我が家には小学生の子どもがいますが、小学校まで毎日送り迎えをしています。
しかし、毎日送り迎えしていると「過保護かな?」と思うときが…。実際にそういう声もありますね。
ただ、報道されない日本の誘拐事件や行方不明者の数を知ると…どうしても心配になります、、。
ここでは、一般的に小学生の送り迎えはするのか、しないのかの意見や、いつまで送り迎えするのがいいのか、など調べてみました。
結論から言うと大半の家庭が入学後1週間~長くて1か月程度で、送り迎えをやめているようでした。
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小学校の送り迎えはどうしてる?
小学校の送り迎えについてヤフー知恵袋や発言小町などの口コミサイトを調べてみると、以下のような意見が多くありました。
送り迎えしている派と送り迎えしない派の意見をみてみましょう。
送り迎えする派
信号や横断歩道もない場所だから、集団登校や下校の場所まで送り迎えしている。
子どもの不安が強く、途中まで送っていた。帰りはお友達と帰ってくることが多く、迎えは行かなかった。
仕事で送り迎えできないから、おじいちゃんおばあちゃんに頼んでやってもらっている。
怖い事件が多発しているし、防犯のために送り迎えしている。保護者が送り迎えしていると、我が子だけでなくほかの子の防犯になると思っている。
送り出してから犬の散歩がてらしれっと付いていっている。子どもは嫌がっているけれどパトロールにもなるので。
朝は仕事があるので無理だけど、不審者情報によると下校時の声かけなどが多発しているため帰りは迎えに行っている。
昔と違って隣に誰が住んでいるかも分からないようなご時世。子どもの登下校時に何があるか分からないし、何かあってからでは遅いので送り迎えしている。
送り迎えしない派
仕事があるので送り迎えしたくてもできない。
小学校が近いから送り迎えしない。
集団登下校があるので送り迎えできない。集合場所まで付いていき、あとは姿が見えなくなるまで見守っているだけ。
いつまでも親が付き添っていると子どもが自立しないので、1年生だけど送り迎えしていない。
過保護だと思われそうだし、周りの子にからかわれるといけないから、心配しつつ送り迎えはできていない。
ケガや病気以外での送迎は学校から禁止されている。
地域やPTAの見守りや、学校指定の見守りアプリと防犯ブザーなどがあるので1人で行かせている。
地域や家庭の事情により分かれる
送り迎えしている派の意見では、心配なので送り迎えしている場合や、お子さんがまだ不安なので送り迎えしているという声が多くありました。
送り迎えしない派の意見では、仕事でできない、過保護になる、学校が禁止している、集団登下校があるなどの理由で送り迎えしないとのこと。
地域や家庭によって送迎事情は大きく異なっていました。
我が家の子どもが通う小学校の場合、停める場所がなく通勤ラッシュの妨げになるので車や自転車の送迎は禁止ですが、徒歩での送り迎えはOKとなっています。
ほかの時間帯やほかの門から登校するお子さんについては分かりませんが、送り迎えしている保護者の方は割と多く、登校時間5分の間に10人は見かけます。
(関連記事:子どものお留守番は何歳から?徹底したい留守番時の安全ルール9選)
小学校へ送り迎えすることのメリットとデメリット
子どもを小学校へ送り迎えするのに、どんなメリットやデメリットがあるのか、主に小学校低学年のお子さんを持つママさんの声をリサーチしてまとめてみました。
メリット
- 子どもも安心するが、何より自分が1番安心する。
- 危険な場所を教えることができ、事故の心配が少なくなる。
- 朝は忙しいけれど送るときに少し会話する時間ができるのがうれしい。
- 不審者から子どもを守れる。
- 我が子だけでなくほかの子も注意して見ることができる。
- 地域のパトロールにもなる。
我が家は送り迎えする派。地域の防犯情報を見ると、下校時の声かけといった不審者情報が多いんです。
高学年になれば遠くから見守る形になるとは思いますが、何かあったときに絶対に後悔したくないので、誰かに過保護だと言われようが子どもに嫌がられるまで送り迎えは続けるつもりでいます。
お仕事している方だと、朝は忙しくてなかなか子どもとしゃべる時間がないと思うのですが、学校へ行くまでの少しの間、コミュニケーションを取れるのは最大のメリットですよね!
