カラーボックスは安くて使い勝手が良い収納家具ですが、使っているうちに緑の粉が出てきたりや黒に変色している部分が出てきませんか?
その正体って実はカビなんです!
しかも、ほかの家具は無事なのにカラーボックスだけカビが生えることがよくあるんですよね。
ここでは、カラーボックスにカビが生えやすい原因やアルコールを使ったカラーボックスのカビの取り方、予防方法などを紹介していきます。
カラーボックスにカビがあると、収納しているモノにもカビの胞子が移ってしまうので放置すると大変なことになります。
こまめにカラーボックスにカビがないかチェックしてしっかり予防していきましょう!
カラーボックスはカビが生える原因は?
ニトリのカラーボックス カラボ
全力でカビました。他のカラーボックスはカビてないのに…
子供の喘息の発作はコレのせいでは!? pic.twitter.com/WIN78ebzdY— R-modify (@Rs125Ryo) August 3, 2020
カラーボックスは壁に密着させて設置することが多いためどうしても空気の流れが滞りがちになります。
特に、カラーボックスの裏側は木材が剥き出しの状態になっていますよね。
カラーボックスの素材はタンスなどの木材とちょっと違っていて、中密度繊維板という素材が使われています。
この板は、湿気など水分に弱いため、空気の通りが良くないところに設置していると湿気を取り込んでしまいます。
カラーボックスの素材と設置する場所というのが悪循環を生み、カビが発生しやすくなってしまうというワケなのです。
カラーボックスのカビの取り方
我が家のカラーボックスにもカビが生えていました!
使っていないカラーボックスだったので通気性は良いはずだと思っていたのですが、物置と化した部屋に置いていたので湿気が溜まっていたようです。
カラーボックスにカビを発見したら、アレルギーの発症など健康に悪影響を与えるので、すぐ掃除に取りかかりましょう!
カラーボックスのカビ掃除に必要な道具
用意するもの
- アルコール
- 使い捨てできるキッチンペーパー
- ビニール袋
- ゴム手袋やマスク、できればゴーグル
部屋で掃除をする場合は窓を開けて換気し、マスクやゴーグル、ゴム手袋を着用してカビから身体を守りましょう。
アルコールとカラーボックスの相性が悪いと変色したり輪ジミになってしまうことがあるので、最初に目立たないところでパッチテストを行ってから掃除に取りかかってください。
掃除しやすい環境を作る
カラーボックスの中に入れているものをそっと取り出し、外で掃除する場合はベランダや庭など外にカラーボックスと荷物を持って行きます。
カビの胞子が入らないようベランダや庭に接する窓は閉めておきましょう。
カビを極力まき散らさずに、キッチンペーパーがすぐ捨てれるように、ビニール袋の口を開きセットします。
カビにアルコールをスプレーし拭く
アルコールをキッチンペーパーにスプレーしてカラーボックスのカビを拭いていきましょう。
カビが広がってしまうので、1度拭いたところでほかのところを拭き取らないようにしてください。
一定方向に拭く、外側から内側へ拭く、ということを意識すると掃除しやすいですよ。
使い終わったキッチンペーパーをそっとゴミ袋に捨てましょう。
乾燥させる
アルコールが乾燥するまでしばらく放置し、その間にカラーボックスを設置していたところの壁や床などをアルコールで拭きます。
カラーボックスの収納物もアルコール殺菌する
カラーボックスの中に入れていた荷物もアルコールで殺菌しておきましょう。
洗えるものは洗ってアルコール殺菌、本など洗えないものは無水エタノールでやさしく拭き取りましょう。
ゴミ袋の口をしっかり閉じて捨て、カラーボックスと荷物のアルコールが完全に乾いたら元に戻して完了です。
カビキラー(塩素系漂白剤)は使えないの?
