『オキシ漬け』がSNSなどで話題のオキシクリーンですが、すでにお使いの方も多いのではないでしょうか。
さまざまな場所で使えるオキシクリーンですが、なくなった場合やもう少し安い類似品を探しているときに、代用できる洗剤があると助かりますよね!
そこで今回は、オキシクリーンの成分や特徴を踏まえて代用できるおすすめの洗剤をご紹介します。
オキシクリーンの基本的な使い方や注意点とあわせてご参考くださいね!
オキシクリーンとは?オキシ漬けが人気の洗剤!
アメリカからやってきたオキシクリーン。
頑固な汚れもスッキリ落とせると日本でも大人気の洗剤となっていますが、ここからは、オキシクリーンの成分や特徴をご紹介します。
オキシクリーンの成分
オキシクリーンの主成分は、過炭酸ナトリウム。
水に溶けると発泡して、泡の力で汚れを浮かせて落とす働きがある成分です。そこに、洗浄補助剤として炭酸ナトリウムが加えられてつくられています。
代用する際は、この成分が主に使用されているかで判断して使いましょう。
オキシクリーンの効果・特徴
オキシクリーンに配合されている過炭酸ナトリウムは、泡の力で繊維の奥の汚れまで落とすだけでなく、ニオイまで消臭してくれる効果があります。
外で洗濯ができない梅雨の時期や、部屋干しのときの強い味方です。
オキシクリーンといえば、SNSで話題のオキシ漬けが定番。
通常は1時間ほど浸け置きが必要なものでも、オキシクリーンなら20分ほどで完了できる洗浄力の高さも特徴です。
アメリカ版と日本版がある
オキシクリーンはアメリカからやってきたものですが、アメリカ版と日本版があり、成分に若干の違いがあります。
日本版 | ・過炭酸ナトリウム ・炭酸ナトリウム |
アメリカ版 | ・過炭酸ナトリウム ・炭酸ナトリウム ・界面活性剤 ・香料 |
アメリカ版は日本版の成分に、界面活性剤と香料が入っています。
界面活性剤は、油汚れに強く泡立ちが良いので、アメリカ版オキシクリーンは、頑固な汚れがついた衣類や家の中の油汚れをしっかり落としたい方向け。
日本版は、界面活性剤も香料も不使用なので、肌が弱い敏感肌の方におすすめです。
実際にアメリカ版と日本版の両方を使用してみた方の声を調べてみましたが、洗浄力に大きな違いはないそうですよ!
オキシクリーンの代用アイテムおすすめ7選
主成分が過炭酸ナトリウムであったり、パッケージに「酸素系漂白剤」と表記されていたりする場合は、オキシクリーンの代用品として使うことができます。
キッチンハイターのように「塩素系漂白剤」と記載があるものは代用できないので注意しましょう。
ここからは、オキシクリーンの代用として使えるアイテムを7点ご紹介します。
ワイドハイターEX 粉末タイプ
ワイドハイターEXクリアヒーローは、過炭酸ナトリウム・界面活性剤・炭酸ナトリウム・漂白活性化剤・安定化剤・酵素の成分でつくられています。
アメリカ版オキシクリーンと同じような成分なので、こちらの商品も代用が可能です。
液体タイプの酸素系漂白剤は不向き
ワイドハイターは、冬場などでも使いやすい液体タイプもありますが、こちらの主成分は過酸化水素で漂白力はややおとります。
洗濯用洗剤だけでは落ちない汚れをすっきり落としたいときや、ニオイが気になる毎日のお洗濯には「液体タイプ」、しみついたガンコな汚れや食べこぼし、しっかり除菌したいお洗濯には「粉末タイプ」がおすすめです。
参考:花王
粉末の方が洗浄力が高いと花王のホームページには記載されています。
オキシクリーンの代用には粉末タイプのワイドハイターを使いましょう。
シャボン玉 酸素系漂白剤
シャボン玉の酸素系漂白剤は、成分が過炭酸ナトリウムのみでつくられています。
洗浄補助剤である炭酸ナトリウムが入っていないので、オキシクリーンと比較して洗浄力は劣りますが、代用として使うことが可能です。
主に、除菌・漂白・消臭目的で使用するのがおすすめです。
過炭酸ナトリウム
過炭酸ナトリウムの少量サイズであれば、ダイソー・セリア・キャンドゥなどの100均にも販売されています。
オキシクリーンの成分は、過炭酸ナトリウムと炭酸ナトリウム。
炭酸ナトリウムをセスキ炭酸ソーダで代用すれば、オキシクリーンに似た洗剤ができます。
- 過炭酸ナトリウム…大さじ1.5~2杯弱