また、送り迎えすることで交通事故の心配が減りますよね。
保護者による送り迎えが増加したのと反比例して子どもの交通事故が減ったとイギリスのデータがあります。(参照:The Lighthouse Keeper)
日本では横断歩道での事故も多発しているので、送り迎えができるとその点は安心しますね。
デメリット
- 子どもが友達と登下校できない。
- 過保護だと思われる可能性がある。
- 子どもが友達にからかわれたり、いじめられたりする可能性がある。
- 仕事をしていると送り迎えが大変。
- 子どもの自立を妨げる可能性がある。
- 車送迎だとほかの保護者と時間が重なった場合、渋滞に巻き込まれて時間が取られる。
インターネットで送り迎えについて調べてみると賛否両論。なかでも、過保護だと思われるのではないかと周りの目を気にしている方が多いように感じました。
確かに6年間という長い小学校生活の中で交友関係など気になりますが、周りの目を気にして毎日心配するよりは、子どもを守るという自分の考えでやっているんだ!と自信を持つことが大切ではないでしょうか。
周りの人は口では何とでも言いますが、もし我が子に何かあっても責任が取れるわけではないので、自分の責任で子どもを守るようにできたらいいですね!
次に多かったのが、子どもの自立を妨げる可能性があるので送らないという意見。
人それぞれ考え方は違いますが、1人で学校へ行っていても自立していない、知性、精神面などに問題があるお子さんは多いので、送り迎えしているから子どもが自立しないというのは私はよく分かりません。
ですが、お子さんのことを1番理解しているはずでしょうから、成長をみながらお子さんと話し合って判断していくのが1番ですね!
(関連記事:リビング学習はいつまで?子どもの気持ちや成長に合った学習環境を!)
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小学校への送り迎えする場合の注意点
小学校へ送り迎えする際は、子どもだけでなく周りにも注意しなければなりません。
また、自転車で送り迎えしている方を見かけますが、小学生の子どもを乗せるのは実はNGなんです。
小学生は自転車に乗せられない(法律違反)
送り迎えする際に、1~2年生のお子さんを自転車の後ろに乗せて送っている保護者の方を見かけますが、実は小学生を自転車に乗せて2人乗りするのは法律で禁止されているんです。
そもそも自転車の2人乗りは禁止されていて、例外として幼児は条件付きで乗せても良いということになっています。
道路交通法では、
- 16歳以上の人が6歳以下の子どもを専用座席が付いた自転車に乗せることができる。
- 幼児同乗用の専用自転車の場合は、幼児2人まで乗せることができる。
となっており、小学生を乗せることは交通違反になってしまうので注意しましょう。
車の送迎は交通の妨げにならないようにする
車で送り迎えできる小学校の場合、小学校に入る車が原因で渋滞しませんか?
朝は通勤ラッシュで急いでいる車が多いため、周りの迷惑になることがあります。
クレームが入れば車での送り迎えが禁止になる場合もありますし、急いでいる車との交通トラブルが起こる危険性も。
渋滞に巻き込まれると自身の仕事も間に合わない可能性もあるので、時間をずらす、お子さんを送ったら速やかに車を移動するなど工夫しましょう。
いつまで送り迎えするか期間を決める
子どもの成長を考えると、いつかは送り迎えをやめなければいけませんよね。また、親としても忙しい朝に毎日送り迎えする時間を確保するのは難しいもの。
そのため、送り迎えをいつまでするかをあらかじめ決めておくのがいいです。
一般的に多いのが小学校入学後の1週間だけ、次いで1か月ですね。そのあたりを過ぎると送り迎えする家庭もパタリといなくなります。
なので、送り迎えをいつまですべきかは、入学後1週間から1か月程度が目安ですね。
海外だと子どもの送り迎えは当たり前
日本では、子どもが1人で登下校するのは当たり前の風景ですが、海外の方から見ると衝撃の光景だとか。
国によっては、13歳以下の子どもが1人で外出するのを禁止する法律があるところもあるので驚くでしょうね!
オーストラリアでは、車で小学校へ送り迎えするのが当たり前。
イギリスでは保護者同伴で登下校しており、小学校3年生までは100%親が付き添って小学校へ通っているとのこと。(スクールバスもあり。)
アメリカではスクールバスでの登下校や親同伴での登下校が主流。
香港では15歳まで厳格な保護義務があり、子どもが1人で留守番していることが分かると、レスキュー隊が窓ガラスを破って安全を確認することがあるとのこと!そして親権を剥奪されるそうです。
これは、交通事故が多い、誘拐などの犯罪が多いという理由からなのですが、日本はこうした事故・事件が少ないと思っている人が多いのと、スクールバスなどの整備が整っていないのが問題のようですね。
日本は大丈夫?実は未成年の行方不明や誘拐事件が多発…
実は私も少し前まで日本は安全だと思っていたうちの1人。
キャンプ場で行方不明になったお子さんのニュースを見ても、誘拐や行方不明事件などはめずらしいことだと思っていました。
ですが、twitterを何気なく見ていると、日本での子どもの行方不明事件が多いこと!
