暑い季節がくると、洗面所・脱衣所・ランドリールームなどやエアコン(クーラー)が設置できない部屋は苦しい毎日ですよね…。
マンション住みの我が家でも間取りなどの都合上、窓がなくてエアコンが取り付けできない部屋は大変です…。
そこで、今回はエアコン代わりになる家電や冷房器具を調べました。もちろんエアコンほどの涼しさはないですが、ないよりはマシ!
扇風機はもちろんのこと、ウェアラブル系の最新冷却家電までピックアップしたので、参考にしてくださいね。
また、家電や冷房器具の電気代や1番涼しいモノ、併用したい冷却グッズなどをまとめています!
エアコンの代わりになる家電の選び方
エアコンの代わりになるおすすめ家電、冷房器具の選び方のポイントは3つ。
- 涼しさ
- 本体価格や使用コスト
- 設置のしやすさ
涼しさの度合い
涼しさに関しては、部屋を涼しくしたいのか、自分のスペースだけ涼しくしたいのか、冷え過ぎないものが良いなど、使用する状況や求める涼しさによって選んでいきましょう。
効率よく涼しくできるかも家電によって異なるので、その点にも注目して選んでみてください。
家電の使用コスト
エアコンの代わりになる家電は、エアコンよりもリーズナブルに購入できることがほとんど。
ですが、本体価格が安くて得したようでも、電気代が高いと結局はエアコンの方が安くついた…ということになってしまうので、本体価格と電気代の両方に注目して選ぶことが大切です。
このページ中ほどに本体価格と1か月あたりの電気代について比較できる表を掲載しているので、ぜひ参考にしてくださいね!
設置のしやすさ
設置のしやすさもポイントで、ウィンドウクーラーや冷風機(スポットエアコン)は、外に排熱しなければならないので、設置場所が限られてしまいます。
大きく場所をとるものや、キャスター付きで移動しやすいもの、省スペースで利用できるものなどさまざまなので、設置環境についても考慮して選びましょう。
エアコンの代わりになる家電おすすめ5選!
はじめにお伝えしておきますが、エアコンに勝る家電、冷房器具はありません!部屋を涼しくするのは、やはりエアコンが最強です。
そうした部分を踏まえて以下にご紹介する家電を選んでいきましょう!
- 扇風機やサーキュレーター
- ウィンドウクーラー
- 冷風機
- 冷風扇
- ウェアラブルエアコン
メリットとデメリットを交えながらエアコンの代わりになるおすすめ家電を5つご紹介します。
扇風機やサーキュレーター
エアコンの代わりの家電、冷房器具として1番に思い浮かぶのが扇風機ではないでしょうか。
サーキュレーターも扇風機のようなものですが、扇風機と違って直線的に強い風を送るのに適しています。
エアコンなど涼しくなるアイテムと併用することで部屋の空気循環が良くなり、効率的に部屋を冷やすことができます。
電気代も安いというのがメリットです。
エアコンの代わりとして単体で使う場合、部屋の室温が高いと熱風が送られてくるだけなので、正直快適さはありません。
後述する「エアコン代用家電と併用したいおすすめ冷却グッズ!」でご紹介するアイデア次第では、扇風機やサーキュレーターの風を涼しくすることができるので、ぜひご参考くださいね!
ウィンドウクーラー
出典:Amazon
窓用クーラー、窓用エアコンなどとも呼ばれていて、建物の構造上エアコンを設置できないときなどに、窓枠を利用して設置するタイプのエアコンです。
通常のエアコンと比較すると、設置工事が必要ないことや室外機がコンパクトであることが挙げられます。
デメリットは、外の排水ホースから水が出るので集合住宅などは設置場所に注意が必要なこと。
また、エアコン同様重さがかなりあるので1人での設置が難しいこと。電気代が通常のエアコンよりもかかってしまうというのが難点です。
昔、友人の部屋に窓用エアコンが付いていましたが、ふつうのエアコンと同じように涼しかったですよ!
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冷風機
出典:Amazon
スポットエアコンやスポットクーラーとも呼ばれているもので、エアコンと同じ仕組みで冷風を出してくれます。
工事が不要なのもうれしいポイント。通常の壁掛けエアコンの場合だと、工事費として15.000~30.000円ほどかかってしまうので、購入してすぐに設置して使えるというのはうれしいですね!
キャスター付きのものが多く移動ができる、コンパクトで場所を取らないというメリットもあります。
しかし、室外機というものがないため、配管を使って熱を外に出さなければなりません。
外に熱を出さなけば、部屋が冷えるどころか余計に暑くなってしまいます。
また、コンパクトゆえに部屋が冷えるまでに時間がかかってしまうのも難点。
気になる電気代ですが、通常のエアコンの倍以上かかるので、本体価格はエアコンよりも安いのですが、長期的な使用を考えている場合はエアコンを取り付けた方がお財布にはやさしいといえます。
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冷風扇
出典:Amazon
冷風扇は、扇風機に水を入れるタンクが付いた冷房器具です。クーラー並みに涼しい扇風機とも言われ人気ですね。
タンクに入った水が蒸発するときに発生する気化熱に風を当て、涼しい風を送り出すシステムになっています。
電気代も扇風機とほとんど変わらず本体価格もお手頃なので、エアコンの冷たすぎる風が苦手、冷え性の方などは、冷風扇がおすすめです。
冷風扇のデメリットは、部屋全体を涼しくする効果はなく、スポットでしか涼しい風を感じることができないこと。
長時間使い続けると湿度が上がってしまい、部屋がサウナのようになってしまうので適度に換気し湿気を逃す必要があります。
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ウェアラブルエアコン
出典:Amazon
ヘッドホンのように首に付けられるウェアラブルエアコンは、見た目がスタイリッシュでおしゃれな家電です。
エアコンだと冷え過ぎる、自分だけ涼しくなりたいというときに便利ですよ。
また、ウェラブルエアコンは屋外でも利用できるため、アウトドアや弱冷房車などの満員電車に乗ってしまった場合にも活躍してくれます。
暖房機能付きのウェラブルエアコンもあり、こちらは身体を温めてくれるほか、肩こりの緩和に使っている人も。1年中使えて便利ですね!
