寒い日にかぎって暖房が効かない…!そんな経験ありませんか?
私の場合、リモコンのボタンを押し間違え、送風運転だったのが暖房が効かない原因でした…(^^;
(実は設定・操作をミスってた、、あるあるですよね!?)
ここでは、エアコンの暖房が効かない原因・チェックリストをはじめ、それぞれの対処法を紹介していきます。
エアコンの暖房が効かない原因は、リモコンや本体、室外機などいろいろな要因が考えられるため、焦らず1つ1つ確認していきましょう!
- エアコンの暖房の効きが悪い
- 冷房は効くけど暖房は効かない
- 暖房のはずなのにエアコンから冷たい風が出る
などの方は必見。暖房が効かない原因は自分で対応できることがほとんどですよ!
またエアコンの暖房効率を上げるコツなどもまとめていますので、参考にしてくださいね。
エアコンの暖房が効かない原因・チェックリスト13
エアコンの暖房が効かない原因はリモコン操作や設定ミス、エアコン本体の不調、室外機トラブルなどさまざまな要因が考えられます(参照:ダイキン エアコン百科より)。
まずはエアコンの暖房が効かない原因は何なのかを確かめるために、以下のチェックリストをご参考ください。
チェックリスト
- 【リモコン編】冷房/ドライ/送風/省エネモードになっていないか
- 【リモコン編】設定温度が低くないか
- 【リモコン編】風量が弱くないか
- 【室内機編】風向きが上に向いていないか
- 【室内機編】部屋の広さに合ったエアコンを使っているか
- 【室内機編】エアコンが汚れていないか
- 【室内機編】エアコンの吹き出し口や吸い込み口が塞がっていないか
- 【室内機編】霜取り運転になっていないか
- 【室外機編】室外機が汚れていたり障害物が近くにないか
- 【室外機編】直射日光が当たっていないか
- 【室外機編】霜がついていないか
- 【その他】外気温が5℃以下になっていないか
- 【その他】設置ミスでガス漏れしている可能性
ここからはそれぞれの原因に対する解決策をまとめたので参考にしてください。
エアコンの暖房が効かない原因・リモコン編
Check1.冷房/ドライ/送風/省エネモード…設定ミスはない?
エアコンのリモコン表示は暖房運転になっていますか?
もう一度リモコンを確認し、ちゃんと暖房運転になっているか見てみましょう。
意外とあり得るのが、間違えて暖房以外のボタンを押してしまうというもの。また、何かがリモコンに当たって暖房以外の運転モードになってしまった可能性があります。
また、自動運転に設定している場合、外気温ど室温をセンサーで読み取って最適な室温にしてくれるのですが、それが身体の状態に合っているとは限りません。
自動運転にしていて寒く感じる場合は、暖房運転に切り替えて暖かくなるかチェックしましょう。
省エネモードにしている場合、電力を抑えて運転するので暖房の効きが弱く感じることもあるので、この場合も暖房に切り替えて様子をみてくださいね。
Check2.設定温度が低くないか
エアコンの暖房が効かない場合、節約を意識して設定温度が低くしていませんか?
人は18℃で快適と感じるので、冬に暖房で暖める場合は設定温度を20℃以上にして様子を見てみましょう。
Check3.風量が弱くないか
エアコンのリモコンの風量をチェックし、弱ければ強いモードに切り替えましょう。
リモコンの表示で強い風量になっている場合でも室内機から出る風量が弱い場合は、汚れが溜まっているか、リモコンの不具合が原因であることも考えられるので、電池を交換してみたりリモコンを修理・買い換えを行ったりしてみてくださいね。
(関連記事:エアコンのリモコンを無くした!探し方と見つからないときの対処法)
エアコンの暖房が効かない原因・本体編
Check4.風向きが上になってないか
エアコンのルーバーと呼ばれる羽根が上を向いていませんか?
暖かい空気は上に、冷たい空気は下に行くので、風向きを下に設定してエアコンから出る暖かい空気を下へ流し、下の空気を暖めましょう。
Check5.部屋の広さに合ったエアコンか
部屋の広さに合ったエアコンを使っていますか?
部屋の広さよりも小さいエアコンを使用している場合、パワー不足で部屋が暖まるのに時間がかかってしまったり、十分に暖められないということになってしまいます。
また、合わないエアコンを使うと、エアコンの効きが悪くなる以外にも、電気の消費量が増えて電気代が上がったり、エアコンに負担がかかって寿命が短くなったりしてしまいます。
部屋の広さに合っていない場合は、エアコンの台数やほかの暖房器具を増やすか、部屋の畳数に合ったエアコンに買い替えることをおすすめします。
Check6.エアコンが汚れていないか
エアコンのルーバーやフィルターにホコリやカビが付いていませんか?