しかも、ニュースで全く報道されておらず、警察庁のホームページを自ら確認しなければ真実が分からないことに驚きました。
『警察官のコラム』で日本の子どもの行方不明者についての記事がありますので、ぜひご覧ください。
意外と多い?国内の子どもの行方不明者の数
その子供が今危険な状態👀
【9歳以下の子ども行方不明者数推移(2006-2019)】※日本国内 https://t.co/pDaPUqXAkK @YouTubeより https://t.co/Jx979Xw6i4 pic.twitter.com/HL7ao8ocIv
— Mr.Raindrop.エリザベス (@Mr_Raindrop369) January 13, 2021
海外では誘拐されると性犯罪に巻き込まれるだけでなく、人身売買や臓器売買などに利用されると聞きますが、日本ではこうした報道がないので危機感が全くありませんよね。
ですが、日本でも9歳未満の子どもが誘拐され行方不明になる事件は多発していたんです!
警察庁のホームページを見ると、令和元年では9歳以下の子どもの行方不明者数が1,253人となっています。
1,253人分のニュースを見ましたか?見ていないですよね。さまざまなニュースの裏では、こんなにも多くの行方不明事件が隠れていたんです。
2020年には誘拐未遂事件があった…
中国国籍の女を逮捕 小学生を誘拐しようとしたか 2020.7.11 SBShttps://t.co/aH6zrAstLp pic.twitter.com/iCnoUqo5YR
— 吉田康一郎 (@yoshidakoichiro) July 11, 2020
こちらの事件は2020年7月に起きた誘拐未遂。
中国籍の女が下校中の児童の腕を引っ張り、車に連れ込もうとした事件でしたが、大きく報道されることはありませんでしたし、その後この女がどうなったのかも不明です。
中国人の女は、日本の子どもを誘拐してどうしようとしたのでしょうか。
中国でも人身売買や臓器売買が行われていますし、中国人は日本に大勢来日しているので心配になります。
もちろん中国だけでなく、このような犯罪は世界的に行われています。
そして、もし行方不明になったとしても、大きく報道されなければ手がかりを掴むことさえ難しい状況になってしまいます。
海外へ連れて行かれれば捜査がむずかしくなることは容易に想像できますね。
日本は安全だという意識は、とっくに捨てなければならない時代になっているのです。
送り迎えができない場合の対処法
送り迎えしたくても体調を崩してしまった場合や、仕事が忙しくてできないなどというご家庭もあると思います。
また、体調が悪かったり仕事で遅れてしまったりすることがあった場合の対処法をご紹介します。
子どもに防犯ブザーやGPSを持たせる
子どもの登下校中に何かあっては心配なので、防犯ブザーを持たせてみてはいかがでしょうか?
地域によっては市の教育委員会やPTAなどから支給されることもあります。
お子さんと使い方を練習して、万が一のことが起こった場合に作動させることができないということにならないようにしましょう。
また、キッズケータイもおすすめ。キッズケータイにも防犯ブザーが付いていますし、見守りアプリで子どものだいたいの居場所が分かるので安心です。
(関連記事:子ども用GPSおすすめ12選を比較!安心・使いやすいのはどれ?)
友達と一緒に下校する
いつも送り迎えをしていて、その日はどうしても送り迎えできないという場合は、あらかじめお子さんに友達と一緒に登下校するように伝えておきましょう。
お友達の保護者の方と連絡が取れるのであれば、直接お願いしておくと安心ですね。
友達と一緒なら道に迷うこともないでしょうし、不審者がいた場合に誰かに知らせることができます。
送迎サービスの利用
仕事の都合などで送り迎えができない場合は、家事代行の送迎サービスを利用してみましょう。
家事代行の送迎サービスは、主に塾など習い事の送迎になりますが、家事代行サービス業者によっては小学校の送り迎えを行ってくれる場合があるので、まずは電話して相談してみましょう。
小学校へ送り迎えしてもらう際はスタッフが不審者扱いされないよう、あらかじめ小学校側にも家事代行サービスの方が送り迎えすることや、スタッフの顔写真や名前などを伝えておくようにしましょう。
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まとめ
小学校の送り迎えについては、ママ友に聞いたりネット掲示板などを見たりしても、本当に賛否両論で万人が納得する正解はありません。
いろいろな意見があって当たり前で、過保護だといわれようが放任主義だといわれようが、それは自分の意見なので周りに振り回される必要はないのです。
何より大切なのは、お子さんの様子をしっかり観察すること。お子さんの成長に合わせて送り迎えが必要か否かを決めれば良いと思います。
解説したように、日本でもこれまで子どもの行方不明者は2万人ともいわれており、この2万人がいなくなったという事実を私たちは少しも知らされていないのです。
報道がされていないから日本は安全だと思い込んでしまうのは危険。ニュースなどの報道を鵜呑みにせず自分でも情報を掴みにいくことが大切です。
もし、仕事などの都合で送り迎えができない場合は、ご紹介した対処法や、子どもだけで心配であれば家事代行サービスを依頼してみてくださいね!