- セスキ炭酸ソーダ…小さじ1杯程度
この割合で4~5Lのお湯に入れて混ぜると、オキシクリーンの代用として使えるのでおすすめです。
花王 キュキュット つけおき粉末
キュキュットつけおき粉末の成分は、界面活性剤・過炭酸ナトリウム・炭酸ナトリウム・防錆剤・安定化剤。
界面活性剤が主成分となっていますが、次に過炭酸ナトリウムと炭酸ナトリウムが配合されています。
界面活性剤が多く入っているので、頑固な油汚れの浸け置きとして代用するのがおすすめです。
100均 オキシウォッシュ
ダイソーにあるオキシウォッシュは、過炭酸ナトリウム・炭酸ナトリウム・水軟化剤・過硫酸ナトリウム・界面活性剤でつくられています。
オキシクリーンとほぼ同じ成分でつくられているので代用が可能です。
120gと少量サイズですが、オキシクリーンと同じ効果が得られるものが100均で手に入れられるのでおすすめです。
オキシファイン
オキシファインは、過炭酸ナトリウム・炭酸ナトリウム・水軟化剤・過硫酸塩・粉じん防止剤・界面活性剤でつくられています。
先にご紹介した100均のオキシウォッシュとほぼ同成分なので、こちらもオキシクリーンの代用として使えます。
価格もほとんどオキシクリーンと変わらないので、オキシクリーンが店頭にないときに代わりに購入して代用できますね。
ドンキホーテ オキシシャイニー
ドン・キホーテで販売されているのが、オキシシャイニーという酸素系漂白剤。
成分は、過炭酸ナトリウム・界面活性剤・炭酸ナトリウム・水軟化剤とアメリカ版オキシクリーンとほぼ同じです。
オキシクリーンもオキシシャイニーも1,000円ほどで販売されていますが、オキシシャイニーの方が300g量が多く安いのでおすすめです。
重曹やクエン酸はオキシクリーンの代用にはならない!
クエン酸はオキシクリーンとは逆の酸性であるため、代用に向きません。
重曹は、同じアルカリ性洗剤ですが、オキシクリーンはアルカリ度が高いのに対して重曹は弱アルカリ性なので洗浄力が弱すぎます。
オキシクリーンは強い洗浄力で汚れを浮かせて落としてくれくれるのに対し、重曹は研磨作用があるのでこすり落とす掃除には向いていますが、素材を傷つける可能性があります。
重曹を煮沸させてアルカリ度を上げてもph10程度、オキシクリーンはph11~12程度。
重曹をオキシクリーンの代用として使うには、洗浄力が弱すぎるのでおすすめできません。
オキシクリーンの活用法!家中の掃除・洗濯に使える!
オキシクリーンは、家中さまざまなところで大活躍してくれる洗剤です。
掃除に洗濯にと使えるオキシクリーンですが、以下のページでは、
- オキシクリーンの特徴
- オキシクリーンの4つの使い方
- 用途別のオキシクリーンの活用法
- 用途ごとのオキシクリーンの量
- オキシクリーンを使う時の注意点
などを写真付きでくわしくまとめているのでぜひご参考くださいね!
(関連記事:【写真付き】オキシクリーンの使い方まとめ。基本から応用テクなど徹底解説!)
オキシクリーンを使う際の注意点
オキシクリーンは、素手で触ると皮膚のタンパク質を分解してしまいます。
塩素系漂白剤よりは手肌にやさしいのが特徴ですが、使用する際はゴム手袋を着用して手荒れを防ぎましょう。
またオキシクリーンは、密閉すると容器の中で発生した酸素の逃げ場がなくなって爆発する恐れがあるので、オキシクリーンは密閉容器に入れないようにしましょう。
オキシクリーンの容器は、密閉できないつくりになっているので、ほかの容器に移し替えずそのまま使うのがおすすめです。
アルミなどの金属に使うと、変色してしまいます。ステンレスは割と強い金属で変色しにくいのですが、長時間の浸け置きはやめましょう。
まとめ
オキシクリーンは、主成分の過炭酸ナトリウムと洗浄補助剤である炭酸ナトリウムで構成されている酸素系漂白剤。
オキシクリーンを代用するときは、成分に上記の材料が使われていて、酸素系漂白剤と記載されているか確認してから使いましょう。
オキシクリーンには、日本製とアメリカ製があり、日本製の方が界面活性剤不使用で手肌にやさしいので、敏感肌などの方におすすめです。
オキシクリーンを切らしてしまったときや、オキシクリーンよりも購入しやすいものをお探しの場合は、ぜひ本ページを代用品を参考にしてみてくださいね!