ホコリなどが溜まっていると風量に影響してくるので、エアコンの暖房が効かないように感じてしまいます。
フィルターやルーバーは自分で掃除することができるので、ホコリが付いていたら掃除機や手洗いでキレイにしましょう。
カビが付いている場合は取り扱い説明書で使える洗剤を確認し、アルコールや塩素系漂白剤で除菌しながら掃除してくださいね。
以下のページでエアコン掃除の方法をご紹介しているので、ぜひご参考ください!
(関連記事:自分でできるエアコンの掃除方法!道具から手順、カビ予防まで徹底解説!)
Check7.エアコンの吹き出し口や吸い込み口が閉じてないか
エアコンの吹き出し口や、上部の吸い込み口が障害物で塞がっていませんか?
カーテンなどで塞がっていると風量に影響が出るほか、余計に電力を消費して電気代が上がったり故障の原因になったりするので、エアコン回りは何もない状態にしておきましょう。
Check8.霜取り運転になっていないか
暖房が出ていたのに急に温風が出なくなったという場合、『霜取り運転』になっている可能性があります。
霜取り運転は、暖房能力を保つために室外機の熱交換器に霜が付くのを防ぐ運転のこと。
霜が付いてしまうと空気を取り込めなくなって運転に支障が出るため、暖房が効きにくくなってしまうのです。
霜取り運転はメーカーによって違いはありますが、暖房運転1~2時間ごとにだいたい5~15分ほど行っています。
この霜取り運転を減らせば暖房が止まることがないので、霜取り運転を減らす工夫をやってみましょう。
- 寒冷地用エアコンに買い替える
- 23℃以下に設定する
- フィルター掃除をする
- 室外機回りの雪を防ぐ
以上の方法を試して霜取り運転の回数を防ぎましょう。
エアコンの暖房が効かない原因・室外機編
Check9.室外機の汚れや障害物はないか
室外機周辺に物を置いていて吹き出し口が塞がれている場合、排気がうまくできずに運転効率が落ちて暖房が効きにくくなってしまいます。
また、室外機の裏側が枯れ葉や砂埃などで汚れていても同様に暖房が効きにくくなってしまうので、室外機の回りには物を置かないようにして、定期的に室外機もお手入れしましょう。
以下のページで室外機の掃除方法を解説しているので、ぜひ参考にしてみてくださいね!
(関連記事:室外機を自分で掃除する方法。注意点や必要性など徹底解説)
Check10.直射日光が当たっていないか
室外機に直射日光が当たる環境ではありませんか?
直射日光が室外機に直接あたると熱くなって運転効率が下がるといわれています。
室外機カバーをして直射日光を防ぎましょう。
箱型タイプはすべて覆ってしまって吹き出し口の排気を邪魔することになるので、屋根型タイプの室外機カバーがおすすめです。
Check11.霜がついていないか
室外機に霜が付いていませんか?
霜取り運転の説明と同じになってしまいますが、室外機に霜が付いていると暖房運転をストップさせて霜取り運転になってしまうので、設定温度を低くする、寒冷地用エアコンに買い替えるなどして霜取り運転の回数を減らしましょう。
エアコンの暖房が効かない原因・その他の要因
Check12.外気温が5℃以下になっていないか
外気温が5℃以下になると、室外機のヒートポンプの効率が低下し、霜取りばかり行うことになってしまうため、暖房の効きがグンと下がってしまいます。
このような状態になってしまい毎年寒い思いをしているのであれば、寒冷地用にエアコンを購入することをおすすめします。
室外機に霜が付かない仕様になっているので、気温が低い地域でも暖かく過ごせますよ。
Check13.設置ミスでガス漏れしている可能性
エアコンを設置したばかりという場合、そしてチェックリストにも当てはまらない場合は設置ミスでガス漏れが起こっている可能性があります。
設置業者や販売店、メーカーなどに問い合わせて再度、正常に運転するか確認してもらいましょう。
エアコンが故障?修理・買い換えを検討した方が良い場合
以上のチェックリストにも当てはまらない場合は、故障や冷媒ガスが漏れていたり、室外機のコンプレッサーが摩耗劣化している可能性があるので、メーカーや販売店などでエアコンの修理の相談をしましょう。
エアコンのタイマーランプが点滅していれば故障のサイン。冷媒ガスが漏れている可能性があるのでチェックしましょう。
- 電源を切り、半日置いて再度電源を入れます。
- 室外機のコンプレッサーが回っているか音を確認する。
