は重曹水やアルカリ電解水などをスプレーしながら、拭き取ってください。
落ちにくい汚れには、キッチンペーパーを重曹水かアルカリ電解水を湿らせ貼り付け、ラップで覆いパックします。
放置後、歯ブラシでこすると簡単に落とせます。
魚焼きグリルの掃除方法の詳細は下記記事を参考にしてください。
(関連記事:魚焼きグリルの掃除方法まとめ。頑固な焦げや臭いの取り方を徹底解説)
シンク(蛇口・排水口)
用意するもの
重曹
クエン酸
酸素系漂白剤
キッチン用ハイター
スポンジ
キッチンペーパー
ラップ
ゴム手袋
キッチンのシンクは、水垢や石鹸カスなどの汚れのほかに臭いや雑菌などの対処も必要です。
シンク内
シンク内のくすみ汚れを一気に落とすために酸素系漂白剤による浸け置きをしましょう。
シンク内にお湯をため、酸素系漂白剤(またはオキシクリーン)を溶かしてください。
ディスポーザーのある方は「ディスポーザーの掃除方法。重曹やクエン酸が効果的」のページをご覧ください。
(関連記事:シンクの掃除方法まとめ。洗剤の使い分けややり方など徹底解説)
シンク・蛇口周りの水垢
シンクや蛇口周りの水垢落としには、クエン酸パックをしていきましょう。
キッチンペーパーをあてながらクエン酸水スプレーを吹き付け、ラップでパックします。
しばらく放置したら剥がし、剥がしたラップを丸めてこすると水垢が落ちやすいです。
水垢落としには茂木和哉もおすすめです。下記記事にまとめました。
(関連記事:茂木和哉の使い方まとめ。シンクの水垢を落としてみた)
排水口の掃除方法
排水口のゴミを取り除きましょう。
シンクの排水口には、重曹100gをまんべんなく振りかけ、次にクエン酸50gも振りかけていきます。
そこにコップ1杯程度のお湯を振りかけると、重曹とクエン酸が反応し、発泡が始まります。
そのまま5分ほど置いたら水ですすいでいきましょう。ヌメリ汚れや臭いがとれます。
排水口の除菌も兼ねる場合は、キッチン用ハイターなどの塩素系漂白剤を使いましょう。
ただしクエン酸と塩素系漂白剤が混ざると有毒ガスが発生するため、絶対に同時使用は避けてください。
もしも事前にクエン酸を使用した場合は、しっかりとクエン酸を流したことを確認してから塩素系漂白剤を使いましょう。
食洗機
食洗機の掃除はクエン酸を大さじ3杯程度投入し、標準コース(普段の使い方でOK)をかけるだけです。
これだけで食洗機内の水垢汚れや嫌な臭いもきれいに掃除できます。しかし食洗機内にカビや油汚れなどがある場合は、塩素系漂白剤や重曹などを使う必要があります。
詳しくは下記記事にまとめたのでご参考ください。
(関連記事:食洗機の掃除方法を徹底解説!クエン酸以外にアレが使える)
キッチンの壁や床
用意するもの
アルカリ電解水
キッチンペーパーや布
ゴム手袋
キッチン(特に換気扇、コンロ周辺)の壁や床には、調理の際に跳ねた油や調味料、食品カスなどで汚れています。
酸性の油汚れがほとんどなので、アルカリ電解水をスプレーしながら拭き掃除をしていきましょう。
汚れがしつこい箇所は、5分ほど放置すると拭き取りしやすいです。
アルカリ電解水がない場合は、重曹水でもできますが、白く拭き跡が残るので仕上げに水拭きや乾拭きしてくださいね。
(関連記事:キッチンの床の掃除方法。黒ずみやベタつき汚れの落とし方)
電子レンジ
用意するもの
重曹
クエン酸
歯ブラシ
ヘラ
キッチンペーパー
ゴム手袋
電子レンジは食品カスや油などの汚れがほとんどですが、水垢や臭いが気になることもあります。
そのため重曹とクエン酸などを上手く使い分けながら上手に掃除をしていきたいですね。
庫内や外側
重曹水を電子レンジで温めます。重曹水の蒸気が庫内に行き渡るため、油汚れや食品カスなどを簡単に落とすことができます。
重曹水が冷めたらキッチンペーパーに湿らせ、電子レンジの外側を拭いていきましょう。
庫内と外側ともに頑固な汚れがあるときは、重曹ペーストを作り、歯ブラシやヘラなどでこすり落としてください。
水垢や臭いが気になるとき
電子レンジでクエン酸水を温めます。クエン酸水の蒸気が庫内に広がり、水垢が落ちやすくなります。
またクエン酸には消臭効果もありますので、気になる臭いを取ることもできます。
電子レンジの掃除方法の詳細は下記記事を参考にしてください。
(関連記事:電子レンジの掃除方法!重曹やクエン酸、レモンを使えば簡単キレイ!)
