エアコンから鳴き声やカタカタ、カリカリといった音がしたり、臭い場合、ねずみが侵入しているかもしれません…。
ここでは、エアコンにねずみがいるか確かめる方法から侵入経路や追い出し方・駆除、予防方法などをまとめました!
エアコン内に侵入したねずみを放っておくとリスクしかないので、できるだけ早く追い出したり、駆除などの対処をしてくださいね。
エアコンにねずみがいるかを確認する方法
エアコンの中に何かいる…と感じたらねずみの存在を疑いましょう。しかし、ねずみは夜行性のため、日中の時間帯に見つけるのは難しいです。
そこで、『ラットサイン』と呼ばれるねずみの通った形跡で、エアコンにねずみがいるかどうかを確認しましょう。
ラットサイン
- エアコンや天井から走る音がする
- エアコンから異臭がする
- エアコンや室外機周りの柱や壁、配線などにかじられた跡がある
- ねずみが通ったと思われる場所が黒ずんでいる
以上の形跡が確認できた場合は、エアコンにねずみがいる確率はかなり高いかもしれません。
エアコン内のねずみの放置は危険!故障や病気リスクが…
家の中にねずみがいることが分かっているのに放置してしまうと、エアコンはもちろん家電が故障したりねずみが持ち込む菌で病気になったりする可能性があります。
特にエアコンは、寒さに弱いねずみには暖かく過ごせる格好の場所になるため巣を作ってしまうことがあり、フンや尿がエアコン内に溜まってしまうんです。
ねずみのフンには病原菌が付いているので、エアコンを作動させたときにフンを部屋中にまき散らしてしまうことになり、免疫力が弱い高齢者やお子さんなどは感染して病気になってしまうことも!
もし、ねずみのフンが原因で人に感染してしまうと『腎症候性出血熱』と発症し、軽症では熱や上気道炎症状、血尿、蛋白尿などですが、重症になると発熱や低血圧、ショック症状、腎不全となり大変危険です。
ねずみを確認できたらすぐに追い出す、または駆除し、エアコン掃除を行ってキレイにしましょう。
参照:ねずみからうつ病気
人気エアコンクリーニング
ねずみがエアコンに侵入する経路は?配管やパテの隙間に注意
ねずみは500円玉の大きさくらいの穴があれば通り抜けられます。
エアコンの場合だと、室外機と室内機をつなぐ配管を通って侵入してくる可能性があります。
また、配管と壁のすき間を塞ぐエアコンパテが劣化してしまうと、そのすき間から通り抜けてエアコン内部に入り込むことも。
今一度、エアコン周辺の環境を見てみて、ねずみが侵入できるポイントはないか確認してみましょう。
エアコン以外にも侵入できるポイントがあると、そこから侵入してエアコンに住み着いてしまうこともあります。
壁に穴が空いている、屋根や天井にすき間がある、下水管を通ってくる、外から換気扇を伝ってくるなどさまざまな侵入経路があるので、ねずみがいそうだなと思ったときはすぐに駆除業者に確認してもらうことをおすすめします。
エアコン内のねずみを駆除・追い出す方法
ねずみがエアコンに巣を作ってしまうと故障や病気の原因になるため、すぐに対処することをおすすめします。
ねずみを撃退するにはどのような方法があるのかみていきましょう。
専門業者に依頼するのが1番
ねずみは菌があるので、プロのねずみ駆除業者に依頼するのが1番です。
自分で駆除するとなると、前述のように菌に感染してしまうリスクがある、生き物を殺さなければならない、死体を見なければならない、さらに処理しなければならないという精神的苦痛が伴います。
ねずみの生体を知り尽くしたプロに依頼することで苦痛なく安全・スムーズに駆除でき、再発防止に関する知識も豊富なので徹底的に駆除することができます。
(関連記事:害虫駆除業者おすすめランキング!しっかり駆除する業者の選び方)
忌避スプレーなどを使い追い出す
専門業者の予約がなかなか取れない、自分でなんとか駆除できそう、などという場合は、まず忌避スプレーなどを使ってエアコン内のねずみを追い出しましょう。
ねずみが苦手なニオイがするスプレーや薬剤を使用することで、ねずみを寄せ付けにくくするというやり方です。
ただし、こうした忌避スプレーや忌避剤は、ねずみがニオイに慣れてしまう可能性もあります。
忌避スプレーなどと併用して剣山などのトゲが付いたものを置いておくと、より忌避効果が高まるのでおすすめです。
毒団子などの薬剤を仕掛ける
ねずみに毒を食べさせて駆除する方法があります。殺鼠剤というもので、通販で入手することができますよ。
