味付けしようと思ったら白だしがない!
レシピに白だしってあるけど代用できないの?
わざわざ出汁を取って白だしを作る時間がない
味付けするときに白だしがないときってよくありますよね。
我が家の場合、白だしって醤油やみりんなどメジャーな調味料ではないので、つい買いそびれていざというとき地味に困ってしまいます。
ここでは、白だしの代わりになる代用アイデアを5つご紹介します!
白だしに何が使われているかが分かれば、さまざまなアイテムで代用が可能なことが分かりますよ。
時間がある方向けに、絶品自家製白だしレシピもご紹介しているので、ぜひ参考にしてピンチを乗り越えましょう!
白だしとは?
そもそも白だしとは、どのような調味料なのでしょうか?
白だしに使われている原材料や、白だしが使われているレシピをご紹介します。
白だしの原材料
白だしとは、昆布やかつおを基本にした出汁に、薄口醤油やみりんなどを加えて作られた調味料です。
メーカーによっては、しいたけや煮干し、アゴなども合わせるなど、さまざまな味わいの白だしがあります。
白だしは、めんつゆと違って、出汁の風味と塩味が強く甘みは控えめ。
色が薄く、出汁の風味や素材の色を活かしたい料理に向いています。
そのままでは味が濃いので、めんつゆのように料理に合わせて希釈して使います。
(参照:白だし Wikipediaより)
白だしが使われるレシピ例
地域によっても違いはあるかと思いますが、白だしは以下のような料理に使われています。
- 煮物
- だし巻き玉子
- 茶碗蒸し
- おでん
- うどん
- お吸い物
関西以南の地域は、白だしを使うところが多いのではないでしょうか。
うどんやおでんのスープに白だしがよく使用されていますよね。
煮物のような素材の色味を出したいとき、だし巻き玉子やお吸い物など色を付けずに出汁の風味を活かしたいときに使われています。
白だしの代用アイデア5選
白だしの代用になるアイデアを5つご紹介します。
家にある調味料などで代用できるので、好みの味に調整してみてくださいね!
めんつゆ
めんつゆにも出汁・醤油・みりんや砂糖などの甘みが入っているので、白だしの代用として使えます。
だし醤油や丼の素のようなものでも代用できますよ!
めんつゆは薄口醤油ではなく濃口醤油が使われているので、料理に醤油の色が付いてしまいます。
家で食べる用など、素材に醤油の色が付いても構わないといときに代用してみてくださいね!
白だしに比べて甘みが強いので、出汁で薄めて塩気を足すと白だしに近い味になるので、時間があるときは調整してみてください。
顆粒だし
粉末のだしの素がある場合、こちらも白だしの代用として使えます。うどんスープの素もOKです。
顆粒だしに薄口醤油で塩気を足し、みりんなどの甘みを少しずつ足して調整してみましょう。
薄口醤油がなければ濃口醤油を色づけ程度に少し足し、塩で調整してください。
うどんスープの場合は、もともと塩気が入っているので、薄口醤油や塩は少量にし、甘みを少しずつ足して調整しましょう。
納豆のタレ
納豆に付いているタレも、出汁醤油に甘みを足して作られているので白だしの代用として使えます。
納豆のタレは、メーカーによってはかなり甘めに仕上げられています。
お皿に1度出して味見をして、塩味と甘みを調整しましょう。
玉子豆腐のタレ
玉子豆腐のタレは、ほぼ白だしと言っても良いのではないでしょうか。
玉子豆腐をストックしているご家庭というのも少ない気がしますが、「ちょうど玉子豆腐がある!」「タレを取っておいた」という場合は、白だしの代用としてぜひ活用しましょう。
簡単にだし巻き玉子を作るときに、白だしがなくて玉子豆腐のタレを使って作ってみたことがありますがすごく美味しくできました。
メーカーによって多少甘みに違いがあるかもしれないので、甘みが強い場合は塩を足すなどして調整してくださいね。
昆布茶
昆布茶は、昆布と塩で作られているお茶です。
出汁は、かつおなどを合わせた方が相乗効果で美味しくなるのですが、昆布茶単品でも十分うま味のある美味しい白だしの代用品が作れます。
薄口醤油と甘み、酒を足して調整し、白だしに近づけてみてくださいね!
【絶品】白だしの作り方。自家製をストックしよう
白だしってメインの調味料ではないので、つい買いそびれてしまいませんか?
もし、出汁を取ることがあったら多めに取っておき、白だしを作ってストックしておくと便利ですよ。
ここからは、自分で作れる自家製絶品白だしの作り方をご紹介!自分で作ると無添加なのもうれしいですね!
白だしの材料
材料
- 鰹節……20g
- 昆布……20g
- みりん……1/2カップ
- 薄口醤油……1/2カップ
- 水……1L
白だしを作る手順
①昆布の表面の汚れを取るために、流水でさっと洗い流すか、固く絞った布で表面の白い物質を落としすぎないように拭きましょう。
②昆布を水に浸けます。夏場は30分、冬場は1時間半漬けましょう。
③水出しの場合は、冷蔵庫で8時間漬けます(12時間を超えるとヌメリが出るのでNG)。
煮出しの場合は、60℃を保ち1時間加熱します(雑味・風味が損なわれる・アク・濁りの原因になるので70℃を超えないようにしましょう)。
④昆布を取り出し70℃に熱したら、鰹節を入れて火を止めて、鍋底に沈むまで3分ほど待ちます(70℃を超えると香りは飛んでしまいますが、イノシン酸が多く抽出されるので85℃まではOKです)。
⑤雑味や濁りの原因になるので、絞らずにていねいに漉しましょう。
自家製白だしの注意点(水の硬度や賞味期限など)
手間暇かけた出汁で作る白だしはとっても美味しいですよ!
私はつい目を離してしまって沸騰させてしまうことが多いのですが、それでも美味しい出汁は取れるので安心してくださいね。
硬度が高い地域では、出汁が取れにくいことがあるので、軟水のミネラルウォーターを使ってみましょう。
出汁を取る時間がないときは、顆粒だしで代用しましょう。
冷蔵庫で保存は1週間以内、冷凍保存で1か月以内に使い切るようにしてくださいね!
まとめ
白だしがなくていつも慌ててしまうのですが、代用できるものを知っておくとこれから安心ですね!
1番手っ取り早いのはめんつゆ。色が濃く付いても構わない場合はめんつゆで代用しましょう。
少量なのでたくさん使うときには不向きですが、1番白だしに近い味は玉子豆腐のタレです。
簡単に作るなら、顆粒だしに薄口醤油とみりんを合わせたものが最適。昆布茶も上品な白だしを作ることができます。
もし、お味噌汁などで出汁を取ることがあったら、ついでに白だしも作ってみるのもおすすめですよ!
料理の代用アイデア