電気ポット
用意するもの
重曹
クエン酸
キッチンペーパーや布
ゴム手袋
電気ポットは内側と外側で汚れが異なるため、それぞれに合った洗剤を使って掃除をしていきましょう。
内側
電気ポットの内側の白い汚れは水垢が原因。
ポットの中にお湯をため、そこにクエン酸を溶かし浸け置きしましょう。
外側
電気ポットの外側は、食品の汁、ホコリ、油などの汚れが多いため、重曹水スプレーをしながら拭き取っていきましょう。
仕上げに水拭きと乾拭きを忘れないようにしてください。
電気ポットの掃除方法の詳細は下記記事を参考にしてください。
(関連記事:【超絶簡単】電気ポットの洗浄にはクエン酸と重曹を使おう!)
冷蔵庫
用意するもの
アルコール
中性洗剤
キッチンペーパー
ゴム手袋
冷蔵庫の拭き掃除にはアルコールがおすすめです。
冷蔵庫には私たち人の手垢や皮脂などや雑菌、食品カスの汚れがたくさん。食品を保管する場所なだけに、できるだけ清潔な状態を維持したいですよね。
そのため消毒も兼ねてアルコールで拭き掃除をしていきましょう。
例外として、頑固なこびりつき汚れがある場合には食器用洗剤を使って洗ってください。
冷蔵庫の掃除方法は下記記事にまとめています。
(関連記事:冷蔵庫の掃除はアルコールにお任せ!やり方や汚れを防ぐコツ)
製氷機
冷蔵庫の製氷機は、カビが発生する可能背もあるので、定期的に掃除をしてください。
製氷機は取り外し、食器用洗剤を使って洗ったり、クエン酸で浸け置きする方法もあります。
くわしくは下記記事を参考にしてください。
(関連記事:製氷機のカビの掃除方法!氷が臭いと感じたら要注意)
調理器具やカトラリー
用意するもの
重曹
セスキ炭酸ソーダ
キッチンペーパー
ゴム手袋
ゴミ袋(または大きめの鍋)
鍋やフライパンなどの調理器具
鍋やフライパンなどの焦げを落としたい場合は、重曹水への浸け置きが効果的です。
大きめの鍋もしくはシンク内にゴミ袋を設置し、温めた重曹水を入れ、そこに鍋やフライパンなどを投入します。
しばらく放置したら、焦げが浮いてきますので、あとは拭き取りすればOK。
詳しくは下記記事を参考にしてください。
(関連記事:鍋の焦げを重曹で落とす4つの方法!頑固な焦げ・こびりつきにさよなら)
カトラリー
スプーンやフォークなどのくすみ取りは、セスキ炭酸ソーダ水へ浸け置きしましょう。
セスキ炭酸ソーダ水にカトラリーを投入し、煮洗いしてください。
詳しくは下記記事にまとめています。
(関連記事:セスキ炭酸ソーダの使い方15選!手垢・油汚れ落としに最適!)
ふきんやまな板
用意するもの
塩素系漂白剤(キッチン用ハイター)
ゴム手袋
容器
ふきんやまな板などの除菌・消毒には、塩素系漂白剤を使いましょう。
酸素系漂白剤を使う方法もありますが、沸騰させたり、煮洗いする必要があるため、少々手間がかかります。
まな板やふきんが入る容器に、水1Lに対し10mlのキッチン用ハイターを混ぜ、そこに数分ほど浸け置きします。
浸け置き後、しっかりと水ですすいで乾燥させたら終わりです。
まな板の浸け置きが難しい場合は、キッチンペーパーに塩素系漂白剤を湿らせ、まな板に貼り付ければOKです。
(関連記事:まな板を漂白する3つの方法。漂白・除菌は毎日するべき?)