デメリットは、寝るときに使いにくいという点。
首に付けて使うので寝にくい、ファンがうるさく感じる場合もある、首が冷えすぎると肩がこったり体調が悪くなったりするとの口コミもあったので、使用する際は注意が必要です。
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エアコン代わりになる家電の価格や電気代を比較!
エアコンの代わりになる家電の価格帯と1時間あたりの電気代を調べてみました。
冷房器具 | 価格帯 | 1時間あたりの電気代 |
エアコン | 6畳用で40.000~100.000円 | 約3.5~23.8円 |
扇風機やサーキュレーター | 扇風機:1.000円~10.000円 サーキュレーター:3.000~15.000円 |
扇風機:0.54~1.08円 サーキュレーター:0.38~0.88円 |
ウィンドウクーラー | 4.5~7畳で6万円前後 | 約16.7円 |
冷風機 | 30.000~60.000円 | 約18円 |
冷風扇 | 5.000~15.000円 | 約1.2円 |
ウェラブルエアコン | 5.000~10.000円 | 約0.1円 |
部屋全体を涼しくする家電のなかでは、扇風機が1番本体の価格も電気代も安くなるという結果に。
次いで冷風扇。
扇風機の風がより涼しくなる家電ですが、電気代の差はあまりないので、湿気が多くなるというデメリットを飲むことができればエアコン代わりに使える家電になりますね。
ウィンドウクーラーや冷風機などの冷房器具は、かなり電気代がアップしてしまいます…。
ウィンドウクーラーは、8時間使用で133.6円。1か月で4.008円に!冷風機は、8時間使用で144円。1か月使用で4.320円にもなってしまいます。
購入するとき本体は安く買えるのですが、電気代がかなり高くなるので注意が必要です。
(関連記事:エアコンのつけっぱなしは大丈夫?電気代の高騰や故障につながらない?)
1番涼しい!エアコン代わりになる家電はこれ!
エアコンの代わりとして1番涼しさを感じることができる家電、冷房器具は、やはりウィンドウクーラーです。
壁掛けエアコンが窓に取り付けられたというだけなので、部屋は通常の壁掛けエアコン並みに涼しくなります。
次に冷風機(スポットエアコン)。こちらも室内機と室外機が一体になっただけで、きちんと排熱できればそれなりに部屋を涼しくすることができますよ。
ただし、どちらも前述したように電気代がかかってしまうので注意が必要です。
エアコン代用家電と併用したいおすすめ冷却グッズ!
これまで紹介したエアコン代わりになる家電や冷房器具と併用したいおすすめの冷却グッズをピックアップしました。
扇風機にアイスノン
出典:Amazon
扇風機の裏に凍らせたアイスノンや凍らせたペットボトルを付けると、冷やされた空気が扇風機の風に乗ってくるので、かなり涼しさを感じることができますよ!
専用のアイテムも販売されているので、チェックしてみてくださいね。
ただし、アイスノンなどは溶けると水滴が垂れてくるので、下にタオルなどを敷いて濡れるのを防いでおきましょう。
水枕や塩枕
出典:Amazon
なかには、扇風機の風も違和感を感じて使えないという方もいらっしゃいますよね。
そんなときは、水枕や塩枕がおすすめ。水枕は分かるとして、なぜ塩枕?と思いますよね。
塩には熱を取る効果が期待でき、しかも、塩枕をすることによって頭部が程よく冷やされて逆に血行が良くなるそう!
肩こり緩和や、顔周りの血行が良くなるということで美容効果も期待できるという素晴らしいアイテムなんですよ!
ほかにも部屋を涼しくする方法をまとめたページがあるので、こちらもぜひご参考くださいね!
(関連記事:【エアコンなし】部屋を涼しくする方法11選!蒸し暑さや寝苦しい夜にさよなら!)
まとめ
エアコンの代わりになる家電や冷房器具をご紹介しました。
エアコンの代わりといっても、やはりエアコンの涼しさには敵いませんが、それなりに涼しくはなるのでエアコンが付けられない部屋や、脱衣所などの場所にはご紹介した家電や冷房器具で夏を乗り切りましょう。
家電や冷房器具の選び方としては、涼しさや本体価格だけでなく、電気代も考慮して選びましょう。
ウィンドウクーラーだけで涼しくしようとすると、電気代がとても高くなってしまうので、ウィンドウクーラーで部屋を涼しくしておき、あとは扇風機で乗り切るようにするなど工夫すると良いですね。
家電に頼らなくても涼しさをアップさせる方法はあるので、エアコンや扇風機が苦手という場合は、ご紹介した方法を参考にしてみてくださいね!