食品に混ぜて仕掛けるものや、そのまま仕掛けるタイプがありますが、ねずみのエサをため込む習性がある以上、3日~10日ほどかかることがあるので、根気よく続けるようにしましょう。
また、ねずみは警戒心が強いため、エサを食べるまでに時間がかかることもあるので、1週間は仕掛けた殺鼠剤をそのままにしておくようにしましょう。
それでも警戒して食べてくれない場合は、かじられた食品を上からかけて様子をみてみると良いですよ。
この方だと死体を見ずに済むのですが、屋根裏などで死なれても困る…というのが難点です。
粘着テープなど罠を仕掛ける
ペットや小さいお子さんがいるご家庭など、毒物を使って駆除するのが心配な場合、粘着テープが仕掛けられているねずみ捕りシートや、ねずみ捕獲かごなどを仕掛ける方法もあります。
粘着シートの場合、新聞紙の上に置いておくと、ねずみが新聞紙に乗ったときに足拭きマットのようになり、ねずみの足の裏の汚れが取れてくっつきやすくなりますよ。
デメリットとしては、生きたまま捕獲するので処分しなければならないという点、粘着シートの場合、ヤモリなどねずみ以外の動物や虫が引っかかって肝心のねずみが罠にかからないことがあるという難点があります。
処分方法についてですが、地域によって異なるので自治体の処分方法を調べて適切に処理するようにしてくださいね。
(参照:ねずみ防除読本 東京都福祉保健局より)
エアコンにねずみが侵入するのを防ぐ方法
ねずみがエアコンに侵入するのを防ぐために、自分でできる解決策を3つご紹介します。
ドレンキャップを付ける
出典:Amazon
エアコン内の結露した水を排水するためにドレンホースというものが外に出ているはずです。
そこからねずみなどの害獣・害虫が上がってくることもあるので、ドレンホースの先にドレンキャップを付けて侵入を防ぎましょう。ホームセンターや通販などで数百円で買えます。
ただし、ドレンホースはエアコンの中のゴミも排水とともに流れてくることがあるので、ドレンキャップを付けることで流れず詰まりの原因になり故障する可能性があります。
ときどきドレンキャップを外して詰まりがないか確認するようにしましょう。
壁の穴にはパテ埋め
エアコンの配管周りにはエアコンパテといって粘土のようなものが張り付いているかと思います。
このエアコンパテは劣化していくので、ひび割れしたり縮んだりしてすき間が空き、ねずみやゴキブリなどが侵入する経路となってしまいます。
エアコンパテもホームセンターや通販で入手できるので、すき間が空いている場合はパテ埋めしておきましょう。
(関連記事:エアコンからゴキブリを登場させない対策6つと外へ追い出す方法)
マスキングテープ(防水タイプ)などを使い塞ぐ
出典:Amazon
キッチンや洗面所などの排水管のつなぎ目にすき間が空いていると、そこもねずみの侵入経路となってしまいます。
こうした水回りの配管周りの場合は、防水タイプのマスキングテープを貼ってすき間を防ぎましょう。
換気扇からも侵入するケースがあるので、夜寝る前に段ボールなどで塞いでおくと侵入を防ぐことができますよ。
定期的にクリーニングしチェック!
エアコンは、カビやホコリで汚れてしまうと、冷暖房の効率が悪くなって電気代がアップするので、1年に1度クリーニングすることをおすすめしています。
もし、エアコンクリーニングをする際は、ついでにねずみが巣を作っていないかなど業者さんに確認してもらいましょう。
定期的にクリーニング・チェックすることで、ねずみの侵入を防ぐことにもつながります。
ねずみの侵入が確認できた場合は、フンなどを部屋にまき散らさないようクリーニングで徹底的に清掃・消毒してもらいましょう。
人気エアコンクリーニング
まとめ
エアコンにねずみが侵入してしまった場合、故障や病気になってしまうリスクがあるので、早急に追い出したり、駆除しなければならないことが分かりました。
駆除方法は3つあり、1番は安全に捕獲し処理してくれ、侵入も防いでくれるプロの駆除業者に依頼するのがおすすめです。
自分でどうにかできそうだという場合は、捕獲シートや忌避剤などを利用してみてくださいね。
家には、ねずみが侵入できる箇所がいくつもあるので、配管まわりや換気扇、外の壁などをチェックして防水テープなどで塞ぎましょう。
ねずみが家の中にいるなんて不衛生ですし、夜中にカタカタと音が鳴るのも不気味ですよね。
本ページを参考にして、安全に駆除し安心な暮らしを手に入れてくださいね!