- 室外機の冷媒ガス用配管バブルに霜が付いていないか確認する。
コンプレッサーから音がするのに暖房が効かない、霜が付いていたという場合はガスが漏れているので業者に修理を依頼しましょう。
冷媒ガスが漏れているだけの場合であれば修理料金は1~3万円ほどですが、パーツの腐食などが原因でガス漏れしている場合は8~17万円ほどかかってしまいます。
コンプレッサーも10年以上エアコンを使っている場合に多いのですが、摩耗劣化している可能性があるので修理交換となり、こちらも8~17万円ほど費用がかかります。
また、エアコンの標準使用期間が10年となっており、パーツの生産も終了してしまうことがほとんどです。
エアコンの使用が10年を超えている場合、パーツの腐食や摩耗劣化によって暖房が効きにくい場合は、修理を行うと費用が高額になってしまうので買い換えの検討をおすすめします。
(参照:SHARP エアコン故障診断ナビ)
エアコンの暖房効率を上げる6つのポイント
チェックリストを参考にして暖房が効くようになったら、さらに暖房効率を上げてお部屋を暖かくしていきましょう。
以下の暖房効率を上げるポイントを参考にしてみてください。
室内に入り込む冷気を防ぐ
窓の近くは冷気が入ってきやすいので、冷気対策をして暖房の効きを良くしましょう。
- 厚手のカーテンを取り付ける。
- 断熱シートの取り付ける。
- 隙間テープを貼る。
などして冷気の侵入を防ぎましょう。
余裕がある方は、内窓をつけるなどして窓を2重にすれば部屋を暖かく保つことができますよ。
(関連記事:自分でできる窓の寒さ対策。賃貸でも今すぐできるおすすめはこれ)
湿度を上げる
湿度を上げると体感温度も上がるので、加湿器などを使用して湿度も上げていきましょう。
エアコンだけではどうしても乾燥してしまうので、肌や髪、喉などが乾燥して快適に過ごせませんよね。
エアコンで温度を上げて湿度は40~60%に保てば、お部屋も暖かく潤って快適に過ごせますよ。
空気を循環させる
前述しましたが、暖かい空気は上に溜まって冷たい空気は下へ向かう性質があります。
エアコンをつけても暖かい空気は上に上がってしまうので、サーキュレーターや扇風機などを使って空気を循環させ、暖かい空気が下に来るようにしましょう。
エアコンの上の方から下に向かって流す、下から上に向かって冷気を上げるようにすれば上手く循環するので試してみてくださいね。
導風板を設置する
出典:Amazon
エアコンのルーバーは短いのですぐに暖気が上に向かってしまい、暖かさを感じにくくなることもあります。
暖気を下に向けるために導風板をつけるのもおすすめです。
エアコン用の導風板は通販でも入手できますよ。
ストーブやファンヒーターなどの暖房器具の併用
エアコンだけで暖かさを実感できないときは、ほかの暖房器具を併用してみましょう。
石油ストーブやガスファンヒーターなら、お部屋を暖めるのと同時に水蒸気も出してくれるので加湿効果も得ることができます。
霜取り運転でエアコンの暖房運転が止まってしまった場合でも、補助的に部屋を暖めることができるのでおすすめです。
定期的なエアコンのお手入れ
風量不足などで暖房が効かないと感じる場合は、こまめにフィルターやルーバーの掃除を行って運転効率を上げていきましょう。
しかし、内部の熱交換器に付いたホコリは掃除することができません。
素人が行うと故障の原因になりますし、2年に1度は内部の掃除も行った方が良いので、プロのエアコンクリーニング業者に依頼するのが賢明です。
(関連記事:すっぱい…エアコンが臭い原因は?自分でできる対処法)
まとめ
エアコンの暖房が効かないという場合、リモコンの操作ミスといううっかりレベルのものから掃除して解決するもの、修理レベルのものなどいろいろな理由があることが分かりました。
ご紹介したチェックリストで順番に確認してみてくださいね!
暖房効率が上がるポイントも実践すれば、暖房効率が上がるので電気代の節約につながりますよ。ちなみにエアコンが冷えない原因も暖房が効きづらい原因と近いので気をつけてくださいね。
こまめに掃除してホコリを防ぐようにし、定期的にエアコンクリーニングを行って、いつ付けても正常に運転できるようにしておきましょう。
慌てずチェックし、自分ではむずかしいなと感じたらすぐにプロに依頼して、寒い冬を快適に過ごしてくださいね!
下記記事も参考にしてくださいね。
(関連記事:エアコン暖房の乾燥対策おすすめ9選!冬の加湿の注意点など)