アルコールは除菌効果がありますが、漂白効果はないため色が残ってしまうことがあります。
カラーボックスのカビによる変色が気になる場合、一般的な塩素系漂白剤は使用できませんが、木材などにも使える塩素系漂白剤があります。
おすすめはカビホワイトという塩素系の漂白剤で、木材や布団など大量の水を使って洗い流せない素材にも使用することができますよ。
色落ちや変色する可能性があるため、念のためパッチテストを行ってから使用してくださいね。
カラーボックスに染み込んだカビの場合(木材)
カラーボックスの表面を拭いてもカビが落ちない場合、中までカビが浸透している可能性があります。
2つの対処法を試してみて、どうしても落ちなければ捨てるしかないようです。
ヤスリを使いカビ部分を削る
カラーボックスの表面を拭いてもカビが取れないときは、木材の中までカビが浸透してしまっているかもしれません。
表面は加工がされているので中まで浸透することは少ないですが、裏側は加工がされておらず木材が剥き出しになっているのでカビが中まで浸透しやすいのです。
表面をアルコールで拭いても取れないときは、ヤスリを使って削っていきましょう。
塗料(ペンキ、ニスなど)を塗る
カラーボックスの裏側は未加工の場合が多くザラザラしているので、ヤスリで表面をツルツルにしたらニスやペンキなどの塗料を塗ってカビ対策しましょう。
木材を塗料でカバーすることで、湿気を吸い込むのを防いでカビの発生を抑えられますよ。
(関連記事:ペンキの落とし方。壁・床・手・髪・車などについたペンキを落とすコツ)
カビが取れないときは捨てる
あまりにもカビが木材の奥に入りすぎて、カラーボックスの形状が崩れるようでしたら残念ながら捨てるしかなさそうです……。
ノコギリでカットするとゴミ袋に入りやすいですよ。私が住んでいる地域では可燃ゴミとして捨てられますが、お住まいの自治体のやり方を確認して処分してくださいね!
カラーボックスのカビを防ぐ方法
カラーボックスのカビを防ぐポイント
- 壁とのすき間を5cm空ける
- 定期的ににホコリ掃除をする
- こまめに換気して湿気を逃す
- 除湿剤を置く
- カビ防止スプレーをする
- 裏側の板を外して使う
設置時にすき間を作る
カラーボックスを設置するときは、壁との間にすき間を5cmほど作って空気の通り道を作っておきましょう。
カビのエサとなるホコリは定期的に掃除しておくと、カビの発生や繁殖を抑えることができます。
窓を開けて部屋の換気をしたり、サーキュレーターなどを使ったりして壁の間を換気してあげると、よりカビの発生を抑えられますよ。
近くに除湿剤を置いておくのも効果的です。
カビ防止スプレーをする
出典:公式サイト
カラーボックス購入時や掃除後にカビ防止スプレーをしておくのも良いですね。
その際は、木材専用のカビ防止スプレーを購入するようにしましょう。
カラーボックス絶対カビさせない!
ニス塗りしてます。
あと3つ(;`・ω・) pic.twitter.com/tXHeGyr8Ue— たーぼ (@YlvkYU2CdsBJJmm) September 23, 2020
裏側の木材にニスや塗料を塗ったり、ガムテープを貼ったりするのも、カビの発生を抑えられるだけでなく、カビ予防にも効果的です。
スプレーしておけばカビないカラーボックスになりますね!
裏側の板を外す
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裏側の板を外せば写真のようなオシャレなオープンラックとして使えますし、空気の通り道ができるのでカビの発生を抑えることができます。
まとめ
カラーボックスは、買ってきて組み立てたらニスなどを塗っておくとカビが生えにくくなります。
設置後は、こまめに湿気を逃し、定期的に掃除をすることでカビを予防しましょう。
もしカビが生えてしまったら、アルコールや木材専用の塩素系漂白剤を使えば、たいていのカビは落とせます。
木材の中に浸透してしまったカビはヤスリで削り落とすことで対処できますが、あまりにも深いところまで浸透してしまっている場合は捨てるしかなさそうです。
カラーボックスは安いですが、簡単に使い捨てできるようなものでもないので、資源を守るためにもカビを防いで大切に使っていきましょう!
カビ掃除は下記記事も参考にしてくださいね♪