キッチンを掃除する際の注意点
キッチン掃除を行う際、安全に安心して掃除ができるよう注意事項を頭に入れておきましょう。
アルカリ性洗剤が使えない材質がある
アルカリ性洗剤はモノの材質によっては変色や変質を招きます。
漆器/銅/アルミ/真鍮製品/金箔/ニスが塗られた家具/コーティング加工がされたもの/テレビの画面/パソコンの液晶モニター/メガネ/皮革類/シルク製品/宝石類/貴金属/車の塗装面
このような材質を洗うときには十分に気をつけてください。
クエン酸とハイターなどの同時使用は絶対NG!
塩素系漂白剤のボトルに「混ぜるな危険!」記載されていますが、塩素系漂白剤と酸性の洗剤を混ぜると有毒ガスが発生してしまいます。
つまり酸性のクエン酸と塩素系漂白剤のハイターの同時使用は大変危険なので気をつけてください。
もしもどちらかの洗剤を先に使った場合は、水でしっかり流れたことを確認してから使用するようにしましょう。
アルコールは火気厳禁
アルコールは揮発性が高く、火を扱うキッチンでの使用は火災の原因になるため、特に注意しなければなりません。
アルコールを使うときは必ず火を消し、できれば元栓まで閉めておくと安心です。
電源コードなど家電製品へは直接スプレーせず、布にスプレーしてから拭くなど使用方法にも注意しましょう。
キッチンのキレイを保つためには?
キッチンが汚れないための工夫は、日々のちょっとした心がけでできますよ。
掃除しやすいような工夫、ちょこっと掃除の習慣づけなど、キッチンの清潔を保つ方法をご紹介します。
なるべく物を置かない
キッチンは油が跳ねて汚れやすい場所で、何とキッチンからの油は2~3mほど飛んでいるというデータもあるほど!
そんなキッチン周りに物をごちゃごちゃ置いていると、すべてに油やホコリが付着し、1つひとつ掃除しなければならなくなるなど手間がかかってしまいます。
物が多いと拭き掃除もしづらくなるので、キッチンにはなるべく物を置かない工夫をしましょう。
掃除アイテムは近くに保管しておく
重曹水やセスキ炭酸ソーダ水、アルカリ電解水があれば、油で汚れてもすぐに掃除することができます。
しかし、離れたところにこれらの洗剤を保管していると、汚れたらすぐに掃除するというのが億劫になってしまいますよね。
できれば、掃除道具をひとまとめにしておいてシンク下などに保管し、汚れたらすぐに掃除できる環境を作っておきましょう。
汚れたらすぐに『ちょこっと掃除』する習慣を
油汚れや調味料のこぼれ、吹きこぼれなどは放置すると酸化したりこびり付いたりして落ちにくくなるので、汚れたらすぐ拭き取る習慣をつけましょう。
電子レンジも、水滴がついていたらチャンス!その水滴でサッと拭き掃除をしてしまいましょう。
お皿洗いの最後はシンクもスポンジでちょこっと磨いておくと、いつもピカピカのシンクを保てますよ。
このように、汚れたらすぐに掃除する習慣を付けておくと、大掛かりな掃除をする手間が省けます。
水気を残さない努力を
水垢ほど放置すると厄介な汚れはありません。
水垢は水道水に含まれるミネラルが固まり蓄積したものなので、水垢が蓄積しないよう水滴を毎回拭き取れば良いワケです。
蛇口周りは濡れていたらすぐに拭き取る、シンク内は中性洗剤で洗ってから水気を拭き取っておくと、水垢だけでなく雑菌の繁殖も抑えられますよ。
まとめ
キッチンの掃除は放置すればするほど大変になります。
かといって1度に全部行うのも大変なので1か所ずつ計画的に掃除を進め、掃除したあとはキレイをキープするためにちょこっと掃除を毎日行って汚れを防ぎましょう。
掃除しやすくするためにも、不要なものは処分する、キッチン周りに余計なものは置かないなど掃除しやすい環境づくりも大切です。
キッチンの掃除は、重曹・セスキ炭酸ソーダ・クエン酸・アルカリ電解水・各種漂白剤・アルコールがあれば完璧。
これらの洗剤を使いこなせれば、手間をかけずに簡単にキッチンを掃除することができます。
ぜひ、場所ごとの掃除方法を参考にしてキッチンをピカピカにしてみてくださいね!